余韻 | アマヤドリ

余韻

切れ切れに訪れた眠りを夢が支配する。
あんまり幸せな夢でまるでお伽話みたいにあったかい光に包まれていたから、今その余韻をどうしていいかわからない。

今聴いているこの、東欧の音楽の空気のけだるさのさなかに、心だけがまだいる。
だめだ、イメージトレーニングどころじゃない。
ちゃんと世界を作っていこうと何回も聴いているけれど、小さな冷たい手がふと私の心をさらってゆく。

もしも。
をずっと考えているけれど、この景色が流れていくのと同じくらい確実に届かなくなるものはあるのだ。
わかっているのに。

今の私が不幸せなわけじゃ決してない。


とにかく今は踊ろう。
これすら失くしたら私は本当にばかだ。