アマヤドリ -366ページ目

あらいぐまのはなし

子供の頃持っていた絵本であらいぐまの話がある。
夜中に、あらいぐまの親子が川に行きざりがにを獲って食べる。

そのざりがにがとってもおいしそうで、私は子供の時にレッドロブスターというお店にどうしても行ってみたかった(今だに行った事がない)。

…覚えているのはそのシーンだけ。全然それがメインの話かも記憶にない。

絵本、と聞いていつもこの絵本の事を思う。

あれはなんていう絵本だったんだろう。

またこの絵本にめぐり合えるだろうか。

魔物の棲むその場所に

本番2日前にして足首を傷める。
頑丈な私の中の唯一のウィークポイント。

やっちゃったかぁ…とおもって病院に行ったらアキレス腱ではないとのこと。少しほっとするが、これは疲労だから休まなければひかない痛みらしい。

だから、本番なんだってばお医者さん

今日は大事をとってお休みにしたがキモチが焦って仕方がない。まだ昨日振付けがかわったばかりでやったことのない動きもあるのだ。
ぶっつけ本番なんて初めてだ。私は舞台に関しては真面目で、できないことなど絶対に残しておかず自信がつくまで練習して立ってきたから。
それができないのは正直にいって不安だ。
でも仕方ない。
イメージトレーニングしたり、動ける部分だけ軽く動いておこう。


本番は舞台大好きな私なので痛みも忘れ、踊れると思う。そう信じる。

痛みとか、自信がないとかいうことに負けたくない。
だって舞台大好きなんだもの。
遠くから時間を作ってみに来てくれるお客さんに楽しかったって思ってもらいたい。

舞台にあがれることを考えると胸がいっぱいになる。
苦労してつくりあげた作品。毎日積み重ねた思い。
それがちゃんと空気に溶けて、伝わりますように。

舞台上のみんなを助けてくれますように。

蔦の絡まる樹海

ラプンツェル、という題名で日記を書いたら、Coccoさんのアルバムにそんな題名のものがあると教えててもらった。
Coccoは何枚かCDを借りた事があるのだけれど、これはなかった。今度借りてみよう。


幼い頃から魔女に高い塔に閉じ込められている少女。
「髪をたらしておくれ」と呼びかけ会いにくる母とラプンツェルを見てその合言葉をささやく若者。


そんなようなイメージが、どうして女の子はすきなのだろうな。

私は、こんなに髪が短いのに。



アーティスト: Cocco, こっこ, 根岸孝旨
タイトル: ラプンツェル

空の下、額を寄せる

久しぶりの雨だ。
雨の日は色んなものが湿気るから困るけれど、このにおいと空気が好き。
吸い込むとこのしんと染まる感じが。
見上げると降りてくるような灰蒼の静けさが。

きっと子供の時にはこの静けさをごまかす為に水溜りをぴちゃぴちゃやった。
でも今はいい。
雨粒に全部吸い込まれて、水の音だけで空間が埋まる。
そうすると、私も満ちる。

雨に唄えばじゃないけれど、ひとり笑ってみたりしたくなる。
傘の下は私だけの空間だから。

ちょっと閉じ込められた私たち。

雨の日は親密になれる気がする。



ラプンツェルの塔を捜して

とても素直じゃない自分。
でもじゃあ素直って何?
と問い掛けるとわからない。
引っ込み思案にならない自分?相手のことを考えずに甘えること?辛いからって悲しいカオを隠さないこと?

そう、それは素直とは違う。
問題なのはこんなことばかりがすらすら出てくる今のこのひねくれた気持ち。
開き直ってどうしようっていうんだろう。


でもこうやって思い切って動かなければ、こんなに捩れてしまった私が届かない気がして。
もつれた私をもう面倒臭いと投げてしまうかもしれない、その恐れよりもたぶん、私はまだ自分を買い被っている。

大丈夫、まだ手が届く。
おおぃ、って森の入り口に立って呼べば、また走ってきてくれると…
そうきっと思ってる。

本当は恐いから。

ギリギリを手探りして怪我をしないことを確かめようとしてる。


私は傲慢だろうか。