初日終了
…無事…?
ではありません!まったくもってたいへんでした!
本番前、本番に使う道具やらがいっぱい入ったトイレ(楽屋がとても狭いため荷物をトイレに入れていたのです)が内側から開かなくなり、もうどうもがいてもダメでこれはドアを破壊するしかないか…?というビッグなハプニングがありました。
幸い役者さんとスタッフさんの懸命のレスキュー活動によりドアを固めていた大きな姿見をどけることができ、ぎりぎりゲネに間に合ったのでほっとしましたが…。
こわいこわい。
なにがあるかわからないから、本当に本番は恐いです。
でもやっぱりなんとかなるんだなぁ、不思議なことに。と、のんびりしちゃってまた次へと反省が受け継がれないのが私の悪いところなのですが……
今日はキャパ以上にお客さんが入ってくださったため、きっとぎゅうぎゅうでつらかっただろうな…と思います。おしりが痛くなってしまった方、ごめんなさい。
でも役者たちのテンションはおかげさまであがりました。
私もとても楽しく、いろんなことを感じながら踊ることができました。
しばらく大きな舞台でしか踊っていなかったから、自分達で何もかもすることの感覚を忘れていて、そっか、座布団敷いたり玄関を掃除したり、やることはいっぱいあるんだ、と新鮮な気持ちになりました。昔は私も照明吊りを手伝い、リノリウムを敷き、客席を組み立て、受付のおつりを銀行に作りにゆき…と走り回っていたのに。すっかりその感覚が鈍っていました。
ストレッチして、体と気持ちをつくるだけじゃ舞台は始まらない。
でもそういう細かな作業をしているうちに劇場やもちろん仲間や、スタッフさんたちにも愛情みたいなもの(愛情というと大げさかしら…でも、そうなの)が沸いてきて胸のなかがちいさく震えました。
小さい小屋だからちいさい震えもきっと伝わって、私が感じた愛情みたいなものがお客さんみんなを包んでくれるといいな。
と、また単純感動屋さんみたいに思いました。
私にしかできないことをちゃんとしてゆきたい。
今日強く思ったこと。
私にしか、っていうその部分は奢りみたいに強い、はねのける種類のものではなくて。
私のなかでちゃんと生まれ光をあてることができて、それがなんらかのかたちで誰かに、どこかに伝わるようななにか。
明日、明後日も頑張ろう。
来てくださる方はあんまりお天気がよくないみたいだから暖かくしてお出かけくださいね。
夢/おばあちゃん
夢のメモから。
スーパーの二階のようなところで買い物をする。レッスン着とかちょっとした部屋着とか掘り出し物の服とか。総額1万円くらい。
ふとおばあちゃんの存在を思い出す。
私は一つ自分の買い物を諦めおばあちゃんに何か買ってあげるから選んでいいよと言う。
その間に1階に下りスムージーを飲む。
小学生がその飲み放題のスムージーに興奮し機械を壊している。仕方なく隣のものを飲む。
飲み放題といっても2杯までだった。それで635円。高いんじゃないの、これは逆に?と思う。
2階に戻るとおばあちゃんは5万円くらいの黒い革のバックに決めていた。
このスーパーでそんな買い物しちゃうの?とおもったけれど今までおばあちゃん孝行らしいことは何もしていない。カードで払えれば問題ないやと、買ってあげることにする。
ストロベリーチョコ、本番
構想としては今年のはじめからなんとなくイメージしていたけれどちゃんと合流したのは2週間前。
私の我儘なスケジュールに耐えてくれた演出家、それから共演者Mちゃんに感謝です。
演出のNさんは前から友達なのだけれど、初めての私の稽古姿がちょっと意外だったらしい。もっとはしゃぐひとだと思ったみたいです。
確かに。
今回私は終始無口だったかも。
いつもの人見知りのせいもあるけれど、なんとかこの初のコラボレーションを成功させたい、という真剣さ、もある。
いやぁ、でも私、イメージよりもずっと真面目で根はおとなしいんですよ。(Nさん向けメッセージ。)
稽古は楽しかった。
久しぶりの小劇場。
新しい仲間。
Mちゃんはとびっきり可愛くて妹にしたいし。(ペットでもいいな…w)
昨日の飲み会で、もうひとつの作品の出演者とも少し話せたし。
私の原点。
何を感じるだろう。
楽しもう。
発見しよう。
12月10日 のあれこれ
やまだ親分とくにぃ、それからバブちゃんがホノルルを走るはしる。(エプロンくんの出走は果たしてあるのか?)
青剣さんは六本木でイベント。
友達のともだちは結婚式。
そして私は明日からの本番を控えて最後の追込み。
今日衣裳ができあがるのでそのこともとっても嬉しく、どきどき。
だってずっと、最初に衣裳さんとして私がお願いするとしたらこのひと!って、想いをつのらせていたひとだから。
忙しかったのに、ありがとう…。本当に感謝。
この仲間と稽古できるのもあとわずか。
楽しかったな。
新たな一歩でもある。
いっぱいいっぱい、今日は感じよう。
★ ★ ★
エプロンくん、ついにハワイデビュー。
詳しくはエプロンくん日記にて。
熱海/雲に溶ける断片
稽古の途中で満月を見上げていた。
自分の中で産むことにあたまがちょっとだけぎゅうぎゅうになってきたから外に出て、頭と熱くなったほっぺを冷やした。
これから昇ってゆくオリオン座のすぐ近くにまん丸の月があって、夜の闇が灰藍に照らされていた。私の足元には影さえ出来ている。明るい夜。
じりじり月が回りだすみたいに見えるまでじっと見つめて、この月も、このオリオン座のならびも、今の私たちにしか見ることができないんだ、と思うととても静かな気持ちになった。
特別な時間、特別な存在。
ドイツで読んだ本を思い出した。
ベストセラーになった本なのだけれど、その本を読んで涙が止まらなかったこと。
その本からもらった、だいじなだいじなことば。
そうだ。この時も私は生まれ変わったみたいな気持ちになったんだった。
なんて年だろう。
ドイツの大事な友達にあいたい。
★
写真の月は5日の月だから満月+1日。
一緒にこの月を見た友達は自分で写真を撮ることはほとんどしない人で、私がカメラに夢中になっているのをにこにこ見ている。
ほら、綺麗に撮れたよ。と見せると、にこにこそれを見てくれる。
★
寒かったからかドライアイスの煙みたいに粒が細かく、濃い雲だった。
地上は風が強く吹いているのに雲のあるあたりはしんと静かで、でも気づくと雲の形がさっきとまるで違う。風以外のものに形を変えられているみたいだった。
毎日同じものを見ているなんていうことは絶対にない。
ただ細かいことを見つけられていないだけ。目にうつしているだけで、本当に見えていないだけ。
面白いものや美しいものは、そんなに特別じゃなくどこにでもある。
…というか、なにもかもが、特別なんだもの。

