アマヤドリ -111ページ目

北へ、衝動/26.Feb


長い列車では席料がいるみたい。
ユーレイルパスを持っていても、その上に長距離料金を取られる。席のクラスによって料金も変わるから、結局は2ndクラスに移動。だけどとても快適。


雪がすごいことになってきた。
さっき、北キツネを見た。ベルリンに住んでいたときに家の近くで見た北キツネを思い出す。
だけどここはあそこよりはるかに北なのだ。
そのうちトナカイを見るかもなあ、とわくわくする。

席の料金を払うときに女性の乗務員さんが、スウェーデンクローナを持っていなかったからユーロで払う、と言うと、ユーロは割高だから、もしカードを持っていたらそれで払ったほうがあなたが得よ、と教えてくれる。
じゃあ、とカードで払おうとするとどうしても彼女の持っているマシンが作動しなかった。
誰か他の人がきたら、このマシンのせいでまだ払ってないって言ってね、と、立ち去ってしまう。

外に、電車の長さくらいのIKEAを見る。
そうだよね、ここは本場なんだ。

電車が進むにつれ信じられないような景色がひろがる。…信じたくない、というべきか。
なにしろ私は東京でも歩けるような軽装で来てしまったのだ。
それなのに、この、大地を埋め尽くし押しつぶさんばかりの雪…。
広いひろい土地に誰も踏んでいない雪、幾重にも折り重なる倒木、黄色く凍った川。
また、覆う雪。
雪は大地にどんどん降り、押しのけられたはしっこが川の上に分厚い庇を作っている。
その分厚さにちょっと恐怖をかんじた。
私はなんというところに来てしまったのだろうか…と。
もしかしたら凍死してしまうかもしれない。今までのように、あてもなくふらふらしてたら凍り付いてしまうかもしれない…と、本気で焦った。


何故、こんな遠くまで、お金もかかるし仕事先にも迷惑をかけながらやってきてしまったのだろう、と思う。
この想いはいまやしょっちゅう頭にのぼるようになった。
後悔ではない。だけど。
こんな風に行く先のこともよく知らず、突然に、なんのあてもなく、たえず心臓をどきどきさせて、ずっと孤独だけを道連れにして。

サン・テグジュペリはかもしかを飼っていた。
彼女は小さいうちに囲いの中につれてこられて、狼の恐ろしさも、どこまでもまっすぐ走ることも知らない。
でもあるとき、その小さな頭で柵をぐいぐいと押し始めた。
彼女は自分のなかに沸き起こる衝動がなんなのか、もしかしたらわからないままかもしれない。


来てみたかったんだ、
ただこの雪、切り株、黒い樹がずっと続くだけだとしても。

夢/未来の福岡、並列を写す

昔住んでいた福岡の夢。

駅から出るとレンガでできた豪邸があって、そこを抜けるとうちがある。
母があら、もう抜けられなくなったのかしら、というのでのぞきに行くとちゃんと脇道として階段がうえへ伸びていた。
天気のよい日でその階段の手摺りの鉄の匂いがする。

高台にあがって見渡すとすっかり変わった懐かしい場所。
一番に景色のよいところまで登りつめた私は、福岡タワーは福岡ドームと一緒に移動したんだよ、と父に言う。そんなまさか、と父は言うも、眺めの中にタワーがないことに気付いて、ほんとだ…とつぶやく。

未来の都市のようになっている。
斜めに突き出した槍のようなたてものは鈍い虹色に輝いている。
単純な色に塗り分けられた細いタワー状のたてもの。
だけど雲や空だけは、なににも影響されず昔のまま。
濃い青と洗いざらしみたいな白で街を圧倒していた。

私はカメラを出してあちこちを切り取る。
見たことのない未来のたてものも、ソフトクリームやさんのただ白いアイスの部分も、公園に並ぶ七色の椅子も。
撮るたびに母に見せて面白いねー、ということばを期待する。

乙女バトン

なおやさんからいただいたバトンです。
長らくお待たせしてしまってごめんなさい。

 
【乙女(ロマンチストボーイ)バトン】        

【1】ときめく○○な人、3人 〇〇=きらきら
 ここ最近接している、一緒にものをつくったひとびと(舞台も、WSとかも)。
 久しぶりに再会できるであろうともだちたち。

【2】嫌いな○○、3つ 〇〇=こと 、物 、人
 悪口 絶望 怠惰な自分

【3】お金をかけられるもの3つ
 遊び 本 舞台

【4】好きなもの3つ
 外務省の植え込み チョコレート 最近感じる空気や光のいろ

【5】今欲しいもの3つ
 いちいちフリーズしないパソコンとスキャナ ごついヘッドフォン しなやかなこころとからだ

【6】バトンを受けとってくれそうな5人
 sayakoちゃん(忙しい?)
 ちゅんちゅん(同じく、忙しい?)
 fokt.くん(おもしろそー。…でも、忙しかったらごめん)
 nosubjectさん(バトン頂いたから、私からも。)
 スニフさん(どうかしら??)

【7】その5人を色で例えると
 sayokoちゃん:淡いクリーム色なんだけど、かき氷のメロンみたいに溶けかけの薄いグリーンブルーが混ざってる。
 ちゅんちゅん:白に、かっきりしたクールなオレンジ。でもこれが、ワインレッドになったり、温度の高いアイスブルーに変化したりする。
 fokt.くん:紫とブルーと黒のマーブル。
 nosubjectさん:明度の高いビー玉に入ってる緑と飴色。
 スニフさん:シャーベットみたいな質感の、でも温かみの強いクリームイエロー。

【8】近付きたいから
 手を伸ばす

【9】嬉しいから
 とにかくにこにこ

【10】好きだから
 まっすぐ見つめる

【11】愛しいから
 包みたくなる

【12】かわいくって
 ぐりぐり♪

【13】恥ずかしくて
 てんぱっちゃう

【14】もどかしくて
 ぎゅっと目を瞑る

【15】会いたいから
 走り出す


まわしたみなさん、忙しくなかったらで、暇なときでいいからね☆
8~15ってなんだかゴロがいいようにしたかったんだけど、できませんでした。

***

友達にもらった写真。
私が、ほんの一瞬落ち込んでいた時に元気付けようとしてくれて。

photo.jpg

おさまる。

ちゃんと会社のひとと話してたくさん誤解があったことがわかった。
えもいわれぬ不安や噛み合わなさがそこにあったことが判明して、それをきちんと話して解いたので一見落着しそう。
黙って自分一人で責任を引き受けることだけが正しい有り方なわけではないな、と思った。
噂って恐いから。

話下手な私のことをちゃんと信頼してくれるひとのもとで働けて幸せだと思う。感謝しなきゃな。
だからこそ頑張りたいし、だけど散々迷惑をかけたぶん、自分の大事なことも疎かにはするまい。

踊るぞー!

やっぱり何もかも手放したくない。
手放したくないものだからいくらでも苦労しよう。
…苦労って変か。
好きなことをできることは苦労じゃないな。

よし。

ジョウロでお水を

落ち込むと、次の日にはもうに元気になって張り切れる。
便利な性格だなぁ。
なので今日は気持ちもこのお天気みたいに晴れやか。

もやもや日記を読ませてしまってごめんなさい。


外務省の脇の植え込みに愛情をつのらせつつ、通勤帰宅。
帰ると最近会っていなかったちゅんちゅんが必死な顔で髪を逆立てつつ飛んでくる。痛いいたい、ご挨拶。
いつものカフェの植物は煙草の煙にもめげず今日もぴんぴんしてる。

おおくのものに愛を感じることを、少し思い出した。


最近夢をみない。
昔は3本立てくらいで見ていたのに。
夢のなかじゃなくて現実で消化・昇華しなきゃいけないことがたくさんあるからだ、きっと。

友達がシンガポールから帰ってきたし、来週はドイツからも帰ってくる。


夏がはじまる。