旦那さんに覚悟して伝えた「あること」 | 魂と共鳴するピアニスト 千代音のブログ

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インスピレーションで見えるもの見えないものを描き奏でる、ピアニスト、アーティスト。
音色、言葉、対話、アートを通じて、ご縁ある方の魂の声と寄り添いながら、人生の豊かな変容、変革のお手伝いをしています。

こんにちは。

 

千代音です。

 

 

数週間前に投稿した、

 

私の旦那さんのことを初めて書いた

 

縁の下の力持ち」の記事を

 

今も読んでくださる方がいらっしゃいます。

 

 

ありがとうございます。

 



 

私自身、私と旦那さん間のことだけでなく

 

普遍的なパートナーシップのギフトとしても

 

意識を向けて書いていたので

 

読んでくださる方に共鳴して

 

それぞれのギフトへ

 

繋がっているといいなと感じています。

 

 

さて、そんな旦那さんとの関係性を

 

今も大切に築かせてもらっているのですが

 

先日、ある「宣言」を、

 

離婚されるかもしれないことを覚悟で

 

旦那さんに伝えたんです。

 

 

それはなんでしょう。

 

 

過去のブラックな出来事でしょうか。

 

 

いえいえ、旦那さんには私の過去は

 

だいぶオープンにしているので違います。

 

 

 

 

何かスキャンダル的な?

 

 

私、嘘をつくと

 

顔にも態度にも出るタイプなので

 

それも今のところないですね。

 

 

 

それはね、

 

 

「旦那さんから好かれたいがために、

 

もしくは、嫌われたくないと思って、

 

自分が本来したいと思わないことを

 

無理してすることを一切辞めます」

 

 

という宣言です。

 

 

言葉を変えると

 

 

「自分がやりたくないなと思うことを

 

無理してやっているなと

 

嫌々しているなと思うことは、

 

やりたくないことを正直に伝え、

 

そして、本当に家族のためにやりたいと

 

内側から溢れてきたことのみを

 

心をこめて大切に行います。」

 

 

という宣言です。

 

 

 

以前の投稿で、

 

私は、日々の料理を

 

コンスタントに作ることが

 

苦手であることを書きました。

 

 

それでね、

 

それは何か集中したいものがあったり、

 

家族の心身の健康に関することが起きると

 

非常に顕著になります。

 

 

 

ここ一年は、

 

実家の父が脳出血で何度も倒れて、

 

また、実家の母も心が不安定になりがちで

 

両親のケアに気持ちが集中しがちでした。

 

 

それに加えて、

 

父のことがあったからこそ

 

私自身が、お仕事を通じて、

 

そしてこの人生で受け取ったギフトを通じて

 

このいのちを最大限に

 

この世界にいかしたいと願ってから

 

エネルギーの向く先が

 

ますます変化をしています。

 

 

要するに、端的に言うと、

 

日々の料理がますます

 

作れなくなっているのです。

 

 

我が家は、

 

2歳と5歳という、

 

まだまだ小さい子どものいる家庭です。

 

 

 

ある意味、家庭によっては

 

特にひと昔前のことを考えると

 

奥さんが料理を作れなくなるなんて

 

大問題です。

 

 

 

そして、この今も、旦那さんが、

 

私がキャパオーバーした分の

 

日々の食事を作ってくれています。

 

 

その上でのこの宣言。

 

 

私自身、とんでもないこと言ってるかもと

 

どこか思う自分もいながら、

 

自分に対する行いも

 

自分の周りに対する行いも

 

純度をあげたくて、

 

もう自分にも周りにもますます

 

嘘をつきたくなくて、

 

やりたいことに、

 

100パーセント、パワーを注ぎたくて

 

怖いながらも、

 

旦那さんに伝えました。


 

「もう、偽りのいい人になって


何かするのは一切やめます」って。


 

私ね、旦那さんと結婚しようとなったとき

 

入籍前に、お試し婚をはじめたんですね。

 

要するに同棲です。

 

 

これは、旦那さんからの提案で、

 

旦那さんのご両親は、

 

これまでに様々なことがあり、

 

別れている事情もあって、

 

実際に私たちが一緒に暮らしてみて、

 

本当に無理がないか、

 

私たちが本当に

 

一緒に暮らしていくことができるのか

 

試してみてから

 

実際に結婚を決めようという

 

思いからでした。

 

 

実際に暮らしてみて

 

数ヶ月後に旦那さんから

 

プロポーズをいただいて、

 

私たちは入籍しました。

 

 

一見、

 

よかったね、パチパチパチ♪

 

です。

 

 

でもね、そう至るまで、

 

そして結婚してから、私の内面は、

 

こんなふうになっていました。

 

 

彼との同棲中は、私は当然、

 

彼が大好きですし、

 

結婚したいと思っているわけです。

 

 

当然、結婚を前提とした同棲でしたし、

 

彼も、真剣に向き合ってくれていることは

 

彼の態度から見えていました。

 

 

でもね、私のなかに、

 

どこか数パーセントの不安があったのです。

 

 

ありのままの私でいて

 

嫌われちゃったらどうしようって。

 

結婚してもらえなかったらどうしよう

 

私、ひとりぼっちになったら嫌だようって。

 

 

 

同棲中、私は、今まで全然していなかった

 

お料理を、それはそれは頑張りました。

 

(お菓子作りとエスニック料理作りは

 

元々好きで、経験が長いので楽々でした。

 

でも、旦那さんはお菓子は

 

あまり食べないし、和食が好みです。)

 

 

私は30歳過ぎまで実家でのんびりと

 

一人っ子として、

 

マイペースに生きてきた人間だったので

 

お掃除や洗濯も、実家で多少はしても

 

ちゃんと毎日なんて

 

やってきてないわけです。

 

母についての記事で書きましたが、

 

独身時代、私は母とぶつかりすぎて、

 

何か私ができないことに対して

 

母に教えてもらおうとすると、

 

たいていお説教になってしまうので

 

家事を穏やかに教えてもらえる

 

機会を自ら逃していました。)

 

 

 

そんな私は、彼に愛される

 

「いい奥さん」になろうと

 

必死でした。

 

 

実際に、彼からプロポーズをいただいて

 

入籍して長女を妊娠するまで、

 

自他共に、幸せな生活を

 

歩めていたと思います。

 

 

でもね、そのとき、私は

 

「あること」にとても悩んでいました。

 

 

当時は東京の八王子を拠点に

 

音楽や絵の活動や

 

心理カウンセリングなどで

 

お仕事をさせていただいていましたが

 

なんだか、パワーがフルに

 

出ていない感じがあったのです。

 

 

不完全燃焼とでもいうのでしょうか。

 

 

インスピレーションも、

 

降りてくるには降りてくるのですが、

 

今までの50パーセントとか

 

70パーセントとか。

 

 

ときには20から30パーセントとか。

 

 

当時の私は、そんなことを

 

認めたくもなかったので、

 

私の心のなかに隠していましたが、

 

実際問題、振り返るとそんな感じでした。

 

 

そして、眠くて眠くて

 

仕方がない時期でもありました。

 

 

本来ならお仕事の準備に

 

あてたい時間帯も、

 

身体も心も動かずに気がついたら

 

眠ってしまっていたりが

 

しょっちゅうでした。

 

 

もうね、ものすごいジレンマです。

 

 

心と身体が連動しないのですもん。

 

 

旦那さんにも、

 

その悩みを相談していましたが

 

結局、その当時は、

 

解決の道を見いだせずにいました。

 

 

今、思い返すと、

 

そうなっていた理由は明確で、

 

私自身が無意識に

 

「ありのままの自分」でいることを

 

許可できなくなっていたんですよね。

 

 

旦那さんが大好きで、

 

大切にしたいあまりに、

 

私が勝手に、

 

「愛される自分像」をつくりあげて、

 

例え、自分が本当にしたくないことでも

 

無理してしていたことが、

 

たくさんあったからなんです。

 

 

旦那さんの好物で、

 

私も食べたいと思う食事を作るのは

 

いいのですが、

 

例えば、

 

旦那さんが好物だけど

 

私が気乗りしないものを無理して作ったり

 

旦那さんがオフの日に、

 

仕事の考察を兼ねて行くところに、

 

自分にはあっていない

 

氣の場所だと感じながらも

 

一緒にいたいがために、

 

無理して同行していたり。

 

 

旦那さんは、一度も私に

 

強要したことなんてないんですよ。

 

 

すべて、私が勝手にいいと決めつけて

 

勝手に選択してしていたことです。

 

 

でもね、結果、

 

私はどんどん、私本来のあり方とは

 

ずれていってしまったのでした。

 

 

思い返すと、あの時代、

 

すごく太ってしまっていました。

 

 

結婚式間近で、すごく焦りましたよ(笑)

 

 

実際、親族のお披露目での

 

和装での私の顔の写真は

 

旦那さんから、半分親しみもこめて

 

「中華まんじゅう」と呼ばれています(笑)

 



 

そして、「お金さん」の循環も、

 

その頃、本来、流れてくるはずの流れを

 

どこか滞らせている感覚もありました。

 

 

あの頃は、いろんな意味で

 

エネルギーが滞っていた気がします。

 

 

それに気がついているようで

 

気がつかないふりをしていたというか

 

言語化できずにいたというか。

 

 

それを大きく壊す

 

最初のきっかけになったことが、

 

ふたつあります。

 

 

ひとつは、

 

「お金さん」にまつわることで、

 

旦那さんを巻き込むトラブルを

 

起こしてしまったこと。

 

 

そして、長女を妊娠して、

 

超絶に重いつわりを経験して、

 

食べることは愚か、家事も一切できず

 

一時期寝たきり同然になってしまったこと。

 

 

ひとつめは、いずれギフトとして、

 

エピソードの詳細を綴ろうと思いますが、

 

「今の私のままでは不十分」の罪悪感から

 

どこか違うと思いながらも

 

「旦那さんのために」と動いた選択と行動が

 

結果的に旦那さんに

 

大きな迷惑をかけることに

 

なってしまった出来事でした。

 

 

それがきっかけで、

 

離れざるをえなかったご縁もあって、

 

当時の私にとって、

 

大ショックな出来事でした。

 

 

 

ここから私は、

 

自分らしくないと思うことで

 

無理にお役目を引き受けることを辞める

 

最初のきっかけとなりました。

 

 

そして、はじめて旦那さんに

 

弱みを全開に公表して、

 

「ごめんなさい、助けてください。」

 

言えるきっかけとなりました。

 

 

ふたつめの長女の妊娠によるつわりは、

 

もう、完全に不可抗力というか、

 

旦那さんに甘えるしかなくなったのです。

 

 

当時、買い出しから食事作り、

 

掃除、洗濯、すべて旦那さんが

 

してくれました。

 

 

つわりならではのことですが、

 

つわり中の私の食事の趣向の偏りも

 

それはそれは酷いものでしたが、

 

すべて文句も言わずにこたえてくれました。

 

 

このふたつの出来事が、

 

何もできないダメダメな私を

 

受け入れ、旦那さんに頼ることを

 

自分に許す機会のギフト

 

与えてくれました。

 

 

私はそのときに旦那さんに

 

助けてもらった記憶から、

 

旦那さんには一生ぶんの感謝があって

 

旦那さんが日々、多少のヘマをしても

 

旦那さんに対しての怒りが

 

ほとんど湧かないのです。

 

 

それでね、話を戻します。

 

そのふたつの事を皮切りに、

 

私は徐々に、ダメダメだと思う部分を

 

自分自身で受け入れ、旦那さんに

 

頼ることを自分に許可していきました。

 

 

そして、ここ二、三年では、

 

母が病に倒れて長期入院となり

 

私は父の生活のサポートのために

 

長女を連れて実家での生活となり、

 

その間に次女を妊娠して重い悪阻になり、

 

再度、寝たきり同然となり、

 

母が無事回復後に、

 

実家の近くに引っ越しをして、

 

次女が生まれて新しい生活に奔走中、

 

お金さんにまつわる更に大きな

 

ハプニングが私たち夫婦に訪れ…

 

それが少し落ち着いた頃に、

 

父が脳出血で繰り返し倒れて、

 

と、大浄化の雨が降り注ぐわけです。

 

 

この間、旦那さんは、

 

常に、必要なときには必要なサポートを

 

いつでも、心強くしてくれました。

 

 

おかげで、家族が実際に

 

生活に困ったりすることは

 

何もなくいられたわけです。

 

 

本当に、本当に、感謝です

 

 

そして、父が倒れて、

 

このいのちのことを、

 

より大切に向き合うようになった今、

 

ものすごい量のインスピレーションが

 

毎日のように降りてきます

 

 

シンクロが、毎日のように、

 

重ねて起きます。

 

 

誰かを思っていると、

 

当たり前のように連絡が入ります。

 

 

何か欲しいものがあると、

 

自然とそれを受け取る流れになっています。

 

 

お金さんの流れも

 

どんどんよくなっているのを感じます。

 

 

そんな流れのなか、

 

ますます、日々の食事が

 

うまく作れなくなって、

 

旦那さんに作ってもらって…

 

 

その上で、

 

私が、旦那さんに伝えた今回の宣言。

 

 

これまで、旦那さんに

 

してきてもらっていることが

 

本当に大きいので、

 

恩返しがしたい気持ちも沢山ある。

 

 

でも、それなのに、

 

逆説的ともいえる、今回の宣言。

 

 

「あぁ、本当の本当に嫌われちゃうかも。

 

なんて冷たい人なんだって、

 

なんて自分勝手なひとなんだって、

 

思われちゃうかも。

 

離婚宣言されても何も言えないよね…」

 

 

そんな風に思って、

 

でも、宣言する自分を止めることもできず、

 

内心ドキドキしていました。

 

 

そうしたらね、

 

旦那さんから返ってきた言葉は…

 

 

「………それって、

 

今日にはじまった話じゃないよね?

 

今さら何言ってるの?」

 

でした。

 

 

私は、あえて宣言なんぞしなくても、

 

既にそういう生き方を

 

堂々としているように

 

旦那さんには見えていて

 

その上で一緒にいるのだ、

 

ということなのだそうでした。

 

 

「もし、千代(本名)が、

 

大切なひとのいのちや、

 

ご縁をないがしろにするような、

 

行為にでたら、それは離婚問題に

 

発展するかもしれない。

 

でも、それが脅かされない限り

 

一緒にいる」

 

 

とのこと。

 

 

「あぁ、この人と一緒になってよかった」

 

と、つくづく思いました。

 

 

あの宣言をしてから、

 

ますます私は、旦那さんに感謝が湧き、

 

旦那さんも、私のことを

 

ますます大切にしてくれているように

 

感じています。

 

 

私は、

 

もともとアンバランスな人間だと

 

思っています。

 

 

私は統計学として、

 

星読みなどにも関心があるのですが、

 

東洋占星術的にも、西洋占星術的にも、

 

みていただくと

 

「バランスが偏っている」

 

と出るのです。

 

 

昔は、それが、

 

「悪いこと」として捉えていた時代も

 

あるのですが、

 

今の私はこう見ています。

 

 

アンバランスである私こそが、

 

ありのままの私で、

 

そうある自分を受け入れれば

 

受け入れるほど、

 

本来のパワーでいられるのだと。

 

 

そうある私のところに、

 

繋がってくださるご縁こそ、

 

本当に大切にしたいご縁で、

 

それ以外の繋がりは、

 

無理に繋ごう、引き止めようなんて

 

しないほうがいいんだって。

 

 

今回、キーワードに出た、

 

「離婚」も、一般的には

 

ネガティブな面として

 

また、できれば避けたいこととして

 

みられることかもしれません。

 

 

でも、ご縁によっては、

 

そうする選択のほうが、

 

魂的に、本来の姿であれる場合もある。

 

 

また、「離婚」になってしまうかもという

 

恐れも乗り越えた上で、

 

本当の想いを大切にするために

 

自分自身と自分の周りの世界を

 

本当に大切にするために

 

勇気を持って動くアクションや発言は

 

またひとつ、尊いものを

 

人生にギフトとして

 

与えてくれるものなのだと、

 

今回の体験を通じて深く感じました。

 

 

人って、誰しもが、赤ちゃんとして

 

「ありのまま」で生まれてきます。

 

 

でも、成長するにつれて

 

だんだんその「ありのまま」

 

閉じられていって、

 

様々な傷つきや、挫折を経験して

 

完全に閉ざすときがやってくる。

 

 

そこから、さまざまな

 

魂をゆさぶられるような体験

 

「ありのままの自分」

 

思い出すきっかけとなり

 

また、それを開けるとき、

 

それは、赤ちゃんのときとは違って

 

意識的に、今まで培った軸をもとに、

 

勇気や信念をもって

 

「ありのままの自分」

 

をオープンにするとき。

 

 

その瞬間というものは、

 

そしてそこから広がってゆく世界は

 

本当に、本当に、尊いのだと。

 

 

そして、そのプロセスが

 

本来の人生の目的としてきた

 

魂が磨かれるというものなのだと。

 

 

そんなことをつくづく思いました。

 

 

この世界に生まれてきてよかった。

 

 

天に還るときまで、

 

このいのちを味わおう。

 

 

きっとまだまだ、

 

いろんなことを味わうけれど、

 

すべては愛しいギフトたちだから。

 

 

このいのちのリズムで、

 

このいのちの求めるあり方で

 

愛しい今ここを生きよう。

 

 

 

これを読んでくださっている

 

あなたと共に。

 

 



 

最後まで読んでくださって、

ありがとうございます。


あなたの心の中に

いつも穏やかで心地よい風が

流れていますように。


愛と感謝をこめて

千代音

 

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