現在は、家庭環境も多様化していますので、子供たちも本当にそれぞれの環境を生きています。
共働きはあたりまえの時代になり、親が子供と向き合う時間や一緒に過ごす時間も減っているかもしれません。
もちろんそれは戦後の厳しい時代も同じだったかもしれませんが。
小学生をみていると、低学年のころからすでに学力の格差が生じているのがわかります。
塾などに早い時期から通わせている家庭もあれば、ほとんど子供の勉強に関してはみていられない家庭もあります。
家庭環境が様々なことは悪いことではありませんし、子供たちがそれぞれなのも悪いことではありません。
しかし、やはり学力の格差は大きな問題です。
学力をつけるということは、人生の選択肢を増やすということです。これは学歴をつけることとは全く別です。
この基礎学力に、すでに小学校の低学年の時期から大きな格差が生じているのです。
学校の先生もがんばっている先生は多いのですが、なにぶん個々人をゆっくりとみてあげられる余裕がありません(時間があってもその気のない教師もいますが)。
日本では中学までは義務教育ですので、その段階では学力格差はないほうがいいのです。
しかし、現実には最低水準の基礎学力もままならない子供たちもいるのです。
自分の子供はどうなのか、親はこのあたりをきちんと確認してあげないと、後々子供たちの人生に大きな影響が出てしまうのです。
教育は子供たちが幸せな人生を生きるために行なっていくものです。
そのための手間暇を惜しんではならないでしょう。