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HIROのホリスティックヘルス探究記

人を「本当の健康」に導きたい!大きすぎる人生目標がある。人は十人十色。みんなみんな違うのに「この方法なら大丈夫」なんてのがあるわけない。どうすればいい?まだまだ探究中。そんな私の探究記録です。

本日はまた、YouTubeから、見ているだけで癒されるけれど、同時に力ももらえる動画を紹介したいと思います。

日本語の訳はありませんので、今回は少し長めに私なりの訳を付けておきました。

英語の字幕も文字にして一緒に載せておきますね。

私のは少し意訳していますので、そのものの英語から元のニュアンスをつかんでいただけるのもよいと思います。

 

お話しなさっている方の年齢やバックグランドはわからないのですが、恐らく南アフリカの首都で何かのスタジオを経営なさっていたビジネスマンだったと推測できます。しかしある日強盗に入られ、全てを失いました。

その後、ミニマリズムなライフスタイルを選択し、「本物」を探しながらの人生を送っているようです。

 

質素な服装でお話しなさっていますが、目の輝きの強さと、その美しさ、そして、内から溢れてくる強いパワーと強い軸に魅力を感じました。

 

人の一生って、長いようで長くないな、と、52歳になったからなのか、そう思います。
両親や両親より長く同居していた義母の他界を経験し、不思議な感覚、でも確実にそうなんじゃないかと思える感覚を覚えます。
冷たく聞こえるかもしれないけれど・・・
例え病院のベッドの上であっても、命がある限りその人の存在はあるんです。
実態のあるものとして、存在しているんです。
でも、命が絶えて、しばらくすると
まるで最初からいなかったかのような、そんな日々になるんです。
思い出はあるし、私たちの人生や今自分が存在していることに沢山の影響を与えてくれたという事実も確かなんだけれども…
誰もが、その人がいなくても、それには関係なく、自分の生活を送るようになるんです。
生きているとつい、「私がいなかったら困るだろう」とか、「誰かのために何かをしてあげなきゃ」とか、思うものだけれど
いなくても結局は、その人はその人なりの日々を送るんだな、送ることが出来るんだなと・・・
凄く空虚な感覚を覚えます。
だったら、人の為に、ではなく、自分自身の人生を生きるべきだなと、思うのです。
我ままに生きるとか、人に迷惑を掛けても良いとかいうのではなく、自分に正直に生きるべきだなと思うのです。
 

 

若い人でも、バリバリのコンサルタントさんみたいな人でもなく

実際に自分の人生を生きている方のお話だから、凄くシンプルだけれども、深いところを突かれる何かを感じました。

まずは見てみてください。

では、どうぞ。

 

(訳)

幼少期から知っている偉大な哲学者ドクタースースの言葉です。

“自分らしく思ったままを言葉にしていいんだよ。だってあれこれ、とやかく言う人を大事にする必要はないんだし、君が大事にしたいという人はあれこれとやかく言わないものだよ”

 

私にはもう時間が余りないので、本物の人生を生きたいと思っています。

だから幾度となく、これは本物だろうか、うわべだけのものではないだろうか、と、自分自身に問いかけます。

 

傲慢さを一掃したいのなら、質素に暮らすことをしてみてください。

私のスタジオは強盗にあい、すべての物を失いました。

でも、裕福な生活を失ったことは、私の人生で最高の出来事でした。

一日中苦しみましたし、色んなことを思い、口にも出しました。

でも、何も感じませんでした。

翌日、身軽な感覚を思えました。

それは私自身の大きな発見でした。

皆さんもそうだと思いますが、私は、私が所有しているものを、自分自身であるかのように思っていました。

私たち自身でなく、地位や物など、自分に付属しているものにより、自分というものを示すことが当たり前になっています。

実際にはそれは私たち自身ではないのに。

 

私と動物の関係を例にとると、私は動物を飼っているわけではなく、彼らの愛に囲まれているだけです。

ロバは私に柔らかさ、優しさ、理解をもたらしてくれます。

何も言わなくても、私の心の言葉も聞いてくれます。

彼らの目を見れば、それが分かります。

鼻を鳴らすさまや、唇でも感じられます。

彼らに所有物はありません。でも、私を癒してくれます。

私は、何かの助けになりそうに見えるものを持っていますが、実際にはそれらは何も役にはたちません。

でも、動物たちは、私たちを、心落ち着く場所へと導いてくれます。至福の瞬間です。

 

私は、快適に過ごすために必要最低限の物、それは主に洋服なのですが、だけを持つくらしを選びました。

お金はあまり持っていません。

自分で物を作り、掃除をし、野菜を作ります。

善意によりお金を頂いていますが、困ったことはありません。

上手く回っていくものなんです。

自分の世界は自分で作るのです。

今日という日が明日を作るのです。

状況に流されず、自分自身の気持ちを自分で選択することが大事です。

所有物や地位は、私たちを幸せにすることは出来ません。

あなたが何をするのか、何を選ぶのか、が「あなた」という人になるのです。

 

私は、優しさとか、愛というものの力を信じています。

良い人は、良いことをしても口に出すことがないので、一体世界には何人の良い人がいるのか分かりませんが、それは、そういう人がいないというわけではありません。

明るい部屋に、マッチ箱を持って入り、そこでマッチを灯しても、そんなに違いはありません。

でも、暗い部屋にマッチ箱を持って入り、1本のマッチに火をつけたら、部屋の隅まで見えますよね。

善の力や、明るさは、暗さや闇の力よりずっと大きいのです。

マザーテレサの言葉だったと思います。

「愛の果実は希望」  「希望の果実は奉仕」 「奉仕の果実は愛」

それはサイクルです。一つが次につながります。

皆さんへのアドバイスとして言います。

どこにでも飛び込んでください。

 

南アフリカにはUbuntuという考えがあります。

「あなたのおかげで私が私でいられます」のような意味です。

人は一人では生きられないんです。

私たちは関り合いながら生きています。

今、人々は心を開き始め、また、真実を見始めています。

とても良いことだと思います。

私たちは人の中で生きているのですから。

 

死の間際に残るのは真実だけです。

 

ビートルズが言ったように

私たちは少しずつ関り合いながら生きているのです。

(英語の原文はmy pickの後にあります)

HIRO のmy Pick

Dr Seuss, this great philosopher

I knew him since my toddlerhood years.

Dr Seuss said, “Always say what you mean and mean what you say” “ because those who mind don’t matter” “and those who matter they won’t mind.”

I don’t have time for things which are not real.

I don’t have enough time left.

So I want my life to feel authentic.

And this is the most important question I ask myself over and over every day...

I test everything, every happening by it..,

Is it real?  Is it real?

Because I prefer to have a real life.

It’s my only attempt that I know of.

It’s my little space in time upon this planet.

 

If you want to sweep arrogance out, try poverty.

Poverty is the best broom.

When my studio was burgled losing everything I had…

The loss of my wealthy lifestyle was the best thing that ever happened to me.

I suffered for one day.

I postulated.

I said all those things which I thought I should say.

But I didn’t really feel them.

And the next day I had this light feeling, which I still have.

I thought, OK well I don’t have to look after all these things then.

It led me to make one of the greatest discoveries about myself.

I used to believe, I like most people believe, that I am defined by my possessions.

But that does not define us at all.

And that was my actual Damascus moment.

We get so used to defining what’s our possessions, what’s yours, what’s fenced in, what is mine…

That we forget that none of it is actually ours.

You don’t have to call a possession yours to have it.

My interaction with animals is a good example.

I don’t possess animals, yet I am surrounded by their live, their giving.

The donkeys come to me and they bring me their softness, their gentleness, their understanding.

Have you seen the size of a donkeys ears?

You don’t even have to whisper loud…

They hear everything, they even hear your thoughts.

You can see it in their eyes.

You can feel it in their nuzzling, their lips.

They are great teachers to me.

All this stuff, they have nothing of it.

Yet look at them, they are capable of soothing me.

I’ve got all this stuff that is supposedly helping me but it’s not helping.

It’s the moment of reality.

And animals call us to that place.

They call us to the here and now, the present which is what it is… it is a gift.

The present is a gift.

I made a choice of minimalism which is definitely not a word designed by minimalists because “minimalism” is just a long word for nothing.

I only have things that I really need in order to survive comfortably around people, and that’s mostly clothes.

I don’t deal with money much.

I build and clean and I make food gardens.

I get paid in kindness and board and keep.

And never ever have I struggled for this.

I don’t know if my next host will be in this country, or whether they will be young or old.

But what I do know is that it always pans out well because we shape our own worlds.

We shape our worlds.

We literally shape tomorrow today.

We’re not dependant on our circumstances for how we’re feeling.

We are dependent on our choices for how we’re feeling.

My possessions are not going to qualify me as a happy person or not.

It absolutely does not define how you feel day by day.

It’s only your choices which define you.

We can choose who we want to be… we choose it.

And so to regress, it’s not progression, it’s regression,

To regress into a state of mind where we’re not holding ourselves by what we have but by who we are.

I believe in a force called goodness.

I believe in an energy called love.

We don’t realize how many good people there are in the world.

Most people keep their help silent.

It doesn’t mean it’s not there.

If you go into a lit room with a box of matches and you open that darkness into the lit room, it makes no difference to the light.

However, if you go into a dark room with a box of matches and I strike one match from there, I can see into the corners.

Luckily the force of good, of light, is much stronger than the force of darkness.

I think it was Mother Theresa’s business card that said, “The fruit of love is hope.”

“The fruit of hope is service.” “The fruit of service is love.”

It’s a cycle…the one leads to the other.

So my advice to everyone around me is to just jump in anywhere.

In South Africa we’ve got this amazing thing called Ubuntu.

Ubuntu means something like “I am me because of others.”

It’s an acknowledgement that people cannot exist autonomously.

At this point in time there is a huge movement towards community.

People are actually paying attention to each other.

People are opening their hearts and getting more real.

I like that very much, I like that.

The chafing and shaping that we allow ourselves to go through and we help others through…

that’s the only stuff that means anything.

These are things that people consider at their death bed only real things.

We only exist with a little help from our friends, like the Beatles said.

さて、今週は前回の続編で

”人体 神秘の巨大ネットワーク 臓器たちは語り合う”

 

から、「腸」と「脳」について書こうと思います。

ただ、とっても専門用語が多くて、伝えにくいなぁと思ったので、もう1冊

”心と身体を変える【底力】は【腸】にある 腸脳力”

 

も参照させていただきました。

 

前回の内容はこちら↓

 

臓器は色んなメッセージ物質を出しあって、互いに調整し合っているんだよ、っていう話でした。

 

さて、まずは腸です。

腸は近年注目が集まっている、まさに神秘の臓器ですよね。

上のオレンジの本はあくまでも西洋医学的な内容ですので、ヨガとの関連はないのですが

下の黄色い方の本には「ハラ」という表現が出てきました。

 

「肚を据える」「肚を割る」「肚黒い」

 

昔の人は現代人よりもず~っと繊細な感覚を持っていたはずですから

野生的な感で、お腹には何か神秘的な力が存在する、と思ったのでしょうね

だからこのような「肚」がついた言葉が、心理的に深い表現として沢山あるのだと思います。

 

”腸脳力”から引用させていただきますと

知(思考)を司る頭部(脳)

情(感情)を司る胸部(心臓)

意(意志・意欲)を司る腹部(腸=ハラ)

日本人の身体感は、この3つに集約されており、脳という「部分」ではなく、体という「全体」に「私」は存在している、という認識が共有されてきた。

 

と書かれております。

別の本であるにも関わらず、結局は人体の神秘的なネットワークについて書かれていることがわかりますよね。

 

最近では、ハラ(腸)と、トラウマとの関係も研究されてきています。

本が分厚くて、字が小さいので、読む気力を失っているのですが、今後またこの本を読んだら、そんなこともトピックにしてみたいなと、思ってはいます(いつのことやら)↓(どなたか、読んだ方、いらっしゃったら情報提供おねがいしま~す)

 

 

つまりは、腸はそれだけ大事な臓器で、しかも腸自体ではなく、腸内細菌を養いその最近たちを人体のネットワークに参加させている、「超」特別な臓器なのだそうです。

しかも、その細菌の数は100兆以上、数百種類以上で、どんどん新種の細菌が発見されてきているようです。

これらの細菌がメッセージ物質を出していて、私たちの身体を正常に保つために書かせない重要な働きをいくつもしているそうです。

なので、「腸内細菌全体(腸内フローラ)」が「臓器」ととらえられてきているほどです。

 

「腸内環境」という言葉もよく耳にしますが、米(玄米)、野菜、果物、海藻、発酵食品など、日本古来の食事が腸の状態を整えるので

肉、パン、乳製品(含 ヨーグルト)

等の、西洋化された現代の食事を見直すことが提案されておりました。

 

さて「脳」ですけど、オレンジの本の内容は専門的過ぎて、おそらく書いても難しく感じることと思うので、過去にも何度か書いたことがあるのですが、2つだけ分かりやすくお伝えしたいと思います。

その1: 「脳は年齢とおもに衰えていく一方」という、100年以上も思いこまれていた説は、覆されつつあります。脳の神経細胞は大人になった後でも、日々新たに生まれていることがわかってきています。

 

数か月前のブログでもこのスピーチを載せましたが、やはり同じようなことが言われておりました。良かったら英語で聞いてください!!

 

 

その2; 何も考えず、「ぼーっとしている」状態に現れる、脳の「デフォルト・モード・ネットワーク」が「ひらめき」を生みだす。

私たちの脳は、集中しているときよりも、ぼーっとしているときの方が脳内の広い領域をつなぐネットワークが活性化していることが分かっています。

 

まぁ、これはヨガをやっている人なら当たり前に知っている知識ですよね。

西洋医学で分析してデータとして分かってきたのは最近なのかもしれませんが、それこそ昔の人はそれを感覚的に悟り「瞑想」をしたわけですよ。

スティーブジョブズも「禅」にはまり、瞑想してました。

ふとした時にひらめいていたようですよね。

iPhoneもこのデフォルト・モードから生みだされたのかもしれませんよ。

 

黄色の本には面白いことが書いてありました。

「セロトニン」という神経伝達物質の「不足」がうつ状態との関連があると言われているのですが

このセロトニン、「脳内伝達物質」って言われていました。(今でも言われていると思います)

が、何と、このセロトニンの95パーセントは「腸」で分泌されているそうです。

ということは、腸の状態を整えることは、心の安定につながる、という可能性も高いのだと思います。

 

心が安定していないと、瞑想は困難です。

頭に雑念が浮かびますもん。

逆に言うと、腸を整え、心を落ち着け、瞑想すると

「超」クリエイティブな人になれるかもしれないですよね!!!

 

可能性があることはなんでもやってみたい私なので

腸内環境を整えることにまじめに取り組んでいくつもりです。

(もともと肉が好きではないので、簡単かもしれないです!)

 

ではまた来週~ヽ(^。^)ノ

HIRO のmy Pick

 

今日は、「人体 神秘の巨大ネットワーク 臓器たちは語り合う」

という本の内容の一部を紹介したいと思います。

 

 

漫画の方は読んでいませんが、探したらあったので載せておきますね。

小さくなりがちな自分の世界を広げるために、読んでみようかな、と思ったら漫画の方がきっといいですね。

上のオレンジの本は、専門知識がないと、理解が難しいかもしれません。

なので、今日は、ものすご~く簡単に、「臓器の神秘」のお話をしたいと思います。

最初に紹介させていただjきますが、ヨガインストラクターとして、メディテーションのクラスでお話しした内容を、このようにブログにしておりますワタシですが、本業は歯科医師でございます。

西洋医学だけで人を治すことは不可能と悟り、ヨガを教え始め、挙句の果てにはYouTuberにまで挑戦しておりまして・・・

正直・・・時々・・・

 

「なんでこんなことしてんだろ? ワタシ・・・」

 

と思うこともあるのですが、そう思うと同時に、その思いをすぐさま打ち消し、ひたすら頑張ってみております。

ちなみにちょっぴりYouTubeの宣伝なんかもさせていただきますと、こんな風なものを作っております。

よかったら見てみてください。

また、今回の話にこれも関係あります。

 

 


さて、本題に入りましょう。

今までは、私たちの臓器や身体は「脳」が司令塔になり、神経網が全身に張り巡らされて支配されている、とか、または、脳からの刺激によって何らかの物質が出て、それによって動いていると考えられてきましたよね。その代表例が「ホルモン」でした。

皆さんの多くも、きっとそう思っていることと思います。

が、その「過去の常識」が覆されてきて、今では、脳だけではなく、体内のあらゆる場所がホルモンのような物質を出していて、人体全体に巨大なネットワークがあることがわかってきているのでした。従来言われてきていた、「神経による身体の支配」以外に、様々なホルモン様の物質が「血管による回路」により不特定多数の臓器に影響を及ぼしあっているということが明らかになってきているのです。

脳を中心に運動神経、感覚神経、自律神経が全身に張り巡らされていますが、神経は全ての細胞に繋がっているわけではありません。ところが血液を介して運ばれるホルモン様物質は、ほぼすべての細胞にいき渡るようになっているわけです。なので、こっちの方がネットワークが広い、ということです。

 

そんな中から、今日は「脂肪細胞」「筋肉」「骨」について簡単に説明したいと思います。

これらが「臓器」なの?と思うかもしれませんが、もう現代ではこれらも「臓器」なんですよ。

 

ところで、普通の方は、脂肪って見たことないですよね?

自分のお腹の脂肪は見られると思うのですが、それは表面が皮膚です。

Amazonにこんなもの売っているんですね。

 

 

皮をはがして脂肪そのものを見ると、こんな風に黄色い米粒の小さくなったようなものの塊です。一つ一つの柔らかい米粒状のものが、流しに使うストッキング状のネットみたいなものにしっかりくるまれて集合している、といえばなんとなく想像できるでしょうか?

そんなものがいっぱいついているわけですよ(=_=)

痩せるための励みに買ってみてもよいかもしれませんね…?

 

その脂肪細胞は、実は食欲を抑える物質を出しているのです。

脳に指令を出し、食べる量のコントロールを、脂肪細胞がしているなんてすごいと思いませんか!

 

が、落とし穴!!

食べ過ぎの状態が2週間続いただけで、この「食欲を抑える」物質は効果を喪失し、止まることない食欲によって、結果太る、ということになるそうです。

そして、肥満、という状態になると、この脂肪細胞はさらに別の物質を出し、それは全身の免疫を過剰に活性化させ、あなたの身体に慢性的に炎症を起こすようになります。「慢性」というものは、密かに進行しているので気付かないものなんです。気付くことなくこの「慢性炎症」が長く続いていると何が起こるかというと・・・

 

動脈硬化、糖尿病、高血圧、癌、認知症など。

 

体内で慢性炎症が起きていることで、様々な病気の発症が予想される状態を「メタボリックシンドローム」と呼ぶのです。

メタボ=デブ ではないのですよ!

現代人を悩ませる多くの病気の根っこは「肥満」だったわけです。

肥満まで至らなくても、私のヨガの生徒さんは、太る傾向にあると目ざとく見つけられて、「痩せましょう」と言われてますよね!

悪く思わないでください・・・。あなたのためです。

 

ではどうしたら慢性炎症を抑えられるのか?

 

実は「筋肉」がその慢性炎症を抑える働きをする物質を出すのです!

ですが、それが出るのは「運動をした時だけ」なのです。

筋肉は誰にでもありますが、残念ながら通常時には、炎症を抑える物質は出ないんです。

コロナで歩くことさえあまりしなくなっていると思いますし、私のヨガ教室でも、意識の高い方はパーソナルトレーニングに積極的に通ってくださるように方向転換してきてくださっていますが、グループレッスンへの参加者は減少しています。

意識の差で、数年後の状態が大きく分かれるような気がしています。が、仕方ないですよね・・・。やらない人はどんなに言ってもやれないのですから…( ´-`)

 

そして骨。

骨が出す物質は膵臓、肝臓、腸、脂肪など多くの臓器に働きかけていて、糖尿病の予防、記憶力のアップ、筋肉を保つ効果、生殖能力を上げる効果が見つかっています。「若さを保つ」物質を出している、と言えるようです。

 

ちょっとここで、豆知識。

骨は常に造り替えられているのをご存知でしょうか?

歯の分野で言いますと、歯の矯正ってありますよね。

何で歯が動くのでしょう?

それは骨を溶かしながら歯を動かし、動いた後に骨を造って歯を固定する、という人体の機能を利用しているからなんです。

骨を溶かすのが「破骨細胞・はこつさいぼう」、骨を造るのが「骨芽細胞・こつがさいぼう」。成長して安定した骨は「骨細胞・こつさいぼう」と呼ばれます。

ちょっとネットからの引用になりますが、知識と世界を広げてみましょうか!

「顕微鏡で見た破骨細胞と骨芽細胞 YouTube」からの引用

 

左の大きな○の中に小さな○がいくつかある写真が「破骨細胞」です。聞いたことがある方も多いと思いますが、免疫細胞の「マクロファージ」って言うのも似たような形をしていて、つまり小さな○状のものを食べて自分のお腹に入れちゃった、みたいな感じなんです。破骨細胞はその名の通り、骨を溶かして食べていくんですよ。で、こんな形をしています。

右の写真が「骨芽細胞」。

次の「骨細胞」と見比べてもらえればすぐわかると思いますが、骨になる前の「芽」だから、骨の赤ちゃんみたいなもので、骨なんだかなんだかよく分から無い、幼若な形をしているのが特徴です。

「医学のあゆみ 247巻 1号 骨粗鬆症研究と臨床の最新動向」より引用

 

で、これが骨細胞。骨芽細胞が大人になると、こんな風にがっちり大きく安定した細胞になるわけです。

 

はい。ちょっぴり、知らない世界を覗きましたね(*^_^*)

 

破骨細胞と骨芽細胞のバランスが乱れ、破骨細胞が優勢になると、骨がスカスカになって骨粗鬆症になります。

破骨細胞、骨芽細胞、骨細胞の3つの細胞は、お互いに物質を出しあっているのですが、そのリーダーになっているのが「骨細胞」で、骨細胞が出す物質によって骨の全体量をコントロールしています。

では、どのようにして骨細胞から出る物質の量が調整されるのでしょうか?

 

それは、走ったり、跳んだりして外からの衝撃が加わることにより、骨細胞はその衝撃をセンサーとして感じ取り、その衝撃の強さによって骨の強度を変えている、ということがわかってきました。

骨の最初に書いた「若さを保つ」働きも、骨への刺激が多いほど活性化する傾向にあるのだそうです。

 

つまりは、ここでもまた、運動した時だけ、骨は強くなり若さを保つことが出来る、ということなのです。

 

たくさん運動している活動的な人は若さを保てるように人体はできていて、運動しないでいるとその仕組みが働かなくなる、ということだそうです。だから、運動をするってことは、どんな状況の元であろうと、忘れちゃいけないことなんですよ。

 

さて、そういうことで、まずは上のYouTube「メチャゆるい筋トレ」でもやってみましょうか!

最低連続で、4回は繰り返しやってくださいね。するとうっすら汗をかいてきます。

1回やった! は、やらないのと同じです(≧◇≦)

運動、と言っても激しくやる必要はなく、これくらいのものでもいいんですよ。

さ、若返りのために頑張りましょう!!

 

来週(6/11)はお休みなので、この続きpart2は6/18のブログになります。今度は腸などが登場しますよー。

HIRO のmy Pick

体が硬くて動きにくいなあと思ったら、このほぐし道具を使ってみてください。

最初はかなり痛いと思います。

その場合、床に置かず、ベッドの上や布団の上に置いて使うと圧を和らげることができますよ。