臓器の神秘;健康・若さと運動の関係性 part1(HIROのくだらない話2021.6.4) | HIROのホリスティックヘルス探究記

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人を「本当の健康」に導きたい!大きすぎる人生目標がある。人は十人十色。みんなみんな違うのに「この方法なら大丈夫」なんてのがあるわけない。どうすればいい?まだまだ探究中。そんな私の探究記録です。

今日は、「人体 神秘の巨大ネットワーク 臓器たちは語り合う」

という本の内容の一部を紹介したいと思います。

 

 

漫画の方は読んでいませんが、探したらあったので載せておきますね。

小さくなりがちな自分の世界を広げるために、読んでみようかな、と思ったら漫画の方がきっといいですね。

上のオレンジの本は、専門知識がないと、理解が難しいかもしれません。

なので、今日は、ものすご~く簡単に、「臓器の神秘」のお話をしたいと思います。

最初に紹介させていただjきますが、ヨガインストラクターとして、メディテーションのクラスでお話しした内容を、このようにブログにしておりますワタシですが、本業は歯科医師でございます。

西洋医学だけで人を治すことは不可能と悟り、ヨガを教え始め、挙句の果てにはYouTuberにまで挑戦しておりまして・・・

正直・・・時々・・・

 

「なんでこんなことしてんだろ? ワタシ・・・」

 

と思うこともあるのですが、そう思うと同時に、その思いをすぐさま打ち消し、ひたすら頑張ってみております。

ちなみにちょっぴりYouTubeの宣伝なんかもさせていただきますと、こんな風なものを作っております。

よかったら見てみてください。

また、今回の話にこれも関係あります。

 

 


さて、本題に入りましょう。

今までは、私たちの臓器や身体は「脳」が司令塔になり、神経網が全身に張り巡らされて支配されている、とか、または、脳からの刺激によって何らかの物質が出て、それによって動いていると考えられてきましたよね。その代表例が「ホルモン」でした。

皆さんの多くも、きっとそう思っていることと思います。

が、その「過去の常識」が覆されてきて、今では、脳だけではなく、体内のあらゆる場所がホルモンのような物質を出していて、人体全体に巨大なネットワークがあることがわかってきているのでした。従来言われてきていた、「神経による身体の支配」以外に、様々なホルモン様の物質が「血管による回路」により不特定多数の臓器に影響を及ぼしあっているということが明らかになってきているのです。

脳を中心に運動神経、感覚神経、自律神経が全身に張り巡らされていますが、神経は全ての細胞に繋がっているわけではありません。ところが血液を介して運ばれるホルモン様物質は、ほぼすべての細胞にいき渡るようになっているわけです。なので、こっちの方がネットワークが広い、ということです。

 

そんな中から、今日は「脂肪細胞」「筋肉」「骨」について簡単に説明したいと思います。

これらが「臓器」なの?と思うかもしれませんが、もう現代ではこれらも「臓器」なんですよ。

 

ところで、普通の方は、脂肪って見たことないですよね?

自分のお腹の脂肪は見られると思うのですが、それは表面が皮膚です。

Amazonにこんなもの売っているんですね。

 

 

皮をはがして脂肪そのものを見ると、こんな風に黄色い米粒の小さくなったようなものの塊です。一つ一つの柔らかい米粒状のものが、流しに使うストッキング状のネットみたいなものにしっかりくるまれて集合している、といえばなんとなく想像できるでしょうか?

そんなものがいっぱいついているわけですよ(=_=)

痩せるための励みに買ってみてもよいかもしれませんね…?

 

その脂肪細胞は、実は食欲を抑える物質を出しているのです。

脳に指令を出し、食べる量のコントロールを、脂肪細胞がしているなんてすごいと思いませんか!

 

が、落とし穴!!

食べ過ぎの状態が2週間続いただけで、この「食欲を抑える」物質は効果を喪失し、止まることない食欲によって、結果太る、ということになるそうです。

そして、肥満、という状態になると、この脂肪細胞はさらに別の物質を出し、それは全身の免疫を過剰に活性化させ、あなたの身体に慢性的に炎症を起こすようになります。「慢性」というものは、密かに進行しているので気付かないものなんです。気付くことなくこの「慢性炎症」が長く続いていると何が起こるかというと・・・

 

動脈硬化、糖尿病、高血圧、癌、認知症など。

 

体内で慢性炎症が起きていることで、様々な病気の発症が予想される状態を「メタボリックシンドローム」と呼ぶのです。

メタボ=デブ ではないのですよ!

現代人を悩ませる多くの病気の根っこは「肥満」だったわけです。

肥満まで至らなくても、私のヨガの生徒さんは、太る傾向にあると目ざとく見つけられて、「痩せましょう」と言われてますよね!

悪く思わないでください・・・。あなたのためです。

 

ではどうしたら慢性炎症を抑えられるのか?

 

実は「筋肉」がその慢性炎症を抑える働きをする物質を出すのです!

ですが、それが出るのは「運動をした時だけ」なのです。

筋肉は誰にでもありますが、残念ながら通常時には、炎症を抑える物質は出ないんです。

コロナで歩くことさえあまりしなくなっていると思いますし、私のヨガ教室でも、意識の高い方はパーソナルトレーニングに積極的に通ってくださるように方向転換してきてくださっていますが、グループレッスンへの参加者は減少しています。

意識の差で、数年後の状態が大きく分かれるような気がしています。が、仕方ないですよね・・・。やらない人はどんなに言ってもやれないのですから…( ´-`)

 

そして骨。

骨が出す物質は膵臓、肝臓、腸、脂肪など多くの臓器に働きかけていて、糖尿病の予防、記憶力のアップ、筋肉を保つ効果、生殖能力を上げる効果が見つかっています。「若さを保つ」物質を出している、と言えるようです。

 

ちょっとここで、豆知識。

骨は常に造り替えられているのをご存知でしょうか?

歯の分野で言いますと、歯の矯正ってありますよね。

何で歯が動くのでしょう?

それは骨を溶かしながら歯を動かし、動いた後に骨を造って歯を固定する、という人体の機能を利用しているからなんです。

骨を溶かすのが「破骨細胞・はこつさいぼう」、骨を造るのが「骨芽細胞・こつがさいぼう」。成長して安定した骨は「骨細胞・こつさいぼう」と呼ばれます。

ちょっとネットからの引用になりますが、知識と世界を広げてみましょうか!

「顕微鏡で見た破骨細胞と骨芽細胞 YouTube」からの引用

 

左の大きな○の中に小さな○がいくつかある写真が「破骨細胞」です。聞いたことがある方も多いと思いますが、免疫細胞の「マクロファージ」って言うのも似たような形をしていて、つまり小さな○状のものを食べて自分のお腹に入れちゃった、みたいな感じなんです。破骨細胞はその名の通り、骨を溶かして食べていくんですよ。で、こんな形をしています。

右の写真が「骨芽細胞」。

次の「骨細胞」と見比べてもらえればすぐわかると思いますが、骨になる前の「芽」だから、骨の赤ちゃんみたいなもので、骨なんだかなんだかよく分から無い、幼若な形をしているのが特徴です。

「医学のあゆみ 247巻 1号 骨粗鬆症研究と臨床の最新動向」より引用

 

で、これが骨細胞。骨芽細胞が大人になると、こんな風にがっちり大きく安定した細胞になるわけです。

 

はい。ちょっぴり、知らない世界を覗きましたね(*^_^*)

 

破骨細胞と骨芽細胞のバランスが乱れ、破骨細胞が優勢になると、骨がスカスカになって骨粗鬆症になります。

破骨細胞、骨芽細胞、骨細胞の3つの細胞は、お互いに物質を出しあっているのですが、そのリーダーになっているのが「骨細胞」で、骨細胞が出す物質によって骨の全体量をコントロールしています。

では、どのようにして骨細胞から出る物質の量が調整されるのでしょうか?

 

それは、走ったり、跳んだりして外からの衝撃が加わることにより、骨細胞はその衝撃をセンサーとして感じ取り、その衝撃の強さによって骨の強度を変えている、ということがわかってきました。

骨の最初に書いた「若さを保つ」働きも、骨への刺激が多いほど活性化する傾向にあるのだそうです。

 

つまりは、ここでもまた、運動した時だけ、骨は強くなり若さを保つことが出来る、ということなのです。

 

たくさん運動している活動的な人は若さを保てるように人体はできていて、運動しないでいるとその仕組みが働かなくなる、ということだそうです。だから、運動をするってことは、どんな状況の元であろうと、忘れちゃいけないことなんですよ。

 

さて、そういうことで、まずは上のYouTube「メチャゆるい筋トレ」でもやってみましょうか!

最低連続で、4回は繰り返しやってくださいね。するとうっすら汗をかいてきます。

1回やった! は、やらないのと同じです(≧◇≦)

運動、と言っても激しくやる必要はなく、これくらいのものでもいいんですよ。

さ、若返りのために頑張りましょう!!

 

来週(6/11)はお休みなので、この続きpart2は6/18のブログになります。今度は腸などが登場しますよー。

HIRO のmy Pick

体が硬くて動きにくいなあと思ったら、このほぐし道具を使ってみてください。

最初はかなり痛いと思います。

その場合、床に置かず、ベッドの上や布団の上に置いて使うと圧を和らげることができますよ。