トイプードルの尻尾をはさみで切るブリーダー | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の記事をご覧ください。

 

****************引用****************

 

高知市のブリーダーら2人が、十分な専門知識がないままペットの販売のためにトイプードルの尻尾をはさみで切ったなどとして、動物愛護法違反の疑いで書類送検されました。


書類送検されたのは、高知市春野町でペット用としてトイプードルを飼育していた70代のブリーダーと、ブリーダーが経営する会社の従業員の2人です。

警察は、2人が麻酔を行わないなど十分な専門知識を持たず、衛生環境も整っていない中で犬を傷つけたと判断し、20日、書類送検しました。

NHKの取材に対しブリーダーは

「30年以上経験があり、切断する行為は十分に清潔な環境でほかのブリーダーと同じように行っている。飼育していた犬は違法な状態ではなく、すべて説明できる」

と話しています。
 

****************引用終***************

 

 

高知市で、トイプードルの尻尾を、麻酔なしでハサミで切ったブリーダーが書類送検されました。

 

この件は決して「ひどいブリーダーも一部いるのね」などで終わらせないようにしてくださいね。

 

書類送検されたブリーダー本人が言ってますが、ほかのブリーダーも同じことやってます

 

子犬の体の一部の切断は、ブリーダーたちが当たり前に行っていることなのです。

 

 

 

 

尻尾を切断することを、断尾といいます。

 

ちなみにですが、うちの元繁殖犬メリーも、ブリーダーに尻尾を切断されています。

 

尻尾の長さをはかると8cm。

 

断尾しない場合14cmくらいあるとのことなので、およそ半分です。

つまり、断尾されています。

 

 

 

日本のペットショップやブリーダーが販売するコーギーは、このように尻尾が短いですよね。

しかし、これは偽りの姿です。

 

コーギーは、イギリス原産の犬種で、主に2種類います。

「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」

 

「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」

 

多くの方が想像されるコーギーは、ペンブロークの方だと思いますが、

見ての通り、どちらのコーギーも、長い尻尾を持っているのが分かります。

 

つまり、ペットショップやブリーダーが販売するコーギーは、ブリーダーたちが尻尾を切断しているということです。

 

 

トイプードル、コーギーに限らず、様々な犬種の子犬が、ブリーダーたちに尻尾を麻酔なしで切断されています。

 

実は、以前ブリーダーが自らはさみで尻尾を切りとり、子犬が泣き叫んでいる証拠動画がYoutubuにあったのですが、

通報があったのか削除されてしまいました。

 

こちらは、日本の獣医師がアップしている断尾動画です。

 

 

子犬が尻尾を切りとられる様子が映っています。

 

こちらは、ブリーダーがアップしている断尾後と、断尾前の映像。

 

この獣医師の動画には、断尾と断指のシーンはありませんが、切断して縫い合わせた後の様子が映っています。

持ち込んだ飼い主は多分ブリーダーでしょう。

指が多いので切りたい、尻尾が長いので切りたい、と持ち込んできたそうです。

 

この獣医師は

「本当かどうか分からないけど、赤ちゃんのときはそんなに神経が行き渡ってないので痛くない、と言われている」

と言っていますが、こういう話は動物を利用している側の常套句です。

 

痛くないわけがありませんし、

近年では科学的な検証から「子犬の神経は成犬のそれよりも過敏であり、より強い痛みを感じている」という真逆の可能性すら示唆されています。

 

どの動物利用業界の話もそうですが、

業界側にとって都合の良い話は、すべて嘘だと思ってもらってよいです。

 

ちなみに、うちは獣医師に持ち込んでいる、と正当化してくるブリーダーもいるでしょうが、誰がやろうが痛い物は痛いし、

そもそも尻尾を切る行為自体が必要ありませんから。

 

あなた方は、子犬を売りたいがために、自らの利益のために、不必要に尻尾を切っているだけでしょう。

どれだけ正当化しようと、切っている時点であなたが虐待者であることに変わりはないことだけは自覚しておいてくださいね。

 

ブリーダーたちが断尾をする理由は、主に犬種標準 つまり 金儲けのためであり、

子犬は神経が通っていないから痛みはないだとか一瞬だとかは、ブリーダーたちが自分たちの都合のために勝手に主張している、何の根拠もないデマです。

 

***************一部引用***************

 

その昔、ヨーロッパにおいては断尾が狂犬病を予防し、

背中の筋力を強め、瞬発力を増加させ、ネズミ捕りや外敵と争う際の怪我を予防すると広く信じられており、

犬のしっぽを切り落とすことが慣習化していました。

 

またイギリスにおいては、ジョージ王朝時代(1714~1830)の始めころ、しっぽのついた犬に対して課税されたことから、節税目的で非常に多くの種類の犬が断尾の対象となったようです。

1796年、この税は廃止されましたが、なぜか断尾の慣習だけは残りました。


現在でもある特定犬種は断尾され続けています。

では、ほとんどの犬がペットとして飼育されている現代における断尾の目的とは、いったい何でしょうか?

 

 

犬は医学的な目的で断尾されることがあります。
 

例えば、猟犬はしっぽを左右に振りながら深い茂みや藪の中を移動すると、途中でとげの付いた植物などと接触して擦り傷を作り、そこから何らかの感染症にかかる危険性があります。

 

また牧羊犬は、家畜の群れを統率する際、牛やウマやヒツジにしっぽを踏みつけられて怪我を負うかもしれません。

またしっぽは解剖学的に肛門の近くにあることからウンチがつきやすく、不衛生になるという側面もあります。


こうした健康面に対する配慮から断尾を行う場合が、予防医学的観点からの断尾です。

 

「現状は、猟犬でもなければ牧羊犬でもない単なる家庭のペット犬が、なぜか慣習に従って断尾されている。

これはいたずらに犬に対して苦痛を与えているだけではないのか?」

 

 

犬は美容目的で断尾されることがあります。
 

犬種には一般的に「犬種標準」(けんしゅひょうじゅん, スタンダード)と呼ばれる、その犬の理想的な姿を規定した基準があります。

これは主として人間の側で好き勝手に決めたもので、必ずしも犬の幸福につながるものではありませんが、この犬種標準に犬の姿を合致させるために断尾するケースがあります。

これが美容目的の断尾です。


トイプードル、ミニチュアシュナウザー、ヨークシャーテリアなど、生まれつきしっぽが短いと思いこんでいた犬種は含まれていませんか?

 

「犬のしっぽを切り落とすのは、犬種図鑑に載っている犬の姿に近づけるため。

これはペットショップにおける売れ行きをよくするための"箔付け"行為であり、人間がお金儲けをするために犬の体の一部を切り落としているということ。

自分の快楽のために犬に苦痛を強いるのは、動物虐待に相当するのではないか?」

 

 

一般的に、生後2~5日程度の子犬に対しては、ブリーダーや獣医師の手によって麻酔なしの断尾が行われます。

 

結紮法(けっさつほう)とは、しっぽをゴムバンドできつく締め付けて血流を遮断し、結び目以降の組織を壊死(えし)させて自然に脱落させる方法です。

およそ3日でしっぽが脱落します。

※引用元の動画がシェアできないので、別の動画を貼っています。

 

切断法(せつだんほう)とは、外科的にメスやはさみなどでしっぽを任意の場所で切り落とす方法です。

2015年版「診療料金実態調査及び飼育者意識調査」によると、動物病院における断尾手術の料金は中央値で19,014円とされています。

 

 

近年は犬の痛覚に関する研究が進み、生後間もない子犬は痛みを感じないとする説に対する有力な反証が登場しています。

 

世界中の獣医師から構成される国際組織「世界小動物獣医協会」(WSAVA)が2014年に公開した「痛みの認識・評価・治療に関するガイドライン」の中では「生まれたばかりの動物が痛みを感じないというのはよくある誤解の一つである」と断言されています(📖:出典)。

 

****************引用終***************

 

 

消費者たちは、犬種標準を満たした犬を欲しがります。

犬種標準を満たすことで、犬は高く売れやすくなるのです。

 

つまりは金儲けのために、ブリーダーは子犬たちの尻尾をザクザクと切断しています。

獣医師にやってもらうこともあれば、ブリーダーが自ら行う事もあります。

 

その罪悪感を打ち消すために、子犬は神経が通っていないから痛みはないだとか一瞬だとか、

何の根拠もない事を信じ込み、真実から目を反らし、切断しているのです。

 

表向きの飼育環境が良いだけで、良いブリーダーと判断してしまう浅はかな日本人が多いですが、

利益を得たいがためだけに、尻尾を切断するブリーダーが蔓延しているという事実は、ブリーダーたちの本質が垣間見えるでしょう。

 

 

また、犬たちが切り取られているのは尻尾だけではありません。

 

親指や耳も切り取られています。

 

 

 

親指を切りとることを、断指と言います。

 

犬の親指は狼爪(ろうそう)といいますが、

 

子犬の狼爪も、獣医師やブリーダー自身によって、麻酔なしで切断されています。

 

****************引用****************

 

犬の狼爪(ろうそう)とは犬の前足、および後足の内側に生えている、地面と接触しない指のことです。

 

犬の前足の狼爪
 

この狼爪は人間の側の都合で切除することがあります。具体的な理由は「予防医学」と「美容」です。

 

 

一部の人たちは

「狼爪を放置しておくと伸びた爪で体の一部を引っかいたり、爪がじゅうたんなどにひっかかって裂けたりして、犬が怪我をしてしまう。

犬が成長してからこういう怪我を負うと治るまでに長い期間がかかり、犬に無用な苦痛を与えてしまう」

と信じています。

 

犬が狼爪に怪我を負わないよう、子犬のころにあらかじめ切除してあげるというのが「予防医学としての狼爪切除」です。

 

 

犬のあるべき理想的な姿を規定した犬種標準(スタンダード)内における狼爪の記述を見ると、狼爪を「切除すべき」(もしくは”一般的に切除される”)、「切除してもよい」、「切除してはならない」という区分があります。たとえばアメリカ国内における犬種標準を管理する「アメリカンケンネルクラブ」のスタンダードを参考にすると以下のようになります(📖:出典)。

 

 

[AKCにおける狼爪切除規定]

 

☆切除すべき犬種
パグ(前足) | ボーダーコリー(後足) | ダックスフンド(後足) | ジャーマンシェパード(後足) | シベリアンハスキー(後足) | シェットランドシープドッグ(後足) | ヨークシャーテリア(後足) | ミニチュアピンシャー(前後) | ウェルシュコーギーペンブローク(前後) | ウェルシュコーギーカーディガン(前後)


☆切除してもよい犬種
プードル | パピヨン | ポメラニアン | チワワ | フレンチブルドッグ | ゴールデンレトリバー | 狆 | 柴犬 | シーズー | ウエストハイランドホワイトテリア | ダルメシアン | イタリアングレイハウンド

 

☆切除してはならない犬種
ブリアード(後足) | グレートピレニーズ(前後)

 

 

 

切除術は一般的に生後2~5日の子犬のころ、通常は麻酔なしで行われます。

 

これは「子犬は神経の発達が未熟なので、痛みを感じない」という風説があるためです。

 

この説はブリーダーや一部の獣医師が、自分たちの行為を正当化するために作り出した都市伝説という側面があり、安易に鵜呑みにできない部分があります。

 

近年では科学的な検証から「子犬の神経は成犬のそれよりも過敏であり、より強い痛みを感じている」という真逆の可能性すら示唆されています。

 

****************引用終***************

 

 

狼爪の切除については、実際は犬種標準のために切り落としていますが、ケガを防ぐためという一見もっともらしい理由があります。

 

しかし、それは飼い主側のケア次第で防げることです。

ケガをするからといって体の一部分を切りとることを正当化できるわけがありません。

 

生後間もなかろうと痛み感じるに決まってるわけですが、ペット業界の人間たちはそのように信じ込んでいる、あるいは嘘をついています。

これは他の動物利用業界でもよくある事です。

 

100歩譲って仮に痛みを感じていなかったとしても、人間都合で勝手に体の一部を切るなって話です。

自分がされたらどう思うのでしょう?

痛みを感じないし、ない方がカッコイイから、赤ちゃんの時に体の一部分を切り取りました、と言われたら、大人になってから納得するのでしょうか?

 

ブリーダーにとって、犬は所詮売り物であり、見下しているから出来ることなのです。

 

 

 

ちなみに、うちの元繁殖犬メリーも、ブリーダーに親指を切断されています。

明らかに親指がありませんね。

ちなみに、赤くなっているのはアレルギーです。

 

 

親指も尻尾も切られている事実から、メリーは、ペットショップやブリーダーの売れ残りである可能性が高いことが分かりました。

売れ残った後、繁殖犬として利用された可能性が高いのです。

 

このような非道を繰り返すのが、ペット業界であり、ブリーダーたちです。

 

 

 

 

 

次に、耳。

耳を切りとることを、断耳と言います。

 

以下は、ボストンテリアが耳を切りとられているところです。

動画 | PETAアジア

 

ボストンテリアは、犬種標準によって立ち耳でなければならないとされています。

 

犬種標準とは、ケネルクラブなどが、

犬の外見だけで その犬種の理想像というものを勝手に決め、それを標準として犬種を分類したものです。

 

外見だけ、つまり犬の健康状態などは一切考えていません。


ボストンテリアは、放っておくと垂れ耳になってしまう犬が多いため、

ブリーダーや、見た目ばかりを気にする飼い主が、

獣医師のもとに連れていき、外科的処置によって耳を切断し、立ち耳になるよう矯正するのです。

 

 

ドーベルマンも、断耳されます。

耳の下の肉を、1センチほどの幅で縦に5、6センチ切断され、縫い合わせ、耳自体も、コルセットで固定されて、立つように矯正されるのです。

 

上の動画では、犬が何度も痛みで鳴き叫び、暴れる様子が映っています。

 

以前、日本人の飼い主が、垂れ耳のドーベルマンをわざわざ動物病院に連れていき、断耳した様子を映した動画があったのですが、非公開にされてしまいました。

 

断耳をすると、耳の中が群れて雑菌が繁殖することを防げるとか、聴覚を高める効果があると言われているなどと、メリットがあるかのように動画で述べていましたが、

耳に雑菌が繁殖しやすいのであれば、耳の手入れを日頃から行えばよい話です。

 

そして、聴覚に関しては特に根拠もないですし、聴覚を高めたから何? って話です。

聴覚を高めないと日常生活が送れないんですかね?

 

要するにただの言い訳で、実際は外見だけ気にして、自己満足のために断耳を行っただけでしょう。

 

 

他にも、犬種標準のために断耳をされている犬種は沢山いて、

実際は、断耳によるメリットは、ブリーダーの金儲けや、飼い主の自己満足以外は何もなく、

犬にとってはデメリットだらけだと考えられています。

 

****************引用****************

 

断耳が行われるようになったそもそもの理由は、

狩猟犬や牧畜犬が熊や狼などの外敵と争ったとき、噛み付かれて致命傷を負わないようするためだったと考えられています。

 

犬同士が争う「闘犬」や、犬と熊とを戦わせる見世物である「ベア・ベイティング」(牛と戦うときはブル・ベイティング)用の犬なども、同じ理由で断耳の対象となっていました。

 

当時の断耳は子犬が6週齢くらいのときに行われ、

よく研いだ刃物でキツネのように先がとがった形状にしたり、クマのように丸みを帯びた形状に整形したようです。

 

あるいは生まれたてのころに手でねじり切るという荒っぽい方法もありました。

この場合は頭部に耳がまったく残らず、耳の穴がじかに観察できるような状態になります。


断耳について文献に登場したのは1678年、フランスのジャン・ド・ラ・フォンテーンが著した「Fables」の中においてだといいますから、歴史の古さがうかがえます(📖:出典)。

 

1800年代に入り、イギリスを中心として犬のあるべき姿を定めた犬種標準(スタンダード)が登場すると、

断耳は本来持っていた実用的な目的を失い、この犬種標準と呼ばれる規定に合わせるためだけに行われるようになりました。

 

現在でも犬種によっては惰性的(だせいてき)に断耳が行われていますが、

一部の人は「断耳することで感染症(耳の中がむれて虫や雑菌が繁殖する)を予防」したり、

「犬の聴覚を高める」と主張しているようです。

 

しかしこの主張には明確な統計や医学的な根拠があるわけではありません。

 

 

参考までに断耳が規定されている代表的な犬種を以下でご紹介します。

ミニチュアシュナウザー、ミニチュアピンシャー、グレートデンなど、生まれつき耳が立っていると思いこんでいた犬種は含まれていませんか?

 

一部のブリーダーは

「断尾や断耳はその犬種の完全性と美しさを実現するために必要である」

という考え方を信奉しています。

 

しかし2016年に行われた調査では、断耳した犬が「攻撃性と支配性が高く、遊び好きでなく、魅力に乏しい」と評価される可能性が高いことが指摘されました。

また、断尾や断耳を施された犬の飼い主は「攻撃的で温かみがなくナルシストである」と評価される傾向にあったとも。


つまり「完全性」や「美しさ」を目的として行っているはずの断耳手術が逆に犬の魅力を引き下げているというのです。

 

 

断耳は美容耳形成術(cosmetic otoplasty)とも呼ばれ、7~12週齢のころに行われるのが一般的です。

14週齢(人によっては16週齢)を過ぎてから行うと犬の知覚が発達しすぎて過剰な痛みを与えてしまうこと、および軟骨が成長して耳の整形が難しいことなどから、手術が避けられます。
 

手術の方法は、全身麻酔をかけた上で耳介の2/3以上を切り取り、切断縁を縫いこんだり医療用粘着液で糊付けするというものです。

耳がぴんと立つまで金属製の副木などとともに包帯で固定され、

包帯が取れるまでには最低で3週間、長いときは8週間を要することもあります。

 

また手術後の出血や痛みのコントロールをするため、最低1日以上の入院が必要となり、

感染症を防ぐため、手術後の数週間は1日数回、消毒のためにケアをする必要があります。

 

耳の「立ち」に関しては、ピットブルやシュナウザー種など最初から小さな耳をもった犬種のほうが、

ドーベルマンボクサーグレートデンなどよりも早く完了します。

 

しかし全ての犬において立ち耳が成功するわけではなく、失敗した場合は再手術が施されることもあります。

 

また、一般的な断耳に伴うリスクや副作用は以下です。

 

麻酔の副作用
麻酔が切れてからの痛み(数週間)
傷口からの感染
傷口の瘢痕化(ひっかいてごわごわになる)
トラウマの形成

 

ブリティッシュコロンビア大学の心理学教授でドッグトレーナーでもあるスタンレー・コレン氏は、

生まれつき垂れ耳の犬や断耳された犬は、生まれつき立ち耳の犬に比べて耳を動かす能力が劣るため、適切なコミュニケーションをとることができない

とする意見を述べています。

 

****************引用終***************

 

 

このようにメリットなど何もなく、

犬にとってみれば、麻酔が切れれば断耳による痛みがないはずがなく、虐待以外の何物でもありません。

 

「仮に」メリットがあったとて、自然にある体の一部を切りとるなど、倫理観のある人間のすることではないでしょう。

しかも、メリットが何もない中でやるわけですから、どれだけその人が狂った感覚なのか、ということです。

ご自身が、望んでいない体の一部分を切りとられてみればいいのに、と思いますけどね。

 

 

 

さて、この事実でブリーダーの本質がどのようなものかお分かりいただけると思います。

 

飼育環境の悪い、繫殖家と呼ばれるブリーダーがいるばかりに、

飼育環境が普通なブリーダーが 良いブリーダーなど呼ばれる恐ろしい事態に陥っているのが今の日本です。

 

仮にどれだけ飼育環境が良かろうと、ブリーダーは殺処分推進側であり、犬の性器と子犬の命を利用した金儲けなのです。

 

 

犬を繁殖させる場合、人工授精 または 強制交配が行われます。

 

こちらは日本のブリーダーによる、人工授精の動画です。

 

人工授精の場合、まずはオスから精子を採取します。

犬はどのように繁殖されて生まれてくるか

 

そして、器具を使って、メスの子宮に精液を入れます。

 

女性の皆さんは、自分がこんな事をされたらどう思いますか?

 

 

こちらの日本のブリーダーによると、ミスれば大量出血だそうですね。

ブリーダーから直接買うのだって同じ

 

 

ということは、誤って大量出血させたブリーダーがこれまで数多くいるということです。

 

 

 

強制交配では、メス犬をおさえつけて、オス犬をあてがいます。

女性の性器を利益に使う

 

こちらに関しては、まさにレイプそのものです。

 

 

以下は、日本のブリーダーの投稿。

@mmm80891202

 

多くのキャンセルが出て、利益が減り、感情的になったのでしょう。

人間のエゴと分かっていながら、牙を向け、血だらけになりながら嫌がるメスに対して、

無理やり交配させていることを自白しています。

 

 

 

ブリーダーたちは、雑種の方が健康であることも知っていますし、

この業界がある限り、必ず余剰が出ることは知っています。

どれだけ飼育環境が良かろうと、奇形や障害の子は生まれます。

 

 

良いブリーダーもいる、などという幻想をもつのはやめましょう。

 

悪徳繫殖家というレベルが低すぎる人たちが存在するために、

ただ飼育環境がマシなブリーダーたちが、良いなどという地位を得てしまっています。

 

殺処分がある日本において、命を売り物にしている時点で、良いなどという概念があるわけがありません。

 

 

 

 

 

 

t.a0510624

 

 

そのブリーダーは、殺処分を終わらせるために何か行動しているのですか?

 

 

していないでしょう。

それどころか、犬を増やすことによって、殺処分を促進している側です。

 

 

血統を残すためにやっている良いブリーダーがいると本気で思い込んでいる人達が、

残念ながら犬猫愛護活動家の中にまでいて驚くばかりですが、ブリーダーたちは全員金儲けのためにやっています。

本当に血統を残したいだけなら、無料で欲しがっている人にプレゼントすればよい話です。

 

そもそも血統を残すなんて、人間側の自己満足です。

人間好みの外見だけの血統を残すことなど、犬自身は望んでいません。

血統が途絶えたところで、自然生態系には何の影響もありません。

 

↓むしろ、血統を残すことで、遺伝病が広がり、極端な体型で苦しむ犬や猫がどんどん増えています。

 

ブリーディングとは・・・ 

 

遺伝病の闇

 

ティーカッププードルの母親の食事

 

スコティッシュ、マンチカンを買うということ

 

遺伝子疾患だらけのミックス犬

 

 

変性性脊髄症を発症するコーギー。

 

一目見て異常なサイズの、ティーカップドッグ。

ティーカップドッグは、要するにサイズ縮小の奇形。

母犬に未熟児を産ませるために、妊娠している母犬はスプーン1杯の食事しか与えられません。

 

折れ耳のスコティッシュフォールドは、骨軟骨異形成症候群という病気からくるものです。

 

骨軟骨異形成症は、骨や軟骨に異常が起き、痛みが出る遺伝性の病気です。

手先、足先、尾椎付近の関節や、骨表面を覆う軟骨に異常が起き、コブができたりします。

病気の猫を見て喜ぶ日本人

 

このコブは骨瘤(こつりゅう)といい、骨瘤が出来ると神経を圧迫して激しい痛みを伴います。

遺伝による進行性の病気で、発症を防ぐことも、進行を遅らせることも出来ません。

 

スコティッシュフォールドは、お尻を地面につけ後ろ足を投げ出す座り方をすることが多く、スコ座りと呼ばれています。

 

ブリーダーが存在する限り、生体販売が存在する限り、このような苦しみはなくなることはないでしょう。

 

 

外見とか、血統とか、年齢とか、安さといった、自身の欲を優先させるのではなく、恵まれない保護犬や保護猫を引き取る、あるいは飼わないという選択をしてください。

 

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