本日は、太地町イルカ追い込み猟の解禁日です。
イルカ追い込み猟(イルカ類)は、毎年9月1日~翌年2月末まで行われます。
活動家の方々が、太地町にて、デモ活動を行ってくれたようです。
普通に立っているだけでも暑いでしょうけど、イルカの着ぐるみを着ながらじっとしているのは相当暑いでしょう。
頭が下がる思いですね。
この画像左に、外国人の高齢の男性が映っていますね。
彼は、イルカ解放活動で世界的に有名な「Dolphin Project」の代表リック・オバリー氏。
元イルカトレーナーです。
リックは、1960年代のアメリカのホームドラマ「フリッパー」で、イルカショーブームを巻き起こしてしまった張本人です。
水族館の環境に苦しみ、鬱状態になっていたイルカのキャシーが、自分の腕の中で 死んだことをきっかけに、
自分のやってきたことは間違いだったと気づき、
イルカショー推進派から、反対派に変わりました。
↓ 以下が、そのドキュメンタリー映画「ザ・コーブ」。
そのまま続けていれば、かなり裕福な暮らしができていたにも関わらず、
自らが作り上げたイルカショーブームを壊すために活動を始めた方です。
また、落語家でヴィーガンの立川平林さんも参加されたようです。
マスコミがすごかった、とのこと。
追い込み猟に関して、国民の洗脳を行ってきたマスコミが、どこまで真実を報道するのか見ものですね。
(東洋経済は真実を報道しています。)
↓幸い、本日はイルカが見つからなかったようで、船が戻ってきました。
イルカが殺されなかった日は、世界で Blue Cove day(ブルーコーブ デイ)と呼ばれ、
逆に、イルカが見つかってしまった日は、Red Cove day(レッドコーブ デイ)と呼ばれています。
つまり、今日はブルーコーブ デイです。
なぜそのように呼ばれているかは、追い込み猟がどのようなものかを学べば分かるでしょう。
早朝5時~6時に、太地町のAの位置から12そうの船が出発します。
Bの位置あたりに定置網があり、左側に2そうがイルカを探し回り、右側を6そうが探し回り、残り4そうは右側で待機します。
イルカが見つかったら、待機している4そうが連絡があった方に向かいます。
そして、イルカの周りを船で囲みます。
イルカや魚は、音を全身で感じ取る、音に非常に敏感な生き物です。
日本で鳴くクジラの声が赤道まで聞こえるほどだそうです。
猟師たちは、この性質を利用して、イルカを追い込みます。
船から、このバンガーと呼ばれる鉄の棒が海の中に入れており、
イルカの群れを見つけると、この棒を、船の上からカンカンと叩くことによって海に大音量を流します。
この大音量にとても強いストレスを感じ、イルカは逃れようとします。
こうして猟師たちは、イルカの行き先を誘導していきます。
入江に近づくごとに、網を張り、逃げられないようにします。
そして、最後は入り江に追い込まれ、捕まってしまうのです。
追い込まれたとき、パニックになり、岩に体をぶつけて出血するイルカもいます。
この様子を見れば、イルカたちがどれだけ恐怖を感じているのかがよく分かるでしょう。
パニックで、ネットに引っかかってしまうイルカもいます。
イルカは我々と同じ肺呼吸なので、ネットに引っかかって水面に上がれなくなると、やがて溺死します。
追い込まれたイルカたちは、ここから生体販売向きか、そうでないかの選別作業が行われます。
生体販売向きでないとされたイルカたちは、食用として殺されます。
— キリ (@Kiri36268982) October 4, 2021
殺すときは、こちらの金属性のピックを
イルカのせき髄につき刺し、ねじり込みます。
先ほどまで一緒に泳いでいた仲間や家族が、目の前で殺されていくのです。
猟師たちは、イルカをピックで突き刺した後、傷口を木の棒のようなものでフタをします。
これは血を海に流さないようにして、残酷ではないように見せるためです。
これによってイルカは長く苦しむことになり、30分ほど苦しんだ末、絶命することもあります。
しかし、このような処置をしても、血が流れ出て、海が赤く染まることが多々あります。
イルカが殺された日を、レッドコーブ デイと呼ぶのはこのためです。
殺されたイルカは、解体場へと運ばれ、ごく一部の人間しか食べない鯨肉にされます。
妊娠しているイルカであろうと、子供であろうと、赤ちゃんであろうと、猟師は容赦なく皆殺しにします。
昨年だけで、約520頭のイルカが追い込み猟によって殺されました。
こうして、家族で平和に暮らしていた日々は、人間の手によって突然終わりを告げるのです。
そして、まずは太地の生け簀で、餌でコントロールされながら、頭や体を踏まれたりしながら調教されます。
イルカのトレーナーは、イルカ好きではないって知ってましたか?
先ほど述べた通り、追い込まれたイルカ達は生体販売向きかどうかを選別されますが
その選別作業を行うのは、イルカのトレーナーたちです。
トレーナーたちは、自分達に選ばれなかったイルカが殺されることは知っています。
以下は、追い込まれたイルカがパニックで岩にぶつかって血だらけになるのを、目の前で見ているトレーナー。
皆さんは、好きな動物が目の前で苦しんでいるのを見て、平然としていられますか?
— キリ (@Kiri36268982) November 13, 2021
こちらは生体販売用に捕らえたイルカの頭を、足で踏んづけるトレーナーです。
そして、以下は、猟師とともに、イルカを追い込むトレーナーたちの様子です。
命を犠牲にすることに慣れきったトレーナーたちは、
選別作業の際も緊張感はなく、笑いながら和気あいあいと作業を行っています。
この水族館のイルカは、胸に傷があります。
長い間傷が治らなかったため、獣医が傷を焼いたそうです。
そのイルカに乗り、ショーをするトレーナーの様子です。
これがトレーナーたちの実態です。
メディアの影響で、太地町の追い込み猟は「伝統」であり、「食文化」のために行われていると洗脳されている人が多いと思いますが、それは嘘です。
4:57頃から。
****************引用****************
イルカ猟は、1969年に、太地くじらの博物館がイルカを生体展示して客を呼ぼうとして、始まった猟。
今年で53年目。
日本政府や太地町が言っている400年の歴史があるというのは嘘。
400年前に古式捕鯨というのをやってたらしいが、その古式捕鯨の伝統は受け継がれていない。
古式捕鯨というのは、ふんどしをしめた男たちが、手漕ぎのボートで、
太地町沖を回遊しているクジラを、銛で刺して、網を張って行く手を阻んで捕まえていた。
そんなことやっている人は今誰もいない。
太地町の捕鯨船は「第七勝丸」というのが1そうあるだけで、基本的に北西太平洋とかかなりの沖の方でやってる。
第七勝丸の先っぽには、ハープーンといって、手元のスイッチで爆発して銛が飛んでいき、クジラを刺し殺す。
昔の古式捕鯨というのは、伝統的に受け継がれていない。
追い込み猟も、その方法とは全然違う。
だから、伝統とか文化とかそういうものではなく、1969年に始まった新しい生体販売のビジネス。
1960年代は、アメリカのホームドラマの「フリッパー」が大ブームになった。
これが世界中で広がり、イルカ売れば儲かる、イルカ展示すれば客がくるということで、
水族館やイルカショーが始まった。
そのため、1960年代~70年代に、日本でも水族館ができた。
食肉用のイルカは、1頭あたり、1万5000円~5万円。
生体販売するイルカの場合は、1頭あたり、100万円~150万円の間で取引される。
今シーズン殺された498頭のイルカは、5万円で計算すると、合計で2490万円。
生体販売用に捕獲された65頭のイルカは、150万円で計算すると、合計で9750万円。
つまり、生体販売のためにやっていて、いらないイルカを殺して食肉にしているだけ。
猟に出た時に、燃料代や人件費がかかってるから、見つけたイルカはとりあえず追い込んで殺しているが、メインは生体販売。
今年津波があって生け簀が壊れて、イルカが逃げたり死んだりした。
生け簀が壊れてから4~5日間、猟に出ていない。
なぜなら、イルカを見つけて追い込んでも生け簀がなかったら入れるところがないから。
イルカを見つけても殺して食肉にするしかなく、儲からないから、生け簀を作っていた。
そして、生け簀を作ってから猟に出た。
つまり、追い込み猟が生体販売のためであるという証明。
もし、誰も水族館に行かなくなり、生体販売がなくなればどうなるのか。
今シーズンは
食肉の2490万円と、生体販売の9750万円。
合計で、1億2240万円の収入。
猟師は12人だから、12で割ると、1人あたり1020万円。
追い込み猟は6か月だから、6で割ると、1か月あたり170万円が給料。
結構な儲け。
だから6か月だけ働いて、あとの6か月は仕事しないで、旅行に行ったり趣味をしたりする。
ところが、もし生体販売がなかったら、食肉の2490万円の収入だけ。
12で割ると、1人あたり207万5000円。
6で割ると、1か月あたり34万5833円が給料。
この34万の給料から、組合の雇っている補助の猟師を雇ったり、燃料費を出さなければならない。
元イルカ猟師に聞くと、燃料費(軽油)は、1日50~60リットル使う。
軽油は安めに見て、1リットル104円。
1か月で、104円×60ℓ×30日=18万7200円
だから、月収34万5833円-燃料費18万7200円=15万8633円
の収入にしかならない。
これでは猟はやっていけない。
つまり追い込み猟は、生体販売が重要な猟。
****************引用終***************
「追い込み猟」は、イルカを生きたまま捕らえるための、生体販売が目的の猟です。
食用に捕らえることが目的なら、別に、「突きん棒猟」といって、泳いでいるイルカを上から突き刺して殺す猟があります。
以下は、イルカではありませんが、サメを上から突き刺している動画です。
食文化だと言うのであれば、突きん棒猟の方が、最初から殺して食用に捕獲する猟であるため、筋が通っています。
それに海の上で行う猟ですから、誰にも見られず批判されることもありません。
しかし、太地町の猟師たちは、あえて追い込み猟を行っています。
それは、生きたまま捕らえたいから。
すなわち、生体販売をしたいからです。
なぜなら、生体販売をすれば儲かるからです。
つまり、追い込み猟は伝統でも文化でもなく、金儲けのために行っているのです。
追い込み猟をやめさせるには、水族館をなくさせる必要があります。
水族館が儲からなくなれば、水族館がなくなります。
水族館がなくなれば、追い込み猟は終わります。
つまり、水族館に行き、イルカショーを見るあなた方が、この欲にまみれた虐待産業を支えているのです。
一部の人間の金儲けのために、イルカは追い込まれ、殺されます。
仮に選ばれても、餌でコントロールされながら、芸を調教されます。
そして、狭い水族館で、人間好みの芸をやらされる一生を送ります。
犬猫の生体販売反対とか言いながら、水族館に行って、イルカの生体販売の支援をしていませんか?
悪徳ブリーダーを非難しておきながら、
水族館に行って、悪徳水族館、悪徳トレーナー、悪徳猟師たちの支援をしていませんか?
消費者がこの問題に気づかず水族館に行く限り、イルカ達の地獄は永遠に続きます。
イルカを閉じ込めたり、殺しているのは、水族館に行くあなたです。
水族館に行くのをやめてください。
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