鶏肉を食べている方は、以下の動画をご覧ください。
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一日約6万羽、年間で2000万羽を超える鶏を肉にしている 日本の大規模食鳥処理場の動画です。
この食鳥処理場の仕事に従事した方から情報提供していただきました。
動画の中の鶏は、市場流通する肉用鶏のほぼ100%を占める 「ブロイラー」と呼ばれる鶏たちです。
スーパーで購入したり、ファストフード店などで外食するときに 食べたりする鶏肉は、ほぼ100%がこの動画と同じブロイラーです。
映像では、ブロイラーの足の関節にできた黒いカサブタを ナイフでそぎ落とす作業が行われています。
この黒いカサブタは、湿った床やアンモニアなどにより引き起こされる「炎症」で ホックバーン(Hock burn)とも呼ばれ、劣悪な飼育環境で発生します。
ホックバーンは歩行に悪影響を及ぼし、餌や水にたどり着くことが困難になり、 痛みで鶏を苦しめます。
炎症が起こる原因は、床(敷料)が糞尿まみれで汚いこと、 過密飼育、ブロイラーが急激に太るように育種されていること、などです。
黒いカサブタをそのままにしておくと、 消費者が食べる時にガリっとした食感になるため、取り除かれます。
動物たちの苦しみは、私たちの目から隠されています。
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日本の食鳥処理場の映像です。
映像の鶏肉の黒い部分は、足の関節部分の炎症「ホックバーン」の跡です。
足先に見えるかもしれませんが、この時点で関節以下の部分はすでに切り落とされているからです。
炎症ですから、当然ホックバーンになった鶏たちは、痛みを感じ続けることになります。
毛の処理などが行われていないこちらの画像などを見れば、その痛々しさが分かるでしょう。
これら関節の黒くなっているのが、冒頭の映像の黒い部分です。
皆さんが食べている鶏肉は、処理の際にそぎ落とされているだけで、元々はこのホックバーンの跡があったのです。
足の炎症は他にも、足の裏の炎症「趾蹠(しせき)皮膚炎(FPD)」があります。
ホックバーンやFPDになった鶏たちは、炎症で痛む足のまま、重い体を支えているのです。
こちらは、日本のスーパーに売られていた鶏です。
間接部分が赤くなっており、生前炎症を起こして苦しんでいたことが分かります。
売れないのでおつとめ品として安売りされ、それでも売れなければ廃棄されます。
冒頭の映像で見てもらえば分かる通り、生前、ほぼ全ての鶏がホックバーンになっていたことが分かります。
このような炎症が起きてしまう原因は、日本の鶏肉の生産方法にあります。
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動画の中の鶏は、市場流通する肉用鶏のほぼ100%を占める「ブロイラー」と呼ばれる鶏たちです。
私たちがスーパーで購入したり、ファストフード店などで外食するときに食べたりする鶏肉は、ほぼ100%がこの動画と同じブロイラー種になります。
映像では、ブロイラーの足の関節にできた黒いカサブタをナイフでそぎ落とす作業が行われています。
この黒いカサブタは、湿った床やアンモニアなどにより引き起こされる「炎症」で、ホックバーン(Hock burn)とも呼ばれ、劣悪な飼育環境で発生します。
ホックバーンは歩行に悪影響を及ぼし、餌や水にたどり着くことが困難になり、痛みで鶏を苦しめます。
このような炎症が起こる原因は、床(敷料)が糞尿まみれで汚いこと、過密飼育、ブロイラーが急激に太るように育種されていること、などです。
床(敷料)の状況
通常、ブロイラーを屠殺のために出荷するまで、オガクズなどの敷料は交換されません。
ブロイラー鶏舎の管理は「オールイン・オールアウト」で行われ、ブロイラーをすべて出荷した後で汚れた敷料をすべて搬出し、鶏舎を空にしてから消毒→新しい敷料を入れて次の新しい雛を入れるというやり方が普通です。
敷料はブロイラーが成長して出荷されるまでそのままです。
そのためブロイラーが出荷されるころには、敷料というよりむしろ「堆積した糞尿」という有様になります。
調査によると、日本のブロイラー飼養方法で敷料を交換している農場の割合はたった3.5%です。
この3.5%も、おそらくはごく一部の敷料を交換しているだけのはずです。
なぜなら鶏でいっぱいになった鶏舎の中にホイールローダなどの大型機械を入れて敷料の入れ替えをすることは不可能ですし、かといってスコップなどを使い手作業で敷料を交換するということも考えられません。
現代の工場型養鶏の巨大な鶏舎の中の、鶏の糞尿で重く固い敷料をすべて、手作業で掘り返して手作業で鶏舎の外まで運ぶというのは非現実的でありえない話です。
そもそも敷料はタダではありません。
1トン当たり数千円、近年はさらに敷料価格が高騰しています。
糞尿まみれの環境に鶏を閉じ込めても、屠殺して湯漬けして脱羽して洗浄してきれいにパッケージングされてスーパーの棚に並んでしまえばわかりません。ブロイラー養鶏業者にしてみれば、無駄なコストはかけたくないでしょう。
過密飼育
ブロイラーの飼育は生産性を高めるため、異様な過密飼育となっています。
日本国内の平均飼育密度は16〜19羽/平方メートル、最大で約22羽(59kg)/平方メートル。
1メートル四方に体重2.5~3kgの鶏が16羽もいれば、すぐに床は糞尿で汚れます。
成長して体重がふえるにつれ、過密度は増します。
糞の量も増加します。
ブロイラーたちは過密のため移動することが難しくなり、汚い床に座っているしかない時間がふえていきます。
急激に太る育種
ブロイラー種は、短期間で急速に成長させることを目的として育種されています。
鶏は通常、成鶏に達するのに4 ~ 5か月かかりますが、ブロイラーは40 ~50日です。
この成長率の高さはブロイラーに非常に有害で、腹水症や突然死などの代謝障害を引き起こし、骨格構造の成熟よりも速く体重が増加することで、肢の障害は多発します。
イギリスでは、このような過度な品種改変が行われたブロイラー種は動物福祉法に反するとして、訴訟が起こっているほどです。
ブロイラー種では、跛行(歩行障害)率は 14.1% から 57% の範囲と言われています(75%という研究もあります)。
肢の障害は鶏の自発的な運動能力を損ない、多くの時間を床に座ったまま過ごす時間が増えていきます。
糞尿だらけの床に足が接する時間が長くなり炎症リスクは高まります。
ブロイラーのホックバーンの罹患率は、35%から88%と言われています。
動画には映っていませんが、情報提供者によると、炎症部分の黒いカサブタをナイフでそぐと、膿が出てきたり、鮮血が出てくることもあったそうです。
また問題はカサブタだけではありません。
腿の付け根が骨折していたり、肢がOの字を描くように大きく湾曲していたり、肢がねじれていたりする鶏もいて、次から次へ運ばれてくる屠体から、鶏が苦しんできたことが伝わってきたそうです。
黒いカサブタをそのままにしておくと、消費者が食べる時にガリっとした食感になるため、取り除かれます。
ナイフでそぎ落とされてフライドチキンになって食卓に並べば、そこから鶏の痛みや苦しみを想像することはできません。
しかしこの動画の中の黒いカサブタは、鶏が劣悪な状況で飼育されていた間違いない証拠です。
日本国内だけで、一年間に7億羽をこえる肉用鶏が屠殺されています。
鎮痛剤や抗炎症剤を使用した研究は、多くのブロイラーが痛みに苦しんでいることを示しています。
鶏には選択の自由は用意されていません。
しかし私たちはこの苦しみに加担しない選択ができるはずです。
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糞尿まみれの床、過密飼育、品種改良が原因で、鶏たちは病気になりやすくなっているのです。
ブロイラーの生産では、オールイン・オールアウトと言って、
鶏舎に、雛の集団を入れたら、その雛たちは出荷までずっと同じ集団で過ごします。
途中で新しい鶏を追加するといったことはありません。
床が清掃されるのは、その集団すべてを出荷し終わった後です。
つまり、雛が鶏舎にやってきた直後の床は綺麗でしょうが、そんなものは一時で、
あっという間に糞尿にまみれ、水が混ざってドロドロになっていきます。
そして、彼らが死ぬまで床が清掃されることはありません。
座ることを嫌がる鶏もいます。
ブロイラーは平飼いですが、中は過密で、大きくなれば足の踏み場もなくなっていきます。
ブロイラー(鶏肉にされる鶏)は、品種改良によって短期間で急激に太る体にされてしまっています。
生理機能の限界まで体重を増やす品種改良が行われてきたことが原因で、
ホックバーンやFPDだけでなく、
様々な病気や奇形になりやすく、ブロイラー種ではない鶏と比べて、死亡率は7倍にのぼります。
足に障害を抱えた子。
首がねじれた子。
クチバシが変形した子。
脊髄骨に異常がある子。
呼吸器に障害がある子。
腹水症。
植物を肉に変換する機械「明日の鶏」 : NGO Life Investigation Agency
乳房熱傷。
人間の都合の良いように体を改造され、病気にだらけの体にされた鶏たち。
そんな鶏たちが、この世に生を受け、生きられる期間はわずか50日です。
50日経つと見た目は大きいですが、まだ子供のため、鳴き声は、コケコッコーではなく、ピヨピヨと鳴きます。
孵化場からトラックで運ばれ、養鶏場に到着した雛たちの映像です。
彼らは、床に放り投げられるところから、養鶏場の生活がスタートします。
動画の日に到着した雛は6万羽。
職員に対して膨大な数の雛がいるため、このように雑に扱わないと仕事がまわらないからです。
ここから地獄の50日が始まります。
体が小さいうちは、従業員により踏みつぶされる雛もいます。
内臓が飛び出し、痛みにもがき苦しみながら死んでいきます。
従業員に蹴られたのか、仲間同士で争ったのか、ケガをする子たちもいます。
体に異常のある子達は、歩行困難になったり、起き上がれなかったりします。
鶏舎には数万羽の鶏がいるため、従業員に気づかれないことも珍しくありません。
動けなかったり、起き上がれなければ、餌を取ることができず、衰弱し、餓死します。
衰弱している子を、従業員が見つけて、首をひねって殺すこともあります。
殺される際は苦痛を感じますが、いっそ殺された方が楽になれるのかもしれません。
死んだ鶏は、ゴミのように捨てられ、処分されます。
目に見える外傷がなくとも、およそ25%の肥満系ブロイラーと七面鳥は、生涯の3分の1の期間、慢性的疼痛にさらされています。
衰弱していても、ハアハアと苦しそうに息をしていても、治療をされることは一切ありません。
ただ、耐えるほかないのです。
そして、50日が経てば、カゴに詰め込まれます。
トラックで長距離、長時間、ぎゅうぎゅう詰めにされて運ばれます。
ようやく食肉処理場に到着しても、待っているのは死のみであり
片足を吊り上げられ
首を切られて、出血多量で死亡します。
鶏肉を食べる方、卵を食べる方は、しっかりとご覧ください。
また このような鶏の虐待や殺戮は、養鶏場に到着する前から始まっています。
卵をひなへと孵化(ふか)させる農場を、孵化場といいます。
孵化場は、孵卵機という人工的に卵を孵化させるための機械を使って、卵を温めます。
http://takakis.la.coocan.jp/fukuzaki-k02.htm
そして、ヒヨコを孵化させるのです。
孵化場で孵化したヒヨコが、全国の養鶏場へ出荷され、養鶏場でブロイラーが飼育されるのです。
以下は、五大商社の1つ「丸紅」の子会社である、ウェルファムフーズの孵化場の映像です。
孵化場では、孵化したヒナが全て生かされるわけではありません。
健康状態をチェックし、選別作業を行い、問題があるヒナは殺されるのです。
殺処分用に選別されたヒナたちは、ゴミ箱に捨てられ、
窒息死、圧死、衰弱死などによって死んでいきます。
マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、バーガーキングなどに供給を行っている孵化場の映像です。
ゴミのように床に散乱したヒナの様子や、
従業員がヒナを踏みつぶす様子も撮影されています。
また、孵化場の前にも鶏たちの苦しみは始まっているのです。
ヒヨコが孵化する卵を、種卵と言います。
孵化場は、この種卵を仕入れているのです。
この種卵を産む 親鶏のことを、種鶏と言います。
そして、この種鶏だけを集めた、種鶏場というものがあるのです。
LIAが日本の種鶏場を調査したレポートがあります。
種鶏たちの一生は、立ち込めるアンモニア臭の中で生活し、常に死と隣合わせで、交尾だけの生活を送る悲惨な一生を送ります。
鶏は、日本だけで、1日あたり約175万羽が屠殺されています。
犬猫の殺処分は、年間で約2万3000ですから、これだけでも凄まじい数の鶏が殺されていることが分かるでしょう。
しかも、上記はあくまで屠殺数ですので、
鶏舎の中で死んでいった鶏、孵化場で殺処分された鶏、種鶏場で死んでいった鶏、殺された鶏などを含めば、この何倍もの命が失われていることになります。
日本人はすぐに、感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、
殺された後に感謝されれば、これらのような悲惨な一生を送ってもいいという、変わった方がいらっしゃればぜひ教えてください。
感謝も、いただきますも、ごちそうさまも、誰でも言えるような、ただの建前の言葉です。
こんな暴力的な生産を頼んでない、生産者側に感謝や敬意が足りない、などと言ったところで、
その暴力的な生産は、肉を欲しがることが原因なのですから何の意味もありません
鶏も犬猫と同じ、感情も個性もある生き物です。
人間は鶏肉を食べなくても生きていけます。
鶏肉を食べるのをやめましょう。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
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