折れ曲がったクジラ | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の動画をご覧ください。

 

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折れ曲がったオキゴンドウ「リティ」の姿です。

 

八景島シーパラダイスに問い合わせたところ、

「筋肉の病気らしい、自然界でもある病気だと思われるが、原因は不明」

とのことでした。

 

国内外の専門家に診せ、投薬を行なっているということです。

自由な海から捕獲され、狭いコンクリートに監禁され、原因不明の病気に苦しんでいます。


 

 

野生動物を捕獲し、監禁し、人のためにサーカスをさせるのはもう止めましょう。

多くの国々では、芸をさせるのはもちろん、繁殖、捕獲も禁止しています。

リティが心配です。

 

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体が折れ曲がってしまった、オキゴンドウという種類のクジラ「リティー」が泳いでいる姿が映っています。

 

クジラではなく、イルカのように見えるって方もいらっしゃるかもしれません。

それは大きく間違っているわけではありません。

クジラとイルカは、実は同じなのです。

 

体長4~5m以下をイルカ、体長4~5m以上をクジラと、慣習的に呼んでるだけなんです。

 

つまり人間が勝手にイメージで呼び方を変えているだけで、クジラはイルカであり、イルカはクジラなのです。

 

 

 

体が折れ曲がってしまったクジラのリティーが泳いでいたのは、

横浜市金沢区にある「横浜・八景島シーパラダイス」という水族館です。

101 横浜・八景島シーパラダイス(180716/神奈川県横浜市金沢区)

 

かつては正常な体だった、リティ―。

 

八景島シーパラダイスは、折れ曲がった原因は不明、と回答。

 

自然界でもある病気だと回答していますが、それなら体が折れ曲がった野生のイルカやクジラの写真を提示してほしいものです。

水族館の環境が原因で、病気になってしまった可能性は大いにありますね。

あくまで正当化のための弁でしょう。

 

 

 

また リティーは、身体が折れ曲がっているだけでなく、全身傷だらけでした。

 

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2021年2月11日 八景島シーパラダイスで撮影

 

リティが監禁されているプールの周りには壁が作られ、階段は閉鎖され、観客から隠されていました。

見せたいものだけ見せ、見せたくないものは隠す。

動物園水族館をはじめとする、動物産業の手法です。

 

リティの体には傷ができていました。

 

顔の先、お腹、背中。 

 

 

 

背中の傷は、ハニーの末期の傷を思い出させます。

 

同じプールには、もう一人のオキゴンドウ、バンドウイルカ、ベルーガが監禁されています。 感染症も心配されます。

 

動物を捕獲・監禁し、お金儲けをするのは野蛮です。

 

動物を資源とし搾取する野蛮な文化から、動物の尊厳を尊重する倫理的な文化へシフトしよう。

 

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経営破綻後、約2年もの間、にごったプールに1人きりで閉じ込められていたハニーも、生前は背中に傷を負っていました。

ハニー追悼

 

 

折れ曲がった傷だらけのリティーの姿を客に見られると都合が悪いと判断した八景島シーパラダイスは、

リティーの姿を客から見えないように仕切っていました。

上のライブで見ると、隠している様子がよく分かります。

 

 

残念ながら、このライブの1か月後、

2021年3月10日、「リティー」は亡くなりました(公式発表はこちら)。

 

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2021年3月10日、私たちが映像に収めた約1ヶ月後、身体が折れ曲がってしまった オキゴンドウの「リティー」は亡くなりました。

 

八景島シーパラダイスによると、原因不明 だそうです。

水族館側は 繰り返し、この病気は自然界でもあり得ることだ、と言っていました。

 

インタビューで、飼育員はオキゴンドウについて
社会性が強く、仲間に 自分のごはんを分け与えるというエピソードを語っています。

 

 

【横浜・八景島シーパラダイス②】必見!飼育員さんに聞いた人気者3種の裏側!

 

しかし 水族館は、広い海で自由に泳いでいた 仲間思いの「リティ」をたくさんの仲間や家族から引き離しました。

そして 水族館は、野生動物だった「リティー」をコンクリートの小さなプールに収容し、
14年もの長きにわたり、ショーをさせました。

水族館は「リティー」に 自然界ではあり得ないことを強いてきました。
水族館の言う通り、「自然界でもあり得る病気で、ケアにベストを尽くした」から良いのでしょうか。

【折れ曲がったクジラ「リティー」】は 不自然な環境の中、その生命を終わらせました。
「リティー」のためにも、このことを周りの方々や水族館に伝え、是非を問うて頂ければと思います。

 

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八景島シーパラダイスは、死んだ原因は不明と回答。

折れ曲がった原因も、死んだ原因も不明。

一体普段何を研究しているのやら、いざという時に役に立たないお粗末な専門家たちです。

 

リティ―は野生動物だった、とあります。

 

水族館のイルカは、和歌山県太地町のイルカ追い込み猟によって捕らえられます。

 

バンガーと呼ばれる、この鉄の棒を

 

カンカンと叩いて、イルカの不快な音を海に大音量で流します。

 

イルカはこの音から逃れようとします。

 

この性質を利用され、徐々に入り江まで追い込まれ、

 

 

捕まってしまうのです。

 

 

追い込まれたイルカは、水族館向きのイルカか、そうでないかを選別されます。

すなわち、生体販売用のイルカか、食用のイルカかが選別されるのです。

 

生体販売用に選ばれなかったイルカは、食用として殺されます。

 

殺すときは、こちらの金属性のピックを

ハナゴンドウ屠殺(イルカ殺害道具)

イルカのせき髄につき刺し、ねじり込みます。


のたうちまわり、痙攣し、やがて死に至ります。


先ほどまで一緒に泳いでいた仲間や家族が、目の前で殺されていきます。

 

水族館向きのイルカは、生体販売用として捕らえられ、

 

餌でコントロールされながら、芸をさせられ、一生水族館に監禁されて過ごすのです。

 

 

先日の10月26日も、イルカ達が追い込まれました。

 

 

追い込まれたイルカたち。

 

 

 

 

全頭がグレーのシートの屋根の下に連れていかれ殺されました。

グレーのシートの屋根をしているのは、殺しているシーンを見られないようにするためです。

 

海は殺されたイルカ達の血で赤く染まりました。

 

 

 

殺されたイルカたちは、解体場へと運ばれていきます。

 

 

 

このイルカをご覧ください。

よく見ると尾びれが動いています。

 

こちらの映像でも、体を浮き上がらせています。

つまり、このイルカはまだ生きていたようです。

 

このまま連れ去られ、解体場でとどめをさされるのか、生きたまま解体されるのか。

 

 

昨年だけで、約500頭のイルカが追い込み猟によって殺されました。

この殺戮を支援しているのが、水族館に行く人たちなのです。

 

猟師たちは水族館に売って金儲けをするために、イルカを追い込み、売れなかったイルカをついでに殺しています。

水族館は、水族館に行く人達から金を集め、儲けて、新しいイルカを猟師たちから購入しているのです。

 

 

リティ―は野生のイルカであり、追い込み猟によって家族を殺され、バラバラにされ、八景島シーパラダイスで14年間芸をやらされ、最後は体が折れ曲がって死亡したのです。

 

 

追い込んだイルカが生体販売向きかどうかの選別作業を行うのは、イルカのトレーナーたちです。

 

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トレーナーたちは、若いメスのイルカを好みます。

その方が従順で調教しやすく、子供を繁殖させて、さらなる金儲けが期待できるからです。

 

トレーナーたちは、自分達に選ばれなかったイルカが殺されることは知っています。

しかし、彼らのほとんどは追い込み猟に反対していません。

 

トレーナーはイルカ好きだと思っている方が多いですが、現実は違うのです。

 

 

以下は、昨年9月20日にトレーナーが選別作業をしている時の様子です。

 

殺されたイルカの血で染まった真っ赤な入り江の様子を、トレーナーは何もせず眺めていました。

 

 

以下は、昨年11月19日にトレーナーが、猟師と共にイルカを追い込んでいる様子です。

ドルフィントレーナ達が一緒にイルカを追い込む

 

イルカ達がパニックを起こしたり、乱暴に運ばれるのを横目に、トレーナーたちは選別作業を行いました。

 

 

命を犠牲にすることに慣れきったトレーナーたちは、

選別作業の際も緊張感はなく、笑いながら和気あいあいと作業を行っています。

 

水族館の闇(LIA Youtube)。

 

 

以下は、生体販売用のイルカを運ぶ際、

イルカの頭を、足で踏んづけるトレーナーです。

 

 

 

 

野生のイルカは死んだ魚を食べません。

なので、 トレーナーたちは、イルカに死んだ魚を食べさせることから調教します。

 

 

その際、無理やりタオルで口をこじ開けられることがあります。

日本の映像です。

イルカが嫌がって鳴いている様子が見てとれます。

 

シャチなどの大型になると、鉄の棒でこじ開けることもあるそうです。

 

 

死んだ魚は水分を含んでいないため、口にチューブをさしこみ、水分を与えます。

動画

 

業界は補液などと呼んでいますが、こんな事をしなければならない時点で、

イルカたちにとって、水族館という環境がいかに不自然なのかが分かります。

 

水族館のイルカは薬漬です。

 

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日本のある水族館でイルカに使用している薬品等の種類は、61種類でした。


ビタミン剤 5種類
カルシウム剤 1種類
飼料(微量栄養素含有) 1種類
眼薬 1種類
胃腸 15種類
肝臓薬 1種類
尿 1種類
抗生剤(抗菌剤) 22種類
抗真菌薬(カビ) 1種類
抗炎症 解熱鎮痛剤 3種類
貧血 2種類
鎮痛剤 3種類
止血剤 4種類
不明 1種類

 


薬漬けです。


胃腸系の薬と、抗生剤が飛び抜けて多いことから、
イルカたちが胃腸の疾患と、細菌による感染症に苦しめられていることがわかります。

 

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死んだ魚を与えられることにより、ビタミン不足になり、

1日65kmを泳ぐイルカは、水族館の狭いプールの不自然な環境や、やりたくもないショーの調教などによって、常にストレスを抱え

体調を崩しやすく、免疫が下がり、感染症にかかりやすくなります。

 

そのため、ビタミン剤や、胃腸薬や、抗生剤などのあらゆる薬が必要になります。

 

また、プールの水の中には感染対策のために塩素が大量に入れられています。

 

 

野生のイルカ、繁殖したイルカに関わらず、

水族館という不自然な環境に合わないイルカ達は、

ストレスから免疫力が下がり、病気になり、衰弱し、水族館の中で次々死んでいます。

 

水族館での出産1年後の赤ちゃんイルカの生存率は20%。

すなわち、死亡率は80%。

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いおワールドかごしま水族館のイルカの赤ちゃんの生存率は、なんと11%。

つまり、死亡率は89%です。

水族館 イルカの繁殖死亡率

 

水槽から転落したり、人工岩に激突する事故なども起きています。

水族館で起こる事故

 

 

これらから分かるように、イルカのトレーナーは、イルカ好きではないんですよ。

本当にイルカが好きな人たちは、この現実に耐えられず、トレーナーになるのを断念します。

 

 

専門学校まで進んだにも関わらず、トレーナーが搾取であることに気づき、専門学校を辞めた女の子。

 

 

罪が大きいことを感じて辞めた、元イルカトレーナー。

 

 

トレーナーを続けている人は

イルカと触れ合う自分が好きなだけの人

イルカを利用してお金稼ぎをしたい人

罪悪感を感じつつも行動力がない人。

 

そういう人たちが割り切ったり、都合の悪い部分から目を反らしたり、言い訳したりして、続けていきます。

 

 

しかし、彼らを責めても特に意味はありません。

結局は、消費者が水族館に行き、イルカショーのチケットを買うから彼らが存在しているにすぎません。

 

彼らを責めて、誰かが辞めたとしても、儲かる以上は代わりの誰かがイルカトレーナーになります。

 

すなわち、根本的には、イルカの虐待、虐殺を支援しているのは、水族館に行き、イルカショーのチケットを買う人たちです。

 

水族館が儲からなくなれば、追い込み猟がなくなり、トレーナーもいなくなります。

 

逆に言えば、水族館がある限り、イルカ達の地獄は永遠に終わりません。

 

すべての動物問題は、消費をなくす以外に解決はありません。

 

イルカショーのチケットを買わないでください。

水族館に行かないでください。

 

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