自力で出産できない? | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下は、日本の酪農における、乳牛の出産シーンです。

 

乳牛にしても和牛にしても、牛の出産では、このように人間が牛の出産の介助をしているシーンをよく見ます。

 

 

上記は収益化されていない登録者数1000人未満の動画を選んでいるので、古い映像になっていますが、

最新の出産動画などを見ても同じように介助しているものが多いです。

 

 

なぜ出産に、人間の介助が必要になってしまうのでしょうか。

 

****************引用****************

 

テレビなどで牛の出産を、人間が手伝っているシーンがありますが、本来自然界では、牛は自力で子供を産むことができます。

実際に完全放牧酪農を行い、自然繁殖を行っている酪農場では牛は自力で出産します。

 

人間が牛の赤ちゃんを胎内から引っぱり出してあげなければならないのは、

牛舎で、畳一帖分のスペースで繋ぎ飼育され運動不足の母牛に、出産する体力と筋力、

さらに言うなら、すべての自由を奪われて気力を出すことができないからにほかなりません。

 

つなぎ飼いが一般的な日本では、つながれたままで出産する乳牛もめずらしいことではありません。

 

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牛は本来自力で出産が可能とのことです。

実際、以下のように、自然分娩で生まれている出産シーンもいくつかありました。

 

 

介助が必要になるのは、つなぎ飼いを行っている事が1つの原因としてあげられるようです。

 

日本では、酪農場の70%以上が、つなぎ飼いという拘束飼育を行っています。

牛乳を考え直そう

 

見ての通り、ほとんど身動きができない、ひどい飼育方法です。

 

歩く事さえできず、餌を食べる以外何もやる事がない時間を延々と過ごします。

 

 

牛の位置を制御するために、カウトレーナーという電流を流す器具を用いる農家もいます。

 

牛たちに電流を流して痛みを与えることで、さらに動きを制御しているのです。

 

糞を同じ場所に落とすようにして掃除を楽にするため、と言った理由でしょう。

 

出産する時ですら繋いだままにする酪農家もいます。

出産時も繋がれたまま

 

 

このような飼育を行うことにより、母牛が運動不足となり、

体力と筋力がつかず、ストレスから無気力となり、出産が困難になってしまうようです。

 

動画を検索すると、和牛などのつなぎ飼育でない農家も、頻繁に介助を行っているようでした。

もちろん、つなぎ飼育でなくとも、一定スペースしかない牛舎しか動き回れないようでは、それなりに運動不足になるでしょう。

 

 

乳牛は品種改良により、母乳を大量に出す体に変えられてしまっています。

 

肉牛の年間乳量が1000kgほどに対し、乳牛の年間乳量は8500kg以上もあります。

中には、年間2万kg以上も出す乳牛もいます。

 

牛の乳は、牛の血液からつくられています。

 

牛乳1パック分のお乳をつくるのに必要な血液は400~500リットル。

1日に約30リットルの乳を出す牛は、毎日約1万リットル以上もの血液を乳房に送り込んでいることになります。

 

カロリーの高い濃厚飼料が与えられ、

大量の乳を出すことにエネルギーを費やす体にされてしまった牛は、代謝機能が阻害されるため、

乳房炎、ケトーシス、第四胃変位などの様々な病気にかかりやすくなっています。

 

また、ホルスタインは暑さにも弱いです。

 

このように人間都合の品種改良によって、不自然な体、病弱な体にされてしまった事も決して無関係ではないでしょう。

 

 

難産の場合は、帝王切開も行われます。

 

帝王切開が行われても、牛の意志とは関係なく、また出産させられます。

 

 

牛乳は牛の母乳です。

母乳を出すために、牛は何度も何度も妊娠させられます。

 

メスの牛は、好みのオスの牛と交尾させてもらって妊娠するわけではありません。

人工授精 つまり 人間の手によって、妊娠させられるのです。

 

その方法は、非常におぞましく、

人間が、牛の肛門から腕を突っ込んで糞を掻き出し、腸の中から膣を掴んで、器具を用いて精子を注入します。

 

人工授精は、別名レイプ繫殖と呼ばれています。

https://www.instagram.com/p/CWcytsVPcB2/?utm_source=ig_web_copy_link

 

当然、牛は嫌がります。

これを業界の人間は喜んでいるといったり、受け入れているなどと言って、嘘をついています。

 

 

オス牛も強制的に精子を採取されます。

擬牝台(牛の皮で作った乗駕用の台)や人工膣などを用いて精子を採取します。

老齢や肢蹄故障で採精できないという時は電気ショックが用いられることさえあります。

 

擬牝台にうまく乗らないという場合は生きた牛が乗駕用に連れてこられ

雌牛だけでなく、おとなしい雄牛、去勢雄牛が使われることもあります。

 

これらの非常に気持ちの悪いことを、当たり前に行っているのが酪農業界です。

 

 

しかし レイプされて生まれた子であったとしても、自分の子を育てることは、母牛にとって喜びなのです。

 

ですが、酪農では多くの場合、生まれた子牛は母牛からすぐに引き離されます。

 

母牛の母乳を飲むことを覚えると、哺乳瓶でミルクを飲まなくなるからです。

母牛の母乳は、人間のための牛乳として使われるため、酪農側からすればそれは困るわけです。

 

なので、すぐに引き離し、隔離します。

 

そして、初乳を、バケツや哺乳瓶などで与えるのです。

 

 

以下は、自分の子供が目の前で奪われた母牛の動画です。

 

人間に、目の前で子供を連れ去られた母牛。

 

それを見て、あとを追いかけます。

 

子牛が捕らえられた車のまわりをウロウロして、気にかけています。

 

走り去る車を最後まで追いかけます。

 

 

 

この牛は、子供を失い、鳴き続けているところです。

母牛も自分の子供を取り上げられることは、精神的苦痛を伴うということです。

当たり前のことですが、牛と人間が感じることに違いなどないのです。

 

 

子供を取り上げられた後、子牛のための母乳は、人間のために奪われ続けます。

 

牛乳のために乳房はパンパンに膨れ上がり

 

1日2回、妊娠直後の乳牛で25~30L、少ない牛で3~5Lの乳が絞りだされます。

 

 

牛は、人間の160倍以上の糞をするため、掃除をしても追い付かず、床が糞尿まみれであることがほとんどです。

 

牛の体が汚れているのをよく目にしますが、掃除が行き届かず、糞尿で汚れてしまうためです。

 

出産のときですら、つなぎ飼いのまま出産させる農家もいます。

上の画像は、糞尿だらけの床に産み落とされた子牛です。

 

糞尿まみれのため、ひづめの間に菌が入り込み、炎症になって、出血したり、足を引きずって歩くようになることもあります。

 

この足を痛めて、ひきずって歩くことを跛行(はこう)といいます。

 

 

不衛生な環境下で、不自然な動作で寝起きを繰り返すことで、炎症がおきます。

 

 

 

ひどくなると、穴があき、中の肉や骨が見えてしまうことまであります。

アカネの一生

 

 

立てなくなってしまう牛もおり、こうなってしまえば農家にとって使い物にならないので、と殺場に送られ殺されます。

 

 

 

農場で不要になった、牛を殺す場合もあります。

パコマという消毒薬を注射し、30秒で泡をふいて死亡します。

業界は、このようなものを安楽死などと言っています。

 

恐ろしいことに、生きたままレンダリングに出して圧死する牛も一部いるとのことです。

 

 

また、乳牛は約73%が、麻酔なしで角を切断されます。

 

生後3ヶ月以内の牛の場合は、角芽を焼くために、熱された焼きゴテで、皮膚をやけどさせられます。

 

 

除角・断角が牛に与える苦痛

 

 

角が育ってしまった牛の場合は、ワイヤーのこぎりで、神経を含めて角を切ってから、焼きごてを押し当てられます。

 

 

除角の時の牛の痛みは相当なもので、失神してしまうこともあります。

 

首を固定した状態で大きな恐怖と苦痛を与えることで、頚椎脱臼・骨折などでショック死させてしまうこともあります。

 

 

麻酔なしで、しっぽを切られることもあります。

 

尾を切断された牛は慢性的な疼痛を感じています。

 

 

さらに、麻酔なしで鼻輪をつけられることがあり

 

麻酔なしで耳標を付けられます。

 

 

乳牛たちは、これらの苦しみを経て、

レイプ→妊娠→出産 のサイクルを3~4回繰り返し、

乳量が減って用済みになれば、と殺場へ送られます。

 

そして最後は、眉間にと畜銃を打たれ、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

牛乳を飲む人、乳製品、牛肉を食べる人は、動画をしっかりご覧ください。

 

 

日本人はすぐに、感謝すればいいとか、いただきますと言えばいいなんていいますが、

殺された後に感謝してくれれば、このような悲惨な一生を送ってもいいという、おかしな方がいらっしゃれば、ぜひ名乗り出てください。

 

感謝やいただきますなんて言ったところで、牛には伝わることはありませんし、

伝わったところで、牛からすればあなたの感謝なんて何の役にも立ちません。

感謝しなくていいから、子供を奪わないでほしい、母乳を奪わないでほしい、殺さないでほしいと願っていることでしょう。

 

 

日本は非常に遅れているため、企業のマーケティングによって、いまだ牛乳が健康に良いと洗脳されている人が多いですが、

海外では牛乳が体に悪い、という事実はどんどん広まってきています。

 

 

カナダ政府の食事ガイドでは、乳製品は一切排除されました。

 

この事実が広まったアメリカでは、大手の牛乳メーカーが相次いで廃業になっています。

 

 

健康か不健康どうかという利己的な理由以前に、

牛をこのように虐待して生産している時点で、倫理的に牛乳なんてものはやめるべきです。

 

牛乳の代替品は沢山あります。

 

つまり、あなたが乳製品を食べる理由は、美味しいという欲のみです。

 

犬猫の虐待や生体販売に反対しておきながら、乳製品を食べる人が大多数です。

他人を批判しておきながら、欲が絡んだ途端に、自分が加担する虐待は正当化するのですか?

 

 

あなたの一時の欲望のために、牛は存在しているのではありません。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

牛乳を飲むのをやめ、乳製品を食べるのをやめましょう。

 

 

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