撃ち殺された象タイク | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

本日、8月20日は、タイクの命日です。

 

 

1994年8月20日。

ハワイのホノルルで、ある1頭の象が亡くなりました。

象の名は、タイク。

 

死ぬ日までサーカスに利用されたメスの象です。

タイクを忘れない

 

日本にもきたことがあるそうです。

 

 

サーカスのゾウは、ブルフックという器具で虐待を受け、調教されます。

 

この尖った部分を急所に突き刺すことにより、激しい痛みを与え、心を折り、言うことを聞かせているのです。 

how_baby_elephants_learn_tricks_007_m

 

 

 

タイクは、ひたすら調教という名の暴力によって虐待され、訓練され続けました。

 

 

待機中は、足を鎖で繋がれ、自由を奪われました。

 

 

タイクへの虐待は、何年にもわたって苦情がきていたそうです。

撃ち殺された象|タイク

 

1988年には調教師が、3本足で屈み悲鳴を上げるまで、タイクを殴りまわしていました。

 

 

タイクが虐待されていた年数は、なんと15年・・・。


終わりのない虐待により、タイクは精神的に追い詰められたのです。

 

 

そして、1994年8月20日。

虐待の日々に耐えられなくなったタイクは、ついに限界を迎えました。

 

 

公演中、いつものパフォーマンス中に、突然タイクは暴れだしたのです。

そして、目の前の調教師を踏み殺したのです。

 

暴れだすタイクを恐れ、観客たちは叫び声をあげ、逃げまどいました。

 

 

その後も、タイクは何人もの団員たちをなぎ倒し、

 

 

 

自由を求め、脱走を試みます。

 

 

しかし、脱走した先に自由が待っているはずがありませんでした。

 

 

獰猛で危険と判断されたタイクは

 

容赦なく銃で撃たれました。

 

 

 

サーカス団の人間の生活のために、数多くの人間の一時の娯楽のために15年も貢献してきたタイクは

 

 

86発もの銃弾を浴びせられ

 

 

 

 

無慈悲に殺されました。

 

その様子を見て、通行人たちは涙を流しました。

 

 

野生の象として生きていたタイクは

人間によって拉致され、家族と引き離され

調教によって虐待され、苦しめられ、閉じ込められ、

サーカス団の金儲けのために、サーカスの客の嗜好を満たすために、15年利用され、

その貢献は一切報われることなく、

最後は銃弾80発以上を浴び、痛み、苦しみ、誰の救いもなく、孤独のまま生涯を終えました。

 

 

象は賢いです。

これまで虐待され続けてきたタイクは、抵抗すれば、タダでは済まないことは分かっていたはずです。

 

しかし、タイクは抵抗しました。

 

それくらい精神的に限界を迎えていたのでしょう。

 

 

このように、悲惨な結末を迎えたサーカス象の話は、数多くあります。

 

 

 

もちろんサーカスで利用されているのは、象だけではありません。

ライオン、トラ、熊、シマウマ・・・。

 

ありとあらゆる動物が、今もなお、サーカスのために奴隷にさせられているのです。

 

これがサーカスというものです。

 

 

タイクの死をきっかけに、サーカスの残酷さが世界に知れ渡り、

世界各地で、野生動物のサーカスが禁止されました。

 

しかし、動物愛護後進国の日本は、いまだに何の制限もありません。

 

 

木下サーカスを、メディアが宣伝し、

 

一目見ようと、連日、人があふれ、

 

芸を見て拍手をし、

 

クラウドファンディングで資金を提供する始末です。

 

 

こちらは2017年の木下サーカスのバックヤードの様子です。

ブルフックをかざし、象を脅しています。

 

こちらも2017年の木下サーカスのバックヤードの様子です。

象が収容されている場所は、左にある小さなコンテナです。

 

 

木下サーカスの調教師を見れば、必ずブルフックを持っている様子が確認できるはずです。

木下大サーカス、象の視察

 

木下サーカスでは、ショーの後、象たちは、一般人と800円で記念撮影をさせられます。

【木下サーカス】ゾウの記念写真 ¥800

 

象はこの記念写真がかなりストレスなようで、首を上下に振ったり左右に振ったりといった常同行動が頻繁に見られました。

 

 

残念ながら、日本人は、動物利用の残酷さに無知な人が非常に多いのに加え、

事実を知っても動物に共感しない人が非常に多いです。

 

あなたがタイクの立場だったらどうですか?

何年もの間、奴隷にされることに耐えられますか?

自分さえよければいいんですか?

 

 

木下サーカスなどの動物利用を行っているサーカスに行くのはやめてください。

 

動物を利用しない、人間だけのサーカスを行っているサーカス団があります。

 

 

・シルク・ドゥ・ソレイユ

 

 

大阪公演が10/15まであります。

 

 

 

・ポップサーカス

 

 

松江公演が9/18まであります。

 

(8/21 犬を利用しているサーカスでした。)

 

 

 

 

 

 

・さくらサーカス

 

大阪城公園 太陽の広場での公演が9/3まであります。

 

 

これらのサーカスを応援してきましょう。

 

にほんブログ村 猫ブログへ にほんブログ村 犬ブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ヴィーガンへ

 

※リブログ、SNSなどへのシェア、引用は、ご自由にお願いします。 確認は不要です。