まだ目も開かない子犬に無麻酔で | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の動画をご覧ください。

 

こちらは海外の繁殖家の実態を映した動画です。

 

生体販売の実態など、世界共通、どこも同じです。

 

 

この中で、ブリーダーが子犬の親指と尻尾を切断するシーンがあります。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは母犬の目の前で、切断を行っているようですね。

 

 

 

 

この親指と尻尾の切断は日本でも行われています。

 

 

これは日本のトップブリーダーとやらの、断尾動画です。

 

見てもらえば分かりますが、明らかに子犬が痛がっているのが分かるでしょう。

この動画のブリーダーは、「トップブリーダー」らしいですよ。

 

 

この獣医師の動画には、断尾と断指のシーンはありませんが、切断して縫い合わせた後の様子が映っています。

 

持ち込んだ飼い主は多分ブリーダーでしょうね。

指が多いので切りたい、尻尾が長いので切りたい、と持ち込んできたそうです。

 

この獣医師は

「本当かどうか分からないけど、赤ちゃんのときはそんなに神経が行き渡ってないので痛くない、と言われている」

と言っていますが、こういう話は動物を利用している側の常套句です。

 

痛くないわけがありませんし、

近年では科学的な検証から「子犬の神経は成犬のそれよりも過敏であり、より強い痛みを感じている」という真逆の可能性すら示唆されています

 

どの動物利用業界の話もそうですが、

業界側にとって都合の良い話は、すべて嘘だと思ってもらってよいです。

 

 

 

うちの元繁殖犬メリーも、ブリーダーに親指と尻尾を切断されていました。

 

 

 

親指。

 

明らかに親指がありません。

ちなみに、赤くなっているのはアレルギーです。

 

 

 

尻尾。

 

長さをはかると8cm。

断尾しない場合14cmくらいあるとのことなので、およそ半分です。

つまり、断尾された可能性が高いです。

 

親指を切断されているところから見ても、まぁされているのでしょう。

 

 

 

この事実から、メリーは、ペットショップやブリーダーの売れ残りである可能性が高いことが分かりました。

 

 

 

親指を切る理由は

 

・ 日常生活に必要ない

・ 親指が原因でケガをするかもしれないから

・ 犬種標準

 

 

尻尾を切る理由は

 

・ 今までそうしてきたという、慣習

・ 犬種標準

 

 

などといったどれも思考停止だったり、曖昧だったり、人間都合の非常にくだらない理由です。

 

 

犬種標準は、外見だけを元に、人間が勝手に決めた、「標準」などというもののために切られてしまうのです。

 

以下は、親指(狼爪)の切除基準。

 

*****************引用*****************

 

日本にはJKC(日本ケネルクラブ)による、繁殖指針となる犬種標準があり、

これらはFCI(国際畜犬連盟)が定めたものがベースになっています。


このほかにAKC(アメリカのケネルクラブ)が定める犬種標準もあり、繁殖や世界的ドッグショーの基準となっています。

 

 

トイプードル

AKC「前肢の狼爪は除去しても良い」

JKC狼爪についての記載なし


パグ

AKC「後肢狼爪は除去すべき」

JKC「前肢の狼爪は何の機能も持たないが除去されてはならない」


ボーダーコリー

AKC「前肢と後肢の狼爪は除去しても良い」

JKC記載なし


ジャーマンシェパード

AKC「後肢狼爪は除去すべき」

JKC記載なし

日本警察犬協会「狼爪は大抵後脚にみられて、誕生第一日目に除去しなければならない


シベリアンハスキー

AKC「後肢狼爪除去すべき」

JKC「前肢の狼爪は除去する、後ろ足にある場合は取り除かなくてはならない」


シェットランドシープドッグ

AKC「後肢狼爪は除去すべき」

JKC記載なし


ヨークシャーテリア

AKC「後ろの狼爪は除去すべき、前は除去しても良い」

JKC記載なし


ウェルシュコーギーペンブローク

AKC「後肢の狼爪は除去すべき」

JKC記載なし


ウェルシュコーギーカーディガン

AKC「前も後ろも除去すべき」

JKC「すべてのデュークローは切除しなければならない」


ポメラニアン

AKC「前も後ろも除去してよい」

JKC記載なし


チワワ

AKC「前も後も除去してよい」

JKC「後ろ足のデュークローは望ましくない」


フレンチブルドッグ

AKC「前肢の狼爪は除去してもよい」

JKC「フレンチブルドッグはうまれつき後ろ足のデュークローがない」


ミニチュアピンシャー

AKC「前も後ろも除去すべき」

JKC記載なし


ゴールデンレトリバー

AKC「前肢狼爪は除去しても良い」

JKC記載なし


柴犬

AKC「狼爪の除去は任意」

JKC記載なし


シーズー

AKC「前も後ろも除去してよい」

JKC記載なし

 

*******************************************

 

 

除去すべきとか、してもよいとか、一体何様なのでしょうね。

当たり前ですが、動物の体の一部は絶対に除去すべきではありません。

 

 

 

生体販売では、いわゆる悪徳繁殖家の話ばかりが問題視されますが、問題はそればかりではないということです。

 

 

犬を繁殖させる場合、人工授精 または 強制交配が行われます。

 

 

人工授精の場合、まずはオスから精子を採取します。

 

そして、器具を使って、メスの子宮に精液を入れます。

 

 

こちらは日本のブリーダーによる、人工授精の動画です。

 

女性の皆さんは、自分がこんな事をされたらどう思いますか?

 

 

こちらの日本のブリーダーによると、ミスれば大量出血だそうですね。

ブリーダーから直接買うのだって同じ

 

 

ということは、誤って大量出血させたブリーダーがこれまで数多くいるということです。

 

 

 

 

 

強制交配では、メス犬をおさえつけて、オス犬をあてがいます。

 

 

こちらに関しては、まさにレイプそのものです。

 

 

 

 

 

以下は、日本のブリーダーの投稿。

@mmm80891202

 

多くのキャンセルが出て、利益が減り、感情的になったのでしょう。

人間のエゴと分かっていながら、牙を向け、血だらけになりながら嫌がるメスに対して、

無理やり交配させていることを自白しています。

 

 

 

以下は、Yahoo知恵袋にて、「嫌がるメスの交配」について質問している人物と、回答している人物の発言。

 

***************一部引用***************

 

<質問者>

 

【急】嫌がるメス犬の交配について。

 

ポメラニアンメス3歳半にヒートが来ました。

年々、出血が少なくなり出血開始は確認できていませんが 同居の2歳オスの反応と メス本人の反応で交配適期と見られます。

2日ほど前からの妊娠可能期なので 早々に交尾してくれないと 受胎しません、泣

 

前回のヒートの時は1度は 2人きりにしておくとメスのいまだかつて聞いたことのない大悲鳴が聞こえて ビックリして見に行くと繋がっていました。

 

今回は、メスが嫌がって噛んだりするといけないので 飼い主が押さえつけていましたが

挿入の時に暴れてできず、 エリザベスカラーを口輪代わりに装着した上で飼い主が押さえつけていましたが

大悲鳴と暴れるなどで挿入できません。

 

メスは普段は犬同士で遊んだりするのも好きで オスとも仲良しです。

が!繁殖の時期になるとオス犬(他のオスも)嫌います。

 

今回も2人きりにしてみようかと思うのですが メスがオスを噛まないか心配です。

大丈夫なものなのか?

 

また、飼い主が保定をするのも 上手くできません。 

大悲鳴が、飼い主も怖くてショックで心を鬼にしきれません。

甘いのでしょうか・・・。

 

大柄の年配のポメラニアンの子の保定(死ぬかと思うほどの悲鳴と暴れようでした)は 3回、やりました。

超小型だと、やりにくく・・・

今回のメスは超小型タイプです。

メスがそうした場合、どうしたものやら。

 

犬の産科では、人工交配は施術ありますが 交配補助は無いようです。

人工交配は、望んでいません。

 

同犬種ではないですが 近隣のトイプードルブリーダー等に相談すれば良いのか・・・。

 

次のヒートは9ヶ月後となり、メスは4歳になります。

犬の繁殖に関する批判は不要です。

昔、トイプードルの自宅出産は経験あります。

 

出産予定頭数も少ないですし、 里子の引き受け先もご心配なく。

出産の危険性も熟知しております。

交尾を嫌がるメス犬、保定できる人手は、飼い主が、1人です。 

どういうふうにされたか 知りたいです。

 

非常に!困っています、 よろしくお願い致しますm(_ _)m

 

 

<回答者>

 

いまは人工交配(オスの精子を採取して、メスの膣内に送出)が普通だと思いますが、なんでそんなに大変な思いをしてまで自然交配にこだわるのでしょうか?

どうしても、というなら、メスを保定というか固定する通称「ギロチン」をDIYでつくって使用することになるのかな、と思います。

 

人工交配もギロチンも難しいとなれば、あとはオスに頑張ってもらうしかないありませんね。

メスがオスに対して攻撃的になるのは当たり前で、それはオスを品定めする行動なので。

オスにそうしたメスの攻撃をなだめ、ヒードで気が高ぶっているメスを落ち着かせる度量がないと、メスから交配相手として認められません。

 

 

<質問者>

 

100頭の飼育数で自然交配をしてくれる犬舎でも、小型犬を2人がかりで押さえてるらしいです。

 

*******************************************

 

もはや、メスが嫌がるのは当たり前で、その上でどうやって無理やり交配させるかしか考えていませんね。

 

 

 

どれだけ飼育環境を整え、表面が良かろうと、

ブリーダーは、全員が、これらのようなおぞましい行為を行っています。

 

人工授精にしろ、強制交配にしろ、すべてメスが望んだ交配でも妊娠でもありません。

好みのオスと交尾ができない、それが生体販売業界では当たり前の世界です。

 

 

そもそもブリーディングというもの自体が

人間が、人間好みの外見を残すためだけに、遺伝子をコントロールするという、

非倫理的で、生物の尊厳を無視した行為であることに気づくべきです。

 

 

 

先ほどの「ミスると大量出血」と言っていたブリーダーは、

1年半ほど前に、数値規制は無意味、という動画を上げていた人物です。

 

「この話をするとバカが騒ぐから嫌だったんですが、ネタがなくなってきたんで話しますね。」

という煽りから、話を始めます。

そして、特に大した情報もなく、ブリーダーが商売がやりにくいという話を交えながら、ペットショップをなくせばいい、というお粗末な結論で話が終わります。

 

犬のことを考えていれば、数値規制に賛成するなんて最低限のはずですが、

ブリーダーから出てくる話は必ず、自分達の商売がやりにくくなる、という話です。

 

 

 

数値規制反対の署名を集めていたブリーダーも全く同じでした。

 

自分達の商売がやりにくくなるという話をところどころに散りばめ、

それを言いたいがために、中身のない話、論点をずらした話が延々と続きます。

 

 

 

数値規制に対して発信を行っていた ゆきさんは、ブリーダーからクレームがきたとのことです。

 

40:14くらい。

 

「頭数制限であふれた子達は、あなたたちのせいで死ぬってことですね。」

「あふれた子達は、あなたたちが責任をもって全頭、終生面倒を見てくれるってことですね。」

「子供もいないのに、帝王切開とか、犬の出産に口出せることがよく分かんない。」

 

あふれた子達は、処分が前提。

自分達で面倒見る気なし。

そして、差別発言。

 

これが良心的などと呼ばれるブリーダーの発言です。

 

 

実際は、彼らの裏側はこれどころではないでしょう。

どれだけ飼育環境を良くして、表面を取り繕っていても、命を商売にしている以上、必ず都合の悪い裏側は存在します。

当たり前のことですが、都合の悪い裏側を自らオープンにすることはありません。

 

ブリーダーたちは、雑種が健康であることも知っていますし、

この業界がある限り、必ず余剰が出ることは知っています。

どれだけ飼育環境が良かろうと、奇形や障害の子は生まれます。

 

 

良いブリーダーもいる、などという幻想をもつのはやめましょう。

 

悪徳繫殖家というレベルが低すぎる人たちが存在するために、

ただ飼育環境がマシなブリーダーたちが、良いなどという地位を得てしまっています。

 

殺処分がある日本において、命を売り物にしている時点で、良いなどという概念があるわけがありません。

 

 

 

 

 

 

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そのブリーダーは、殺処分を終わらせるために何か行動しているのですか?

 

していないでしょう。

それどころか、犬を増やすことによって、殺処分を促進している側です。

 

 

血統を残すためにやっていると本気で思い込んでいる人達が、残念ながら犬猫愛護活動家の中にまでいて驚くばかりですが、ブリーダーたちは全員金儲けのためにやっています。

 

 

 

また、血統を残すことで、遺伝病が広がり、極端な体型で苦しむ犬や猫がどんどん増えています。

 

帝王切開でしか子供を産むことができないブルドッグ。

 

巻いた尻尾を作るために、脊椎が歪んだパグ。

 

潰された頭蓋骨により呼吸器に問題を生じやすい、パグ、ペキニーズ、ブルドッグ。

 

聴力を失いやすいダルメシアン。

 

 

 

変性性脊髄症を発症するコーギー。

遺伝病の闇

 

 

 

一目見て異常だと分かるティーカップドッグは、

未熟児を産ませるために、妊娠している繁殖犬がスプーン1杯の食事しか与えられません

 

 

 

また、スコティッシュフォールドの折れ耳は骨軟骨異形成症という病気からきているものです。

遺伝性疾患は減らせていない

 

 

軟骨にコブ(骨瘤)ができ、これが神経を圧迫し、激しい痛みを伴います。

スコ座りも、痛いから ああいった座り方をしているわけです。

 

 

 

業界側は、遺伝子検査をして、遺伝病を減らす取り組みなどを執拗にアピールしていますが、

ブリーダーが存在する限り、生体販売が存在する限り、このような事は絶対になくなりません。

 

今後も、安易な交配、安易な購入によって増え続けるでしょう。

 

 

そして、悪徳繁殖家とブリーダーは違うんだ、みたいに言う人がいますが、

ブリーダーが存在する限り、悪徳繫殖家は必ず一定数存在し続けます。

この犬が何の犬種かわかりますか?

 

 

犬猫の悲惨な実態を救うには、「生体販売の廃止」。これ以外はありえません。

 

 

外見とか、血統とか、年齢とか、安さといった、自身の欲を優先させるのではなく、恵まれない保護犬や保護猫を引き取る、あるいは飼わないという選択をしてください。

 

 

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