ニワトリの頭を切り開く中学校 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

命をないがしろにする日本。

それが教育の現場に表れていますね。

 

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現在、日本中の中学校では
ニワトリの頭を切り開き
感覚器官の存在を知り 脳の作りを確かめる
という理科の解剖実習の授業が行われています

 


使うものは犬の餌として販売されている缶詰
ニワトリの頭の水煮




中学2年生の理科の授業です

実際に、生徒一人にひとつの頭が与えられ 生徒自らが切り開き脳を取り出します

 




このような作業が苦手な生徒や 実際にニワトリを飼っている子供たちは作業に加わらなくても良いそうです

水煮ではなく、実際のニワトリの死骸を細かく解剖する中学校もあります



この様なリアルな授業が果たして本当に必要なのか


多感な時期に、直接目から強烈な刺激を受けてまで
学校で授業として行う必要があるのか

そしてこの授業が『命の尊さを学ぶ』ということに繋がっているのか

ある方からプライベートで相談を受けました

現在、文部科学省の学習指導要領において 解剖実習は義務付けられていません
各々の学校、担当教師の判断で行われています

欧米では 医科大学の医学部 獣医大学の獣医学部でさえ
『非人道的』であるとして 動物実験を廃止し、代替法を用いる学校もたくさんあります

そして立派に医師になっています

子供たちに伝えるべき最たるものは 『命の大切さ』です

動物虐待と凶悪犯罪には深い関係があると 証明されて久しい日本

宮崎勤幼女誘拐殺害事件
神戸の幼児殺人事件
佐賀のバスジャック事件
長崎の同級生殺害事件

どれも犯行前に 小動物虐待や猫の解剖、虐殺を行っていました

コンピューターも資料もない昔ならいざ知らず
この現代において 学ぶ方法は山ほどあります

3D模型にコンピューター解析
生徒のペースで何回だって学習できる

私はこのような残酷な授業は必要ないと考えます
子供たちに必要な学びとは言えないのではと思います

職場にいる医学博士に聞いてみました
『その子たちはみな、医者にでもなるつもりなのかい?』
と笑っていました
そういうことです

臨床で活躍する医師が 中学校で解剖実習など 不要であると話してくれました

むしろ、マイナス面を懸念します とのことです

これを踏まえて 地域の教育委員会へ問い合わせてみました

回答は『机上の空論ではなく、見て学ぶ、触れて学ぶ、実物を通して学ぶため。生命の成り立ちを学ぶため。』
とのことでした

この目的であれば 代替法で十分、子供たちの学びは満たされるのではないでしょうか

お子さんがおられるかたは ぜひ、聞いてみてください

授業で解剖があったのか
そしてどんな気持ちになったのか
どう思うのか

現在、教育委員会へは 代替法を検討してほしいと伝えています

小児精神科医に協力を仰ぎ
小児の精神発育において問題となる事案について
資料を作っていただいてます

後日、教育委員会へ提出する予定です

もちろん 残酷な解剖実習に参加した子供たちがみんなトラウマを抱えたり
犯罪や行為障害を引き起こすとは言っておりません

そしてこれは ヴィーガンであるとか 非肉食主義などとは関係なく
子供たちにとって とても大切な事だと感じています

最後に
実際に、解剖実習に参加した数名の中学生に話を聞くことができました

『怖がらず、平然と、なんの躊躇いもなく、解剖してる人が多くて驚いた…意外だった…』
とのことです

 

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鶏肉の解体写真については、学校がこれを中学生に生で見せて問題ないと判断しているので、そのまま載せました。

 

日本人って、すぐに鶏や豚を育てた後に、殺して、食べるなどして、

「命の尊さ」とか「命の恵みに感謝」とかいった感動ポルノに持っていくのが大好きです。

 

断言しますけど、中学生にこんな事やっても何の役にも立ちません。

子供によっては猟奇性を目覚めさせてしまう可能性が大です。

 

世の中を見てください。

動物達は物のように扱われ、工場製品にされ、

テレビでは、毎日のように食べ物を紹介して、無駄な消費を促し、

大食い・早食いの番組が当たり前のように流れ、

インスタ映えのために食べもしないものを注文し、

大人たちは飲みすぎ食べ過ぎでゲロを吐き、

フードロスは、年間570万トンで、世界中の飢餓に苦しむ人々を救える量の食べ物が捨てられています。

明日は節分ですので、今年も恵方巻が大量消費され、大量廃棄されるでしょう。

 

動物達は、大量に殺され、捨てられます。

 

命の尊さを教育し、感謝・いただきますと言ってきた結果、どうなりました?

命をないがしろにする世の中にしかなってないでしょう。

 

当たり前ですよ。

命をないがしろにした畜産の実態には触れずに、

興奮しそうな感動しそうな刺激的な部分ばかりをピックアップし、

都合の悪い事実は伏せ、目を反らし、ごまかす習慣だけが身についてきたのですから。

 

動物を解剖してこなかった大人は、生命の成り立ちが分かっていない大人なんですか?

机上の空論なのは、こんな事をさせている学校の方でしょう。

命の尊さを学ぶどころか、命の軽さを学習することにつながっています。

 

「怖がらず、平然と、なんの躊躇いもなく、解剖してる人が多くて驚いた」

すでにそのような状態になっているようですが。

 

 

教育、尊さ、感謝。こんな言葉、誰でも言えます。

そのような建前の話ではなく、本当の命の授業を。

 

中学生たちに、ぜひ、ブロイラー(鶏肉になる鶏)たちがどのような悲惨な一生を送っているのかを見せてほしいものです。

 

 

ブロイラーたちは、わずか50日の子供のうちに殺されます。

 

 

ブロイラーは、短期間で太るように品種改良されてしまっているからです。

 

50日経つと見た目は大きいですが、まだ子供のため、鳴き声は、コケコッコーではなく、ピヨピヨと鳴きます。

 

 

 

そして、そのわずか50日の間にも、あるのは苦しみばかりです。

 

 

体が小さいうちは、従業員により踏みつぶされることがあります。

 

 

内臓が飛び出し、痛みにもがき苦しみながら死んでいきます。

 

 

生理機能の限界まで体重を増やす品種改良が行われてきたため、奇形や病気になりやすく、

ブロイラー種ではない鶏と比べて、死亡率は7倍にのぼります。

 

 

 

足が曲がった子。

 

 

 

 

 

 

 

 

首がねじれた子。

 

 

 

 

 

 

クチバシが変形した子。

 

 

 

脊髄骨に異常がある子。

 

 

 

呼吸器に障害がある子。

 

 

 

 

 

ケガをする子たちもいます。

 

 

 

 

 

体に異常のある子達は、歩行困難になったり、起き上がれなかったりします。

 

 

鶏舎には数万羽の鶏がいるため、従業員に気づかれないことも珍しくありません。

 

 

 

動けなかったり、起き上がれなければ、餌を取ることができず、衰弱し、餓死します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衰弱している子を、従業員が見つけて、首をひねって殺すこともあります。

殺される際は苦痛を感じますが、いっそ殺された方が楽になれるのかもしれません。

 

 

 

 

死んだ鶏は、ゴミのように捨てられ、処分されます。

 

 

 

 

 

 

 

ブロイラーは平飼いですが、中は過密で、大きくなれば足の踏み場もなくなっていきます。

 

 

 

 

糞尿だらけで不衛生、水が混ざってドロドロで、座ることを嫌がる鶏もいます。

 

 

 

 

 

多くの鶏が、足の裏に炎症(FPD)や、関節部分の炎症(ホックバーン)を起こします。

 

 

 

床状態、飼育密度、品種改良が原因です。

 

 

炎症で痛む足のまま、重い体を支えているのです。

 

 

治療はしてもらえませんので、辛くても苦しくても痛みに耐え続けるほかありません。

 

 

炎症が深刻な場合は、歩行困難になります。

 

 

 

 

 

目に見える外傷がなくとも、およそ25%の肥満系ブロイラーと七面鳥は、生涯の3分の1の期間、慢性的疼痛にさらされています。

 

 

 

 

 

 

衰弱していても、ハアハアと苦しそうに息をしていても、治療をされることは一切ありません。

ただ、耐えるほかないのです。


 

 

そして、50日が経てば、カゴに詰め込まれます。

 

 

トラックで長距離、長時間、ぎゅうぎゅう詰めにされて運ばれます。

 

 

ようやく食肉処理場に到着しても、待っているのは死のみであり

 

 

片足を吊り上げられ

 

 

 

首を切られて、出血多量で死亡します。

 

 

 

 

このような苦しみだけの一生を経たのが、スーパーで安く売られる鶏たちです。

 

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安く売られている鶏肉も、売れなければさらに安売りされ、それでも売れなければ廃棄されます。

 

 

 

 

およそ1か月前に、ケンタッキーの仕入れ先の養鶏場の実態が暴露されました。

 

 

中学校では殺された鶏が解剖されていましたが、この養鶏場では生きた鶏が解体されていましたね。

 

 

いかがですか?

どこかに命の尊さなんてものがありましたか?

 

これを知らずして、命の尊さ、生命の成り立ちを語るなど、まさに机上の空論ですよ。

 

 

日本人はすぐに、感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、

殺された後に感謝されれば、鶏たちのような悲惨な一生を送ってもいいという、変わった方がいらっしゃればぜひ教えてください。

 

感謝も、いただきますも、ごちそうさまも、誰でも言えるような、ただの建前の言葉であり、

鶏からすればあなたの感謝など 何の価値もありません。

 

こんなものに深い意味があるなどと思っている時点で、何も現実と向き合っていないか、倫理観が欠如している証拠といえるでしょう。

 

犬猫は虐待されたら可哀相だけど、鶏は虐待されても、感謝すれば苦しまないとでも言うのでしょうか?

悪徳繁殖家を非難しておきながら、悪徳養鶏場は支援し続けるのですか?

 

 

鶏も、犬猫と変わらない感情のある生き物です。

 

 

人間は鶏肉を食べなくても生きていけます。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

美味しいという欲だけのために、鶏を虐待していることに気づきましょう。

 

 

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