以下、日本の養豚場の映像です。
養豚業者側が虐待ではない、と言い張るシーンです。
本当にそうなのかどうかを、ぜひ音声をONにしてご覧ください。
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畜産業者は気がついていないのかもしれませんが、これは動物虐待です。
養豚業をやる人の中には、
「豚は皮膚も厚いし痛みはたいして感じない」
「叫んでいるのは大げさなんだ」
などと言う人がいます。
私達はアニマルウェルフェアの話をする畜産関係者からすら、その言葉を聞いたことがあります。
しかし、動物に苦痛を与え、恐怖を与え、不安に陥れることは虐待です。
尻尾や足を持って引きずるなども、虐待です。
このようなことが、日本の養豚場の、誰からも見えない場所で起きています。
あなたがとるべき態度は、なんですか?
沈黙ですか?
声を上げることですか?
彼らの運命はあなたの行動にかかっています。
****************引用終***************
「痛みはたいして感じない。」
「大げさに鳴く。」
んなわけないでしょ、って話なんですが、
動物を利用している業者は、こういう嘘を平然とつく、あるいは感覚が麻痺して本気でそう思い込んでしまっている人がほとんどです。
逆に、いちいち気にしていたらメンタルが持たないので、このような商売はできないでしょう。
これで家族のように接している、などといい、見事に多くの日本人は信じ込んでいます。
動物が声をあげられないのをいいことに、人間はやりたい放題です。
豚肉の生産では、生まれた子豚は、生後1週間以内に、3つの虐待が行われます。
1つ目は、尻尾の切断。
麻酔なしで尻尾が切られます。
「過密飼いのストレスからお互いを傷つけあうことを防ぐ」といった理由で行われます。
食用豚たちは、過密飼育のストレスフルの状況で拘束されます。
あまりにもやることがなく、ストレスが溜まっているため、仲間の尻尾などをかんでしまうことがあります。
https://www.gpf.co.jp/info/wp-content/uploads/2017/01/121227.pdf
要するに、飼育状況を快適にすれば、起こらない事なのです。
業界側がわざわざ豚にとってストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせているわけですが、
根本的な改善は行わずに、尻尾を切って、豚を痛めつけることで対処を行っているのです。
日本の養豚場の80%以上で、この虐待行為が行われています。
2つ目は、歯の切断。
麻酔なしでニッパーで歯が切断されます。
「子豚がお母さん豚の乳首や、ほかの豚の尻尾や耳を傷つけることを防ぐ」といった理由で行われます。
これも、かみついてしまうようなストレスフルな飼育を行っている事が原因です。
わざわざストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせ、根本的な改善は行わず、尻尾を切って痛めつけて対処を行っているということです。
日本の養豚場の60%以上で、この虐待行為が行われています。
切断された歯のうち 92%で神経感染症が起こり、
10.6%が出血、3.3%が骨折し、
歯の切断後、60%で歯の神経が開いてしまっていることが科学的に明らかになっています。
そして3つ目は、オスの子ブタの去勢。
麻酔なしで、鋭利なカミソリでふぐり(陰嚢)を切開、睾丸を取り出し、一気に引き抜き、切り取ります。
血がふきでて、言うまでもなく激痛であり、子ブタは鳴き叫びます(血がふきでた画像)。
あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。
無麻酔での去勢が原因で、心的外傷性疾患により死亡する子豚もいます。
処置後に腹膜炎を起こして死亡したり、ストレスから発育や免疫力が落ちる傾向があります。
去勢をする理由は、肉の雄臭を防ぐためです。
人間の味という欲のために、豚たちは切り刻まれるのです。
90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。
また、個体識別のために、耳が切り取られることもあります。
もちろん麻酔なしです。
日本ハムの養豚場ではこれらの虐待が、母豚の目の前で行われていました。
そして、養豚の業界で最も残酷な工程の1つが、淘汰です。
養豚場では、成長不良のため取れる肉の量が少ない、奇形のため売り物にならない、病気のため治療費がかかってしまうなど、
生かしておいても業者の利益にならない子豚がいます。
そういった豚は、農家などの手によって殺されます。
その方法の1つがこちらです。
コンクリートの床に叩きつけて殺す、という方法です。
豚は生きたまま、床に頭や体を打ち付けられ、血をダラダラと流しながら殺されるのです。
まさかこれが日本で? と思う方も多いのでしょうが、
これは日本で行われている淘汰の一般的な方法です。
日本ハムの養豚場では、母豚の真後ろでこの叩きつけを行っていました。
叩きつけられても死にきれず、1時間経っても、もがいて苦しむ豚もいます。
もう1つの方法がこちらです。
心臓に消毒剤を注射して殺す、という方法です。
注射された子豚は、数分苦しみ もがいた後に、絶命します。
これを安楽死などと業界は言っていますが、どうこからどう見ても安楽死ではありません。
これら子豚の大量殺戮を、養豚業界では 淘汰 といいます。
淘汰の機会は、出荷されるまでに4回もあり、その度に利益にならない豚が殺されていきます。
規模は不明ですが、とある養豚場の農家では、毎月120頭を淘汰しているとツイートしていました。
あなたの目の前にある豚肉は、1頭の犠牲ではなく、
床に叩きつけられたり、消毒剤注射をされて苦しんだ、すさまじい数の豚の犠牲の上に並んでいるのです。
養豚場の多くは、人工授精によって豚を繁殖しています。
人工授精とは、人間がメス豚の膣に器具を挿入し、強制的に受精させるという非常におぞましい行為ですが、
受精させるための精液を種豚から採取しているのです。
こうして採取した精液を用いて、メス豚に対して 人工授精による種付けが行われます。
人工授精は別名レイプ繁殖と呼ばれています。
日本でも広く行われており、その利用率は2014年時点でも70%を超えています。
犬猫の生体販売に反対しながら肉を食べる人は、
繁殖犬が強制的に妊娠・出産させられることに反対しておきながら、
繁殖豚が強制的に妊娠・出産させられることには自ら加担しているのです。
母豚は種付けされると、この妊娠ストールという狭い檻で拘束されながら、飼育されます。
一生のほとんどを、転回もできない、身動きができない、何もやることがない、この狭い檻で閉じ込められて生きるのです。
食事も、トイレも、この檻の中で行います。
必然的に、檻の中は、糞尿だらけの不衛生な場所になります。
豚は本来、綺麗好きにも関わらず、自分達の体は、自分達の糞で汚れていきます。
あまりの辛さに、豚たちは精神的に追い詰められていきます。
88%以上の養豚場で、この妊娠ストールが使用されています。
閉じ込めておいた方が、職員が、母豚たちの受胎・流産の確認や、給餌管理をしやすくなるからです。
母豚は、妊娠ストールで約4か月を過ごし、出産間近となります。
そして、出産前になると、分娩ストールという檻にうつされます。
ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。
見ての通り、非常に狭い檻です。
母豚は身動きができないため、子育てはできませんし、子供の具合が悪くても、助けることは不可能です。
豚は15年~20年生きると言われていますが、
豚肉にされる豚は、生後6か月で殺されます。
皆さんがテレビなどでよく目にする出荷される、あの大きな豚は、実はまだ子供なのです。
この写真が生後6か月の姿なのです。
異常な大きさでしょう。
なぜここまで大きいのか?
それは人間が、品種改良を行ってきたからです。
豚は、イノシシの品種改良です。
人間が食べる肉のために、イノシシを家畜化したのが豚なのです。
そして、少しでも多くの肉が取れるように、短期間で大きくなるように改良されてしまいました。
品種改良には
・ 一日でも早く出荷するための「成長率の向上」
・ 脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」
・ より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」
などがあり、
人間都合の品種改良によって、豚は苦痛を感じたり、病気を抱えやすくなっています。
まずは、脚弱。
足が弱り、立ち上がることが困難になります。
脚弱は、床の状態、拘束飼育による運動不足など様々な要因がありますが、成長率向上による品種改良も要因の一つです。
生後4、5か月の豚の多くが四肢の関節に骨軟骨症があり、徐々に進行して、やがて脚弱という症状になって現れます。
次に、母豚の空腹による異常行動。
太るように改良されたことにより、豚たちはお腹が空きやすくなっています。
しかし母豚は、妊娠期間中、生殖能力を最適化するために、餌を制限されます。
餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、
目の前の柵をかじり続けたり、
口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こします。
そして、子豚の死亡率の増加。
日本の母豚1頭あたりの産子数は11頭。
豚はイノシシの品種改良ですが、イノシシの産子数は4~5頭ほどなので、かなり多産になってきていることが分かります。
母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。
ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。
さらに、母豚の脱肛。
脱肛は直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。
脱肛の原因は様々ですが、品種改良による繁殖率の向上が1つの要因と考えられています。
脱肛の増加により、アメリカでは2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したというデータが出ました。
脚弱、空腹、多産、脱肛など、品種改良は豚たちに様々な苦しみを与えています。
このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、トラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれるのです。
過密状態のまま、長距離、長時間、座ることもできず、運ばれるのです。
豚たちは大きなストレスを抱えながら、運ばれ続けます。
そのストレスは攻撃に変わり、豚どうしで闘争が起きます。
到着する頃には、衰弱して歩くのが困難になっていたり、死んでしまう豚もいます。
このような苦しみに耐え、ようやく屠殺場に到着すると、
今度は中に運ぶ際に、職員によって暴力を奮われることがあります。
蹴る
上に乗って蹴る
棒で叩く
ホースで鞭打つ
電気スタンガン
自分の仕事を早く終わらせることしか考えていない職員たち。
殺すというこれ以上ない暴力が行われている場所です。
このような職員がいても、何ら不思議はありません。
さらに、と殺は翌日に行われることが多く、搬入したその日にと殺する屠殺場はわずか7%です。
つまり、93%のと殺場では、吹きさらしの係留所で、過密状態のまま、一晩放置されます。
今のような暑い時期でも、過密状態でほったらかしです。
ストレスから闘争が起こり、ゆっくり眠ることもできません。
そして、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。
上の動画では、豚が見ている前で、仲間の豚を殺します。
豚肉を食べる人たちは、しっかりご覧ください。
皿の上の肉は、これらのような苦しみを経た、感情があった動物達の死体の一部です。
日本人はすぐに感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、
殺された後に感謝してくれれば、このような悲惨な一生を送ってもいいという奇特な方がいらっしゃれば教えてください。
このような言葉は、現実をまるで知らない人か、欲に勝てない人や、倫理観のない人が建前で使う、ただの言葉です。
豚も、感情があり、個性のある生き物です。
と殺されるところをレスキューされた、メス豚とその子豚たちの姿です。
犬猫と何も変わりません。
犬猫の虐待を非難しておきながら、肉を食べているのであれば、あなたも同じ事を豚や鶏や牛に行っていますよ。
肉からしか摂れない栄養はなく、タンパク質不足になるなど大嘘です。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
美味しいという欲だけのために、豚を苦しめるのをやめましょう。
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