殺されたくなくて必死に逃げようとする | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の動画をご覧ください。残酷なシーンはありません。

 

 

と殺場へ運ばれているところでしょうか。

恐怖感からか、この先の運命を感じ取ったのか、荷台の豚は必死に外へ出ようとしています。

 


 

動画の豚だけではなく、実際にトラックから飛び降りた豚もいます。

 

 

高いところから飛び降りると、怪我をしたり、骨を折ったりすることもあるでしょう。

 

 

 

彼らは食べ物ではなく、生き物です。

豚も、人間や犬猫と同じ。ただただ、死にたくないのです。

 

 


 

 

 

日本でも、2020年に豚が運ばれている途中に逃げ出しましたが、その後死にました。

 

これを見て、かわいそうと言いながら、感謝していただくとしか言えない日本人が大多数でした。

 

 

豚たちは、この日を迎えるまでにも、数々の虐待を受けています。

 

 

まず 生後1週間以内にひどい3つの虐待が行われます。

 

 

1つ目は、歯の切断。

麻酔なしでニッパーで歯が切断されます。

 

言うまでもなく、激痛です。

皆さんが麻酔なしで歯を抜かれたことを想像してもらえばよいでしょう。

 

60%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

さらに、ニッパーで切断された歯のうち92%で神経感染症が起こり

切断された歯の10.6%が出血、3.3%が骨折

歯の切断後、60%で歯の神経が開いてしまっていることが分かっているようです。

 

 

 

 

2つ目は、尻尾の切断。

麻酔なしで尻尾が切られます。

 

言うまでもなく、激痛です。

自分の飼っている犬猫が、麻酔なしで尻尾を切られた時を想像してみるとよいでしょう。

 

80%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

 

そして3つ目は、オスの子ブタの去勢。

麻酔なしで、切り開いて睾丸を取り出す作業を行っているのです。

 

血がふきでて、言うまでもなく激痛であり、子ブタは鳴き叫びます(血がふきでた画像)。

あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。

自分の飼っている犬猫が、麻酔なしで去勢された時を想像してみるとよいでしょう。

 

90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

豚の生産では、たった生後1週間で、これだけのありえない虐待が行われているんですね。

そしてこれらの虐待行為は、母豚の前で行われることがあります。

日本ハムの養豚場の実態

 

母豚は一体どんな気持ちなのでしょうかね。

 

これらは放牧農家であっても、行われる行為のようですね。

https://www.instagram.com/tv/CRB1CECp-8r/(ヴィーガンと放牧農家の対談)

 

 

そして、養豚の業界で最も残酷な工程の1つが、淘汰です。

 

養豚場では、成長不良のため取れる肉の量が少ない、奇形のため売り物にならない、病気のため治療費がかかってしまうなど、

生かしておいても業者の利益にならない子豚がいます。

そういった豚は、農家などの手によって殺されます。

 

その方法の1つがこちらです。

 

コンクリートの床に叩きつけて殺す、という方法です。

クズ豚レスキューお願いしまーす

 

豚は生きたまま、床に頭や体を打ち付けられ、血をダラダラと流しながら殺されるのです。

 

まさかこれが日本で? と思う方も多いのでしょうが、

これは日本で行われている淘汰の一般的な方法です。

 

日本ハムの養豚場では、母豚の真後ろでこの叩きつけを行っていました。

 

 

 

 

 

日本ハムの養豚場の実態

 

叩きつけられても死にきれず、1時間経っても、もがいて苦しむ豚もいます。

 

 

もう1つの方法がこちらです。

 

心臓に消毒剤を注射して殺す、という方法です。

 

注射された子豚は、数分苦しみ もがいた後に、絶命します。

これを安楽死などと業界は言っていますが、どうこからどう見ても安楽死ではありません。

 

 

これら子豚の大量殺戮を、養豚業界では 淘汰 といいます。

 

淘汰の機会は、出荷されるまでに4回もあり、その度に利益にならない豚が殺されていきます。

規模は不明ですが、とある養豚場の農家では、毎月120頭を淘汰しているとツイートしていました。

クズ豚レスキューお願いしまーす

 

あなたの目の前にある豚肉は、1頭の犠牲ではなく、

床に叩きつけられたり、消毒剤注射をされて苦しんだ、すさまじい数の豚の犠牲の上に並んでいるのです。

 

 

 

自然界では、子豚は離乳まで3~4か月かかるそうですが

畜産ではわずか21日で母豚から引き離されます。

 

 

そして、豚は15~20年生きると言われていますが、肉用になる豚は、生後6か月のほんの子供のうちに殺されます。

 

寿命を15年としても、わずか30分の1しか生きられません。

これは、放牧にしても一切解決しない問題です。

 

 

 

繁殖用のメス つまり 母豚は、非常に残酷な環境で飼育されます。

それが妊娠ストールという、拘束檻です。

 

 

一生のほとんどを、この狭い檻で閉じ込められて生きるのです。

転回すらできない、身動きができない状況で、延々と、何もやることがない退屈な日々を過ごします。

 

 

糞尿だらけの不衛生な場所で、ただ立つか、座るか、寝るかの繰り返しです。

 

 

あなたなら耐えられますか?

 

 

精神を病んでも無理はないでしょう。

 

 

 

出産前になると、分娩ストールという檻にうつされます。

ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。

 

この檻も、妊娠ストールと同様、非常に狭い檻なので、母豚の苦しみは続きます。

 

母豚は身動きができないため、子供の具合が悪くても、助けることは不可能です。

 

 

 

 

 

さらに、人間都合の品種改良も、豚を苦しめています。

 

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・よく太り、一日でも早く出荷するために行われる「成長率の向上」。


・脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」


・より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」
 

こういった人間側の都合でおこなわれる「品種改良」により、動物はさまざまな生産病を抱えるようになっています。

 

 

脚弱は、豚の主要な生産病であり、昔から世界中で問題になっています。

 

要因には、床の状態や、拘束飼育による運動不足などさまざまなものがありますが、成長率の早い豚を選抜した「品種改良」もその一つです。

 

外観上健康な4.5か月齢の豚の多くが四肢の関節にもうすでに骨軟骨症がある、という報告もあります。

一見健康そうに見えてもその関節では骨軟骨症が徐々に進行しており、やがて脚弱という症状になって現れます

 

 

日本。足が弱り、なかなか立ち上がることのできない豚

 

 

 

 

より太るように「改良」されたということは、それだけ飼料要求率も高いということです。

 

しかし子供を産むために飼育される母豚は妊娠期間中、制限給餌されます。

制限給餌は母豚の生殖能力を最適化するために養豚業で実施されています。

 

餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、日本で一般的な妊娠ストールでは、

母豚は目の前の柵をかじり続けたり、口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こすことが知られています。

 

出荷日齢である180日齢ごろには、30年前と今とでは、20kgもの開きがあります

 

 

 

母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。

 

ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、その一方 離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。

12,000頭の子豚を対象とした研究では、平均出生数が11頭未満から16頭以上に増加すると、平均出生時体重は1.59キログラムから1.26kgに減少しました。

さらに体重が1.0kg未満の子豚の割合は7%から23%に増加しました。

 

 

日本。体が小さいまま死んでしまった豚

 

 

 

 

 

日本の母豚1腹当たりの産子数は11頭。

豚はイノシシが家畜化されたものですが、そのイノシシが4-5頭ほどの産子数であることを考えると、かなり「家畜改良」されています。

2025年までに11.8頭を目指すとしています。

 

 

 

アメリカでは、800の企業からのデータ収集の結果、2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したことが分かりました。

この死亡率の上昇は母豚の脱肛に関係しています。

 

 

 

脱肛は母豚の直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。

 

脱肛の原因は複数の因子がからんでいます。

アメリカではこの問題についてまだ調査中ですが、この脱肛も高い繁殖率と決して無関係ではないでしょう。

「品種改良」は母豚の限界を超えてしまっているのです。

 

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このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、冒頭のようにトラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、屠殺場へ運ばれます。

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過密状態のまま、酷暑であろうと、極寒であろうと、

吹きさらしの状態で、長距離、長時間、座ることもできず、運ばれます。

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あまりの過酷さに、到着する頃には、衰弱して歩くのが困難になっていたり、死んでしまう豚もいます。

 

green_veganism

 

 

 

 

輸送の苦しみに耐え、ようやく屠殺場に到着しても、

今度は中に運ぶ際に、職員によって暴力を奮われます。

 

蹴る

 

上に乗って蹴る

 

 

棒で叩く

 

 

ホースで鞭打つ

 

 

電気スタンガン

 

 

自分の仕事を早く終わらせることしか考えていない職員たち。

 

殺すというこれ以上ない暴力が行われている場所です。

このような職員がいても、何ら不思議はありません。

 

 

さらに、と殺は翌日に行われることが多く、搬入したその日にと殺する屠殺場はわずか7%です。

つまり、93%のと殺場では、吹きさらしの係留所で、過密状態のまま、一晩放置されます。

 

係留所でもストレスから、闘争が起こります。

 

 

そして、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡し、

最初から最後まで楽しみもない、苦しみしかない、短い生涯を終えるのです。

 

 

これが豚に起きている現実のほんの一部です。

 

感謝とか、いただきますなんて、何の意味もない、上っ面の言葉です。

残さず食べるなど当たり前のことであり、そのくらいのことで正当化できるようなことは何一つありません。

本当に感謝をするなら、食べない、です。

 

 

肉からしか摂れない栄養はなく、人間は肉を食べなくても生きていけます。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

以下、代替肉料理、商品をちょっとだけまとめました。

 

とんかつ? | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~ (ameblo.jp)

 

美味しいという欲のために、豚の虐待に支援するのをやめましょう。

 

 

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