デザイナーペット | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

人間好みの外見を作り出すことで、ペットと呼ばれる動物達は苦しんでいます。

 

 

 

*****************一部引用*****************

 

「ペットの極端な個性ばかり追いかけないで......」

 

──英国獣医師会(BVA)はこのほど、こんな声明を発表した。


「極端な個性」というのは、例えば猫のスコティッシュフォールドのたれ耳や

 

 

犬のパグのように潰れた顔などだ。

 

こうしたかわいらしい外見は、意図的に作り出したものであることが多く、そのため「デザイナー・ペット」などと呼ばれている。

そしてかわいい外見には、健康上の問題が伴う。

例えばスコティッシュフォールドは、骨軟骨異形成症を患うことが多い。

 

動物福祉に向けた英国の学会「動物福祉大学連盟」(UFAW)は、耳が折れたすべての猫は骨軟骨異形成症を発症させるとしている。

つまり、スコティッシュフォールドのあのかわいい折れた耳は、軟骨を正常に形成できないのが原因なのだが、これは後に関節炎を発症させることになるというのだ。

またパグも、短頭種気道閉塞症候群(BAOS)を始め複数の病気にかかりやすいことが指摘されている。

 

BAOSは、パグのような潰れた顔をした犬によくみられる病気で、頭蓋骨が短いため呼吸が難しく、慢性的な呼吸困難や不快感に悩まされることになる。

 

 

BVAのドハーティ会長はまた、

 

ミニチュア・ホースや

 

うさぎのイングリッシュ・ロップ、

 

 

顔がつぶれたペルシャ猫

 

といったタイプのペットがインターネット上で人気になっていることにも触れている。

 

このようなペットは健康上の深刻な問題が伴うのだが、消費者がこうした問題を知らずに「かわいいから」という理由だけで買い求めてしまうのではないかとの懸念をドハーティ会長は示している。

 

例えば耳が大きく垂れたうさぎ、イングリッシュ・ロップは非常にかわいらしい外見をしているのだが、前述のUFAWによると、

「異常に長い耳のせいで敏捷性や動きが制限される」上、

耳を引きずることから外傷や汚れ、感染、凍傷を引き起こす可能性があり、

そのためうさぎは著しい不快感や痛みを慢性的に感じてしまう可能性があるという。

 

 

ドハーティ会長はBVAの声明の中で、「遺伝的な問題は、その動物にとって苦しく、飼い主にとっては治療にお金がかかりかねない」とし、

「もしペットを探しているなら、BVAからのアドバイスは、外見よりも健康を優先して選ぶこと」だと述べている。

 

また、特定の種類にどのような病気が起こりやすいかについては、地元の獣医に相談するようアドバイスしている。

 

 

一方、スコティッシュフォールドのふるさとであるスコットランドでは、こうした「デザイナーペット」を違法とするよう準備を進めている。

 

地元紙スコッツマンによるとスコットランド政府は、犬、猫、うさぎについて、遺伝的に健康上の問題が出る傾向にあるペットを繁殖させて販売することができないように、繁殖ライセンスの発行要件を厳しくする計画だ。

 

現在はこの規制導入に向けて、関係各所との協議を行っているところだという。

 

これは、健やかな暮らしが危機にさらされている動物の保護を強化することが狙いだ。

 

動物愛護団体はこの動きを歓迎しており、スコティッシュSPCAはスコッツマンに対し、

「我々はすべての動物が普通の生活を楽しめるよう、そして痛みを感じることなく自由に通常の行動ができるように繁殖されるべきだと考えている」と話している。

 

新しい規制導入の時期について、はっきりとした目標はないようだが、スコッツマンはスコットランド農村地域担当相による話として、11月30日に関係各所との協議を終え次第、政府は導入したい考えだと伝えている。

 

****************引用終***************

 

 

 

 

ブリーディング自体が、骨格や遺伝病などにより 健康的に問題だらけであることは、こちらの記事でお伝えした通りです。

 

 

 

例えば、パグの部分。

 

****************引用***************

 

①パグは、「犬種標準」の「巻いた尻尾」を作るために脊椎が歪んでしまっています。

簡単に言うと、脊椎は四角い骨で連結されていますが、左右のどちらかに尻尾を巻くようにするには、三角形の骨を連結するようにする事です。
これは、脊椎の他の部分に異常をきたします。

 

 

 

②パグやペキニーズ、ブルドッグは潰された頭蓋骨により、呼吸器に問題がある固体が多い現実があります。

 

****************引用終***************

 

 

 

 

スコティッシュフォールドはこちらの記事。

 

 

かなりひどい現実があります。

 

****************引用***************

 

可愛い折れ耳は、「骨軟骨異形成症」という病気です。
折れ耳の子はほぼ100%罹患しています。

骨軟骨異形成症…
主に四肢の関節に骨瘤(こつりゅう)ができます。
進行性の病気で発症を防ぐことも進行を遅らすことも出来ません。

何より骨瘤が出来ると、神経を圧迫して激しい痛みを伴います。
痛みに鳴き叫ぶ子もいる程の激しい痛みを抱え、生きていかなければならないのが耳折れスコです。

スコティッシュフォールドの折れ耳は、優勢(顕性)遺伝。
折れ耳 × 折れ耳だと、ほぼ100%の折れ耳の子猫が生まれます。

折れ耳 × 折れ耳もまた、致死性遺伝子の働きで、死産や奇形などで生まれてすぐ亡くなる子がとても多く
生き残っても骨軟骨異形成症、内臓を含むなんらかの奇形の可能性もほぼ100%です。

折れ耳 × 立ち耳だと、30%〜50%折れ耳の子猫が生まれます。
マンチカン同様に、販売価格は、立ち耳の子は折れ耳の子の半値以下。

そうなるとこちらも同様に、やっちゃダメな交配!とされていても、それを縛る法律や規制がないために折れ耳同士の交配はしれっと多くされているのが悲しい現実。

ブリーダーさんの善意に任せてる現状ですが…
善意のブリーダーさんはごくごくごくごく一部…
きっと皆様の想像よりごく一部。

海外ではスコティッシュフォールドの繁殖は動物虐待だとされ、イギリスとフランスでは繁殖禁止になっていて
その他にも繁殖禁止に向かって動いている国もあります。

立ち耳のスコティッシュホールドが、骨軟骨異形成症になる可能性は低いとされています。
しかし可能性はゼロではありません。

折れ耳>>>>>>立ち耳>>お外猫 くらいかな。と思います。

 

****************引用終***************

 

 

 

 

ミニチュアホースの問題点を書かれている方がいらっしゃいました。

 

******************引用******************

 

ミニチュアホースは、こんなふうに足が変形していることが多いですが、もしかすると理由は、小さすぎて爪を削りにくい、ということがあるかもしれませんね。


 

ミニチュアホースは、
「犬を飼うより安い、なぜなら、路傍の雑草を食わせればいい」
などといって、繁殖し、ネット通販などで販売する「悪徳」ブリーダーもいます。


ブリーダーの環境は牧場、広い場所で走りながら生活しているかもしれません。

しかし、ネット通販で購入する人は、都会のマンション暮らしかもしれません。
どんな住環境の人が購入するか、おかまいなしにミニを売る人を信用しないで下さい。


確かにソファに一緒に座ってTVを見ながら、ポテトチップやアンパンを食べて、なついてくれるかもしれませんが、「死んだ方がマシ」という苦しい苦しい蹄葉炎という病気にかかりやすいですよ。


ミニと言えども、「ウマ」ですから、運動が必須です。

 

自転車につないで走って運動出来る人、どれだけいるでしょう?

それができるようになるまでの馴致ができるひど、ウマを知っている人がどれほどいるでしょう?
 

ミニは安易に飼わないで下さい。
知識がないために、牛の餌を与える人がいますが、肉牛の餌の中にウマを殺してしまうホルモンもあります。


自宅に出張してくれるウマの獣医師、装蹄師を確保して、事前に相談をしてから飼って下さい。


かわいそうなミニが多すぎます!

飼う人がいるから、こういう不可思議な品種改悪が進み、苦しむ命が増えてしまうのです。

 

****************引用終***************

 

 

 

人間の欲のために、種としてありえないものが次々に生み出され、健康問題を抱えているってことです。

 

このような現実は、もちろん当のブリーダーたちは知っています。

知っていながら、血統を残すためとか、我々がいないとペットが供給できなくなるとか、私のところは遺伝子検査をしているとか言い訳して、生み出し続けているんですね。

 

実際は、金儲けのためにやってるだけです。

 

悪徳ブリーダーでなければ、良いブリーダーという風潮がありますが、良いブリーダーなんていません。

 

犬猫に稼がせてもらってるわけですから、その子達を良い環境で育てるとか、終生面倒を見るなんて当たり前です。

 

なぜ悪徳ブリーダーじゃなければ、良いとか、きちんとしている という表現になるのか?

 

悪徳ブリーダーが人として終わっているだけであって、それ以外は普通なだけです。

あるのは、悪徳ブリーダーと普通のブリーダーのみ。

 

殺処分があるのに、そこから目を反らしている時点で、良い人なわけがないでしょう。

 

我々は、動物に生活を依存させずとも 良い環境で育てるし、

保護活動家の中には、プライベートの時間を削って、良い環境を与えて、赤字でやってる人だっているじゃないですか。

 

ブリーダーを良い、とするなら、彼らは神か何かですかね?

 

良いブリーダーもいるとか言ったところで、彼らは殺処分 加担側だし、

悪徳ブリーダーを撲滅すべく活動しているわけでもなんでもありません。

 

ブリーダーの中には、自分も悪徳ブリーダーには反対だ、とアピールする人もいますが、そんなの誰でも言えます。

 

悪徳ブリーダーに胸を痛めるだけなら、私はもう30年ほど前に問題を知ってからずっと胸を痛め続けています。

胸を痛めても何にも変わってません。

 

最近になって大勢が行動し始めて、ほんのちょっと変わった程度。

つまり、思うだけでは無意味であり、行動してようやく意味があります。

 

そのほんのちょっとの変化でさえも、反対をするブリーダーがわんさか。

 

強調しておきたいのは、この反対運動、良いブリーダーとされている人たちがやってますからね。

所詮は金儲けなので、こういう時に本性が出るんですよ。

 

数値規制なんかしても意味ない、ペットショップの生体販売を禁止すればいい、とかいった極論をドヤ顔で発信したりするブリーダーもいます。

で、それにはどうするの? という具体的な話は一切ありません。

 

そりゃそうですよね。

行動したことがないから、変えることがどれだけ大変かが分かっていません。

ただ文句つけるだけなので、自分の都合の良いように言いたい放題です。

 

しかし、こんなにめちゃくちゃでも、大きな顔をしていられるのは、結局 買う人が多いからです。

ブリーダーが傲慢なのは、消費者のせいです。

 

買うことを完全にやめない限り、犬猫たちの苦しみは永遠に続きます。

 

外見とか、血統とか、年齢とかいった、自身の欲を優先させるのではなく、恵まれない保護犬や保護猫を引き取る、あるいは飼わないという選択をしてください。

 

 

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