LIAがこの度、市原ぞうの国を刑事告発しました。
↑こちらの記事を全てご覧ください。
まずは、刑事告発が行われた、動物虐待の内容をお知らせし、
その後に重要なメールアクションのお知らせをしますので、ぜひそこまでご覧ください。
以下が、市原ぞうの国で行われた、動物虐待の証拠動画です。
調教師の男が子供の象「ら夢」に芸を仕込んでいます。
指示が上手くできなかった事に対してイラついたのか、
調教師は「ら夢」の額を、ブルフックで思いっきり叩いています。
ゴツンと音がして、ら夢は後ずさりました。
その後も、足や顔を叩いたり(0:46頃)、
頭に爪の部分を引っかけるシーンなどが見られます(2:40頃)。
これは、2021年6月頃の市原ぞうの国のバックヤードでの出来事です。
隣りのゾウの鼻を持っている女性は、おそらく市原ゾウの国の園長です。
見ての通り、子象が殴られても無反応です。
つまり、これは彼女にとって驚くべき事でも何でもない、
日常で行われている出来事であり、暴力行為を容認しているということです。
市原ぞうの国は、象を展示利用するだけでなく、
象を乗り物にしたり、サッカーやダンスなどのパフォーマンスをさせる動物園です。
ゾウがこういった不自然な行動をするのは、尖った金属爪のついた器具「ブルフック」で叩かれたり、
鋭利な「ドリル」という器具で突き刺されたりして、虐待されているからです。
これらの器具で、急所を突き刺されると、ゾウたちはすごい痛みになります。
以下は、市原ゾウの国のパフォーマンス中の映像。
調教師がブルフックを持って大きく振りかぶり、
思いっきり象の頭を叩いています。
パーンという音が鳴り響き、ゾウが後ずさっています。
かなりの激痛でしょう。
ブルフックによる虐待は、市原ぞうの国では毎日のように行われているのです。
以下は、市原ぞうの国が行っている、お絵描きショー。
こういったお絵描きも、ご覧の通り、調教師が裏でブルフックを引っかけながら、痛みを与えて言う通りに描かせているだけです。
ブルフックで殴られ続けた結果、額に穴が開いてしまった象もいます。
↓額に穴がなかった頃の写真。
↓現在の写真。
市原ぞうの国は、このブルフックのことをなんと説明しているのか。
こちらが、ショーのアナウンスの内容です。
ブルフックを「コミュニケーションの道具」と偽り、観客を騙しているのです。
何も分からず、かわいいと言い、お金を渡し、虐待に加担する子供と大人。
金を払い、ゾウリフトを楽しむ大人たち。
あなた方がお金を渡すたびに、ゾウたちはブルフックで痛めつけられることでしょう。
もちろん、これらの調教による暴力は、市原ぞうの国で限ったことではありません。
ゾウに芸をさせる他の動物園、木下サーカスなどの動物利用サーカス。
ゾウを乗り物にする動物園、タイなどの観光ビジネス。
全てにおいて、調教が行われ、調教のためにブルフックなどで暴力を奮われています。
さて、市原ぞうの国が虐待施設であることが理解できましたね。
ここからが重要なお話です。
市原ぞうの国は、現在
「絶滅の危機|日本生まれのゾウによる繁殖成功の第一歩へ!」と題して、
3000万円を集めるクラウドファンディングを行っています。
残念ながら、何も知らない日本人がこぞって資金を提供し、
現時点で、1460万ほど集まってしまっています。
このクラウドファンディングの会社「READYFOR (レディーフォー)」に、
虐待動物園「市原ぞうの国」のクラファンをやめさせるように、意見のメールを送りましょう。
市原ぞうの国は「絶滅」という言葉を用いていますが、
先日も上げた通り、ゾウを絶滅へ導いているのは人間の活動です。
ゾウが絶滅へ向かう原因は、象牙の製品を人間が購入するからです。
象牙の製品を購入することで、ゾウの密猟が盛んに行われ、ゾウは絶滅に向かいます。
日本は印鑑を中心に大量消費し、抜け穴の法律があるので象牙の流通に利用されている国で、世界から非難されています。
もし本当に、市原ぞうの国が絶滅を危惧するのであれば、
日本人に象牙の印鑑を買うなと知らせ、抜け穴の法律を是正するよう政府に訴えかけるでしょう。
あるいは現地で保護区を作り、野生のゾウを密猟者から守り、のびのび暮らし、自然に繁殖することを手助けするはずです。
実際に、そのような組織はいくつもあります。
ですが、市原ぞうの国は啓発もしなければ、野生のゾウを捕らえて、狭い空間に閉じ込め、見世物にし、暴力によって調教を行い、芸をさせているだけです。
苦し紛れに種の保存のため、という言い訳をするのでしょうが、
こんな不自然なところで繁殖をしたところで野生に返すことはできませんので、種の保存にはなりません。
というか、返す気すらないでしょう。
なぜなら、儲けるために連れてきただけであって、種の保存など端からする気がないのですから。
そもそもが、動物園はただの娯楽ビジネス事業なのです。
実は以前も、市原ぞうの国はクラウドファンディングを行ったことがあります。
水遊び場を作るという名目で、クラウドファンディングで金を集めました。
この時も1500万円集めたのですが、そのクラウドファンディング後の市原ぞうの国の画像が以下です。
施設は環境エンリッチメントどころか 展示動物の飼養及び保管に関する基準も満たしてないレベル。
水が殆どないor 汚い。
殆どの動物達は暑い中水も僅かor汚い 檻の中にひたすら「置かれてるだけ」
菌が増殖しているのは確実。
緑色で泡立ち苔の生えた水場で カピパラ達。
土の地面に溜まった水を飲んでいた鳥。
まぁ宣伝用の動画すら、水が汚い始末ですからね。
この調査をした方が実態を暴露した後は、
さすがにまずいと思ったのか、市原ぞうの国は水を入れ換えていました。
市原ぞうの国は過去、この水が原因で、ゾウを殺した可能性があります。
2021年5月16日に、アジアゾウの
プーリー(30才メス)とミニスター(35才メス)が亡くなりました。
他にも、ゆめ花(14歳)、りり香(7歳)、マミー(20代)、ミッキー(40代)も
「食欲低下」「水分補給できない」「排便できない」「腹部拡張」などの体調不良となりました。
プーリーは、ゆめ花とりり香の母親です。
プーリーとミニスターの死因は、細菌による腸炎でした。
LIAのヤブキさんによると、水が汚染されていた可能性がある、とのこと。
15:15くらい。
水に菌やウイルスがわいてて、そこからやられた可能性があるらしいです。
先ほどの水の汚さから見て、かなり信ぴょう性は高いでしょう。
市原ぞうの国では、これ以前にも不審死があったようですが、その際は「原因不明」で片付けたそうです。
その反省を生かすことなく、またゾウを殺したということです。
少なくとも、市原ぞうの国のずさんさが、プーリーとミニスターを殺したと言っても過言ではありません。
動物園は、無実の野生動物たちの監獄、収容所です。
不自然 かつ 狭い環境に閉じ込められた動物達は、ストレスや欲求不満から、精神に異常をきたし、異常行動を行います。
どの動物園でも見られますが、もちろん市原ぞうの国も例外ではありません。
上の動画を見れば、ゾウが同じ場所を行ったり、来たりを繰り返しているのが分かります。
動画のゾウは、冒頭の映像で殴られた子象の隣にいた、母親「マミー」です。
ストレスや精神異常からくる、野生下では見られない、
動物園・水族館特有の行動を、「異常行動」といいます。
その中で、目的を持たない同じ行動を繰り返すものを「常同行動」といいます。
さらに、常同行動の中で、同じ場所を同じ速度で歩き続けるものを、「ペーシング(常同歩行)」といいます。
マミーは、常同行動のペーシングを行っていたのです。
つまりは、精神異常を抱えてるということですね。
言うまでもなく、異常行動は動物園で飼育されている事が原因であり、
この事実は、動物園側ですら認めていることです。
こちらも市原ぞうの国のゾウの異常行動です。
象のテリ-が、鼻を揺らし続ける異常行動を行っています。
この異常行動を、トランクスイングと言います。
テリ-はかなりひどい症状で、柵に頭を打ち付けたり、ショーでもないのに足の位置が台に乗る位置に固定されてしまっています。
これは市原ぞうの国で撮られた画像です。
この象が悲しげな表情をしていることがお分かりいただきますか?
市原ぞうの国にはまだまだひどい実態があるのですが、ブログの文字数制限の関係でこのあたりにしておきます。
何卒、クラウドファンディングの会社に、市原ゾウの国のクラファンをやめさせるよう意見をお願いします。
最後に、今回刑事告発を行ってくれた、NGO団体「LIA」について書きたいと思います。
LIAは自然環境、野生どうぶつ、愛玩どうぶつに対する調査、刑事告発、啓発を行う団体です。
LIAは先日も、三重県多度大社で行われた「上げ馬神事」の関係者130名以上を刑事告発しました。
LIAはこれまで、動物に関する犯罪を3500件以上も刑事告発してきました。
LIAが告発していた秋田犬を遺棄した女性が書類送検されました事をご報告いたします。
茨城県の動物愛護団体の代表者を刑事告発しました。その結果、書類送検されました事をご報告いたします。
茨城県の違法ブリーダーと、それを放置し続けてきた茨城県動物指導センターの職員を告発しました。
ネットに「仔猫を虐待して殺害する」動画をアップした男を告発しました。その結果、本日、逮捕されました事をご報告いたします。
調査や啓発や刑事告発だけでなく、LIAはシェルターも持っており、動物を保護し、譲渡も行っています。
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