【フェネック・スナネコ】やっぱりビジネスでした | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

フェネック・スナネコカフェの件の続報です。

 

 

 

知らない人のために、この件を簡単に述べると、

砂漠に住む野生動物、フェネックとスナネコの専門のビジネスカフェを作るということでクラウドファンディングを始めた女性経営者がいました。

 

そして

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・ 野生動物を見世物にすることは動物虐待である

・ 乾燥地帯に住む動物を、湿気の多い日本で育てることは無謀である

・ 密輸乱獲の啓蒙をすると言いながら その密輸乱獲を助長する行為になる

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などといった理由で炎上した、という話です。

 

 

 

これに対し、この経営者が4/25にツイッターで回答を行いました。

 

簡単に言いますと

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・ 私たちは、正規輸入によって輸入している事業者と提携している

・ 24時間スタッフがいて、経験豊富な動物取扱事業者が参画していて、医療体制も万全

・ フェネック・スナネコは莫大なお金がかかるので、カフェにしてお金儲けをする必要がある

・ 本事業は、密輸・乱獲・動物保護に対する正しい啓蒙である。安易なペット需要を食い止めたい。

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という内容。

 

この炎上している趣旨とずれた回答に、さらに炎上しました。

 

 

 

これに対し、さらに4/29にツイッターで回答を行いました。

 

 

簡単に言いますと

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・ フェネック・スナネコは、すでに別の事業者が輸入してしまったものであり、私たちが新たに輸入、購入するわけではない。販売も繁殖もしない

・ 様々な事由で引き取り手がなくなったフェネック・スナネコが、狭いケージで飼われているので、彼らを救うのが目的でカフェを作ることにした

・目的は、輸入リスクや、密輸される動物の問題の発信である

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レスキューと啓蒙活動が目的であり、ビジネスではない、という内容のものが書かれていました。

 

 

ここで大事なのが、「レスキュー」の意味ですよね。

 

例えば、ペットショップの犬が売れ残れば、その売れ残った子は

 

① 保護犬と偽って、一般人に譲渡される

② 繁殖犬として利用される

③ 引き取り屋に、渡される

④ 裏で処分される

 

などといった運命をたどると思われます。

①以外は、全て犬にとって不幸です。

だから、売れ残らないように、ペットショップの子達を買うのが正解なのか?

 

答えは明らかに、Noです。

 

売れたところで、また次の子が補充され、また売れ残りの可能性が新たに出てくるだけです。

売れれば売れるほど、次の新しい子を補充するために、裏で利用されている繁殖犬が産まされることにつながります。

売れれば売れるほど、業界にお金が入り、この悪しきシステムは永遠に続きます。

 

ペットショップやブリーダーから買うことは、全くレスキューにはなっていません。

むしろ、買うということは、不幸な命を永遠に生み出すことに加担する行為でしかありません。

 

レスキューというのであれば、ペットショップやブリーダーから買わない、お金を払わない、が現時点での最低限の選択です。

 

これは、フェネック・スナネコであっても、他の動物であっても同じことです。

 

 

で、この経営者は、ブリーダーの元で狭いケージで飼われているフェネック・スナネコをレスキューする、と言っていました。

 

レスキューということは、そのブリーダーにお金を支払わず、フェネック・スナネコを引き取り、

そのブリーダーには引き取ることを条件に廃業してもらう、ということになるはずです。

 

ところが、そこまでの行動力がある人が果たして、レスキューのことに一切触れずに、フェネック・スナネコのかわいさを前面に押し出したようなクラウドファンディングを行うでしょうか?

 

全員が不信感しかありませんでしたが、ようやく答えが出ました。

 

 

長く沈黙していましたが、なぜか12日に突然、多数の回答を行いました。

 

その中の1つがこちら。

 

 

 

>動物達は全頭無償ではありません。

 

つまり、買う、ということです。

 

最初から全員が疑っていたように、ビジネスでした。

一体、これまで何のためのやり取りだったのか(^_^;)

この方は、何で炎上しているのかが分かっていないようです。

 

正規輸入ということをやたら推すなぁとは思っていたのですが、自分の企業は真っ当で誠実であることが分かってもらえていない、と思ったのでしょうか。

そこじゃないんですけど。

 

フェネック・スナネコを購入、展示することで、気候・環境に合わない動物を仕入れることにつながり

もしブームになれば、乱獲、密輸を促すことにつながり、新たに、ブリーダーに生み出される種が増えることにつながります。

 

なのに、乱獲、密輸に対する啓蒙活動を行う、と言っているので、矛盾でしかないでしょって話になっているのですが。

 

動物のかわいさにしか関心がない人って、こういうチグハグな感覚なのでしょうね。

 

 

前回から大きく伸び

現在は、支援者79人、114万4500円の支援額が集まっています。

 

 

4/25に開始していますので、およそ20日で、114万集まっています。

残り日数が23日ですから、単純計算では、200万~250万くらいの資金が集まるのでしょうか。

 

目標は1000万ですので、届かないと予想されます。

 

 

 

しかし、クラウドファンディングの資金は、開店資金の一部にあてるだけのようです。

つまり 残念ながら、カフェは作ることが確定と言っていいと思います。

 

フェネック・スナネコの終わりの始まりです。

 

 

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