今度はフェネック・スナネコを苦しめるカフェが誕生する | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

商業用の動物カフェ自体が問題だらけなのはご存じの方も多いと思います。

 

保護犬カフェや保護猫カフェなどの恵まれない動物たちの保護、譲渡、殺処分ゼロを目的にしたカフェは社会貢献につながることもありますが

そうでない動物カフェでは、利益が最優先のため、動物達の気持ちは後回しになります。

動物達の負担、ストレスは相当なものです。

 

 

数年前にはフクロウも流行してしまい、フクロウの足を縛り拘束するカフェが現在では大量に存在します。

 

これを見て分かるように、一度流行してしまえば、このような扱いをする人間は必ず出てきます。

 

広まってしまえば最後。

当事者や利用者たちが、うちでは大切に扱っているとか、良いカフェもあるとか、その人たちの生活はどうするんだとか、フクロウの気持ちを無視した 人間目線の話が主になり、今の生体販売の問題と同じようにほとんど解決しなくなります。

 

フクロウをカフェに導入しなければ、どのフクロウも苦しむことはなかったのです。

一度広まってしまえば、それを元に戻すのは、本当に大変です。

 

 

そんな中、新たに 外国の野生動物であるフェネック、スナネコ専門のカフェを作ろうと、クラウドファンディングを始めた日本人がいます。

 

 

 

スナネコはネコの仲間ですが、フェネックはキツネの仲間になるようです。

 

 

フェネックもスナネコも砂漠に住む野生動物です。

 

すでに目をつけたブリーダーもいるようで、輸入してブリーディングを始めてしまっているようです。

フェネックは60万円以上の高額で販売されており、スナネコは約500万円ほどで販売されることもあるようです。

 

 

クラウドファンディングを始めた人物は経営者のようで、おそらく、この高額商品を使えば、富裕層からお金を取れるとでも考えたのでしょう。

 

目標は1000万のようです。

 

 

一部引用です。

 

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【あいさつ】

 

このたびは数ある案件の中から、このプロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。

ココナッツキュア株式会社の日暮美貴です。


ココナッツキュア株式会社は、2005年に創業し、フェアトレードであることを第一に考え、オーガニック食品やスーパーフード、フィリピンをはじめ様々な国の農産物を契約農家さんから仕入れ、製造、輸送、検品、販売、お届けまでを全て自社で一貫して行っています。

 

今回、出張先で一人のブリーダーさんとお知り合いになりました。

 

その時、砂漠の動物「フェネック」と「スナネコ」というとても可愛らしい動物の存在を知りました。

 

こんな可愛い動物たちと出会えた高揚感の一方でケージで迎える家族を待つフェネックとスナネコをみて胸に込み上げるものがありました。

 

ただケージの中で過ごしている動物達がのびのびと本来の生活を過ごせる様なアニマルファーストな空間を作りたいと思い、このプロジェクトを始動しました。

 

昨今、アニマルカフェや動物達と触れ合える環境、空間は非常に身近な存在になっていて動物の種類やコンセプトから様々なものが増えてきています。

 

 

【動物カフェのあり方を変えたい!】

 

動物取扱の法律が徐々に改正されているとはいえ、事業者のもとで飼われている全ての動物達が、のびのびと快適な環境で飼育されているとは限らない実態があることも事実です。
そこで、まずは私たち自身が日本で一番「アニマルファーストな環境」を作り情報発信の場として、動物カフェのみならず、日本のペット文化や密輸乱獲をはじめとする、様々な問題に対して行動を起こしていきたいと考えております。

 

 

【フェネック・スナネコの居場所を作りたい】

 

私達は出張でフェネック、スナネコと出会い、彼らが置かれている状況に大変胸が痛みました。
フェネック・スナネコに限らず様々な動物がケージの中で飼育されている環境が今の現状だと思います。
しかし、輸入された動物たちは自然界に返すことができません。そこでまず私たちにできることは、「ただただケージの中で過ごす彼らにのびのびと過ごせる環境を作ることだ」と思い、微力ながら本プロジェクトを始動させました。

 

 

【最後に】

 

フェネックスナネコがただ幸せに暮らせる空間を作りたい!
彼らがのびのびと本来の生活を過ごせる様なアニマルファーストな空間を作る為には動物達が快適に暮らす施設、そして動物を守るための医療体制を整える為にはみなさんのご支援が必要です。
フェネックとスナネコが幸せに暮らせるように皆さんにお力を貸していただけたら幸いです。
よろしくお願いします。

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あまりにも表面的で、矛盾が多すぎる文面に、怒りがこみ上げる人も多いのではないでしょうか。

 

アニマルファーストでありたいなら、野生のままにしておくのが1番に決まっています。

この人物が輸入によって仕入れたのか、それともブリーダーから購入したのかは分かりませんが、いずれにせよ、売れることによって、また野生の子が捕らえらるか、ブリーダーによって過剰に生まされることにつながります。

よけいにケージの中で飼われる子たちが増えるだけです。

 

動物カフェのあり方を変えたい人が、ビジネス動物カフェをやって、どうやって世の中が変わるんでしょう?

それどころか、これを機に、フェネック、スナネコが流行し、買う人が増えてしまえば、またブリーダーに無用に生まされる種類が増え、虐待利用するカフェが出てきます。

 

そしてケージの中で苦しんでいるのは、フェネック、スナネコだけではありません。

彼らを救うには、自身が業者から一切買わない、どれだけひどい目にあっているかを啓発する、ひどい目に合っている子達を保護する、法律を変えるように働きかける。

これらの地道な活動を大勢の人が繰り返し、ようやく数値規制というものが導入されたわけです。

 

フェネック、スナネコが飛ぶように売れる世の中になれば、密輸や密猟、乱獲につながり、そうなれば野生の生息数は減少し、絶滅に向かい、生態系を破壊することにつながっていきます。

この人物はオーガニックに関わっているとのことでしたが、一体どうなっているんでしょうか?

このココナッツキュアという会社自体があやしいものにしか見えなくなりますね。

 

とまぁ、こんなことを言ったところで本人にとってはビジネスなので、本心はどうでもいいのかもしれませんが。

 

 

この内容が拡散され、本人のツイッターは、炎上しているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、いまだに、やめる、という発言はありません。

 

 

 

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