ピアノ教師として約30年間の経験と今年、自宅にサロンを持ったことから、30年ぶりに下手ながらも演奏を再開しました。
横に広がる鍵盤と譜面台という、言わば2次元的空間だけで弾いてはならない。ピアノの先の奥の方に音を響かせるという、まるで声楽家のようひに3次元の感覚で弾くべきだと思う。
他者が聴いて感動する音には、奇跡、神秘、慈愛・・・などなどが含まれていなければならない。
広大で果てしない宇宙をイメージする。そして、その宇宙に存在するエネルギーを自分自身に集めてくるイメージをする。その集まったエネルギーを指先から鍵盤に伝えるイメージを持つ。大切なことだと思う。
それにしても、とにかく耳だと思う。良い音かどうかがわからない。そんな人で溢れている。なんというか、誠に嘆かわしい。デリケートさが欠如した演奏者がこの世には溢れている。