Chimyan's Workshopへようこそ!
こんにちは YUKI です
今週からお目見えいたしました。

レザーのコイントレイでございます。
(´▽`*)
売り物ではありません☆
お店の備品です(笑)
(^▽^;)
普通のコイントレイを置くのが嫌で、
今までは、灰皿として売っている物をトレイにしていました。
「これって灰皿?だよね?」
とツッコまれたことも多々。
いつかいつかと思いながら、なかなか作ることが出来ずにいて、
やっとこさ、作ったのですよ~☆
簡単なんですけどね☆
縫う訳でもないし、磨きもしていない。
ただ、切って成形するだけなのに。
お客様からのご依頼品を優先していると、つい自分の物は後回しになっていきますよね。
で、ずっと、ず~っと、後に回され続けて、やっと!です。
( ̄▽ ̄;)
では、ざっと工程を。
まず、水にドボンと浸けます。

プラスチックのトレイに、水を張って、ドボンと。
この形は、レザーの端の方をそのまま使ったものです。
お店の備品だということと、レザーらしさをバリバリに示すために、あえてこのような切り取り方をしました。
お分かりと思いますが、
向かって左の辺と、下の辺は、真っ直ぐ切り取っています。
(-ω-)/
このレザーは、3~4㎜ほどの厚みがあるヌメ革で、頂き物♪
その節はありがとうございました!
<(_ _)>
普通は、カービングとかに使用するレザーで、とても固いです。
でもこうして水に浸けると、とても柔らかくなります。
で、乾くとまた固まります。
「レザーは水に弱くて、染みになる!」
と認識しておられる方も多いと思いますが、こうしてドボンと浸けてしまう分にはモンダイありません。
ボンドで張り合わせてあるようなレザー商品をドボンするのは、駄目ですよ、辞めてくださいネ☆
本革であれば、例えば曲がってしまったバッグやベルトなど、一度水に浸すことで、真っ直ぐ戻ることもあるので、材質をしっかり確認した上で、チャレンジするのも良いと思います♪
(*^^*)
さて。
語っているうちに十分吸水したレザーに戻りましょう☆
( ̄▽ ̄;)

水をたっぷり含んで重たく、しっとり、真っ直ぐになった、柔らかいレザーです。
汚れてもいいタオルなどで水気を取りましょう。
色落ちしますので、必ず汚れてもいいもので拭き取ってくださいね!
コレを、柔らかいうちに成形します。

例えば粘土のように、乾かないうちは何度でもやり直せるので、グニャグニャと曲げては戻し、曲げては直し、などなどしながら成形します。
今回はコイントレイなので、コインが落ちなければ大丈夫。
1cmくらいの高さをつけて、天然の形を生かして作ります。
柔らかくて自在に象れるので、楽しい作業♪
もし伸ばしたりしたければ、この時にやれば簡単に伸びます(笑)
ただ、爪の跡 なんかもキッチリついてしまうので、その辺は注意が必要ですね~。
大理石の打ち版の上に乗せて、刻印!

ちみゃんずロゴ、です☆
刻印は濡れている時に打つと、キレイに打てますね。
というより、濡らして打つのが普通かな?
(;´Д`A ```
オリジナルの絵や刻印など、打ったり描いたりしたい時は、この時にやりましょう。
そして、乾燥させます。

真っ直ぐな大理石の上でそのまま、乾燥中。
コイントレイなので、不安定ではいけませんから、底が平らになるように乾かします。
しっかり水に浸すので、完全に乾くまで数日かかりますが、

完成!
乾いてしまうと、元通りの固さに戻り、型崩れはしません。
「この固さのものを、どうやって曲げたの?」
って感じになるのが楽しい♪
(*'ω'*)
革の質感をあえて残すため、磨きも仕上げもしていません。
もちろん、磨いたら磨いたで、とてもキレイになるのがこの革。
そこはお好みです。
何年も使っているうちに磨かれたり色が変わったりする、経年変化を楽しむのも一興です。
「え、楽しそう♪」
と思ったらお声がけくださいね!
簡単なので、ご自分で作ることも出来ますよ~♪
レザーを決めて、裁断して、水に浸して、成形、までなら小一時間あれば出来てしまいます。
お相手いたします。
(*^^*)
まずは、このコイントレイ。
お店の備品として置いていますので、来ていただいた時には、「お~これかぁ!」と是非見てやってくださいませ!