2016年インドのプロジェクトのみんなと行ったヴァンダナシヴァさんの活動拠点デラドゥンにあるnavdanyaという研修センターで約1週間学んだときの様子。
その時facebookにまとめていたのをコピペし
忘備録としてまとめました。
写真がある文章はfacebookページのリンク貼っておいたので合わせてみてもらうと臨場感たっぷり!



navdanyaの朝
朝7時からハーブティーが提供され、ヨガをやる人もいれば、散歩したりおしゃべりしたり

畑には種とりするために残ってあるような菜花が咲き、反対側には木々があり、珍しい鳥が飛び立つ。

私はこのどうぞ登ってくださいと言わんばかりに手を広げているような木に腰掛け木と一帯になるような感覚が好き。



授業を受けて種とりの仕方やここでのやり方を聞くけどやはり実践して観察してこそ答えが出てくる

種とりも花が咲くときと実がなる収穫時の二回良く観察することが大事
収穫時良いものがすべて良いとも限らないし、そこの土地に馴染むまで7年くらいのスパンを要する

諦めないで自然と共に生かされ生きよう~

今日という一日に感謝
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1227832063911318&id=100000536089662

navdanya3日目
<土をどう作るか>
さすがインド!牛のふんゴーバルを多様。牛尿も使用、これは水分と共に防虫になる。

4つのタイプのコンポストの作り方を見せてくれた。
良い土になっていけば入れる回数も減っていく。

踏み込み温床のようなもの
乾いた葉、ゴーバルを水で溶いたもの、腐葉土、緑の葉を層にしていく


ミミズコンポスト


ゴーバルにダール豆の粉やグル(砂糖)を牛尿や水で練ったもの

それより水分が多くて液肥状にしたもの

化学肥料が入った土をどう戻すかやせた土をどう活性化するか
それには微生物が必要

微生物を活性化するのに糖分を入れたり
パンの酵母も一緒!
発酵!!

日本には漬物や味噌、日本酒など発酵食品がいっぱい
人間の腸も発酵食品で身体が良くなったりする
腸が良くなれば頭の調子も良くなる

土も一緒なんだな~
土が良くなれば健康な野菜ができる!
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navdanya4日目
〈害虫を殺さず避ける方法〉
・広がる前に見つけ根っこからとって燃やす
・てんとう虫、はち、くもを共生させる
・色々な植物を植える、鳥が着地できる植物を植えたり
・コンパニオンプランツ
稲のまわりにマリーゴールドを植えることにより稲に虫が付かない

[虫を避ける液肥の作り方]
蛇口付きの容器に石、小石、砂利、土、ゴーバル、ミミズ、少量の水を入れゴーバルをミミズの身体を通って分解することによりろ過させた液をスプレーで植物にまく
上の土は古いものをとって畑にまき新しいものを入れることにより再生できる

ニンニクと虫が嫌がるよもぎ、ニーム、ミントなど(青い花を付けるものや苦いもの)をすりつぶして少量の石鹸やアロエなどの粘性なものを加えて水につけこみ揉み出して液を取り出し、スプレーで植物にまく
牛の尿に草を入れてその液を取り出しても良い

人間も一緒で寒くなる前に身体を慣らして暖かい洋服を着ていくように植物も育つ前に予防していくことが大事!

そして虫を敵としないで殺さずどう共生していくか
自然界はそれで成り立っていると思う
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navdanya5日目
今日のテーマ
〈土の中がなぜ生きているのか〉

目に見えないバクテリアや菌、ありやミミズによって土が分解されたり空気の通り道ができる

〈ハーブガーデンでアーユルヴェディック的な効能を知る〉
インド特有のものからカモミールやレモングラスなど知っているものまで

自分の庭で野草で身体の調子を整えたら良いですよね!
ケミカルな薬を入れずに。

そして夜不意にヴァンダナシヴァさんがいらした!



navdanya6日目

〈受粉と農業の関係性〉

害虫と呼んでいるのは人間であって自然界では虫により受粉が運ばれ食物連鎖の中で生態系が保たれている
農薬を使うと虫が死に生態系が崩れる

花に布のカバーをして虫による受粉が出来ないようにすると実のなり方が違ってくるのがわかる

区画で小さく区切ってそのまわりに野草があったり、混植すると虫の害も減る

自分の土地の生態系を観察することが大事

気温、シーズン、空の状況(曇りとか)、時間(朝、昼、晩) 一日のパターンを見て鳥や蜂などの種類、何匹いたか、その植物の名前を書いた表を作る

農業には観察が大事!
そして虫がいて、植物があってこそ自然なんだな


8日目
navdanyaにもアースオーブンがありクッキーを焼きました。
農場で取れた天然甘味料のステビアの葉を惜し気もなく使いノンシュガー。


みんなにも喜んでもらい、ヴァンダナシヴァさんにも食べてもらって良かった。

ハーブガーデン作るぞー!
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ってな感じでした。
ヴァンダナシヴァさんにも会うことができ彼女の話しぶりは迫力があり説得力がありました。
種の問題が取り上げられている今、ヴァンダナシヴァさんの活動を思い出し記録しときました。
発展・経済中心・破壊の男性性ではなく、種を守る・種の保存、育てる・守る母のよいな女性性の時代が必要になっていくんじゃないかなと改めて思いました。