レシピを見て料理を作る人の、見落としがちな事とは!?

おはようございます。

イケメンです。

今年のGWは、皆さんずーっとお家で過ごされているはずですね。

となると、自炊をされる事も多々のはず。
同時に、レシピサイト等を利用する人が、増えているみたいですよ。

ストレス発散も兼ねて、パンを焼く人も増えたそう。

パン用小麦粉なども、売れに売れているそうですよ。

料理は作業に没頭できるので、気分転換にもなりますからね。

そこで皆さん、こんな事はありませんか？

今夜のご飯を作ろう、と思ったとき。

①メニューを先に決めようか？

（ぶり大根や親子丼など）

または、
②使う食材を先に決めようか？

（茄子やほうれん草など）

どっちが正解なんでしょうね、というのが今日のお話しです。

メニューが先か、食材が先か

インターネット上や本には、星の数ほどレシピが載っています。
片っ端から好みの物を作るのも、たしかにアリでしょう。

でもね、それって料理の腕はあまり上がりません。

「なぜかって？」

材料や調味料が全部揃わないと、同じように再現できないからです。
また、レシピを見て料理を真似てるだけで、自分の頭で考えていないからです。

必然的に「今の自分の技量でできるレシピだけを探す」から、なかなか腕が上がらないのです。

つまりですね、先にメニューを決めてから買い出しにいくよりも、手元に残っている食材などからメニューを決めてつくる事が、技術向上のトレーニングになるんですよ。

「料理の鉄人」ていう番組がありましたよね。

最初に食材を見てからメニューを決めて、その後料理を作りますよね。まさにあの方式です、あれ。

ちょっと話が脱線します。

料理屋では一番若い見習いが、先輩料理人達のまかないを作ります。
いきなり店の料理なんて、任せられませんからね。
まかないを作らせる事で、調理の技量や日々の仕事の取り組み方を見るのです。

このまかない。あくまで従業員用ですからね、
冷蔵庫の残り物や端物野菜、魚の切れっ端などを使って食事を作るのです。

「料理屋なんだから、好きに食材を使わせてやればいいのに。」

ごもっとも。

でも、それをやると見習い自身が育たなないのです。

残った食材から何を作ろかという、トレーニングを積み重ねる事こそが力になるからですね。ちなみに調理場では、レシピを見ながらまかないなんて作ってたら蹴飛ばされます。笑

多くの方は、技術って実際に腕を動かす事だと思っていますよね。

確かにそれもあります。でも、大抵は正しい理論で数稽古をこなせばできるようになる。

それよりも、頭の中で考える段取りとかが最重要です。実は料理ってそっちが肝なんですな。

先程のテレビ番組「料理の鉄人」。

和の鉄人、道場六三郎。

食材を手にしてから、一番最初に献立を書いてましたよね。他の料理人は一目散に調理を始めてますけど。

道場さんのあのやり方こそに、料理人ならではの思考回路が凝縮されているんです。まぁ、番組上の演出もいくらかありますけどね。

野菜セットを使い切れない人の特徴って？

さまざまな野菜を箱に詰めて送ってくれる、農家さんなどの野菜セット。
使いきれずに、いつも腐らせてしまう人はいませんか？

そんな方こそ、食材を見てから、メニューを決めて料理を作る癖をつけましょう。

レシピ通りに野菜を買っても、ちょうどよく使い切れる事なんてまれですからね。

一つの素材から、煮る、焼く、蒸す、揚げるなど、調理法でレパートリーの幅が広がるからこそ活きるのが「レシピ」なんですよね。