ひとつまみの塩で減らす、砂糖の量

おはようございます。

イケメンです。

「甘さは塩で引き立ちます。」なんて話し、聞いた事ありませんか？

これは、味の対比効果と言って本当の事。

例えば、夏に食べるすいか。

ひとつまみの塩をかけて食べると、塩辛さの後に甘みを強く感じますよね～。すいかをより甘くするというよりも、あまり甘くない（美味しく感じない）すいかを、普通の甘さにするイメージです。

子どもの頃は分かりづらいけど、大人になるとより理解しやすいと思います。

砂糖の取り過ぎは、あまり好ましくありません。

先日も書きましたが、現代人は砂糖の量を採りすぎです。

>>>【ペットボトル症候群】清涼飲料水のガブ飲みは、なぜダメなの？

砂糖ではなくとも、糖質だらけの食事ばっかりだもの。

そこで、こんな考え方を家庭でも取り入れてみませんか？

甘味は砂糖だけで出さず、塩も使うと良いですよというお話しです。

例えば、お正月に食べる黒豆煮。

好みの甘さに煮るとします。

①砂糖100％だけで味を決めるのではなく、

②砂糖99％、塩1％みたいな割合にしてみます。

すると不思議なことに、②の方が①より甘く感じるのです。

割合はあくまでもイメージです。割合はお好みで変えてください。

②だと甘く感じすぎるので、結果として砂糖の使用量を減らせるのですね。

ぜんざいや、栗きんとん、栗の渋皮煮など、甘さが主体の料理でも同じ事が言えます。

料理って全体の味のバランス。

甘ったるい砂糖だけの甘さよりも、若干の塩気を感じる甘さのほうが、より味に深みを感じて美味しく感じるのですな。

情熱弁当が無添加惣菜販売会で販売している、大人気の胡麻豆腐。

多くの方からお褒めの言葉を頂きますが、てんさい糖だけで甘みを出さず、塩のバランスで胡麻の甘みを引き出しているのが美味しさの秘密。食べ終わっても後味が良いのです。つまり、しつこさを感じない甘さだから。

簡単にできる、こんな実験

ちょっと目線を変えてみます。

今ひとつピンとこない方は、こんな実験をオススメします。

お家で簡単にできます。

蒸したてのさつまいもやとうもろこし。

熱いうちに、ぱらぱらと少量の塩を振っておきます。

温度が冷めるにつれ、塩が素材と馴染みます。

人肌になった頃を見計らいパクっと食べると、めっちゃ甘いんですよ！

砂糖の甘ったるい甘さではなく、素材の甘さ。

塩と熱が、上手に引き出してくれるのです。

これが、和食で言う「素材の旨み（甘み）を引き出す」って事。

素材と塩だけで甘みが引き出せると、その結果砂糖の使用量も減らせます。

だって、すでに甘いんだから。笑

砂糖が悪だ、砂糖が悪いってガーガー言っても何も変わりません。

具体的な方法を知り、減らす事を実践すればいいのになぁっていつも思います。砂糖の使用量を増やさなくても、甘みを出す方法はあるって事。

情熱弁当は、小さな小さな弁当屋ですが、一年中こんな事を考えながら料理や食材と向き合っています。何かのご参考になれば♪

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