まさか督促状が来る人生なんて
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物々しい雰囲気がプンプンする夫宛に届いた「督促状」と判が押された封筒。
やっと夫の弟の大学の入学資金を肩代わりしていた返済が終わったというのに今度はなんだ
あぁ、これから私は絶望を味わんだろうなと半ばヤケクソになりながら封を切った。
内容ははっきり今では思い出せないが
簡単に言うと夫の父、義父は自営業で車屋をしていた時に経費で車を仕入れる形で購入。
そしてその車が売れて、本当なら仕入れたところに車代を納めなければいけない。
売上ー利益＝原価←この原価部分
それを納めていないから 差し押さえんぞコラ という内容。
そしてその頃、義父は自分の名義ではもう審査など通らなかったので家族である夫の名義を借りていたワケ。
きっと色んな支払いが滞っていたであろうことは初めて夫の家に行った時に発覚している。
聞いたことも見たこともない、そしてとても払えない金額の車のお金を今すぐ払えと書かれてある
「督促状」の中に「差し押さえ」という２大パワーワードを含む封筒をそっと机に置いて何も考えられないまま
夕食の準備と「ママー」とくっついてくる娘をテレビに相手してもらって
ただ呆然と野菜を切ったり煮たりして夫の帰りを待った。
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