JR北海道 キハ261系1000番台 おおぞら・北斗に乗りました。 | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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キハ261系1000番台は宗谷用0番台のマイナーチェンジモデルとして、高規格な石勝線「スーパーとかち」の置き換えで2006年に製造・投入されました。

後継としてキハ285系が計画されていたこともあってか製造が終わるかと思われていたのですが、2011年の石勝線事故で喪失した車両の代わりに再製造され、さらに高速化を諦めたJR北海道はこの車両を次期主力特急車両として量産し続けています。

 

2021年現在では特急とかち、おおぞら、北斗など多くの路線に投入され、今までのキハ183・281・283系の既存の形式が次々と消えていっています。

 

基本的には北斗・おおぞらが5両、とかちが4両編成で運行されます。

当初は0番台と同じような青ベースの塗装でしたが、2015年頃からラベンダーやライラックをイメージした紫や菜の花をイメージし警戒色でもある黄色などへデザインが変更になっています。

6次車は当初からこの塗装で製造され、既存の編成も2019年には変更が完了しています。

見た目としては789系とそっくりで、0番台とは似ておらず互換性も無いようです。

また製造期間が長いせいか仕様変更がいくつかあり、分かりやすいものだとヘッドマークが幕タイプとLEDタイプの2種類があります。

2013年まで製造された車体傾斜機構があったものの5次車以降はそのものが搭載されていません。


座席は2+2配置、シートピッチは960mmとなっています。

当初は0番台789系と同じ座席でしたが、3次車の指定席には完成度の高かった789系1000番台のuシートと同じとなり、5次車以降は普通車全てがこの座席となりました。

背面には大きめのテーブル、ドリンクホルダー、フックとチケットホルダーがあります。

必要なものは一通り揃っていて良いです。

唯一の不満点として新型車両にも関わらずコンセントはありません。

キハ283系などの座席を変更した車両にコンセントが無いのはしょうがないのかなと思えますが、最近では四国の2700系でも全席コンセントが設置されたので、いくら基本設計が古いとは言え全く設置されていないのは残念です。

この車両をもとにした5000番台では全席コンセントになったので性能的に出来ないわけではないようなのでコストカットなのでしょうか…?

乗る位置によって足元に大きな出っ張りがあるのですが気動車だからでしょうか…。

北海道は長期旅行者も多いのでこの大きな荷物置き場は利用率が高いように見えました。

 

今回グリーン車は簡単に。

グリーン車は革張りのタイプと写真のような布張りの2種類があります。

当初は革張りで量産されましたが、最近の新造車はこのキハ281・283系でも使用されているN700っぽい座席です。

革張りの方は0番台と同じような座席になっているようです。

 

今まで乗ったディーゼル車のなかでも加速が鋭いです。

四国の2700系も加速がとても速いと感じましたが、こちらは座席に背中を押し付けられるくらいで電車よりも速いです。

本当に速くて驚きます。

その分、音も新型とは思えないくらいうるさいです。

タービンが回る『キーーーン』という音も響きますし、一般の利用者からすれば耳障りでちょっとうるさいなと感じると思います。

 

決して悪い車両ではないんですが今までの北海道の車両は良くも悪くも尖っていたのに比べると普通です。

正直、この車両だったら単なる移動手段として乗るという感じです。

個性豊かで尖った車両が多かったのがいなくなっていくのは本当に寂しい限りです。

 

ちらっと話をしましたが、四国の新型特急気動車2700系の記事も合わせてご覧ください。

JR四国 2700系 南風・うずしお 乗車記