雪だるまさんとお友だち!
チェブラーシカ:
ドーナツ!
美味しそう!
茶色と緑と赤と・・・
雪だるま!
チェブラーシカ:
ねえねえ雪だるまさん。
ぼくね、オレンジと一緒に木箱に入ってたんだって。
雪だるまさんたちは、ドーナツの箱に入ってきたの?
雪だるま:
・・・・・・。
チェブラーシカ:
おそろいのマフラーが可愛いね!
寒くなってきたから
ぼくもゲーナからもらったマフラーがあるんだよ。
チェブラーシカ:
何色だと思う?
雪だるま:
・・・・・・。
チェブラーシカ:
オレンジ色だよ!
ぼく、オレンジ大好きだからね。
雪だるま:
・・・・・・。
チェブラーシカ:
雪だるまさんたち、なんだか楽しそうだね。
ぼくもとっても楽しくなってきたよ、ふふふ。
ねえ、ぼくとお友だちになってくれる?
雪だるま:
・・・・・・うん。
メリークリスマス
チェブラーシカ:
ねぇゲーナ。
ぼく、夢でサンタさんに会えたよ。
ゲーナ:
素晴らしいじゃないか、チェブラーシカ!
チェブラーシカ:
うん。
サンタさんとクリスマスツリーを見に行ったんだ。
ゲーナ:
それは本当に素敵な夢だね。
チェブラーシカ:
すごーく大きなツリーを見たんだよ。
ゲーナ:
チェブラーシカ、1つ聞きたいんだが・・・
その夢に私は・・・出てきたりは・・・
チェブラーシカ:
ゲーナもすごく楽しそうだったよ。
ゲーナ:
それはよかった!
夢に呼んでくれてありがとう、チェブラーシカ。
ところで、サンタさんからの
プレゼントは何だったんだい?
チェブラーシカ:
えとね、うーんと・・・
やっぱりまだヒミツ。
ゲーナ:
おや、もう今日はクリスマスなのに
まだ秘密なのかい?
チェブラーシカ:
だって、後にとっておいた方が
楽しみがながーく続くよ。
ゲーナ:
それは素晴らしい考えだね!
チェブラーシカ、夢の続きを聞きたいから
ひとまずお茶にしよう。
チェブラーシカ:
うん!
クリスマスイブ
チェブラーシカ:
ねぇゲーナ。
サンタさんは、いつ来てくれるのかな?
ゲーナ:
きっと君が眠ったら来てくれるよ。
チェブラーシカ:
眠らないとサンタさんは来てくれないの?
ゲーナ:
そうだよ、チェブラーシカ。
サンタさんは寝ている子の枕元に
そっとプレゼントを置いていってくれるんだ。
チェブラーシカ:
こっそり起きてたら来てくれないのかなぁ。
ゲーナ:
うーん、どうだろう。
たぶんサンタさんは恥ずかしがり屋さんなんだろうね。
君がちゃんと寝ていないと、
サンタさんはプレゼントを渡せなくて
困ってしまうかもしれないよ。
チェブラーシカ:
ぼく、ちゃんと“ありがとう”って言いたいのにな。
ゲーナ:
だったらサンタさんにお手紙を書いて
枕元に置いておくのはどうだい?
きっとサンタさんに“ありがとう”が伝わるよ。
チェブラーシカ:
うん!
ぼくそうするよ、ゲーナ。
ゲーナ:
ところでチェブラーシカ、
君はサンタさんに何をお願いしたんだい?
チェブラーシカ:
うふふ。
それはヒミツだよ。
ゲーナ:
ヒントだけでも・・・教えてくれないかな。
チェブラーシカ:
うふふ、ヒミツ!