多治見市のオリベストリートにある

ハナタロウ商店をお借りして


四月十四日

第十二回「かまわあん」茶道教室

ちょうど一周年を迎える事ができました。

皆様ありがとうございました。


桜前線が過ぎた多治見は

新緑の楓や花水木が美しい街並を彩り始めました。






茶杓一本で茶を掃く陶芸家のケンタ



亭主は軸を掛け、季節の花を入れます。
軸は書を認めた、その方自身です。
敬意を払い目線さえも下げながら扱います。

柳、桜、花水木を入れる山本さん

柳と薄紅色の花水木を入れました。

風に揺れる柳はまさに「静と動」

花と器の作り出す空間を調整する貴也くん



青楓と躍動する枝垂桜を入れる


軸は大徳寺、立花大亀老師の「静動」



まさに「茶禅一味」
禅の世界はもちろん、茶道の世界においても
多大な貢献をされた大亀老師は
私達の母校裏千家学園 講師もされていました。

動静云為どうせいうんい という語があります。
人の言葉と行動。「動静」は、物事の動き、様子や消息、立ち居振る舞いなどを表す。
「云為」は、言葉と行動を意味する。

以下引用

吉田兼好の『徒然草』には「吉日に悪をなすに、必ず凶なり。悪日に善を行ふに、必ず吉なりといへり。吉凶は人によりて、日によらず」とあります。暦の上では大安・吉日だをらとて、悪事を働けば、その日は必ずや自己にとって悪日となり、また厄日・凶日であつても、善事善行にいそしめば、
素晴らしい1日ともなりえます。

 私たちは案外、大安・友引・先勝を良しとし、仏滅・先負などを忌み嫌って生活していますが、兼好の言うがごとく本来、吉凶禍福は暦法などに左右されるものではなく、自己の心の持ち様や生活のいかんによるべきものと言えましょう。

 禅者としての生き方は、いたずらに過去を悔いず、また未来に思いを致すこともなく、
ただ今日をいかに生きるかにあります。
雲門の示す「日日是好日」の真意も、
日日を仏法挙揚に努め、仏法者として
仏道に適った生活であれば、
最高最上のかけがえなき一日(好日)と
なり得ると言うことにあり、
そのためには今日をどのように
使い得るかにあると言えます。


交互に分かれて点前の稽古。
玉木さんは、消防団の訓練後に
稽古に参加いただきました。

「子は親の背中を見て育つ」


必死な漢の背中以上に語れるものはありません。

剣豪 宮本武蔵は「静動一如」を大切にした。




かまわあん茶室を設計中の北村さん 

京都で学生時代を過ごしたばんさん





建築家の磯崎新氏と
水辺に浮かぶ茶室
「懸舟庵(けんしゅうあん)」
開館20周年 岐阜県現代陶芸美術館

縁あるこの茶室で
五月の茶会に生かしたいと思います。


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