弟がドイツにやってきた!!唐突な夕日に染まるノイシュバンシュタイン城編 | ♪ IN MY LIFE ♪〜ドイツ・フランクフルトの窓辺から〜

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ドイツ生活早数年。
楽しく奮闘しております。
メゾソプラノ歌手です。

ドイツ・旅行・音楽・オペラ・グルメ•ときどきビートルズ&サウンド・オブ・ミュージック便りをお届けいたします♪

山道を急ぎ足でのぼる。

このとき既に18時半を回っていた。

 

午前中のザルツブルク全力歩きに引き続き、

(前日のメンヒスベルクハイキングもなかなか長かったが。)

夜も立派な山道トレッキング状態。

 

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山登りが好きなはずの弟は、

海外旅行がここまで歩くなんて思わなかったと言っていた。

まあバスツアーなら違うでしょうけどねえ。。。。

 

 

 

30分ほど山道を歩く。

岩山は黄昏色に染められていた。美しい。

うん。ここまで来たらお城はもう目の前。安心安心!


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ここまで来ると更に欲が出てしまい、

そこから更に歩いて20分ほどのマリエン橋まで行ってみることに。

 

 

 

お城を通り過ぎ、更にちょっとした山道へ。

 

 

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マリエン橋に向かう途中、振り返ると背後には城がある。

かっけーーーーーーーーーー!!!!!

を連呼する弟。(笑)

 

 

 

 

 

そして。

 

 

 

 

この道。目の前にはなんと・・・

 

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こんなにも神々しい夕焼けが広がっているんですねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

 

これには弟も大変感動していた。

 

ここまで執念を燃やして頑張ってきて良かった・・・

(しかも国をまたいで横断。)と喜びもひとしお。

 

 

そうして到着したマリエン橋。

さすがに19時半前後。お城もとっくに閉館しちゃったし、


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この時間にここにいる観光客人はまったくと言っていいほどいない。

 

 

だからこそ、余計に良かった。この時間のこの場所、穴場かも。

(ただしサマータイムに限る。)


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腕立てだってできちゃうよっ!

 

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そしてなんといっても

このパノラマを、ひとりじめ。(いや、ふたりじめ。)

 

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私は誠に贅沢ながらここからこの景色を人生のうちに3回見てるけど

(4回来てるけど一回は雪で通行止め。)2年ぶりに来て分かったのは

 

 

毎回とりあえずここで写真撮ってるせいで、私はこの写真サイズの

この光景しか覚えてないんだなーってこと。

私の頭の中では、実物大のこの自然、このお城の記憶が曖昧で、

写真サイズに変換されているということ。

 

何度も見てる光景だし、新鮮味はない。

 

 

なのに。久しぶりにナマで見たこの景色に、

やっぱりちょっとおおおっっ!!!!て心が揺れ動いた、

そんな自分に驚いた。

私自身より何倍もスケールのでかいこの風景が目に飛び込んできた瞬間、

このスケール感は写真にも記憶にもちゃんと正確には残せないんだなーって思った。

 

 


 

ここで結局45分以上たたずみ、

もう20時はとっくに超えていた。

 

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この場所で、ものの数十秒で、太陽がすーっと山の向こう側に沈んでいく姿を見ることができた。

やっぱり胸を打たれる。

ものすごい快晴の日にこんな場所で夕日をみれてよかった。

弟もいつまでも大喜び。

 

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そうして再び、またあれ?ちょっと腰が痛いかも(w)と

まぁーーた始まった弟と(都合がよすぎ!)

馬車の馬糞をかきわけ、暗い山道を30分ほど下る。

 

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だれもいないこの山道を、独り占め。

気分は孤高のバイエルン王、ルードビッヒ2世。  


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空は夜になっても真っ暗ではなく、どことなく青みがかった空だった。

まるで絵画のよう。

 

 

いつもなら、一回のぼって降りてきて、

ノイシュバンシュタイン城とここでお別れ。

いつでも名残惜しく、寂しい気持ちでいっぱいになる。

だけど、私と弟は、日が沈んでしまっても、

見えなくなってしまっても、

明日の朝にまたこの景色がみることができる。

(なんてったって明日城内見学の予約いれたからねーっ♪)

 

そして、

こんな秋の夕日に照る山お城…をみることができたのだから、

明日はもう、雨でも霧でも曇りでもなんでもいいやー。

という気持ちにすらなった。

弟にこんなに最高な状態でお城を見せることができたのだから!!

弟も明日はどしゃぶりでも豪雨でももうどうでもいい。

今に大満足!!!と言っていた。

 

あんなに恐れていた天気予報から気持ちが解放された瞬間だった。

 

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ルードビッヒ2世の父親が建てた城はノイシュバンシュタイン城のお向かいに。↑ 私はこの城にはいつも興味がないのだけれど、弟はかっこいいを相変わらず連呼していて、この城にも入ってみたいといい始める・・・。ごめん、今回は諦めてくれ。

 

 

帰りは21時を過ぎ、タクシーに電話。

19歳のとき、雪道の中をひとりでここに来た。

そのとき、この場所から親に国際電話したんだっけな。

 

15歳のとき、初めてここに来てこれ以上ない感動をして、

まるでここは極楽浄土か天国か竜宮城か夢の国か、

とにかくこの世のものとは思えないってほど感激をして、

日本に戻ってからも、そのこの世のものとは思えない竜宮城の残像が

頭からこびりついて離れず、

私の魂が震えるような感動は、この場所に置いてきてしまったような感じで。。。

 

それからまたここに来ることを心から夢見てた。

 

19歳にやっとここへまた来ることができて、

しかもなんと一人でここに来て、

それがまた大人になった、成功した自分、みたいな気持ちだったのか

感慨深さと、なにか込み上げるような熱い思いをひたすら自分だけでかみ締め、

 

今ノイシュバンシュタイン城のふもとにいまーすと実家に電話。

長々とクレジットカードで話したものだから、料金が何万円と莫大で、

親に借金をしてしまい(この電話代。(笑))飛行機代や宿泊代よりも高くて当時のバイト代がふっとんだ記憶。

 

2年前にここに来たときは城内に入れず、すっごい機嫌も悪く、

バスを待つ列も長くてイライラした記憶。(笑)

 

 

そして今回はその場所で、

今は自分のケイタイで安くタクシーを呼んでいる!!

電話がつながる!!!うれしいーーーー!!!

ドイツ語でタクシー呼べる!!!!うれしいいいいいい!!

今はドイツ語でタクシーの運転手と話せるーーーー!!

うれしいいいいいいいいい!!!!!!!

あのころと違ってドイツ語通じるからなーんにも怖くないーーー!!

心細さもないいいいいい!!!

どんなに暗闇に私たち2人しかいなくても、

心細さなんてもうぜんぜんないんだーーーーー!!!

ただタクシー呼んで待てばいい。住み慣れたドイツですもの。

うれしいいいいいいいーーーーーーー!!!

 

そしてあの頃見せたいと思っていた父も母も去年はここに来て、

今はあの当時幼くて、私の自慢話を聞くしかなかった弟も(笑)

ついにここに一緒にいる。

しかも二日連続いくなんてぇぇぇぇーーーー!!

 

いろんな意味で、あの頃の自分に教えてあげたーーーーーい!!!

 

翌日に続く!

 

 





2年前のノイシュバンシュタイン城のブログ↓

 

2015年ノイシュバンシュタイン城①

https://ameblo.jp/chatotone/entry-12067603372.html

 

 

ノイシュバンシュタイン城②

https://ameblo.jp/chatotone/entry-12067629095.html

 

 

ノイシュバンシュタイン城動画

https://ameblo.jp/chatotone/entry-12068327943.html