ノイシュバンシュタイン城~!!
以前来たとき、この湖と山々はまさに白銀の雪化粧でした。
私は色とりどりの春や夏の色彩の方が好きだけれど、
冬も冬で壮大だなぁと、とても感動したものです。
なにより空気がきりりと澄み切って良い。
前回はこの湖の麓で迷彩色の服を着た軍人たちが訓練をしていました。
ランニングをしている軍隊も私の真横を横切りました。
なんだろうなぁーと、
少し緊張感が走ったのを覚えています。
するとその直後に始まったイラク戦争。
(私がヨーロッパにいる間に勃発したので、帰りのフランクフルト空港で私が荷物をそこらへんのベンチに置いたら、パトロールたちに拳銃を向けられましたσ(^_^;)
不審だったんでしょうねぇ。)
そして、お久しぶりなマリエン橋。
ここは、ノイシュバンシュタイン城のさらに奥に進むと到着します。
(このマリエン橋への道もまたきつかった!!昔も来たはずなのに。。。覚えてなかったのね。)
19歳の冬に来たときはこの橋は通行止めになっており、立ち入り禁止でした。
恐ろしいこの吊り橋。15歳の8月以来です。
ここからの眺めはこうです。
絵に描いたようなノイシュバンシュタイン城の美しい姿!!
ここから下を見下ろすと怖いのです。
持ってたiPadを落としそうになりますσ(^_^;)
ちなみにノイシュバンシュタイン城側からマリエン橋をみるとこんな感じ。
と思うほど、険しい岩壁です。
15歳のとき、
このノイシュバンシュタイン城の美しい景観はさることながら、
周りの険しくも雄大で美しいドイツアルプスの自然にすっかり身も心ももっていかれ、
魂が揺さぶられ、
私のドイツ狂がすっかり確実に確立されたのでした。
悲しいかな、
3度目のせいなのか
大人になったせいなのか、
今みてもさほど感動もありません。
でも15歳の頃のノイシュバンシュタイン城は、それはそれは衝撃的な感動でした。
夏休みが終わったあと、
夢から醒めてしまったようで
悲しくて、無気力症候群になってしまったもの。
何が楽しくて、
こんな街に住んでいるんだろう
こんなちっぽけなところでどうして生きていかなくてはならないのだろうと
苦痛で苦痛で仕方なかった。
ずっとドイツに
ノイシュバンシュタイン城に
(そしてザルツブルクに)
恋い焦がれてました。
そしてそのまま大人になってしまいました。(笑)
私がオペラに興味をもったのも、
このお城がルードビッヒ二世が敬愛したワーグナーのオペラがモチーフになっているからでしょうね。
オペラ『タンホイザー』をイメージした洞窟のお部屋や、
オペラ『ローエングリン』をイメージした白鳥の壁画、歌人の広間など、
そのどれもがおとぎ話のようでした。
15歳の頃の私にはワケが分からなかったけれど、とにかく魅了されたものです。
ディズニーランドのシンデレラ城なんかで感動したことはないけれど、
そのモデルになったこのお城は、
自然も空気の清らかさも、すべてが感動でした。
この山の向こう側はオーストリアです、と
15歳のときのツアーガイドさんがおっしゃっていて胸が高鳴りました!!!!
今回は内部ツアーの予約をしておらず、
直接チケットうりばに行くとなんと入場が6時間後(>人<;)とのことで。。。
帰りの電車もあったので泣く泣く断念。。。
あーあ。2回入ったからまだ諦めもつくけどさぁ。。。
どうせならまた観たかったですよ(>人<;)
そんなに昔って混んでたっけ!?
1度目はツアーだったから良しとしても、
2回目は完全にひとり旅行でオーディオガイド借りて入ったんですけどね。
そんなに並んだり待った記憶もありません。
記憶とは曖昧なものですね。
お城の中のオペラのお部屋や
建築様式、また中から見渡したバイエルンの眺めがまた最高なので、
またいつかリベンジでこなくてはいけなくなりました。(笑)
泣く泣く山の麓に帰ったあとは、
電車の時間まで余裕があったのでビールを飲みました。
バイエルンならでは!!
ヴァイツェンビア!!
ケーニヒ•ルードビッヒのドュンケルビア(黒ビール)
ピルスナーのヘル(明るい)ビールも美味しいけれど、どっしりしたコクがある黒ビールもまた美味しい!!
どちらも堪能しました。
ドイツバイエルンの郷土料理、
ケーゼシュペッツレです。
小麦粉で作ったすいとんのようなもの。
チーズが練りこんであってとても美味しかったです。
お城の中には入れなかったけれど、
お城のふもとでゆっくりできたので
まぁ良しとしましょう!?
今度は家族を連れていきたいなぁ~!