
去年末の記事を最後に、5ヶ月もブログを放置してしまいました。
なんの説明もせぬままの5ヶ月の間、多くの方に気に掛けて頂き、メッセージやコメント、住所交換している方々からはプレゼントまで頂きありがとうございました。熊本を中心に九州を大きな地震が襲った事もあり、ご心配お掛けしてしまい本当にスミマセンでした。人も猫も家もみんな無事、お陰様で元気です。
月に2回ほどしか更新しないノロノロちゃらんぽらんな私の事を忘れずに居て下さる皆さんがいらっしゃる事、とても嬉しかったです。なのに5ヶ月もの間、完全に放置してしまった理由は番組後半で(笑)
まぁ、書きたい事が山のように溜まってしまっているので今回は序章ですが。
また例によって亀ペースですが、ブログを再開しますので仲良くお付き合い下さい。
そして今更もイイところですが、今年も宜しくお願いします。
写真は今年のマルベリー。去年、きのこ菌の一種であるキツネノヤリタケ菌に冒され、たわわに生った実が全く色付くことなく萎んでしまった事を書きましたが、なんと今年は何事も無かったかのように黒々と熟しました!私が調べた情報によると、一旦キツネノヤリタケ菌に冒されると数年間は実が色付かないとのことだったので、どうせ今年もダメだと諦めていたのですが。キツネノヤリタケ菌ではなかったのか、それともうちのマルベリーの樹の戦う力が凄かったのか?ともかく復活しました。今年は去年の怨みを晴らすかのように大きな実が正に鈴生りで、例年よりも甘いです。

こちらは我が家の橙の花。1ヶ月ほど前の写真になりますが、今までで一番と言うぐらいの狂い咲き!去年は数えるほどしか花が咲かなかったので、十分に英気を養ったのでしょう。実が生るのが楽しみです。

こちらは名前も知りませんが、柑橘のような裏表年などなく、毎年、必ずわんさか咲く白い小花。青みを含んだ甘い香りで、橙の花や木いちごの花と蜜蜂を集めるのを競い合っているようです。

ブログお休み中の4月21日に14歳になったノアゴン!モーツァルト通り生まれのムッシュー、年齢を感じさせない美しさです♪
……って、見慣れぬ光景、何故に暖炉の前?
実は私たち、引っ越ししました。
暖炉は寒がり屋popさんとバージュたっての希望で取り付けた物。暖炉まわりの床は御影石(お墓の石と同じ石(笑))なので、この季節は暑がりノアゴンにとってひんやり気持ちイイのです。
記事にも何度か書いているので皆さんもご存じだと思いますが、今まで住んでいた家はpopさんのおじいちゃんおばあちゃんの古~い家(築半世紀)だった為、色々と傷みもひどく、あちこちで雨漏りも繰り返し、奇跡的にピアノの上には雨漏りせずに済んではいたものの、もはや時間の問題と言う事でリフォームか引っ越しかを考えていたのです。ピアノ2台と猫の居る家での大々的リフォームは難しいですし、そもそも元の家もボロ過ぎるのと、やはりあまりに田舎過ぎて不便な地域なのもあり、1年以上前から引っ越し先を探していました。でも、引っ越すにしても、ピアノ2台が置ける広さと音の出せる環境、利便性、防災の状況、スズメの涙の予算でなかなか見付からず。しかも、そう遠くはない将来、バレエのおばちゃんもこちらに同居する予定なので、今は若々しく世界中を飛び回っていますが(2ヶ月前には南米・カリブ海クルーズ、現在もスイス旅行中!)、おばちゃんの年齢を考えると介護も視野に入れておかなければならないので、家の立地や構造も条件付き。
それが去年の11月頃、宮崎市中心街の良い物件と巡り合い、年末には契約、年明けからリフォーム、ピアノ2台の運び入れ、ゴールデンウィーク終わりにノアゴン達と引っ越し完了、となりました。
ただまぁ~、書いてしまうとたった一文ですが、本当に大変でした。フランスから帰国する時よりも大変だったかもしれません。引っ越す先を自分たちで新しく造るのは想像以上にエネルギーを使わせられました。
まず、このような不動産の契約自体が初めての事で神経を遣いました。無事に契約が終わっていざリフォームと言うタイミングで、リフォームをお願いする事に決めていた建築士さんが脳梗塞で倒れて入院。絶対にその方しか居ない!と決めていただけに途方に暮れましたが、幸い軽症だったそうで3週間後には退院され、大きな後遺症も無く仕事にも復帰。すぐにリフォームがスタートし、その瞬間からほぼ待った無しで決断を迫られる事柄が次々と押し寄せました。
家を造るのなんて人生でそう何度も経験しませんから、イチイチわからない事だらけ。それでも自分たちの理想やイメージを伝えたくて、あれこれ調べたり勉強したりしまくりました。何よりも無駄なお金を施主に使わせない事をモットーにする建築士さんなので、質素になり過ぎる方が心配なぐらいと言う不思議な状況からまず脱する事からスタート。この世界、「どうせわからないだろう」と、価格も何倍にも上乗せし、工法や建築材料もメチャクチャと言う、言いたい放題・やりたい放題の大工さんや工務店、大手ハウスメーカーでも多いそうですから正反対です。そう言う事が無いように全ての金額を書き出し、週に最低でも一度は現場で工事の説明と確認をしてくれたので信頼はどんどん深まりました。
今の時代、どういうメーカーのどういう商品の良し悪しとか、この素材の特徴だとか、工賃の相場や製品価格と言った情報がだいたい調べられるのがイイですね。場合によっては、ネット通販の方が安く買える建築資財や、機能やデザインに優れたアイテムもあり、1つ1つ建築士さんに相談しながら自分たちでネット購入したりもしました。こう言ったリサーチは全て私の仕事で大変でしたが、その中の幾つかは「こりゃ~、掘り出し物を見付けましたね~!」と誉められました。

お金もエネルギーも使いましたが、雨漏りの心配もない家に2台のピアノが入れて良かったです。運び入れ、調律も思いがけない困難があったのですが、それはまたいずれかの機会に。
鉄筋+無垢材なので、ヨーロッパの教会を思い出すような響きです。
この無垢材の件でも悩みに悩みましたが、このブログで長年のお友達であるykさん に相談に乗って貰い、とても助けられました。何しろykさんはピアノ弾きでありながら、ドイツで建築を学び、帰国されてご実家をピアノ用にリフォームされたばかり!
「鉄筋造ならばヨーロッパの造りに近いから響くよ~。木材も堅さに拘らず、寧ろヨーロッパのホールで使われているような軟らかめがイイかもよ」
等と、様々な例や、ykさんご自身がリフォームで使った材の購入先も教えて下さいました。
折角ならばと、最初は床も壁もマホガニーかカリン材かウォールナットなんて意気込んでいましたが、
「そんなに高価な無垢材にしても実際には弾いてみなけりゃ響きはわからないんだしさ~」
と、お世話になっている調律師さんにもたしなめられ、我が家の予算と大工さんの技術や工期など総合的に考えて、タモ材の床と県産の杉材にしました。呼吸しているのがわかる無垢材、木の香りが漂い、響きも居心地も良いです。今度の家はジャングルの中にあった前の家と真逆で庭ゼロ、土も植物もゼロ。家の中で唯一、自然を感じられる場所です。
とは言っても、宮崎一大きいであろう公園や神社が間近、鬱蒼とした森があるんですけれどね。

引っ越し祝いにマイ母が買ってくれたキャットタワーから外を眺めるノアゴン。
1階はピアノ部屋なので住居スペースは2階に、窓からの景色もガラリと変わりました。考えてみたら、ヴェルサイユの生家に始まりパリの私の音楽寮、帰国後フランスから持ち帰ったピアノが到着する迄の数ヶ月を過ごした大阪、そして宮崎のど田舎家のいずれも通りが見えない家でした。なので、14歳にして初めて走っている車を見るノアゴン。

引っ越した日は涙を流しながら鳴いていたので(ボイスレスキャットかと思うぐらいに普段は声を出さないのですが)、一体どうなる事かと心配しましたが、流石は切り替えの早いフランス人、翌日からは嬉々として窓からの景色を眺め、新しい家を探索して歩き、バージュと走り回っています。都会っ子なんでしょうか、物凄く生き生きとして、確実に若返っています!5歳は巻き戻された感じ!そして常にぐふぐふ言ってご機嫌です。知らない人が来ても平気で寄って行くようになったのには驚きました!

「私、お外の世界なんてどうでもイイとよ」
バージュはやっぱり内弁慶な箱入り娘が本質なようです。窓の外を車や人が通っているのなんて特に興味はないそうで、おうちの中が全て。新しい床に寝転がって遊んだり、暖炉の窓に写る自分の顔を見たり、新しいキッチンのマットをぐちゃぐちゃにするのが楽しみ。
結局お転婆はお転婆なんですけれどね。

そして、へんこちゃんはどうしたかと言うと……お外生活を卒業しました!
ただ、ノアゴン達と共に引っ越すのは様々な面から見て難しかった為、前のボロ家をへんこちゃんにあげました。
お外生活が長かったのでどうかと思いましたが、へんこちゃんのふかふか毛布の寝床やお気に入りの屋根を横取りし、へんこちゃんをイジメるオス猫が現れた事もあり、家の中に入れてあげたら安心したようでスヤスヤ眠り、トイレも一発で覚えました。と言うワケで、前の家はへんこちゃんが世帯主となりました(笑)
2~3日おきに会いに行き、たくさん遊び、ご飯やトイレのお世話をしているのですが、実はかなりのマイペース猫でおっとりした性格だとわかって来ました。やっぱりお外生活では気を張っていたのでしょうね。
ノアゴンもそうですが、環境が変わる事で生まれ変わったかのように新たな面を見せてくれるなんて想像もしていませんでした。猫って本当に面白いですね。

前の家との距離は、車で1時間ちょっと。
へんこちゃんのお陰で数日おきに行けるので、ジャングル庭の恩恵にもシッカリ与れます。今年は木いちごも豊作でした。
長くなってしまったので今回はここまで。
ブロ友さんと初めてお会いした話や、友人が始めたお店のご紹介、現在も進行中のプロジェクトの事など、また次回からお話したいと思います。



















