可愛く並んだ鱗雲。秋の空は雲も爽やかですね。

空は晴れても、私が青春時代を過ごした芸術と花の都で、あまりにも多くの命が奪われた事に心は曇りがちです。大切な人たちが住む石畳と白壁の美しい街が血に塗られるなんて。
様々な議論がなされ、思うところも沢山ありはしますが、決して終わる事のない報復合戦を見るにつけ、暗澹たる思いにさせられます。祈りよりも銃を、などと言う言葉を聞くと、この悲しみと祈りさえも虚しく思えてしまいます。暴力が問題を解決し、平和をもたらしたことなどない事を人は皆、歴史から学んでいる筈なんですけれどね。














宮崎の青い空の下、すくすくと巨大に育ったセンダンの木。今時期は、房で生った実が黄色く色付きとても綺麗です。バランスのいい樹形に、オリーブの実のようでもあり、ぶどうの房のようにも見える実が木いっぱいに生るシルエットがお洒落。
自然はいつでも人の心を潤してくれますね。自然回帰の欲求は人間の根源なのでしょう。













懐かしい植物発見!
小さい頃に遊んだ「数珠玉」です。正式名は知りませんが、最近はあまり見掛けない気がします。葉っぱの感じはトウモロコシに似ていますね。今の子供たちはこれで遊んだりはしないのでしょうか。
いろんな色柄の数珠玉を集め、オシロイバナの黒く丸い種を割って白い粉を手に塗ったりしたものです。













こちらはスペイン産のサフラン。先月末にスペイン~ポルトガル旅行に行って来たpopさんのバレエのおばちゃんからのお土産です。
本場のパエリアを食べるも、春に宮崎に来た時にpopさんが作ったパエリアの方が美味しかったと言う事で(!)、また作って貰う為に買ったそうです(笑)
ヨーロッパの味付けって、日本人にはちょっと塩辛い事が多いんですよね。それと、魚介はたっぷり入っていたけれど処理が雑~で、なんかの殻やら骨やらが混入していたから食べづらかったとか。
それにしても、こんな大量のサフランは初めて見ました。日本で買ったら万札モノでしょう。金よりも高いと言うぐらいですもんね。
早速スープに少し使ったところ、香りも本当に良いです。さすがスペイン産。

他にも缶入りオリーブオイルや、ポルトガルの不思議なナッツ等など。
スペインもポルトガルも、オリーブの木→オレンジの木→ひまわりと言う光景がどこまでもどこまでも広がっていたそうです。私たちの住む宮崎と同じくらい田舎で、おおらかだったと言っていました。







♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

さてと、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。え~、お約束のショパンコンクール特集です。
あ~、もう最初に白状してしまいますが、実はちっとも乗り気ではないです。5年に一度のショパンコンクールですから、凄く頑張って1次予選から全員(さすがに全曲ではありませんが)聴いたは聴いたんですけれどね……今回ほど気持ちが盛り上がらない事はありませんでした。先々月のこのコーナーでやった「ショパンコンクールごっこ」の方がずっと面白かったなぁ~(笑)
個性ある人が居ない?レベルが低い?ヨーロッパ系が弱すぎた?ロシアンピアニズムも全滅?いろいろ理由はあるかもしれないですが、残念ながら本当につまらないと思ってしまいました。そもそも、「この人とこの人、応援したい!注目だなぁ!」と、肩入れ出来る人が居なかったので、それがつまらなかった原因かもしれません。若者たちの必死さ、大変さはもちろんわかりますから、そう言う意味では応援したいのですが、音楽的に共感できる人や、強い印象や感動を与える演奏もあまり無く。

ただ、いつものショパンコンクールとは違って、審査結果には特に異議は無し。
取り分け1位の韓国人チョ・ソンジンは、1次予選から完全に抜け出ていたと思います。落ち着きのある演奏で、音楽的にもテクニック的にも非常に安定感がありました。魅力とか感動はさほどありませんが、ともかく安定感と言う言葉がピッタリだと思いました。なので、この人のコンサートを聴きに行くかと言えば行かないですし、Youtubeでも敢えてこの人の動画を聴こうとは思わないですが、コンクールは比較の問題ですから、中では確実に1位でした。2位以下は私にとってはほぼ横並び、正直、何がそんなに良いのかわからない人が多かったです。中では4位のエリック君が繊細な音楽を聴かせていた気がします。ファイナルまで残った唯一の日本人の小林愛実ちゃんは、「天才少女だった子供がなんぼのもんじゃ?」と言う魚の目鷹の目にさらされ、変なプレッシャーを背負って大変だったと思います。人一倍頑張っている感じでしたが、音が他の人の7割ぐらいしか出ない(響かない)のが可哀想でした。「音」って必ずしも体の大きさとは関係しないですし、テクニックや努力だけでは解決できないですし、本当に難しいのです。私も本当に本当に苦労して求め続けて、渡仏2年目を過ぎてようやく辿り着きましたから。愛実ちゃんは小柄で手も大きくはなさそうですが、あれだけのテクニックはあるのですから、求め続けていればいつか必ず真の音が響かせられるようになると思います。





しかし、1位のチョ・ソンジンに限らず、今回は韓国人の全体のレベルが高かったと思います。国同士で比べるのも妙かもしれませんが、同じアジア系として、日本人よりも一段上に感じました。日本人は皆さんとてもたくさん練習をしているであろう事はわかるのですが、やっぱりただ上手く弾き終えるだけで、国際的な場で比較されるとやや幼稚に聴こえました。ちょっと小手先で上っ面と言うのでしょうか。何か薄っぺらく聴こえてしまうんですよね。日本の課題が見えて良かったですね。

韓国の人たちは、歌心があり、声の太さと同様に、音楽的に一本筋が通っている演奏が多かったと思います。
今回、YAMAHAのピアノを選ぶコンテスタントが非常に多かったですが、韓国の人は全員(多分)、1次予選からスタインウェイでしたね。申し合わせがあったのでしょうか?
恐らくYAMAHAやカワイの方が軽くて簡単に音が出るピアノだったのだと思いますが、スタインウェイも1次では特に硬い響きで「これはピアノ選びに困るかも~」と私は思いました。でもそこは腐ってもスタインウェイ、2次予選以降はどんどんコクが出て来て、キャンキャン気味だったカワイとは比較にならない深みがありました。3次予選~ファイナルでは、多くのコンテスタントがスタインウェイに切り替えしたのも納得。YAMAHAは柔らかさと華やかさのバランスが良く、まさにオールマイティな魅力をよく発揮していました。
前回から公式ピアノの仲間入りをしたファッツィオーリは、残念ながらあまりにキンキンと金属的な音で状態が悪く、1人しか選んだコンテスタントがいませんでした。
ピアノ選び、それぞれの音楽性とテクニックにあったピアノを選ぶべきですが、選ぶ側はもちろんのこと、大舞台で調整するメーカー側も簡単ではありませんね。


ピアノメーカーの違い、日韓の違いを聴いてみよう
    ↓   ↓   ↓

◆su yeon kim:ノクターン op.48-1


◆丸山凪乃:ノクターン op.48-1



この韓国人のキムさん、残念ながらファイナルには残れませんでしたが、1次予選から良い演奏で、好感を持って聴いていました。個人的にはチョ・ソンジンよりも好きでした。将来……20年後、30年後に良い味を出すピアニストになる気がします。


丸山凪乃ちゃんはなんと16歳、高校1年生!コンクール出場者最年少でした。童顔なのも手伝って、まだまだあどけない子供と言う感じですが、既にパリコンセルヴァトワールを卒業しているようです。中学生でパリに留学しちゃったと言う環境からして凄い!シック過ぎる衣装とか、パリっぽいですね。

このノクターンは、大人っぽいキムさん等と比べるとさすがに幼さが目立ちますが、他のエチュード等はとても立派に弾いていました。1次は通過してもおかしくなかったと思いますが。まぁ、まだ若いですからこれからの成長が楽しみですね。

他に日本人の中では、中川まやかさんの1次予選が非常に完成度の高い演奏でした。ただ、1次予選で精魂尽き果ててしまったのか、2次予選は脱け殻のようで残念でした。












またしても美し過ぎるノアゴン。


ここからは、1次予選からファイナルまでで、私の印象に残った演奏をいくつかご紹介します。あくまでも私の印象に残った演奏と言うことですから、入賞者であるとかは関係ありません。



まずは、ポーランド人2名によるマズルカを。

◆krupinski マズルカ op.59-3(3次予選)


◆Nehring マズルカ op.33-2 (3次予選)
 
◆Nehring  マズルカ op.33-3

         ↑動画では、op.33-2と33-3が間違って逆にされています。





今回、大挙して押し寄せたポーランド人(開催国なのだから今まで少なかったのが逆に不思議なのですが)、レベルもタイプも様々でしたが、この2人のマズルカは印象に残りました。krupinskiはファイナルには進めませんでしたが、2人ともやはりさすが本家。今回のコンクール全体を通して、最も「聴いて良かった」と思える演奏でした。2人とも演奏&ビジュアルともに地味~な感じですが(失礼!)、ポーランド魂が心に響きました。音楽を聴けたと言う感じ。













◆1位 チョソンジン ショパン協奏曲第1番

最後に1位のチョ・ソンジンを。ファイナルのコンチェルトも安定感抜群。ただやっぱり、ミスはしない、ソツが無いのですが、はじけるような喜びに満ちる事もなく、のたうち回るような悲しみも無いんですよね。3次予選のマズルカ&24のプレリュードでも思いましたが、ショパンの音楽ってこんなにも落ち着き払ったものだったっけ?と。21歳の若者なのにそれほど落ち着き払っているのはある意味、凄いことではありますが。私が高望みし過ぎなのかもしれません。

それと1つ気になったのは、長い音の時、打鍵後に鍵盤を揉むような動作がかなり多いこと。日本一有名であろう某女流ピアニストもそれを凄くなさいますが、当たり前のことですが、ピアノと言う楽器はヴァイオリンやチェロ等の弦楽器とは違い、打鍵した後にどれだけ鍵盤を強く押したり揉んだり擦ったりしてみても全く音は変わりません。無意味に力が入っているだけ、ピアノを傷めるだけです。ごくたまに思い余ってと言う程度ならわかりますが、打鍵の度に毎回それをやるのは悪い癖でしかないので、直せたらイイなぁと老婆心で思いました。

マイ母曰く、「でもこの人ならば、ビジュアル系に走る心配はないわね」(←またまた失礼!)で締め括ります(笑)



























お転婆過ぎる……いやいや美し過ぎる店員さん!
我が家一の寒がり屋、お布団インの季節到来です。













美し過ぎると言えばこの方も。
木の影から、こんなに見目麗しい色白美人がひょっこり現れた、と言う図(笑)









~おまけ~

3週間ほど前になりますが、夜、我が家の玄関に珍客がいらっしゃいました。それがこちらの方(トカゲやヤモリが苦手な方はスルーで)

   ↓    ↓    ↓ 











やや小ぶりなアカハライモリちゃん。
水田や流れの緩かなせせらぎに棲む両生類で、popさんが子供の頃はよく見掛けたそうですが、最近は農薬や生活排水による水質悪化などで数がかなり減っている為、滅多にお目に掛かれなくなっています。
我が家の側には緩かな川は無いですし、この季節ですから当然、水田ももう無いのに、一体どこから、何故、我が家の玄関にお出ましになったのか不思議です。
帰すべき水田も無い季節と言うことで、取り敢えず冬の間だけでも我が家に逗留して頂こうと保護。アカハライモリは動きが緩慢なので捕まえるのは簡単でした。写真は保護した時のもの。今はこのジャム瓶から、広い水槽(ちょうどクワガタ用にあったプラケース(笑))に移動しました。
浅めに水を張り、小石を詰んで隠れ場と陸を作ってあげたところ、キュキュキュと鳴いて喜んでひと泳ぎし、その後は小石の間で休むようになりました。
ただ、困ったのがご飯。
アカハライモリは山椒魚の仲間で、ウーパールーパーに近いと言うことで、ウーパールーパーの餌を買ってあげてみましたか、全く食べません。ならばと、違う種類の餌を試すも無反応。ネットに書かれていた、「アカハライモリの顔の前でピンセットに挟んだ餌をフリフリさせる」と言うのも食い付かないどころか後退りされてしまう始末。
そこで、2匹のウーパールーパーを飼っていらっしゃるlalaさん に相談したところ、「夜行性だから夜、小石の上に餌を置いておいてみたら?」とアドバイスが。置き餌と言う発想、なかったなぁ!と、早速その夜、水の掛からない小石の上に置いてみたところ、翌朝には綺麗に何も無くなっていました。アカハライモリは1ヶ月以上ご飯を食べなくとも全然大丈夫とは言え、お腹が減っていたのでしょう。
以来、餌台となった小石をジーッと見詰め、ご飯を待つような顔をしています。
食べ過ぎ厳禁な生き物なので、週に1~2回しかあげられないと話さねば(笑)

アカハライモリの名前の由来は、写真のように上から見ると黒っぽいですが、お腹は綺麗な朱色なのです。その朱色地に黒い水玉模様があるのです!水玉に関係した名前を付けようか思案中です。

餌を食べる間隔も、消化に掛かる時間も、あらゆる動作もゆ~っくりなアカハライモリ、なんと20~30年も生きるそうですから、こちらも慌てず名付けて仲良く長生きしたいものです。





多種多様な事が一気に押し寄せ、ここ数年で最も忙しく食事もきちんと取れないほど!ご訪問もままならず、前回記事に頂いたコメントのお返事もまだ途中ですが必ずお書きしますので、アカハライモリのように気長にお待ち頂ければ幸いです!




南国宮崎も朝晩は寒くなって来たので、へんこちゃんに毛布をプレゼントしたところ、いきなりのこのアクビ!もう古くから我が物だったかのようにゴロンと寝て寛いでいました。
このショッキングピンクの上に白いアンモナイトを見付けるのが毎朝の日課になりました。
それにしても、林家ペーパーも真っ青なほどショッキングピンクが似合う!
















10月25日はマイバースデーでした。
ブログやFacebookやメール等でも、たくさんお祝いメッセージを頂きありがとうございました。

そして、嬉しいプレゼントも届きました♪
このお皿はlalaさんから。横に写り込んだ店員さんは置いといて~(笑)
猫のゴハンちゃんが犬のパコちゃんにお誕生日祝いをして貰っていると言う絵が可愛い!誕生日にピッタリ!リネンの生地を樹脂コーティングしたお皿、まるで輪島塗の伝統的技法のようです。














センスのいいlalaさんらしいお洒落な品々とカード。
ストライプのリネンはfogのリトアニアリネンです。中厚に織り上げている目が詰まったタイプの麻なので、シッカリとした張りが魅力です。私もpopさんも極度に麻好きなので、麻の生地を見ると取り敢えずニヤケます(笑)
もう、毎日のようにキッチンで活躍中です。麻製品を身に纏ったり使ったりすると、免疫力が上がるそうです!
黒猫のブックカバーは、読書の秋、本好きな私にと選んで下さいました。ちゃんとブックマークも付いている優れもの☆
















ハロウィンのキュートなボックス入り焼菓子も!
ポストカードは、猫好き御用達のおかべてつろうさんの「星空、青空、きみといっしょ。」と、lalaさんが展覧会で観て来られた河鍋曉斎のもの。この白い猫、ちょっとへんこちゃんっぽい?
lalaさん、素敵なプレゼントをありがとうございました☆












秋猫は美しいと言いますが、それを体現するかのようなフワフワ毛並みのノアゴン。
ノアゴンって麝香のような良い香りがします。さすがはパルファンの国のムッシュー!












もう1つ、Bellさん からも巨大な箱が届きました。クロネコヤマトの配達の人まで、
「何が入っているんでしょうね?」
と眺めていました。
大きな箱の中からは、アイアン製の可愛らしい猫さんが。この子も白い猫。へんこちゃんチックに見えて来ます。横を見ている目付きが可愛いですよね。洋服は青・白・赤、フランスカラー!
WELCOMEの裏にはSEE YOU。玄関前に立って貰っています。


しかし、これならば巨大な箱である必要はありません。
その理由がコチラ……虫が苦手な方、閲覧注意!

    ↓   ↓   ↓













それはそれは大きなアイアン蜘蛛!
ビックリ!
虫好きな私へと選んで下さったそうです。
私の誕生日はハロウィンと近いので、時期的にもこう言う飾り付けが合いますね。
ただ、蜘蛛を見ると怖くて固まってしまう生徒のYさんには決して見せられません(笑)
虫がたくさん居る田舎なので、いちいち虫を怖がっていたら暮らせないから(慣れもあると思っていたのですが)、虫が怖いなんて言う人は居なかろうと思っていましたが、やっぱり女性や若い子はダメな人が居るものなんですね。
虫コワイとか、猫キライとか、犬苦手とか言われると、どうしたら良いかわからなくなって、ちょっと泣きたくなってしまう私です。向こうも泣きたいのでしょうけれど。
あ、話がすっかり脱線しましたが、Bellさん、面白プレゼントをありがとうございました!













私は蜘蛛、大好き!
って、好きな理由がちょっと違うとは思いますが(笑)












最後に、素晴らしい本を1冊ご紹介します。
去年ヤマハミュージックメディアから発行された「偉大なるピアニストたち」と言う本。フランス人ジャーナリストのアラン・ロンペッシュ氏が、20世紀のピアニスト44人について書いています。なんと、そのうちの現存する7人を除く37人もの歴史的名演が収録されたCDが2枚も付いています。

ロンペッシュ氏は、私もパリ時代に毎号買って愛読していたル・モンド・ドゥ・ラ・ミュージックのジャーナリストで、評論家を30年以上に渡り務め、現在はラジオフランスの番組顧問をしている人物。
20世紀のピアニストについての評伝は他にもありますが、この本には全く知らなかった仰天エピソードの数々に加え、かなり専門的にも突っ込んだ見解や、各ピアニストの思いがけない発言による新しい音楽観も拓け、非常に興味深く読みました。

スターリンに偏愛されながらも全く迎合せずに真っ向勝負したマリヤ・ユーディナとか、ホロヴィッツがクララ・ハスキルの才能に嫉妬し、パリでなんとコルトーのレッスンを受けた事があるとか、臆病で社交下手なのに王様気取りで虚言癖のあったフランソワとコルトーの語り尽くせぬ繋がりなどは、クラシック愛好者ならば誰もが面白く読めると思います。そうしたエピソードや、国と歴史的背景、人間関係だけでなく、様々な音楽的問題にも言及し、ピアノ演奏について思いもつかなかった視点を見せてくれるのです。リパッティの特別な才能についての語りなど、そちこちにロンペッシュ氏のピアノへの造詣の深さが窺えます。



この本の訳者である東川愛さんは、実は私とは15歳の時からの古い友人です。
愛ちゃんとの出会いは、東京の故 竹島悠紀子先生のソルフェージュのグループレッスンだったのですが、他にも何人もレッスン仲間が居る中、私たちはあっという間に意気投合し、帰り道はいつも2人で喋り通しでした。
愛ちゃんの鎌倉にある超カッコイイお宅に泊まりに行ったり、一緒に野平先生の講座を聴きに行ったり、竹島先生がパリ旅行からの帰路の飛行機内で急逝された時には一緒に先生宅をお訪ねしたり、私のパリ時代にはパリデートをして、私のコンサートも聴きに来てくれたりしたほど!

私と違って頭脳明晰な愛ちゃんは、ピアノ科から音楽楽理の道へと転向し、私とバトンタッチで渡仏し、現在もパリへ往き来しながらブーレーズの研究者として活躍しています。高校の頃から現代音楽に精通していた愛ちゃんらしい選択です。

そんな愛ちゃんの初の翻訳本出版の知らせはとても嬉しく、何度も繰り返して読んでいる私です。しかし、300ページを越す長さの翻訳とは凄い!
何年間も、膨大なフランス語の資料や論文を毎日のように読んでいるとは言え、いざ本にするとなると大変だっただろうなぁ、と思います。日本語で読んでも難しい文章と内容、それもかなりタイトなスケジュールだったそうで、自分の研究調査や論文と平行して書き上げただなんて相当な忍耐だと思います。

付属されている2枚のCDはなんと約16時間分の収録で、Youtube等では聴けないレアな録音も多いので、本当にお得な本だと思います。

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本でどのような人物かを読みながら、そのピアニストの演奏を聴くのは非常に面白いです。
読書の秋の1冊にいかがでしょうか?












かぐわしい金木犀は音も無く散りましたが、そちこちでそばの花が満開です。
真っ白なそばの花からは、真っ黒な蜂蜜が採れます。日本では、多くの蜂蜜が春に採蜜されますから、秋の蜂蜜は貴重な感じがします。ちょっとクセがあるのがまた楽しい。宮崎は10月、1ヶ月間ほとんど雨が降らず気温も高めだったので、葉物野菜には厳しいけれど、蜜蜂には働き易い気候でした。
蜂蜜ソムリエになりたいぐらい蜂蜜マニアの私、新そばよりもそちらの方が楽しみです。ちなみに、そばアレルギーがある方は、そばの花から採れた蜂蜜もダメだそうですのでお気をつけ下さい。













前回記事のバージュうちの子記念日に、たくさんのお祝いコメントありがとうございました♪実は、忙しいのでコメント欄を閉じたつもりで居たのですがうっかり!
と言うワケで(?)、前々回記事のコメントお返事もまだ途中、前回記事の方と合わせてお返事お待たせしていて申し訳ないです。
今回は月末恒例お薦めクラシックコーナーですが、お返事が滞っているのでコメント欄を閉じます。次回はちゃんとお返事も書いて、コメント欄もオープンしますので!

私の誕生日に、バースデープレゼントもたくさん頂いたのですが、その自慢話はもまた次回に~(笑)














今月のテーマは、今年が没後100年にあたるスクリャービン。何度も書いているように、スクリャービンは私の偏愛する作曲家です。ちょうど去年の10月のこのコーナーで、スクリャービンソナタの前期をご紹介したので、今回は後期を。



◆スクリャービン:ピアノソナタ第5番
(P:ホロヴィッツ)


https://www.youtube.com/watch?v=ozO81nuCuVo



https://www.youtube.com/watch?v=8OZqnUIge0Y



スクリャービンは10曲のピアノソナタを書いているのですが、前期では2・3・4番をご紹介しました。5番は、スクリャービンのピアノソナタの中で最もよく演奏される曲で、ショパンの影響を受けた抒情豊かな前期と、独自の神秘主義へと突き進む後期の端境期の作だと思います。しかし、スクリャービンソナタの端境作とは言え、かなり神秘主義の色が濃くなっています。スクリャービンの後期作品は、神秘と宇宙を感じますね。
ホロヴィッツの演奏が、ともかく凄い!一気に世界に連れて行かれてしまいます。録音の音質がややキンキンしてしまっているのと、それほど長い曲ではないのに動画が2つに分割されているのが残念ですが。














私の好きなナンキンハゼの樹。
かつては蝋燭の原料にも使われた白い実を
生らせます。今は、まだ緑の実。これが弾けると中から白い実が現れます。





◆スクリャービン:ピアノソナタ第9番「黒ミサ」
(P:ソフロニツキー)

https://www.youtube.com/watch?v=Hp0yVCh5OKM


黒ミサと言う名の通り、ミステリアスな曲です。この曲と対をなすのがソナタ第7番「白ミサ」なのですが、明らかに黒ミサの方が魅力的です。悪は時に神秘的で、毒のあるものは美しく、危険なものは人を惹き付けるのは何故でしょうね。

スクリャービン弾きで有名なソフロニツキーの演奏でどうぞ。ソフロニツキーはスクリャービンの娘と結婚し、ホロヴィッツとは同級生だったと言いますから、ロシアってやっぱり凄いですね!
録音がかなり悪いですが、このシャビーな録音が、不気味さをより強く感じさせたりもします。



◆スクリャービン:ピアノソナタ第9番「黒ミサ」(P:ホロヴィッツ)

https://www.youtube.com/watch?v=Qy0ZpUPpYEk


もう1つお薦めの録音を。
この曲はホロヴィッツが僅か6分(通常は約9分)で弾いている怪演があるのですが、YOUTUBEでもCDでもこの録音ではないバージョンの方が出回っています。何故なら、出回っているバージョンの演奏はあの「ヒストリックリターン」のコンサートだからなのです。12年の沈黙を破った伝説のコンサート、カーネギーホールのチケットは瞬く間に完売だったそうですが、ホロヴィッツマニアの私としては、このコンサートの演奏は今一つ。ブランクのせいなのか、エンジンが完全にかかっていない印象です。この1965年のヒストリックリターンの中で弾いたスクリャービンの黒ミサは、どこかキレが悪く間延びした感じがします。私が推すのは、遡ること12年の1953年のバージョン(この動画では44分10秒からです)、つまりコンサート休止に入る前の演奏です。この1953年のコンサートは、冒頭に長大なシューベルトのソナタを据えたりとプログラムからしてやる気満々、音・表現にも艶があり、ノリにノッています。この充実のコンサート直後に、沈黙の12年に入るのですから人はわかりません。
そのコンサートで弾かれたスクリャービンの黒ミサソナタは、12年後のヒストリックリターンの演奏よりも勢いとキレがあり、研ぎ上がったナイフのように危険な美しさと魅力があるのです。
怒濤の後半戦のおどろおどろしさは必聴。巨大なジャイロモーメントのような地鳴りは鳥肌モノです。















今が実の時期のセンダンの大木。
何年の時を見詰めている樹なのでしょう?





◆スクリャービン:ピアノソナタ第10番
「トリルソナタ」(P:プレトニョフ)

https://www.youtube.com/watch?v=6xvfhHiBLzs



スクリャービン最後のソナタ。副題の「トリルソナタ」の名の通り、常にトリルがそちこちで震えています。このトリル効果が、星がまたたくような神秘的な美しさを醸し出しています。9番の黒ミサと似た雰囲気もありますが、こちらの方が澄んだ空気の宇宙です。
プレトニョフの演奏、非常に素晴らしいです。絶対に安心なテクニックと共に、想像を越えた音楽性と優れた頭脳があってこそ為せる技だと思います。タイの少年とど~のこ~の等ありましたが、そう言う問題で消えたら絶対にいけない才能の持ち主ですよね!
(この動画、演奏が始まるまで43秒ほど空白の間があります)



スクリャービンのソナタ後期の世界観、没後100年の記念イヤーにお楽しみ頂けたら幸いです。

先週、閉幕したショパンコンクールについては来月のこのコーナーで特集したいと思います。













今日はハロウィン!
鴨肉くれなきゃいたずらするぞ!

ノアゴン、それちょっと違う気がしますが。












~おまけのへんこちゃん~
ジャンピングへんこ。

1、











2の~、










3っ!

あ、しまった!シャッター押すの、速すぎた!
でも、後ろ足に注目!見事に二足で立ち上がっている瞬間(笑)