生徒ちゃんが私に選んで来てくれた涼やかな紫陽花。
皆さん、地震、豪雨災害、猛暑は大丈夫だったでしょうか?
3ヶ月ぶりの更新です。この間に日本では災害が多発しましたが、身近にも残念なニュースが1つ。相変わらず元気なマンゴーのおじさんですが、4月下旬だったか、なんと1棟のマンゴーのハウスのブレーカーが人の手によって落とされ、マンゴーの実が卵ほどに成長していたのに、全ての木が枯れて葉っぱが真っ茶色に。約40年やって来て、こんな事は初めてで、警察も呼びましたが犯人もわからず(場所や業種からしてちかしい人の可能性が高いだけに、深追いもしたくない模様)。1棟だけとは言え最も面積の広いハウス、今まで焚いて来たボイラーの重油代なども入れたら1千万近い大きな被害ですが、おじさんは恨むでもなく、「もうしょうがねぇわ~、うちの木じゃかい、また来年か再来年には芽が出て来っじゃろうと思うちょっとよ」とあっさり切り替えているのには感心しました。ブレーカーボックスに鍵をして居なかったのも自分のミスだったと。グジグジと愚痴も泣き言も言わず偉いなぁ、凄いなぁ、と、マンゴーのおじさんの懐の深さを見た気がしました。
前回記事では、ノアゴンの16回目だった筈のバースデーにお祝いコメントをありがとうございました。安川先生の弾くイベールの小さな白いロバ、軽快で楽しく最高ですよね!サン=サーンスのピアノ協奏曲5番「エジプト風」の世界初録音も凄いですね。戦時中の日本でサン=サーンスのコンチェルトを録音したと言うだけでビックリ。
頂いたコメントにお返事を書こうと思っていたのですが、暫く前からスマホが突如、ローマ字入力しか出来なくなり、ローマ字のボタンが小さいことも手伝って打ちづらいこと打ちづらいこと!いつもの4倍は時間がかかります。しかも、今まで使っていた絵文字や顔文字や記号などがちっとも出て来ない等、不便なことこの上なく、コメントのお返事も断念しました。失礼お許し下さい。スマホブロガーの意地でこの記事も頑張って書いていますが、そろそろ我がスマホも寿命なのかもしれません。もう4年半も酷使していますから、容量もパンパン。auから格安各社への乗り替えも周りから勧められたりもして思案中ですが、取り敢えずまずは機種変更でしょうか。オススメ機種があったら教えて下さい。
やっぱりミラクルを起こしたノアゴン☆
2011年に植えた、芽吹いたばかりの小さな小さな苗から、家の屋根ほどの高さに大きく育ったくるみの木の一部となったノアゴンですが、7年目にしてようやく初めてまともに実が生りそうだと思って見ていたら、まぁ~生るわ生るわ。なんとその数300個以上!
ノアゴンがあの得意気な顔をしているのが目に浮かびます(笑)
そこで先月、その青いくるみの実を収穫し、イタリアのノチーノと言うお酒にするべく4つ割りにし、シナモンスティックやバニラビーンズやコーヒー豆や柑橘の皮と共に漬け込んだところ、4~5日後にはノアゴンのように真っ黒になりました!何しろ青くるみの実は、昔のヨーロッパではインクとしても使っていたほど黒い果汁を持っているのです。しかも手などに付こうものならしっかり黒く染まってしまい、簡単には落ちません。
イタリアでは食後酒や、バニラアイスに掛けて楽しむと言うノチーノ、飲めるようになるのはまだまだ先ですが、どんな風味に仕上がるか楽しみです。
そのノチーノの瓶を蹴飛ばしながら寝るのが日課のバージュ。
ノアゴンが居なくなって油断しきっているのか、少々中年太り気味ですが、7月7日に12歳になりました。戌年の今年は年女ですから、犬のように笑って過ごしています。丸々、元気、陽気な子供。
さて、今日はタイトルにもありますが、個展のお知らせがあります。
私の生徒で、切り絵作家をしながら作曲の道を目指している青年が、明日7月23日から1週間、原宿のデザインフェスタギャラリーで個展を開催します。20代前半の青年ですが、見た目も物腰も、物静かで繊細な少年と言う感じで、優しく純粋なので、作品も非常に細やかで美しいです。
本当に電線にとまっているツバメそのもの!
自然と生き物とフランス音楽をこよなく愛し、人見知りで大人しいけれど、「普通」であらなければならない日本の社会に強い抵抗を持っている変わり種くん。
下絵も無しにサラサラと切られた動植物と、自作曲を流しながらの世界観溢れる個展は、きっと猛暑を忘れる空間となるでしょう。
5月にも、ブリュッセルの日本大使館で開催された富士山エキスポにも依頼され出展していたのですが、せっかくベルギーやフランスにお住まいのブロ友さんがいらっしゃるのにお知らせ出来ずじまいでした

~河野耕平(Kohei Kawano) 切り絵と音楽展 Biosphere ~
2018年7月23日(月)~29日(日)
11時~20時(*初日は14時~、最終日は15時まで)¤最終日は18:00までに延長になったそうです
デザインフェスタギャラリー原宿 スペース West 1-F
入場無料です。
開催中は常に本人が在廊しているそうです。
優れた美意識とこだわりを持った宮崎の私の生徒に会いにお出掛け頂けたらと嬉しいです。
アートな兄妹で、妹さんも同じ期間、同じビルの別室で個展をしています。こちらは編み物などのファブリック作品で、虫がテーマだそうです。兄妹でも全く作風が違いますね!
デザインフェスタギャラリー原宿と言うところは、ビル全体の1部屋1部屋で、それぞれ違うアーティストの個展が催されているそうで、外国人率も高く、面白い作家•作品との出会いがあるようです。
猛暑ですが、夜20時まで開催されていますし、夏休みのお出掛けとしても楽しそうですね♪
お近くの方、是非いらして見て下さい。
最後に、お薦めクラシックコーナーを少し。
ここ数ヶ月、1ヶ月に1~2回しか休みがない、貧乏ヒマ無しを絵に描いたような私ですが、夏休みのコンクールラッシュの最中、バカンス限定でフランス人ちゃん(例の最年少でコンセルヴァトワールに合格した子)がレッスンに来ています。 笑い袋のようによく笑う超陽気な子ですが、容赦ないフランス語攻撃にフラフラなフランス語でレッスンしています。98年のフランス自国開催以来、20年ぶりのワールドカップ優勝の話題でも盛り上がったり。98年の6月は、私が初めてフランスに降り立った時。初優勝に向けて勝ち進むフランスチームに、パリの街が熱狂の渦となっていた真っ只中でした。それを思い出すと感慨深いです。
閑話休題。
その子の、コンセルヴァトワールの先生に出されたと言う夏休みの宿題(結構たくさんで、年齢にしてはなかなかエグイ難題も課されている
)の中の1つが面白かったのでご紹介。
♪プロコフィエフ:子供の為の音楽 op.65(P:Richard Gresco)
1 朝
2 散歩
3 物語
4 タランテラ
5 後悔
6 ワルツ
7 きりぎりすの行進
8 雨と虹
9 鬼ごっこ
10 行進曲
11 夕べ
12 牧野を歩く月
子供の為の、と言いつつも、しっかりプロコフィエフらしさが散りばめられているのが凄いところ。
ちなみにプロコフィエフは、ソヴィエトからアメリカに亡命する際、日本に数ヶ月滞在しており、日本に来た大作曲家の第1号なのです。彼の作品から社会や政治的なにおいを感じるのも当然な時代のロシア•ソヴィエトに生まれ、様々な苦難の末にアメリカに亡命したワケですが、この12曲から成る子供の為の音楽はそこにファンタジックな雰囲気が加わり、柔らかな印象となっています。
演奏のピアニストRichard Grescoについては詳しい情報が無いのですが、このYouTube動画、いいなぁと思って聴いていたら、長年のブロ友さんの投稿された動画でした!
♪プロコフィエフ:ピアノソナタ7番
(P:ホロヴィッツ)
もっと沢山プロコフィエフに浸りたい方、もっとプロコフィエフの世界を知りたい方はこちら。カッコイイですね~!
それでは皆さん、熱中症に気を付けて、美白女王へんこちゃんのように日焼けにも気を付けて素敵な夏休みを☆
(追記:書き忘れていましたが、以前ご紹介した我が友人の自由が丘のコーヒーロースターのお店ですが、この春に閉店しました。ご愛顧ありがとうございました)