可愛く並んだ鱗雲。秋の空は雲も爽やかですね。

空は晴れても、私が青春時代を過ごした芸術と花の都で、あまりにも多くの命が奪われた事に心は曇りがちです。大切な人たちが住む石畳と白壁の美しい街が血に塗られるなんて。
様々な議論がなされ、思うところも沢山ありはしますが、決して終わる事のない報復合戦を見るにつけ、暗澹たる思いにさせられます。祈りよりも銃を、などと言う言葉を聞くと、この悲しみと祈りさえも虚しく思えてしまいます。暴力が問題を解決し、平和をもたらしたことなどない事を人は皆、歴史から学んでいる筈なんですけれどね。














宮崎の青い空の下、すくすくと巨大に育ったセンダンの木。今時期は、房で生った実が黄色く色付きとても綺麗です。バランスのいい樹形に、オリーブの実のようでもあり、ぶどうの房のようにも見える実が木いっぱいに生るシルエットがお洒落。
自然はいつでも人の心を潤してくれますね。自然回帰の欲求は人間の根源なのでしょう。













懐かしい植物発見!
小さい頃に遊んだ「数珠玉」です。正式名は知りませんが、最近はあまり見掛けない気がします。葉っぱの感じはトウモロコシに似ていますね。今の子供たちはこれで遊んだりはしないのでしょうか。
いろんな色柄の数珠玉を集め、オシロイバナの黒く丸い種を割って白い粉を手に塗ったりしたものです。













こちらはスペイン産のサフラン。先月末にスペイン~ポルトガル旅行に行って来たpopさんのバレエのおばちゃんからのお土産です。
本場のパエリアを食べるも、春に宮崎に来た時にpopさんが作ったパエリアの方が美味しかったと言う事で(!)、また作って貰う為に買ったそうです(笑)
ヨーロッパの味付けって、日本人にはちょっと塩辛い事が多いんですよね。それと、魚介はたっぷり入っていたけれど処理が雑~で、なんかの殻やら骨やらが混入していたから食べづらかったとか。
それにしても、こんな大量のサフランは初めて見ました。日本で買ったら万札モノでしょう。金よりも高いと言うぐらいですもんね。
早速スープに少し使ったところ、香りも本当に良いです。さすがスペイン産。

他にも缶入りオリーブオイルや、ポルトガルの不思議なナッツ等など。
スペインもポルトガルも、オリーブの木→オレンジの木→ひまわりと言う光景がどこまでもどこまでも広がっていたそうです。私たちの住む宮崎と同じくらい田舎で、おおらかだったと言っていました。







♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

さてと、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。え~、お約束のショパンコンクール特集です。
あ~、もう最初に白状してしまいますが、実はちっとも乗り気ではないです。5年に一度のショパンコンクールですから、凄く頑張って1次予選から全員(さすがに全曲ではありませんが)聴いたは聴いたんですけれどね……今回ほど気持ちが盛り上がらない事はありませんでした。先々月のこのコーナーでやった「ショパンコンクールごっこ」の方がずっと面白かったなぁ~(笑)
個性ある人が居ない?レベルが低い?ヨーロッパ系が弱すぎた?ロシアンピアニズムも全滅?いろいろ理由はあるかもしれないですが、残念ながら本当につまらないと思ってしまいました。そもそも、「この人とこの人、応援したい!注目だなぁ!」と、肩入れ出来る人が居なかったので、それがつまらなかった原因かもしれません。若者たちの必死さ、大変さはもちろんわかりますから、そう言う意味では応援したいのですが、音楽的に共感できる人や、強い印象や感動を与える演奏もあまり無く。

ただ、いつものショパンコンクールとは違って、審査結果には特に異議は無し。
取り分け1位の韓国人チョ・ソンジンは、1次予選から完全に抜け出ていたと思います。落ち着きのある演奏で、音楽的にもテクニック的にも非常に安定感がありました。魅力とか感動はさほどありませんが、ともかく安定感と言う言葉がピッタリだと思いました。なので、この人のコンサートを聴きに行くかと言えば行かないですし、Youtubeでも敢えてこの人の動画を聴こうとは思わないですが、コンクールは比較の問題ですから、中では確実に1位でした。2位以下は私にとってはほぼ横並び、正直、何がそんなに良いのかわからない人が多かったです。中では4位のエリック君が繊細な音楽を聴かせていた気がします。ファイナルまで残った唯一の日本人の小林愛実ちゃんは、「天才少女だった子供がなんぼのもんじゃ?」と言う魚の目鷹の目にさらされ、変なプレッシャーを背負って大変だったと思います。人一倍頑張っている感じでしたが、音が他の人の7割ぐらいしか出ない(響かない)のが可哀想でした。「音」って必ずしも体の大きさとは関係しないですし、テクニックや努力だけでは解決できないですし、本当に難しいのです。私も本当に本当に苦労して求め続けて、渡仏2年目を過ぎてようやく辿り着きましたから。愛実ちゃんは小柄で手も大きくはなさそうですが、あれだけのテクニックはあるのですから、求め続けていればいつか必ず真の音が響かせられるようになると思います。





しかし、1位のチョ・ソンジンに限らず、今回は韓国人の全体のレベルが高かったと思います。国同士で比べるのも妙かもしれませんが、同じアジア系として、日本人よりも一段上に感じました。日本人は皆さんとてもたくさん練習をしているであろう事はわかるのですが、やっぱりただ上手く弾き終えるだけで、国際的な場で比較されるとやや幼稚に聴こえました。ちょっと小手先で上っ面と言うのでしょうか。何か薄っぺらく聴こえてしまうんですよね。日本の課題が見えて良かったですね。

韓国の人たちは、歌心があり、声の太さと同様に、音楽的に一本筋が通っている演奏が多かったと思います。
今回、YAMAHAのピアノを選ぶコンテスタントが非常に多かったですが、韓国の人は全員(多分)、1次予選からスタインウェイでしたね。申し合わせがあったのでしょうか?
恐らくYAMAHAやカワイの方が軽くて簡単に音が出るピアノだったのだと思いますが、スタインウェイも1次では特に硬い響きで「これはピアノ選びに困るかも~」と私は思いました。でもそこは腐ってもスタインウェイ、2次予選以降はどんどんコクが出て来て、キャンキャン気味だったカワイとは比較にならない深みがありました。3次予選~ファイナルでは、多くのコンテスタントがスタインウェイに切り替えしたのも納得。YAMAHAは柔らかさと華やかさのバランスが良く、まさにオールマイティな魅力をよく発揮していました。
前回から公式ピアノの仲間入りをしたファッツィオーリは、残念ながらあまりにキンキンと金属的な音で状態が悪く、1人しか選んだコンテスタントがいませんでした。
ピアノ選び、それぞれの音楽性とテクニックにあったピアノを選ぶべきですが、選ぶ側はもちろんのこと、大舞台で調整するメーカー側も簡単ではありませんね。


ピアノメーカーの違い、日韓の違いを聴いてみよう
    ↓   ↓   ↓

◆su yeon kim:ノクターン op.48-1


◆丸山凪乃:ノクターン op.48-1



この韓国人のキムさん、残念ながらファイナルには残れませんでしたが、1次予選から良い演奏で、好感を持って聴いていました。個人的にはチョ・ソンジンよりも好きでした。将来……20年後、30年後に良い味を出すピアニストになる気がします。


丸山凪乃ちゃんはなんと16歳、高校1年生!コンクール出場者最年少でした。童顔なのも手伝って、まだまだあどけない子供と言う感じですが、既にパリコンセルヴァトワールを卒業しているようです。中学生でパリに留学しちゃったと言う環境からして凄い!シック過ぎる衣装とか、パリっぽいですね。

このノクターンは、大人っぽいキムさん等と比べるとさすがに幼さが目立ちますが、他のエチュード等はとても立派に弾いていました。1次は通過してもおかしくなかったと思いますが。まぁ、まだ若いですからこれからの成長が楽しみですね。

他に日本人の中では、中川まやかさんの1次予選が非常に完成度の高い演奏でした。ただ、1次予選で精魂尽き果ててしまったのか、2次予選は脱け殻のようで残念でした。












またしても美し過ぎるノアゴン。


ここからは、1次予選からファイナルまでで、私の印象に残った演奏をいくつかご紹介します。あくまでも私の印象に残った演奏と言うことですから、入賞者であるとかは関係ありません。



まずは、ポーランド人2名によるマズルカを。

◆krupinski マズルカ op.59-3(3次予選)


◆Nehring マズルカ op.33-2 (3次予選)
 
◆Nehring  マズルカ op.33-3

         ↑動画では、op.33-2と33-3が間違って逆にされています。





今回、大挙して押し寄せたポーランド人(開催国なのだから今まで少なかったのが逆に不思議なのですが)、レベルもタイプも様々でしたが、この2人のマズルカは印象に残りました。krupinskiはファイナルには進めませんでしたが、2人ともやはりさすが本家。今回のコンクール全体を通して、最も「聴いて良かった」と思える演奏でした。2人とも演奏&ビジュアルともに地味~な感じですが(失礼!)、ポーランド魂が心に響きました。音楽を聴けたと言う感じ。













◆1位 チョソンジン ショパン協奏曲第1番

最後に1位のチョ・ソンジンを。ファイナルのコンチェルトも安定感抜群。ただやっぱり、ミスはしない、ソツが無いのですが、はじけるような喜びに満ちる事もなく、のたうち回るような悲しみも無いんですよね。3次予選のマズルカ&24のプレリュードでも思いましたが、ショパンの音楽ってこんなにも落ち着き払ったものだったっけ?と。21歳の若者なのにそれほど落ち着き払っているのはある意味、凄いことではありますが。私が高望みし過ぎなのかもしれません。

それと1つ気になったのは、長い音の時、打鍵後に鍵盤を揉むような動作がかなり多いこと。日本一有名であろう某女流ピアニストもそれを凄くなさいますが、当たり前のことですが、ピアノと言う楽器はヴァイオリンやチェロ等の弦楽器とは違い、打鍵した後にどれだけ鍵盤を強く押したり揉んだり擦ったりしてみても全く音は変わりません。無意味に力が入っているだけ、ピアノを傷めるだけです。ごくたまに思い余ってと言う程度ならわかりますが、打鍵の度に毎回それをやるのは悪い癖でしかないので、直せたらイイなぁと老婆心で思いました。

マイ母曰く、「でもこの人ならば、ビジュアル系に走る心配はないわね」(←またまた失礼!)で締め括ります(笑)



























お転婆過ぎる……いやいや美し過ぎる店員さん!
我が家一の寒がり屋、お布団インの季節到来です。













美し過ぎると言えばこの方も。
木の影から、こんなに見目麗しい色白美人がひょっこり現れた、と言う図(笑)









~おまけ~

3週間ほど前になりますが、夜、我が家の玄関に珍客がいらっしゃいました。それがこちらの方(トカゲやヤモリが苦手な方はスルーで)

   ↓    ↓    ↓ 











やや小ぶりなアカハライモリちゃん。
水田や流れの緩かなせせらぎに棲む両生類で、popさんが子供の頃はよく見掛けたそうですが、最近は農薬や生活排水による水質悪化などで数がかなり減っている為、滅多にお目に掛かれなくなっています。
我が家の側には緩かな川は無いですし、この季節ですから当然、水田ももう無いのに、一体どこから、何故、我が家の玄関にお出ましになったのか不思議です。
帰すべき水田も無い季節と言うことで、取り敢えず冬の間だけでも我が家に逗留して頂こうと保護。アカハライモリは動きが緩慢なので捕まえるのは簡単でした。写真は保護した時のもの。今はこのジャム瓶から、広い水槽(ちょうどクワガタ用にあったプラケース(笑))に移動しました。
浅めに水を張り、小石を詰んで隠れ場と陸を作ってあげたところ、キュキュキュと鳴いて喜んでひと泳ぎし、その後は小石の間で休むようになりました。
ただ、困ったのがご飯。
アカハライモリは山椒魚の仲間で、ウーパールーパーに近いと言うことで、ウーパールーパーの餌を買ってあげてみましたか、全く食べません。ならばと、違う種類の餌を試すも無反応。ネットに書かれていた、「アカハライモリの顔の前でピンセットに挟んだ餌をフリフリさせる」と言うのも食い付かないどころか後退りされてしまう始末。
そこで、2匹のウーパールーパーを飼っていらっしゃるlalaさん に相談したところ、「夜行性だから夜、小石の上に餌を置いておいてみたら?」とアドバイスが。置き餌と言う発想、なかったなぁ!と、早速その夜、水の掛からない小石の上に置いてみたところ、翌朝には綺麗に何も無くなっていました。アカハライモリは1ヶ月以上ご飯を食べなくとも全然大丈夫とは言え、お腹が減っていたのでしょう。
以来、餌台となった小石をジーッと見詰め、ご飯を待つような顔をしています。
食べ過ぎ厳禁な生き物なので、週に1~2回しかあげられないと話さねば(笑)

アカハライモリの名前の由来は、写真のように上から見ると黒っぽいですが、お腹は綺麗な朱色なのです。その朱色地に黒い水玉模様があるのです!水玉に関係した名前を付けようか思案中です。

餌を食べる間隔も、消化に掛かる時間も、あらゆる動作もゆ~っくりなアカハライモリ、なんと20~30年も生きるそうですから、こちらも慌てず名付けて仲良く長生きしたいものです。





多種多様な事が一気に押し寄せ、ここ数年で最も忙しく食事もきちんと取れないほど!ご訪問もままならず、前回記事に頂いたコメントのお返事もまだ途中ですが必ずお書きしますので、アカハライモリのように気長にお待ち頂ければ幸いです!