
友人から引っ越し祝いにと送られて来た丸鶏、その大きさにビックリ!見れば宮崎県産(笑)
フランス時代、どこの肉屋さんの店頭でも、ぐるぐると回りながらガスで焼く大きな専用焼き機で丸焼きされていたローストチキン。ローストチキンをフランスではプレロティと言い、当たり前のように1羽丸々を習慣的に食べていました。ぐるぐる回りながら焼かれるので、回転焼きとかも言っていました。日本では、クリスマスやパーティーの時ぐらいしか食べないですが、フランスでは決して特別なご馳走ではない値段で普通に売られていました。
夕方、仕事帰りの人達が、このプレロティの焼き機の前に列をなし、肉屋のおじさんがイイ香りをいっぱいに漂わせる熱々の丸鶏を紙袋に入れてくれる光景は、フランスの食の豊かさを感じさせるものでした。

念願だったガスオーブン、半分はこのローストチキン=懐かしのプレロティを焼きたいが為に取り付けました。
覗き込むバージュの顔が奇跡のコラボ!
ガスで丸焼きしたプレロティは物凄くジューシーで、中でも胸肉の美味しさは驚くほど!パサパサして固いイメージが強い胸肉ですが、ガスで丸焼きした場合、モモ肉のそっちのけで争奪戦です。もうフワッフワでメチャクチャ柔らかになるのですから。

こちらはBellさん から届いた引っ越し祝い。
レチューザと言う、独自の灌水機能を備えたドイツ製の観葉植物用プランター。この機能を上手く使えば、水やりで失敗する事がないと言う優れ物です。デザインもスタイリッシュで機能的、さすがはドイツです。早速バージュが売り子さんをしようと、製品チェック♪バージュと比較すると、その大きさがよくわかりますね。何を植えてどこに置こうかなぁ。
Bellさん、こんな高価な物をどうもありがとうございました☆

おうち猫になってから、体の白さがどんどん際立っているへんこちゃん。本当にイイおうち猫になりました。最近のブームは、お姫様だっこと、ゴム手袋をした手での撫で撫でです!お姫様だっこがこんなに綺麗に出来る猫、あまり居ないのではないかと思うほど身を委ねて来ます。ゴム手袋の撫で撫では、ムダな抜け毛がよく取れるので、ブラッシングに似た効果があるようです。ちなみに、布団や毛布やカーペット、洋服(特にフリース素材のような生地)など、あらゆる布に付いた猫の毛も、コロコロやガムテープで取るよりゴム手袋で取った方が格段に綺麗に、しかも簡単に取れます。
もう外の世界には殆ど興味がない様子なへんこちゃんですが、ごくたまに窓から庭を眺めています。その目線の先には……

大きく育ったくるみの樹。
発芽したくるみの実を植え付けてから5年になりますが、残念ながら今年もまだ花は咲きませんでした。桃栗3年、柿8年と言いますが、くるみはもっと年月を要するのかもしれません。いつか実を生らせるのを気長に待つとします。

さて、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。今月は、今年2016年が生誕150年のアニバーサリーイヤーのエリック・サティをご紹介します。
写真は、サティがロシアバレエ団の依頼で作曲したバレエ音楽「パラード」の、衣装と美術を担当したピカソによる舞台画。誕生日が同じピカソ大好きな私ですが、中でもこの絵は最も好きな絵で、常に部屋に飾っています。いつかは絵葉書ではなく本物を~、な~んて。絵葉書の方が気楽でイイです(笑)
ちなみにこの写真の絵葉書を置いているのは、イギリス製の100年前のアンティーク椅子。それがもしも本当ならば、パラードがパリのテアトル・シャトレで上演された1917年には、この椅子は既にこの世に存在していたと言う事になります。
クラシック音楽の枠を越え、サティにしか出来ない独特な音楽観・世界観を繰り広げたサティ。「犬のためのぶよぶよした前奏曲」、「不愉快な概要」、「はた迷惑な微罪」と言った突飛なタイトルや、約1分の同じモチーフをひたすら840回も繰り返す「ヴェクサシオン=嫌がらせ」と言う世界最長の曲、家具や壁紙のような音楽を目指し「お喋りを止めずに、決して耳を傾けて聞き入らないで」と観客に要請したと言うエピソード等、どう見ても変人・異端児なサティ。
私自身は、正直なところ特に愛着のある作曲家ではなかったのですが、渡仏して間もない頃、ノルマンディー地方を旅行する機会があり、その際、サティの生まれ故郷であるオンフルールの「サティの家」に偶然に立ち寄ったのがきっかけで興味を持つようになりました。この「サティの家」は、サティが少年時代を過ごした家で、ポップで摩訶不思議な現代アートやフィルムや調度品が散りばめられた中にサティの音楽が流れるミュージアム。オンフルールと言う場所柄のせいか来館者は少ないのですが、こじんまりとした田舎風な可愛い外観の家からは想像も出来ないほど楽しさ盛り沢山でした。変わり者だと言う事は改めてよくわかりましたが、必ずしも気難しいワケではないと思いました。
◆エリック・サティ:ジムノペディ1~3番、グノシエンヌ(P:アルド・チッコリーニ)
まずは誰もが必ず耳にした事があるこちらから。ジムノペディ、グノシエンヌ共にサティ20代の作品です。名ピアニスト チッコリーニの演奏でどうぞ。チッコリーニはサティ作品を積極的に演奏・録音しました。いい演奏ですね。
ジムノペディには、血圧や脈拍を安定させたり、安眠にも効果があるとか。大きな動きが全くなく、メロディーも綺麗だけれど劇的な感動をもたらすワケではない静けさがそうさせるのでしょうね。この頃から、家具や壁紙のような音楽……つまりBGMのように人の邪魔にならない音楽を作っていたとも言えますね。
しかし、こうした動きの少なさ、常に同じような事の繰り返しは、ピアノ学習者にとってはテクニック的にはあまりに簡単過ぎて、当然ながらコンクールや試験の課題になる事もない為、サティは素人が弾くものと言う概念を生みました。知名度の割りに演奏機会が極端に少ない作曲家たる所以です。しかし、いざ弾いてみると、たっぷりと豊かに歌い、テクニックを駆使する事に慣れた私達にとって、これほど感情の起伏なく淡々と弾く事の難しさを思い知らされる事になります。
そう言うものに、華麗なる超絶技巧の持ち主だったチッコリーニが取り組んだのは本当に意義のある事だったと思います。
◆エリック・サティ:ピアノ曲集(P:アンヌ・ケフェレック)
お時間のある方、サティのピアノ曲をもっと聴きたい方はこちらも是非。
アンヌ・ケフェレックは、話し方、容貌、服装、演奏、全てにおいてともかく「感じが良い」と思います。フランス語で言うsympa(サンパ)がピッタリ来ます。
クリアな音質で奏でられるその音楽は女性らしさを残しつつもきびきびと歯切れがよく、程よい歌心が気持ち良く聴かせてくれます。

暑さに弱く、毎年いの一番に夏バテしていたフランス人ムッシュー。しかし、引っ越して来てからいきなり若返ったノアゴンにはもはや夏バテと言う文字がありません。
こんなキトキトの目をして、言葉を発する2秒前の口(笑)
猫としては超無口なノアゴンですが、ある日、自然と人間の言葉を喋り出しそう……忘れかけているフランス語、勉強しておかねば息子と会話も出来ません。
◆エリック・サティ:ピカディリー
(演奏:EnsembLe Chat Noir)
伝統的で堅苦しい音楽学校生活に収まり切れる筈もなかったサティは、モンマルトルのキャバレーに出入りするようになり、そこで多くのアーティスト達とも出会い、場に相応しい音楽を作りました。ピカディリーはそんな中の代表作、聴いた事がない人は居ないでしょう。超革新的なダダイストかと思いきや、こんな愉快な曲も作れたなんて意外と多面性がありますね。
ピアノ演奏される事が多い曲ですが、イイ雰囲気の楽しい演奏を見付けたのでこちらをどうぞ。EnsambLe Chat Noir と言う名前も駄洒落を含んでいてグッド(アンサンブルの最後のルを、ル シャノワール「黒猫」に掛けている)。

ここからは、ご近所のクロたんさん宅で史上最多の大量開花をした月下美人の美しき花の画像と共にお楽しみ下さい。

ちょうどこの頃、2週間近く、マンゴーのおじさんに「信頼出来る人でないと任せられんから」と頼まれて、レッスンの合間を縫って高速道路の出店の販売員をしに行っていたのでクタクタだった私。何しろ早朝から炎天下で何時間もでしたから!
ここぞとばかりに、私のマンゴーの知識と、おじさんのマンゴーの美味しさ、他との違いを語れて、その甲斐あってかそりゃもう驚くほど売れに売れて面白い経験ではあったのですが(あまりに詳し過ぎて「生産者の方ですか?」と何度も聞かれたと言う(笑))。普通のアルバイトを全くした事がない私、売り子さんなんて後にも先にもこれっきりでしょうが、思わぬ才能の開花かしら~、カリスマ店員?と、クタクタになりながらも楽しみました。
そんなで、照明さんのライトアップも、カメラさんの撮影も疲れの為に精度が悪いです。寝落ちしそうだったので、時間も夜11時とまだ早かったせいで、花の開き具合ももう少しですね。

翌朝、クロたんさんが咲き終えた花がらを摘み取って数えてみると、なんと23輪もあったそうです!香りがむせかえるほど強かったのも納得です。
こんなに大量の月下美人がいっぺんに咲くなんてなかなか無いことだと思います。クロたんさん、長年の愛情の籠ったお世話の賜物を見せて頂きありがとうございました。
◆エリック・サティ:幕間
最後はこちら。
映画音楽にも携わったサティ、幕間は亡くなる1年前の作品です。映画はまだ若かりしルネ・クレールの短編娯楽映画。娯楽映画とは言っても、かなり前衛的な作品なので、これと言った意味やストーリー性は皆無です。音楽も然りで、同じような事を繰り返す方式。「幕間」の名の通り、バレエ「本日休演」(こちらも音楽はサティ)の休憩時間に上映された映画です。
こう言うのは好き嫌いがハッキリ分かれるかもしれませんが、無調性音楽の先駆けとなり、BGMの先駆けとなり、様々な実験的作品を作って来たサティ最晩年の集大成の作だと思うと興味深いです。パリ時代、アヴァンギャルドな映画を山ほど観た私としては、こう言うシュールな作品はかなり好物だったりします。繋がりだとか意味だとかは考えず、その場その場の映像の面白さや印象を楽しむ作品ですね。
ちなみに、映画冒頭に登場する2人の男性の帽子を被った紳士の方がサティですよ~!
サティ音楽の世界観と多様性、楽しんで頂けたら幸いです。
マンゴー販売員に駆り出されていた為、前回記事のコメントのお返事・ご訪問が遅れています。あと少しお待ち下さい。
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◆シナリオコーヒーロースターズ(13:00~20:00)水曜定休
03-6421-8698
〒158-0083
世田谷区奥沢 4-15-13 小林アパート1F
・自由が丘(南口)より徒歩11分
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・田園調布駅東口より徒歩10分
popさんをヨウジヤマモトに引き入れてくれた30年来の友人夫婦が、自由が丘に開いた小さなコーヒーショップ。拘りのコーヒーは驚くほど香り高い!
ここで流れる音楽は私のセレクトです。
◆「不条理な弱点」
カツオシさんのショートショートの新刊。
ともかくメチャクチャ面白いので、たくさんの方に読んで貰いたいです!