カツオシ D の小説ブログ

 最新の映画の紹介と、猫写真の他、2分程度で読めるショートショート小説を載せています。
 Googleで「カツオシ」と検索してください。







 右イラストはMECHAさんに書いて頂いた「餓鬼ども!」のキャラクター、餓鬼ちゃんズです。    ⇒


  幻冬舎MCより「不条理な弱点」を発売!      

 「餓鬼ども!」共々よろしくお願いします。



 内容はこちらのブログでも掲載しておりましたショートショートの中から30本を選んで加筆修正したもの。

 今回表紙は、やはりブロ友の井川さん にお願いしました。


カツオシ D の小説ブログ  

写真はMECHAさんの描いてくださった 「餓鬼ども!」に登場する天女達。

餓鬼ども!」 の表紙はMECHA さんにお願いしました。



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  初音ミク&がくっぽいどに

           歌ってもらいました。


私が作った曲をユーチュ-ブで

初音ミクやがくっぽいどに歌ってもらっています。

ぜひ聞いて下さいね。

(なお伴奏はすべて音楽ソフトのシンガーソングライターです)


カツオシ D の小説ブログ

  

「絵てがみ」ファミリーソング 詩 高野 優

アントンモレノ兄弟      詩 藤吉 正孝

すてられた子猫        詩 カツオシ D
どぶ池ブルース        詩 岡本 保夫

貴方が見えない        詩 岡本 保夫

ニャンニャン・ソング     詩 ダンキチママ

ディスタンス(伴奏つき)   詩 士月十三


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テーマ:

    久々に暖かな日



 前日は冷え込んで雪が降りました。

 せっかくイチゴも実ってきたというのにこの状態。



 チビポン達も家の中で温まっていました。

 後ろの方でなにやら誘っているのがいますがチビポンは無視。


 例によってチビポンが乗っかる→急にマットから飛び出して驚かす

 という計略でしょうが・・・、



 これだけ何度もやってると、もう誰も引っかかりませんね。


 で、翌日は・・・、


 快晴!

 昼頃には気温もグングン上がって暖かい一日となりました。

 シマポンママはさっそく屋根の上に・・・。

 シマポンママに続いてチビポンも出て来ましたが・・・、



 ベランダにはすでに先客が・・・、



  あっちにコロリンこっちにコロリン。



 チビポンが入り口からなかなか出かけないので

 クロちゃんが覗きに来ました。



 ハチワレは一人の時はおとなしいので大丈夫ですね。

 チビポンが出てくると逃げ出しました。

 それにしてもシマポンママはどうしたのかと思ったら。

 屋根の上でヘソ天になってました。

 だいぶ気持ちが良かったんですね。

 向こうに見えるアパートは完成間近。

 赤いドアが付きましたね。
 

 暖かい一日になったのはめちゃもんも同じ。



 めっちゃ君はなにやら不満そうに


 じっと前方を見つめていますが、


 今日はストーブ(右上)も消してあるのです。

 早く本格的な春がやってくるといいですね。

 

 

ペタしてね    


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 というところで、今週の小説は、 

「 幌鷺村・大雪騒動 」という小説です。

 3分ちょいで読める小説です。
 
少しお時間のある方はぜひ読んでいってくださいね。


   【 幌鷺村・大雪騒動 】

「困った。まさに想定外の大雪だ。村人からはなんとかしてくれと悲鳴が上がっているが、役場の者たちが総出で雪かきをしても後から後から降り積もってどうにもできない」


 防災服に身を包んだ幌鷺(ほろさぎ)村の吉川村長は疲れ果てた様子で頭を抱えた。


 地球温暖化が叫ばれて久しいが、幌鷺村では夏も気温が上がらずで米は不作だったし、この冬は氷点下の日が続いている。温暖化どころか、どこかの学者の言っていた小氷河期が来ているんじゃないのか? 吉川はそう愚痴らずにはいられなかった。


「村長、お年寄りの多い米山地区ではもう3日間も移動販売車が来ておらず、ガスはなんとか持ちそうですが、食料が心もとなくなっています。しかも電柱が雪で倒れて電気が供給できませんので、テレビも見れずガラケーだけが頼りとか」


 助役の須藤が疲れきった顔でそう言った。


「自衛隊や県警に救援を要請しているのか」


「現在各方面に出動中だそうです。国道や幹線道路が優先とかで、もう少し待って欲しいとのことです」


「じゃあ、米山地区の人にはスノーモービルを出して、中央公民館に非難してもらえ」


「スノーモービルなんてウチの村にはないですよ。元々『椰子の実ジュースの飲める日本のパラオ』で村おこしをしていたぐらいですから、除雪車だって耕運機を改造したのが1台あるだけです」


「渓流下りのラフティング用のゴムボートならあります!」


 そう提案したのは観光広報課の女性事務員・浦部だった。


「川は凍ってるだろうが!」


「ええ、ですからソリの代わりにして犬に引かせます」


「犬?」


「例えば村長が飼ってらっしゃる大五郎君です」


 浦部が奥の村長室に設置されたアラジンの対流式セキユストーブの前で丸まっている犬を指差した。


「パグ犬に引かせると言うのか。だったら君のとこにも犬がいるだろう? 昨日バス停前のスーパーでペディグリーチャムを買ってるのを見かけたぞ」


「ウチのルーカスはトイプードルです!」


「じゃあ、大五郎とルーカスと、言い出しっぺのお前がお年寄りを乗せたゴムボートを引け」


「・・・。やっぱり無理ですね・・・」


「他に何かいい案は?」


 その時、オズオズと手を上げたのは普段は全く目立たないの総務課の久保田だった。


「実は先程、除雪車を貸してくれるという会社から電話があったんですが・・・」


「なんで早く言わない! 今やってる会議が次の慰安旅行に熱海に行こうか白浜温泉に行こうかという議題だとでも思ったのか?」


「いえその、先方がずいぶんと遠慮がちな言い方で、会社の名前も伏せていましたし、実験段階の除雪車というのも怪しく、詐欺ではないかと・・・」


「詳しく聞かないと分からないじゃないか。とにかく今はワラにもすがりたい気分なんだ。それに実験機ならタダで除雪してくれるかもしれん。電話番号は控えてあるんだろうな」


 吉川村長がとりあえず説明を聞こうと電話してみると、相手の会社はたいそう喜んでくれ、このプロジェクトは某国立大学や国が蔭で支援してくれていて、今回はデーター取りも兼ねているので、無料で引き受けるということだった。


 しかも除雪車はすぐにでもスタンバイできる状態になっており、大型バス程度の大きさながら、並の除雪車の十台分以上も性能があるということだった。


 だとすると断る理由はない。


「それは願ってもない。すぐにお願いします」


 吉川村長がそう言うと、相手企業は二つだけ条件を付けてきた。


 曰く、実験中の物だけに、企業秘密もあって作業領域の100メートル以内には近づかないようにして欲しいということ。それとデーターを取るため除雪車の走る村道を一筆書でなぞれる(つまり同じ箇所は二度通らない)ように準備して欲しいということだった。


「そりゃまあ、実験ということなら、そういうこともあるでしょう」


 吉川はなぜ一筆書きにそれ程こだわるのか不思議に思ったが、とりあえず承諾した。


 数時間後、大型ヘリに吊るされてやってきた雪上車は、少し異様な形状をしていた。


 前方にはラッセル車のような扇風機が備え付けられており、荷台にはバキュームカーのタンクを縦に付けたようなものを背負い、その周りをチューブがグルグルと囲んでまるでカタツムリのようだった。


「なるほど。こりゃあ試作機だな」


 吉川は役場の窓から、その無骨で奇妙な車を遠巻きに眺めて苦笑した。


 だが、ヘンテコな形状にもかかわらず、その除雪車はすごかった。


 というより、それは除雪車というより雪原熔解車とでもいうべき代物だった。なぜなら、
 通常の除雪車の場合は前方の大型扇風機のような装置で取り入れた雪を、そのまま周りに吹き飛ばすだけなのに対し、この車両は一旦車内に取り込んで雪を溶かし、高温のお湯にして周りにばら撒くという仕組みになっていたからだ。


 それはもう、強力無比の破壊力で、車両の周りは湯けむりが立ち、たちまち役場前大通りはアスファルトの路面が現れた。


 それだけではない。なんとこの車は途中で電線が倒れて電気の供給の滞っている地区に車内で発電した電気を蓄電池を通して供給してくれたのだ。


 ただ、その正体が気になった。


「村長、あのタンクの側面にある黄色い『三枚羽・扇風機』のマーク、気になりませんか?」


 浦部が役場の窓から双眼鏡を覗きながら言った。


 それは吉川も少し気になっていたところだった。どこかで見たことがある。そう、それはハザードシンボルというやつだった。そういえば車の周りで作業している者たちも頭から足先まで全身を白い防塵服で覆っている。


「あれ・・・、原子力除雪車ですね・・・」


 助役の須藤がポツンと言った。


「グッ、まあいい。俺たちは何も見なかったし、聞いてもいなかった。とにかく作業が終わったらお礼を言ってさっさと帰ってもらおう」


 だが、そう簡単には終わらなかった。


 役場前の大通りにあった雪が除雪車によって綺麗に片付けられたという情報に勇気づけられた横町商店街の店主たちが「わしらも協力しよう」と一致団結し商店街の表通りの雪を除雪車が来る前に片付けてしまったのだ。それを見た他の地区の人達もこれにならった。


「村長、約束が違う! 除雪車の前方の雪が全部片付けられてるじゃないですか」


 役場の中に白い防塵服の男が一人、血相を変えて駆け込んできた。


「すまない。確かに片付けられてしまった場所はデーターが取れないな。急なことで住民には、よく伝達されていなかったようだ」


「そういう事じゃない。雪がないと車の中心部の温度が上がるんです。だからあれほど一筆書きができるようにコースを設定して欲しいと言ったのに。どうしよう。除雪車が雪のない場所を通る事になる」


「そうなると?」


「冷却材の雪が無いと、最悪、炉心熔解を起こして、放射能漏れと水素爆発が起こります」


 これを聞いて、役場の職員全員があんぐりと口を開けた。


「しかし、ヘリコプターで運んできた時は・・・」


「ヘリコプターには強力な冷却装置がついていたんです。でも今は冷却材の交換で基地に戻っています。すぐには引き返せない」


「まあ大変・・・」


 浦部が他人事のように言った。


「じゃあ、どうすれば・・・」


「こうなれば人海戦術しかありません。申し訳ありませんが村で動ける人は総出で除雪車0の前に雪を用意して頂きたい」


 浦部がそれを聞いて、村の防災無線室に駆け込んだ。


 戦後初めて村に総動員礼がかかった。


 雪を片付けて、ちょっと一服していた商店主達も学校の子供達も、コタツに入ってミカンを食べていたお年寄りも、パグ犬の大五郎も、トイプードルのルーカス君も、脇坂農園の牛豚もゴムボートに雪を乗せ、除雪車の前にひたすら運んだ。


 おかげで、数時間後にヘリコプターが除雪車を迎えにやって来た時には、米山地区の一番小高い山裾まで、雪はきれいに無くなっていた。


 こうして南国・幌鷺村の雪騒動は終りを迎えたが、翌日綺麗に除雪された商店街で営業している店は殆ど無く、通りは閑散としていた。


 唯一賑わっていたのは、森永整骨院で、ここには湿布薬を貰おうとする村人が列をなしていた。


           ( おしまい )



 参考までに・・・最も小型の原子炉はアメリカARSC社のUTRという機種だそうで、炉心の大きさは70cm×60cm×50cmと超小型。現在も研究用として近畿大学にあるそうです。
http://www.ele.kindai.ac.jp/utr-kinki/

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