こんにちは!
毎年ホワイトデーの時期になると、
夫が必ず持ち出してくる
過去出来事があります。
上京するきっかけとなった
会社でのホワイトデーでのことです。
その会社は、
当時乗りに乗っていて
東京の新たなランドマークとして
新しくできたビルの超高層階に
オフィスを構えていました。
エントランスには滝が流れ、
タレント事務所に所属する
綺麗なお姉さんたちが
受付を務めていました。
(面接時も別世界すぎて震えた田舎者)
入社後、
高層階からの東京を一望する
壮大な景色をバックに
携帯片手に電話する上司の姿は、
THE 勝ち組
オフィスで働く方たちも
男性は
異様にとんがった靴(笑)と
細身のスーツをスマートに着こなし…
女性は有名な雑誌の
現役読者モデルなど、
美人でおしゃれな人たちばかり
そして、広々とした社員食堂で、
そんな女性たちが花を咲かせるのは
商社や広告代理店の男性との合コンの話
電通マンだったら
私は結婚しなかったかな~
と話すのは、合コンで
三菱商事の超エリート旦那をGET
近々夫の海外赴任で
駐在妻となることになった先輩
地方出身のわたしには
とてもとてもついていけない、
眩しすぎる世界でした
そんな会社のホワイトデーなので、
もう、ちょっとしたお祭りです。
当時私は、
会社の重役たちと接点の多い
ポジションにいたのですが
重役からのホワイトデーのお返しは
それぞれの秘書さんがこぞって
センスのいいお品を用意するのが通例。
それが…
異次元に豪華なんです
当時のホワイトデー当日の
わたしのデスク下はこの通り。
そして中身はこんな感じ
LUSHの豪華セットに
当時の部屋のセンスがポップすぎ↓
さらには…
単価5,000円くらいする
高級アロマキャンドルや
キラキラのフェイスパウダー
ロクシタンあれこれ
HACCI
バーバリー
今見返しても
なんじゃこりゃああ
地方から出てきたばかりの
当時は
東京半端ないわ
って思っていましたが
東京だからとか、
そんな問題じゃないなこりゃ…
ちなみに、バレンタインも
そこまで大したものをお渡ししたわけでなく
粗利は相当なもの(←言い方)
当時から節約を
徹底していたわたしにとって
ホワイトデーは年いちの
お得すぎるイベントとなったのです。
ホワイトデーにこんな
ありえない豪華な品々を頂いて
すっかり麻痺してしまった
私の感覚。
当時付き合っていた今の夫から
これまた自分では絶対に手が出ない
サダハルアオキのチョコを貰ったのですが…
ちょうどほかのプレゼントの開封に夢中で
「ありがとう」
と、そっけなく一言ですませ
プレゼントの山にポーンと
サダハルアオキさんを置きました…
それは当然ながら
当時の夫の逆鱗に触れ
そりゃあもう、
怒り心頭
夫には、
未だホワイトデーのたびに言われますし、
あてつけのようにサダハルアオキを
再び贈られたことも(笑)
今年はその話を
私から振ってみたところ
あのことは一生忘れないよ
どっちが先に死ぬかはわからないけど、
死ぬ間際の最後の一言にも言って、
走馬灯のワンシーンにも
盛り込みたいと思っている。
とまで言われました
喜んでくれるかな…と
相手を思いながら、
心を込めて用意したプレゼントを
そんな風に扱われたら
そりゃあ、そうですよね…
我ながら、これは最低だったな…
たまに思い出しては自己嫌悪。
とっても反省しています
誰もが贅沢な暮らしに憧れますが、
贅沢に慣れてしまうと、
本当に大切なものを
見失ってしまうことも…
いまは贅沢はほどほどに。
日々の節約を楽しみながら、
身の丈の小さな幸せを
噛みしめていきたいと考えています
ちなみにこの会社での
ぶっとんだエピソードは
まだあります。
それは、また別の記事で書きますね。
つづきはこちら