国会で問題視されてきた統一教会(1) | ちゃぬの裏韓国日記

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カルト統一教会と世界支配層との関係をあばく
(統一教会=世界平和統一家庭連合)

「国会会議録検索システム」で国会において統一教会がいかに問題視されてきたかという内容を見ることができます。
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_logout.cgi?SESSION=13841
みなさんもいろいろ検索してみてください。
過去の統一教会の姿がよくわかります。

文教祖が日本に宣教師を送った目的は日本転覆、乗っ取りにあったわけですから、問題になるのは当然でしょう。
(参照:反日活動家 文鮮明教祖の日本乗っ取り計画(1)


■1977年(昭和52年)第80回 衆議院法務委員会より

○西宮委員
 そのことをお願いしておきます。
 文鮮明氏の言われた内容について別に私はあえて批判しようとは思いませんが、ただ、これは私が宗教的な訓練が乏しい、あるいは理解度が低いのかもしれませんけれども、私の見る限りでは、どうも福田蔵相がこんなにまで、本当にりっぱなお話を承りましたと言うほどの、ちょっと私にはわからないのですよ。
 そこで、むしろその逆にちょっと気になることは、こういうことを言っておるわけです。「共産主義から世界を防衛する、その国はアメリカ以外にはありません。アメリカを立たせるために一番問題のむずかしいことを責任を持って、命を捧げて責任を持つのはだれでしょうか。」それでだれでしょうかというので「あちこちアメリカの人に当たったけれども、だれも一人もいない。」そこで「だから東洋の一角のここに立っている文という男が責任を持つ」、こういうことを言っているわけですね。だから、アメリカを立たせるためにだれか立ち上がる人はないかと思ったけれども、だれも一人もいない、それで私がやるのだ、こういうお話なのであります。そしてさらにそれを続けて、「法的な目から見た場合は、これは旅行ビザで献金活動とか商売とかはできないようになっています。しかしこれは法的にひっかかっても、アメリカのために、アメリカの国民以上に先頭に立ったとするならば神の法はひっかかりません。」つまり、法的にはひっかかっても――具体的に言うと、旅行ビザでアメリカに入った、そして献金活動をやっている、これは日本でやっておるのと同じことです。この団体がやっております献金活動をアメリカで盛んにやっているということはしばしば報道されております。それから商売、これも関連企業がたくさんあって大変な企業活動をやっている。これはいわゆる宗教とは形式的には離れているかもしれませんけれども、とにかく一連の関連企業が大変な企業活動をやっているということ、これもしばしば報道されて、ほとんど日本人の常識だと思います。そういうことを文氏はみずから認めておるわけであります。そして、そういうふうに旅行ビザで入っていって献金活動をやったりあるいは商売をやるというようなことは、本当はアメリカの法に触れるのだけれども、「法的にひっかかっても、アメリカのために、アメリカの国民以上に先頭に立ったとするならば神の法はひっかかりません。」だから、法網はくぐっても一向差し支えない、こういうことを言っているわけですね。
 私は、こういう点について、総理が本当にりっぱなお話を承りましてありがとうございましたと言う、そういう受けとめ方はかなり問題があるのじゃないかというふうに思うわけです。
ですから、どの点に非常に感心したのか、それを伺いたいと思います。
 ついでですから、このときの会合には会費を払って行かれたのか、あるいは招待を受けて会費はなしに行かれたのか、これも御返事願いたいと思います。
 実は、官房副長官にいわば総理にかわってお尋ねをしたいと思うことが数あったのであります。つまり福田総理が別な機会にも、勝共大会等に出席をいたしましたり、あるいはまたメッセージを贈ったりしておりますから、そういう問題等についてもお尋ねをしたいと思ったのですが、何か時間をお急ぎのようですからこの程度にとどめておきます。
 お配りをいたしましたのはきわめて平凡な資料でありまして、これは、要するに新聞に載っておりました投書をその当時拾い集めておいたのを若干寄せ集めてここに一緒にしたにすぎません。
 一々読みませんけれども、たとえば一番右の方にありますのは「街頭カンパは結果を教えて」というので、要するに、カンパさせられるけれどもどうなったのか全然結果がわからない、だから「せめて募金した場所にポスターをはるなりして報告してほしいと思った。」と書いてある。
 これは、ほとんど全部に投書者の名前、職業、年齢等が書いてあります。ないものも若干ありますが、書いてありますから、そういう意味では責任のあるものだと思います。
 それからその下、「おどすように署名をせがむ」というのを途中から読みますと、「口々に「共産党反対ですね」と呼びかけ、通行人を追っていた。」「バス停に並ぶ人々に一人一人おどすように署名をせがむ男。いやがって顔をそむける婦人の鼻先に紙とペンを突きつけて……。」そこで突きつけられた人が「「よくわからないから、このパンフレットをよく読みます」と熱心な返事。それなのに「とにかく、名前だけでも頼みますよ」」。「そこへ二人の小学生の男の子が走ってきた。すると呼びとめて、「ぼくたち、ここに名前を書かないか」……。政治もわからない子どもをだましてまで何を得ようというのか。」
 それからその下にあります「思想調査にも似た署名集め」というのは、「二十歳くらいの女性が「アジア反共会議の者ですが、署名してください」」と言って家を訪ねてきた。「断りかけると、その女性は、まゆをつりあげ「共産主義に賛成なんですか」と、声もけわしくなりました。」それで荒々しく格子戸を閉めて出ていったということであります。
 その次にあります「“問答無用”の署名運動」というのは、「二人で町を歩いていたらいきなり目の前にボールペンと紙をつき出された。「世界反共うんぬん」の署名と募金だそうだ。」「そこでそういったら」というのは断るというようなことを言ったわけですね。「そういったら相手の女の人がカッカし出した。「私たちは必死なんですよ」」それは見ただけでもわかる。「話合っていたらもう一人女の人がきて「共産主義者は相手にするな。時間のムダだよ」」と言って、何を生意気なという言葉を残して行ってしまった。これは上に書いてありますように高校の学生ですね。「僕は共産主義者ではない。共産主義者を弁護するつもりもない。しかし僕には彼女らが「恐ろしいのだ」と強調する共産主義よりもご本人の方がずっと恐ろしく思えた。」
 あるいは「カンパになぜ最低額?」という左側のもの。「「キューバ難民を救おう」と書かれたプラカードを持っており、署名してほしいという。仕方なくそれに従ったところ、今度はカンパを求められた。財布を見ると十円玉が数枚と千円札しかない。そこで十円玉を出そうとしたら「最低二百円」」だと言われた。「その後も別の駅で通行人をしつこく追い、署名やカンパを求めているらしい姿を見かけたが、関係者は一体、これをどう思っているのだろう。」
 裏側には、これは投書ではなしに記事で、こんな記事がたくさんあるわけですが、そのうちの一つをここへ挙げておきました。
 それからわきに書き込んだのは、一番下の右から申しますと、「強要には迷惑防止条例で取り締まれ、駅での署名、花売」あるいは「詐欺のような資金カンパ」「カンパだけが目的と思われるグループも」「執ようきわめる金額指定の募金」「趣旨は立派でもあと味の悪い花の押売」。あるいは上へ参りまして、「おどすように署名をせがむ」「百円カンパでなぜ不満」「資金カンパと署名は切り離せ」「非行防止寄金と称して……車の窓からドサリ、危険な交差点で失礼な!」「原理運動に厳しい態度、学園の破壊は許さぬ、四十人に復学を呼びかけ」
 これは私の手元にありました若干の投書でありますけれども、これを見ただけでも、いかに常識を逸した行為、署名なりカンパなりが行われておったかということはたやすくわかると思います。しかも、これはほとんど大部分がみずから正確に署名をして出しておる投書であります。ただ、こういうふうにここに取り上げましたのは、いずれもそういうカンパやあるいは署名を強要されて大変迷惑をしたそういう人が投書をしておるわけでありまして、署名なりカンパなりそういうものに動員をされて働かされているというような人たちの声はもちろん投書等にはあらわれておらない。それは恐らくこういう団体から離脱をする以外にはそういうことが公表されるはずはないわけでありますから、ここには、つまりそういう強要されて困ったという人の、そういう意味でのいわば被害者からの投書なのでありますが、これを見ただけでも、私は、いかに多数の若い人たちがこういうことに動員をされて、そのために非常な非常識な行動までせざるを得ないというところに置かれておるのかということがよくわかるわけであります。しかもこのことは、私は、一時よりは最近下火になったのではないかと思いますけれども、決して全部根絶はされておらないと思います。
 実はきのうも新潟県の知人から電話がかかってまいりまして、新潟の上越地方だそうでありますが、そこでもいろいろ聞いてみるけれども、どういう団体なのか、どういう目的なのか、どういうふうに使うのか、あるいはその募金の内容はどのくらいの金額を募金しょうとしているのか、そういうことについて全然要領を得ない、こういうので、やはり同じような募金運動をやっているのではないか、こういうことで私に電話をよこした知人があるのであります。あるいはなおその知人は、何か最近は神奈川等でもそういうことがあるようだというので、私が神奈川に住んでおります一人の友人に電話をかけたらば、これはたった一人の友人でありますから、彼みずからが経験しただけのことなので、全く個人の経験にすぎませんけれども、去年は横浜の駅頭でそういう人を見かけた、ことしはまだ見ておりませんというような話だったのです。よくわかりませんが、警察からだれか来ておられると思いますけれども、こういう点について、大変な迷惑をこうむっておる人が多いのでありますが、そういう状況がわかったら教えてください。



「国会で問題視されてきた統一教会(2)」へ続く