2013年基元節に昔の年号と組織名称を元返し | ちゃぬの裏韓国日記

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カルト統一教会と世界支配層との関係をあばく
(統一教会=世界平和統一家庭連合)

■陰暦2013年1月1日(陽暦2月10日)、統一教会は「天一国元年」を宣言。実はこの「天一国」の年号は2回目の使用なのだ。前回は2001年から2009年まで使用されたが、過去の「天一国」の年号は無かったことにしたのだろうか・・・・。

統一教会は、過去を無かったことにすることが度々見受けられますが、年号もそのひとつ。

過去の年号は以下のとおりで、「天紀」という年号と「天一国」が二回使用されています。

・1960年天紀元年
・1977年天紀元年

・1993年成約元年
・2001年天一国元年
・2010年天基元年
・2013年天一国元年


過去の記事にも書きましたが
統一教会の2つの天紀元年(1)
統一教会の2つの天紀元年(2)

なぜにこうも同じ年号を繰り返す必要があるのでしょうか???
ちなみに文教祖の聖婚した1960年は天紀元年と定めたようですが、なぜか無かったことになっています。

現在、この1960年の「天紀元年」はどの教会発行物にも載っておらず、抹消・・・つまり無かったことにされてしまっています。信仰20年くらいの信者でも知っている人はほとんどいないと思います。

過去(1974年)の主の路程にははっきり書かれていますが・・・・・・。その後、立ち消えになってしまいます。

では2つの「天紀元年」の発表の経緯を以下紹介します。


●最初1960年の「天紀元年」の説明
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聖書にある未知の事実を明らかにし、黙示録を解釈して、神の御旨を成しとげ、再臨成約聖徒を神の国に復帰させることに貢献することを神命とするという統一教の教理は、どこまでも対外宣伝用の看板であり、実際は文鮮明教に過 ぎず、自称メシア化のおとし穴に過ぎないものである。したがって、統一とか原理とかいう単語はキリスト教を欺く用語の羅列に過ぎず、中身は文鮮明の誇大妄想症に過ぎないのである。
 文鮮明は一九六三年八月一七日に再臨メシアが到来すると宣伝したが、失敗に帰すると、一九六七年四月五日にキリストが世界に君臨すると虚言を弄し、一九六〇年を天紀元年とはしゃいだが、いずれもその予言は偽りであることが暴露され、その後は何年何月何日に再臨主が降来するといった話はしなくなってしまった。これはキリスト教を辱しめ、自身の神格化を企てる道具として宣伝する芝居であった。
かかる終末観の宣伝は、教勢拡張のための脅迫であって、自らの基盤が固められた後は、終末日の到来はうやむやにごまかしてしまったのである。

(「淫教のメシア文鮮明伝」(晩せい社)の巻末に掲載の「金明熙氏の訴状」より)
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実はこの証言以外に、新たに教会での「主の路程」の講義内容「1974年1月26日(高山伝道所)日本語訳版」の中に、この「1960年天紀元年」の内容がありました。「金明熙氏の訴状」は統一教会を離れた信者の証言内容だったので、信憑性に疑問が残りましたが、正式に教会から出された内容の中にそのことを確認することが出来ました。

では統一教会修練会における「主の路程」の、1960年「天紀元年」の記述です。
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1954年~1960年までの第二次七年路程は第二のエバが倒れた為失敗された。残された喜進様は第二の位置としてイエス様を象徴されている。
1960年~1967年 第三次七年路程に出発される
1960年3月1日(日)父母の日(天紀元年)決定された。
これは大先生の御聖婚が成立される為には、復帰された子女を立ててから父母が聖婚されるのが原則なので、金元弼先生、劉協会長、金栄輝先生の三人に約婚式をなさられた大先生は、その約婚基台(?)の2女(誤読の可能性あり)に真の父母として立たれたのである。その約婚基台はそれぞれ内容があり、金元弼先生は愛情の心情の証人(ヨハネ的使命)、金栄輝先生は倫理的証人(ヤコブ的使命)意的なのである。
1960年3月10日(旧) 御父母様の御聖婚式
1960年10月1日(旧) 子女の日
 この年の年頭標語は「生涯成功の実績を残す者となろう」 個性完成
1961年  36双の聖婚式があった。
     この基台は霊界の解放を意味する。
標語  「天の代身者となろう」 理想相対完成

(「主の路程」の講義内容「1974年1月26日(高山伝道所)日本語訳版」)
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●2回目1977年の「天紀元年」の説明
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(3)ファウンデーション・デー
 訳注:米国統一教会が米国政府から公認された日であり、マジソン大会、ワシントン大会の日とも重なるので、米国ではこの日を特に祝う。世界的基台を確立した重要な日が二つあります。それは、1974年9月18日と1976年9月18日であり、マジソン・スクウェアガーデン大会とワシントン・モニュメント大会の日です。1976年6月1日には、ヤンキースタジアム大会がありました。私たちは、これらの指標となる記念日を、別々に祝うことをしません。真のお父様は、9月18日を「基台の日」として宣言され、これら三つの日の勝利をしるして、その日に、特別の記念礼拝をもつようにと発表されました。『Today's World』の1980年12月号に掲載された「ワシントン・モニュメント大会の記念」と題したスピーチの中で、郭錠煥牧師が、この日の意義を説明しています。
 ワシントン・モニュメント大会は、世界的蕩減条件とどんな関係があるのでしょうか。まず、神の摂理の観点から見るとき、アメリカは、再臨の時に全世界を代表する国家として、神によって準備されてきました。第2に、アメリカの建国200年祭の運動は、神の理想と真の目的を語ることを忘れていました。そのような環境の中で、真の父母様は、世界からの代表者たちを集めた大会を組織し、開催することができたのです。神を中心として、私たちの大会ば神はアメリカを祝福す。というテーマをもっていました。従って、すべての200年祭の大会の中でも、特別の意義をもっていたのです。1976年アメリカは、国家として建国200年祭を祝いました。
 この200年は、キリスト教歴史2000年の終わりに、象徴的に来ました。1976年という年は、2000年のキリスト教歴史の頂点であり、アメリカの歴史の200年目の年であるというだけでなく、その年に、真のお父様が第1次21年路程を短縮することができたという点で、神の摂理において、象徴的に重要です。お父様は1977年2月に天紀元年を宣言され、最後の7年路程を短縮することができました。これが、神の摂理歴史におけるこの時の意味なのです。ワシントン・モニュメントの勝利後は、真の父母様を信ずる者は、国籍を問わず、永遠なる勝利基台の上に立つことができるのです。
 第2に、その時点から、サタンの運勢は下がり、天の父の運勢は増しています。天の父の運勢について、あなた方に注意をしておくことが一つあります。摂理的観点から見て、神の権威と影響力は増大し、サタンのそれらは減少しているかもしれません。しかし、天の父の運勢が今、増大しているからというだけで、すぐに奇跡がおこることを待ったり望んだりしてはいけません。そのような奇跡は、すぐにあるいは簡単には起こりません。
 第3に、真の父母様は、私たちに、勝利の基台を相続できるようになってもらいたいのです。実際に、私たちの運命であるホームチャーチは、ワシントン・モニュメントの勝利によって得た最も重要な成果のうちの一つです。ホームチャーチのリーダーとしての私たち一人ひとりは、氏族的メシヤの位置にあります。従って、この勝利的基台の上に立つことができる私たちは、どんなに幸福な者であるかを認識する必要があるのです。

(「伝統(第一巻)」第14章 祝日と記念日より 36家庭郭錠煥先生の説明)
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なぜに「天紀元年」が2つもあるのでしょうか?文教祖は「天紀」という年号がどうも気に入っているようです。2010年からの年号は「天基」でしたが、教会の公式HPで、たまにタイプミスで「天基」ではなく「天紀」と掲載されていたものもあり、これを見た時「三回目の天紀元年??」かと思いましたが、単なる打ち間違えのようでした。
繰り返しますが、1960年の「天紀元年」は現在教会では全く無かったことになっており、み言葉を捜しても、教会史を探してもどこにもそんな記述はありません。
資料として、全て抹消してしまったようです。777双までは「血分け」もオープンに語られていた時代までは、この「天紀元年」も確かに存在していました。いくら、摂理が勝利しなかったとはいえ、設定した元号を抹消する必要はどこにあったのでしょうか?
そして、1977年2月に「天紀元年」という元号を再び使用しなければいけなかったのは何故なのでしょうか?

そして、今回も二回目の「天一国元年」です。
2001年に戻した形になり、2008年から2012年までに行った、七男(文亨進)の功績(?)は無かったことになりました。
 ・世界平和統一家庭連合から統一教に名称変更したが無かったことに、また世界平和統一家庭連合に逆戻り
 ・年号を「天一国」から「天基」に変更したが無かったことに、また「天一国」に逆戻り
 ・「天一国の国歌」を制定したが、別の曲に変えられる(日本人作曲者の無断使用が原因? 前の国歌は七男就任の少し前2006年から歌われてはいましたが・・・。)




■七男(文亨進)が定めた「天一国の国歌」さえも、母親(韓鶴子)は変えてしまいました。

変更した理由のひとつに、まさか私が指摘した「日本人作曲家(梁田貞)の曲の無断使用」が絡んでいるとは思いませんが、大幅に変更されています。
(参照:統一教会国家「天一国国歌」のメロディはなぜか併合時代の師範学校校歌

変更前の国歌だった、成約聖歌「栄光の賜物」のメロディーは、実は36家庭の金元弼氏の母校、併合時代の平壌師範学校の校歌なのです。

無断使用されていた日本人の梁田貞氏の曲を使用したことが表ざたになっては困ると思ったかはわかりませんが(現在、著作権使用期間は切れています)、新しい天一国国歌である成約聖歌の「聖励の新歌」にしても、反対派にまわった「金徳振氏」の作曲ですが・・・・・。
聖歌本では「作曲者不詳」と信者には作曲者を隠している曲です。脱会した「金徳振氏」も、著作権で訴えようと準備していたようですが、説得されて請求をあきらめたようです。

「作曲者不詳」とされている金徳振氏の曲はこんなにあります。

「勝利者の新歌」 金徳振 作曲
「聖励の新歌」  金徳振 作曲
「悩める心に」  金徳振 作曲
「復帰の園」   金徳振 作曲
「聖苑のめぐみ」 金徳振 作曲
「東の勇士」   金徳振 作曲
「我は行く」   金徳振 作曲
「苦難と生命」  金徳振 作曲
「成和勇士の歌」 金徳振 作曲
「成し遂げよう」 金徳振 作詞作曲  
「光は東より」  金徳振 作詞作曲
「すべて捧げて」 金徳振 作詞作曲
「一つに集え」  金徳振 作詞作曲
「われら統一勇士」金徳振 作詞作曲
「新エデンの歌」 金徳振 作詞作曲
「成和青年歌」  金徳振 作曲


前回の国歌では統一教会信者がメシアであり真の父母と崇める文教祖の歌詞がそのまま使用されていましたか、今回変更されたものは、文教祖の作詞ではなく新たに作られたもののようです。
(多分ですが、文教祖は作詞に関与していないのでは、と思われます)

(韓国語歌詞の訳)
1. 秀麗なつぼみ 愛の薔薇
希望の知らせが満開だという
五大洋 六大州と天宙までも
億万歳 太平聖代 長く輝け 自由天一国

2. 崇高な空色に輝く 純潔の百合
善の輝く精神 引き継いでいくという
五大洋 六大州と天宙までも
億万歳 太平聖代 長く輝け 平和天一国

3. 純正の気品ある 千年鶴の翼
永生の理想郷を 現すという
五大洋 六大州と天宙までも
億万歳 太平聖代 長く輝け 統一天一国

4. 四季に翻る 天一国の旗
天地人真の父母様 願うように
五大洋 六大州と天宙までも
億万歳 太平聖代 長く輝け 幸福天一国

(※訳に間違いがあればご指摘ください)

(韓国語歌詞)
1. 수려한 꽃봉오리 사랑의 장미
희망의 새소식이 만발하도다
오대양 육대주와 천주까지도
억만세 태평성대 길이 빛내세 자유 천일국

2. 숭고한 하늘빛깔 순결의 백합
선하고 빛난정신 이어가도다
오대양 육대주와 천주까지도
억만세 태평성대 길이 빛내세 평화 천일국

3. 순정의 기품있다천년학 나래
영생의 이상향을 나타내도자
오대양 육대주와 천주까지도
억만세 태평성대 길이 빛내세 통일 천일국

4. 사계절 휘날리는 천일국 깃발
천지인참부모님 소망하도록
오대양 육대주와 천주까지도
억만세 태평성대 길이 빛내세 행복 천일국


しかし、日本語の国歌は全く違った歌詞になっています。
特に
「五大洋 六大州と天宙までも
億万歳 太平聖代(長く輝け○○天一国)」 の部分は、日本語歌詞には全く使用されていません。神という単語も使われていませんね。

(日本教会用の歌詞)
1. 麗しき花よ 愛のバラ
望みの訪れ 満ち溢る
全世界あまねくこぞりて祝え
尽きぬ喜び 輝かさん
自由の 天一国(じゆうのくに)

2. 気高き真白な 清きユリ
まばゆき心は とこしえに
全世界あまねく こぞりて祝え
尽きぬ喜び 輝かさん
平和の 天一国(へいわのくに)

3. 真白き妙なる 鶴が舞う
永久に果てなき エデンのごと
全世界あまねく こぞりて祝え
尽きぬ喜び 輝かさん
統一の 天一国(とういつのくに)

4. 高くはためく 天つ御旗
天地父母様の 願う理想
全世界あまねく こぞりて祝え
尽きぬ喜び 輝かさん
幸福の天一国(さちのくに)



ここからは単に独り言です。読み飛ばしてください。
今回、統一教会の国歌が変更になりましたね。
しかし今回新たに作詞されたものは、なぜかフリー○ーソンの香りプンプンなんですが。
特に「薔薇」と「百合」なんてそのものですよね。階級、それとも男女の生殖器の象徴?
天一国国花が「薔薇」と「百合」で、文教祖が好きだった花だとか。
一体誰が今回の国歌を作詞したんでしょうね。
アメリカ共和党、軍産複合体、全米ライフル協会との関係は統一教会とは切っても切れない関係ですが、この組織の背景と思想を追うと、なぜか見えてくるものがあるんですよね~。
統一教会の血統転換「体恤、重生、母子協助」はニムロデ神話とそっくりだし。
文教祖の故郷定州や平壌は英国国教会の宣教師の影響を大いに受けているし。
まああと、七枝燭台(メノラー)とか、共通点はた~くさんありますが、今日はこの辺で。
しかし「神」という言葉を、国歌、家庭盟誓、すべてはずしてくるとは・・・・・。
「神」の変わりに「天の父母様」・・・・・に置き換え。