市の心の相談センターに
電話をしました。
すると心療内科を探して
みたらとご提案いただき
ました。
予約をして、やっと診てもらう
ことができました。
ここまで数か月の月日が
経っていました。
そして、診察室に入ると
「バセドウ病じゃないですか?」
と聞かれました。
バセドウ病って知ってますか。
甲状腺の機能の
病気なんです。
「お母さんもそうですよね。」
先生すごい!私の病気をピタリと
当てました。そして
「バセドウ病かもしれないから
検査をしましょう。」
と言われたのです。
そして起立性調節障害の
検査の前に、まずはバセドウ病の
検査です。
血液検査をしました。
その結果、娘は重症のバセドウ病
ということが判明しました。
バセドウ病のことを少しお話
しますね。
甲状腺はノドぼとけの下あたりに
あります。
甲状腺ホルモンは、熱の再生
発育の促進、代謝の亢進
血糖上昇など体のアクセルの
役割をします。
バセドウ病になると
甲状腺ホルモンが過剰に
分泌されます。
そのことによって
脈が速くなったり、
甲状腺が腫れたり
眼球が突出したりしますよ。
私自身、14歳で発病して
今も病院に通っています。
40年近くです。
まさか娘が同じ病気に
なるなんて。
遺伝もある病気のようです。
バセドウ病はすごく汗を
かいたり、下痢、腹痛
イライラ、無月経なども
あるんです。
娘が腹痛をおこすのは
それもあったのかな。
そしてまずは
バセドウ病の治療から
始めることになりました。
学校や、激しい運動など
無理はしないでねと
先生に言われました。
きっと娘つらかったんだろうな。
起立性調節障害だけでなく
重症のバセドウ病なんて。
私の病気が遺伝しちゃったのかな。
すごく申しわけない気持ちに
なりました。
そして体調が優れない理由が
分かって、少し前を向いて
いけるかなとも思いました。