自死ゼロ・事故ゼロの世界を創るメンタルコーチ
安田伸也です。
あなたは「人は解り合える」と思いますか?
正直、わたしは完全に解り合えることなんてないと思っています。
何故なら育った環境、教育、趣味嗜好、価値観、経験。
どれをとっても他人と全く同じではないですからね。
でも、それが悪いことかといえば、むしろ逆。
・「解り合えない」が前提だと、心が楽になる
「人は解り合える」が前提だとしましょう。
そうすると、相手が自分の意図を理解してくれなかったときに、「どうして解ってくれないんだろう」とストレスを感じます。
そして、そのストレスは「自分の気持ちを分かってもらえない」という孤独感を強める原因になります。
一方で、「人は解り合えない」を前提にしてみるとどうでしょう?
「解り合えないのは当然。でも、相手のことをもっと解りたい」という気持ちが生まれる。
この視点の切り替えが起こるんです。
そしてそこにコミュニケーションが産まれます。
・解り合えないから価値が生まれる
コーチングやカウンセリングの現場では、わたしもこの考え方を大切にしています。
クライアントさんの話を聞きながら、「すべてを理解することはできないかもしれない。でも、もっと知りたい。もっと理解したい」と思いながら質問をします。
不思議なことに、人は自分の話を熱心に聞いてもらうだけで心が安定していきます。
それは、「自分のことを解ろうとしてくれる人がいる」と感じられるから。
この「自分を理解しようとしてくれる人がいる」そんな実感が、メンタルの安定をもたらすんです。
・自分を解ろうとしてくれる人がいる安心感
思い出してみてください。
誰かがあなたの話を真剣に聞いてくれたとき、どんな気持ちになりましたか?
それがたとえ、すべてを理解してもらえなかったとしても、「自分のことを気にかけてくれている」と感じるだけで、心が軽くなりませんでしたか?
自分を解ろうとしてくれる人がいる。
それが救いになるんです。
・前提を変えると見えてくること
前提を変えることの大切さは、他にも応用できます。
事故防止の講演でいつもお話しするのは「人はミスをする生き物」だということ。
「人はミスをしない」という前提で物事を考えると、ミスをしたときに「どうしてこんなことを?」と相手を責めがちです。
でも、「人はミスをするもの」という前提に変えると「どうすればそのミスを無くせるか」そして、「ミスがあっても事故にしないか」という視点に変わります。
同じように「人は解り合える」から「人は解り合えない」に前提を変えると「解りたい」という気持ちが自然と生まれてくるん無いでしょうか?
そして、その気持ちこそが、人と人との関係を豊かにしていきます。
・解り合えないからこそ、人はつながれる
人と完全に解り合えることはありません。
でも「解り合えない」という前提で考えると「少しでも解りたい」という気持ちが生まれる。
そして、その気持ちが相手にも伝わることで、心のつながりが深まります。
解り合えないのは、決して悪いことじゃない。
それは、人と向き合い、相手を知るための出発点なんです。
コミュニケーションの始まりです。
これを読んだあなたも、もし身近な人との間で「解ってくれない」と感じた時。
「解り合えない」を前提にしてみてください。
そして、自分は相手のことを理解しようとしているか?
と自分に問いかけてみてください。
人間関係は鏡の法則。
自分が解ろうとすれば、相手も解ろうとしてくれます。
相手のことを理解しようと一歩踏み出してみてください。
そうすると、見える世界が変わってきます。
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