事故を防ぐのは、心の安全から。
心の安全設計室
心の安全コンサルタント
安田伸也です。

「何事も100点を目指さないと気が済まない」
「完璧にできなければ意味がない」
そんな“完璧主義”の思考に縛られて、気づかぬうちに自分を追い込んでいませんか?
実は、完璧を求めすぎる考え方は“ストレス製造器”を自分の中に抱えているようなもの。
その想いが強すぎるとストレスが溜まり、心が疲れやすくなってしまいます。
本記事では、うつ専門メンタルコーチの立場から、完璧主義がストレスを生む理由と、心を軽くする「60点思考」への切り替え方をご紹介します。
完璧主義が「ストレス製造器」になる理由
- 常に100点でなければ満足できない — どれだけやれば100点になるのかが明確にイメージできないため、泥沼状態になります
- 基準が高すぎる — いつまで経っても自分に合格点をだせずに、自分へのダメ出しばかりしてしまいます
- 達成感が得にくい — どれだけ頑張っても「まだ足りない」と思ってしまい、いつまでも満足できません
このように、完璧主義の思考は自分で自分を責める“ストレス製造器”になりやすいのです。
完璧主義の典型的な思考パターン
100点でなければ0点思考
「完璧にできなければ意味がない」と考える傾向。結果として「挑戦しない」か「過度に疲れる」状態を招きます。
他人の評価に依存する思考
「周りに認められなければ価値がない」という考えは、承認欲求が強くなり、認めて貰えないとやる気が失せます。
他人と比べて落ち込む思考
努力しても「まだ上がいる」と感じ、自己肯定感を下げていつまで経っても幸せを感じられません。
心を軽くする“60点・70点思考”のすすめ
- 小さな行動を肯定する — とりあえず第一歩を踏み出せたことを認めて、積み重ねることができる
- 達成体験を積み重ねる — そんな60点の行動でも続ければ、やがて成果につながる
- “やらないよりマシ”を評価する — 完璧を待つより、とりあえず一歩動く方がストレスは減ります
ですから、“100点思考”から“60点思考”に切り替えるだけで、心はグッと軽くなるのです。
思い込みを手放すコツ
「〜すべき」をやめる
「完璧にやるべき」「失敗してはいけない」という言葉を手放しましょう。
失敗は成功のために不可欠なモノです
できたことに目を向ける
出来なかったことばかりに注目するとモチベーションが下がります。
「今日もこれだけできた」と小さな成果を喜ぶ習慣をつけましょう。
人の評価より自分の安心を優先する
他人の目より、自分が心地よく過ごせるかどうかを基準にしましょう。
それが自分を大切にすると言うことなのです。
まとめ|完璧を手放すと心は楽になる
完璧主義は、一見すると努力家の証のようですが、実際には自分を苦しめる“ストレス製造器”になってしまうことがあります。
だからこそ、完璧を目指すのではなく“60点でもいい”と許せる自分を持つことが大切です。
その積み重ねが、心の余裕や回復力につながります。
「完璧にやらなければ…」と疲れてしまうときは、ぜひ思い出してください。
今のあなたで十分素敵な存在 なのです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、100点を求めて自分を追い込みそうになったとき、少し力を抜いて自分を大切にする切っ掛けになれば嬉しく思います。
筆者プロフィール|安田伸也
心の安全設計室代表・心の安全コンサルタント。元海上保安官・潜水士。
海上保安庁に約35年間勤務し、潜水士、巡視船航海士、巡視艇船長などを経験。海難救助、転覆船や沈没船の捜索、領海警備、密漁船や密輸船への対応など、3,000件以上の事件・事故に関わってきました。
一方で、在職中には職場の人間関係やコミュニケーションに悩み、約20年間、うつやパニック障害などのメンタル不調を繰り返しました。退職後に心理学やコーチングを学び、自分自身の心を整える方法を身につけました。
現在は心の安全コンサルタントとして、建設業、建築業、製造業などの安全大会や企業研修で、ヒューマンエラーと事故防止、心理的安全性、職場のコミュニケーション、メンタルヘルス、傾聴などをお伝えしています。
「自死ゼロ・事故ゼロの世界を創り、笑顔で働く人を増やす」ことを使命に活動しています。
