自死ゼロ・事故ゼロの世界を創るメンタルコーチ
安田伸也です。
※この記事は 2022年3月に公開した内容を、2025年8月に最新情報へ更新 しています。
目次
はじめに
「何事も100点を目指さないと気が済まない」
「完璧にできなければ意味がない」
そんな“完璧主義”の思考に縛られて、気づかぬうちに自分を追い込んでいませんか?
実は、完璧を求めすぎる考え方は“ストレス製造器”を自分の中に抱えているようなもの。
その想いが強すぎるとストレスが溜まり、心が疲れやすくなってしまいます。
本記事では、うつ専門メンタルコーチの立場から、完璧主義がストレスを生む理由と、心を軽くする「60点思考」への切り替え方をご紹介します。
完璧主義が「ストレス製造器」になる理由
- 常に100点でなければ満足できない — どれだけやれば100点になるのかが明確にイメージできないため、泥沼状態になります
- 基準が高すぎる — いつまで経っても自分に合格点をだせずに、自分へのダメ出しばかりしてしまいます
- 達成感が得にくい — どれだけ頑張っても「まだ足りない」と思ってしまい、いつまでも満足できません
このように、完璧主義の思考は自分で自分を責める“ストレス製造器”になりやすいのです。
完璧主義の典型的な思考パターン
100点でなければ0点思考
「完璧にできなければ意味がない」と考える傾向。結果として「挑戦しない」か「過度に疲れる」状態を招きます。
他人の評価に依存する思考
「周りに認められなければ価値がない」という考えは、承認欲求が強くなり、認めて貰えないとやる気が失せます。
他人と比べて落ち込む思考
努力しても「まだ上がいる」と感じ、自己肯定感を下げていつまで経っても幸せを感じられません。
心を軽くする“60点・70点思考”のすすめ
- 小さな行動を肯定する — とりあえず第一歩を踏み出せたことを認めて、積み重ねることができる
- 達成体験を積み重ねる — そんな60点の行動でも続ければ、やがて成果につながる
- “やらないよりマシ”を評価する — 完璧を待つより、とりあえず一歩動く方がストレスは減ります
ですから、“100点思考”から“60点思考”に切り替えるだけで、心はグッと軽くなるのです。
思い込みを手放すコツ
「〜すべき」をやめる
「完璧にやるべき」「失敗してはいけない」という言葉を手放しましょう。
失敗は成功のために不可欠なモノです
できたことに目を向ける
出来なかったことばかりに注目するとモチベーションが下がります。
「今日もこれだけできた」と小さな成果を喜ぶ習慣をつけましょう。
人の評価より自分の安心を優先する
他人の目より、自分が心地よく過ごせるかどうかを基準にしましょう。
それが自分を大切にすると言うことなのです。
まとめ|完璧を手放すと心は楽になる
完璧主義は、一見すると努力家の証のようですが、実際には自分を苦しめる“ストレス製造器”になってしまうことがあります。
だからこそ、完璧を目指すのではなく“60点でもいい”と許せる自分を持つことが大切です。
その積み重ねが、心の余裕や回復力につながります。
「完璧にやらなければ…」と疲れてしまうときは、ぜひ思い出してください。
今のあなたで十分素敵な存在 なのです。
📝 記事情報
公開日:2022年3月
更新日:2025年8月(内容を大幅に加筆・修正しました)
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