先日、日商簿記2級を受験してきました。
去年の夏に日商簿記2級を取得しようかなと思いつつ、勉強に励んだわけですが…
正直言って全然勉強に身が入らなかったです笑
たしかに勉強していてオモシロイこともあったし、ためになることもあったのですが、
「別にここまで知りたいと思わないな・・・」とか、「連結会計がメンドクサイ・・・」とか、
なかなかネガティブな心に侵されることが多かったです。
「別に経理マンとして就職することも考えていないのに、なぜここまでしてストレスを抱えなきゃいけないのか?」とか途中に思ってしまったので、まったく勉強に身が入りません。
自分にはとことん向いていないのだと再認識する機会にもなりました。
んで、このままストレスを抱えたまま生きるのも癪に障るので、とりあえず理解不十分のまま試験を受けにいき、「訳ワカメ・・・」状態でCBT試験をしました。
もちろん模試もろくに解いていないので、
試験中は隣の人とかが計算して解いていく姿に
「おお~っ、勉強してきたんだな・・・」と変に感心してしまいました。(その人も日商簿記を受験していたかは分かりませんが)
結果は・・・言わずもがな、立派な『不合格』です。全然合格点に届きませんでした。
「よくこんなレベルで受験したなぁ」と思いましたが、もちろん良いこともありした。
私の住んでいる村には住民登録してから1年以内の人を対象に、新規で事業を立ち上げて村に申請したら定住サポートみたいな感じで助成金がもらえます。その額は60万円です。
申請する際には、事業計画書とか資金繰り表とか損益計算書(見込み)を紙面に起こして提出するのですが、簿記のテキストを見ながら用語を駆使しつつ、それっぽい計画書を仕上げて申請したら通過したので簿記の知識が役に立ちました。
きちんと開業届の控えも提出し、事業収入を記載した確定申告の控えも提出して、村から「お、コイツはちゃんとやっているな」と証明できたので、めでたしめでたし。実際にちゃんと事業をやっているし、誰も文句は言えないだろう。
という形で、簿記を勉強したおかげで即60万円をゲットできたのはデカいですね。
・・・ということで、日商簿記2級の体験記でしたが、いろいろ自分のことも再認識できました。
「村に住んで1年経っていろいろ手伝いをしてみたが、自分には、自分が主体となってやりたいことが特にない。
自分は『やりたいことがあってやっている人を人物像から総合的に判断して、その人を応援したい』んだな」とかって思ったりしたんですよね。
だったら、財務諸表を『作成する』ための簿記を学ぶよりは、『読み解く』ための会計の方を勉強した方が自分のためだし、あまり自分には簿記を勉強する意味がないなぁ・・・と。
これが分かっただけでも収穫かな、と。
終