急激に円高になってSNS上では強制ロスカットの阿鼻叫喚の巷 | 自閉症の山奥中年ニートのゆるい暮らし。ときどき投資。

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山奥のシェアハウスで社会不適合者たちと暮らしています。発達障害(ASD)だから社会に適応できません。どうやら唯一トレードが好きだから、ひたすらトレードしてるかなぁ。

最近は大自然の中で農作業が主です。

アメリカのトランプさんが銃撃されてから『確トラ』という風になって急速に円高に進行し、民主党はバイデンさんからハリスさんへ後継指名して・・・という流れになっている11月5日に行われる予定のアメリカ大統領選挙。

 

急激に円高になってしまったためにSNS上では『ロスカット』という言葉がトレンドになりました。

 

本記事はそれについて書こうかと思います。

 

 

 

まずトレードをしたことのない人のために「ロスカット(損切り)とはなんぞや?」を簡単に説明すると、未確定の損失額を確定させるというものです。高い値段で買ったけど、低い値段で売ったので損失を出してしまったということ。または低い値段で売ったけど、高い値段で買い戻したということです。←これを「空売り(からうり)」といいます。モノがないのにいきなり「売る」はできないですが、トレードの世界ではモノがなくても「売る」ことができてしまい、そしてそれを「買い戻す」という処理が可能になっています。

 

もちろん買うからには安い値段で、売るからには高い値段で、その差分を利益として得たいのですが、そうは問屋が卸さないのがトレードの世界です。あくまで相場の動きの結果論としてこうなってしまいます。

 

その中でも最近のトレーダーたちの「強制ロスカット」というものは、「トレードして儲けるぞ!買いか?売りか?よし、買うぞ~!!「買い」決定!!・・・あれれっ?買ったのはいいけど、なんか値段が下がっていく・・・!え~これじゃあ買値より高い値段で売れないよ~!!!どうしよう、どんどん値下がりしていく!!うお~っっっ!!もうちょっとで強制的に売りのシステムが作動しそうだ!!やべ~よっ!!え~~頼む、上がってくれ!!頼むよ!!!上がれ、上がれ、上がれ~~!!!あ・・・強制的に売られてしまった・・・俺オワタ・・・」という状態です。←スゲーざっくりとトレーダーの気持ちを表しました。詳しく知りたい方はちゃんと調べてください(笑)

 

 

これを見て思うことは、「なぜ損失許容額を考慮して、予め自分で設定してロスカット(損切り)注文をしていなかったのか?(逆指値の決済注文をしていなかったのかな?)」とか「そもそもロスカット注文をし忘れていて、気付いたらどんどん円高になってしまったのかな?」という疑問が浮かびます。

 

SNS上で強制ロスカットに遭ってしまったということは、熟達したトレーダーからすると容赦ないですが「そいつらはトレードがヘタだな〜」という言葉が飛んできそうです。

 

2024年7月中の米ドル/円(USD/JPY)の相場の動きを見ていると、ざっくりと最高161円→最安151円台と下落してしまい(ドル安円高)、FXの表現で言えば、約1000Pipsも動いてしまっている・・・こんなに動くことは、○○ショックだの、××恐慌だの、なんか世界的な動向があればそうなってしまう。

 

円高は円高でも、違う通貨ペアで見てみましょうか。

 

メキシコペソ/円(MXN/JPY)では9.1円未満→8.2円と約90Pipsしか動いていません(確かに大幅な下落ではあるのですが・・・)

 

FXでは「利益(損失)=Pips数×建玉数(ポジション量)」です。

 

つまり何が言いたいかというと、以前書いたこの記事を見てほしいのです↓

 

 

 

 

FXはやり方次第で危険にもできるし、安全にもできる。つまり「ハイリスク・ハイリターン」にもできるし「ローリスク・ローリターン」にもできます。

 

私は7月26日現在メキシコペソ/円(MXN/JPY)で約75Pipsの含み損(損失が確定してない額)があるのですが、証拠金維持率は330%あるので、この先どんどん円高に進行するかもですけど、それでも余裕はあるし、円高になっても追加で円を入金して証拠金維持率を高いところで維持する操作はできるでしょうし。

 

「今は200,000通貨ポジってるけど、ざっくり500円/日くらいのインカムゲインが入っているから、円高になったのは仕方ないけど、テキトーなところでレンジになってくれたら含み損は一定になるし、その間にインカムゲインが上回ったらそれはそれで利確しよっと」というノリです。それが一年以上保有していても、です。

 

私の利用している証券会社で今現在の口座資金で強制ロスカットに遭うとしたらば、メキシコペソ/円なら7.6円を下回らないといけません。週足チャートを確認すると8.07〜8.2円にレジスタンスラインも効いているので、しばらくはそこまでいくことはないでしょう。そして過去15年を遡ってみても4.2円を下回ることもないので、インカムゲインで利確するとしても時期は不明ですが、4.2円まで下落しても強制ロスカットされないだけの口座資金を確保していれば問題ないでしょう。もしそれでも下落するなら、メキシコペソの通貨価値がなくなるくらいにメキシコ国が破綻するところまでいってるんじゃないでしょうか。

 

今後どこまで円高が進行するか分からないけれど、「メキシコペソ/円のスワップポイント swap point がいつの日かキャピタルロス分の含み損を上回ってそのときに利確すれば良くね?」という風に、最初からインカムゲイン income gain 狙いのエントリーでしたので、こんな風に世界が混乱してしまい急騰急落するようなときにでも、自分の資産は自己管理できるものです。もちろんキャピタルゲイン capital gain 狙いのトレードだったら、もちろんとっくにロスカット(損切り)しています。

 

という風にエントリーする前に、自分の目的を明確にしておくことは重要です。

今回の私のようにインカムゲイン狙いのトレードに限らず、キャピタルゲインを狙うならどの時間軸を基準にエントリーしたのか?とか、その時間軸を基準に勝負しているなら損切り設定はどこにするのか?とか。

 

エントリーする前から勝負はついているので、これを分かってさえいればトレードは案外と簡単にやってしまえるものです。

 

投資は難しくない。簡単簡単。