【グランドキャニオン、迷子石の怪】
 アリゾナ州にある大渓谷の1つは50キロにわたって削りとられてできた。最大1.5キロの深さで、幅が13キロにも達する。
 これは現在、「グランドキャニオン」と呼ばれています。
 大勢の人々が、これをつくり上げた力に、畏怖と驚嘆の念をもって接している。
 しかし、この渓谷の彫り込みもまた何百万年にもわたる浸食によるものではなく、たった一度の出来事で出来たものです。
 つまり大洪水の産物です。
 迷子石というものが存在します。
 膨大な容積の瓦礫が遠方にまで押し流された。・・・中略・・・。
 現在、そういう巨石が、もとあった山から何マイルも離れた、全く無関係な土地に残されています。それは「迷子石」と呼ばれていて、周辺の地質学的な陸地形態とは異なった組成を持っているので区別がつくのです。迷子石は世界中の至るところに共通して見られます。(p.91-92)
 下記リンク内容も、大洪水による短期沈降生成を想定しないと説明できない。
    《参照》   『人類と恐竜は共存していた!!』 飛鳥昭雄×浅川嘉富 (学研)
              【多層貫通化石】

 

 

 

【海面上昇の原因:大洪水】
 海面上昇は氷河期が終わって氷河が溶けたことによるものではありません。これは今を去ること4500年前にも満たない時期に、地球を荒廃させた大洪水の余波の一端だったのです。
 こうして古代世界がすっかり変貌してしまいました。
 すなわち、そこで地球進化の一時代が終わり、別の時代が始まったのです。
 そのことが、極めて古い文献に書き残されています。 (p.108)
 極めて古い文献のいくつかは、下記リンクに書かれている。
    《参照》   『人類と恐竜は共存していた!!』 飛鳥昭雄×浅川嘉富 (学研)
              【大洪水の伝承】
 本書に記述されている大洪水の原因は、下記リンクとも違う。
    《参照》   『失われた太陽系10番惑星 「NOX」の謎』 飛鳥昭雄・三神たける (学研)
              【ノアの大洪水を引き起こしたヤハウェ】
 大洪水は、惑星の内部世界と外部地表世界で必然的に起こり得る天変地異であったのです。(p.109)
 ならば、その大洪水のメカニズムは・・・、少し先で書き出そう。

 

 

【中空惑星における重力の問題】
 外側の表面上に立ったときは、「下」は必ず惑星の中心方向である。内部の表面に立てば、「下」とは必ず惑星の中心から遠ざかる方向を指す。地球の中間点、すなわち重心線上では、体重は失われてしまうのです。(p.38)
 空洞地球の重心線は、地球の内外を区分する地殻層の中心線になる。
 地球の外部に立てば、全ての地殻は水平面より下にあるけれど、
 地球の内部に立てば、水平面より下にある地殻は一部である。ゆえにそれ以外の地殻が及ぼす引力との合力として実測される重力は、外部に立った場合の重力よりかなり小さくなる。
 故に、内部地球に住む人々や動植物は(小さい重力のせいで)、かなり大型化している。我々外部地球人が内部地球に行けば、巨人の国に迷い込んだ小人のように感じるのである。ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』にも、そのような状況が描かれていたし、この著作を元に作成された映画も、この点を忠実に映像化している。
 ついでに、内部地球は、外部地球より、風水による影響が小さい穏やかな環境が維持されてるため、地質地層は、それらが形成された状態がそのまま維持されている。つまり、自然環境は穏やかでも、風景はワイルドなのである。

 

 

【中心太陽の生成メカニズム】
 種類を問わず、全ての物質が放射線を出している。
 私たちの体を含め、あらゆるものがある程度の放射線を出している。
 このエネルギーは、それが各惑星表面の物質から、害を及ぼさない形で発出されるにつれ、空間の中へ消えていく。
 しかし、惑星の内部表面から出る放射線はどうだろうか? ・・・中略・・・。
 ここでは、放射線が出ると、外側とは違って、外側の開けた空間に逃げ出るわけにはいかない。
 それどころか、中空の球がもつ物理的特性のせいで、放出されたエネルギーは惑星の内部で、一点に集中することになる。・・・中略・・・。
 最小点である中心で、放出されたエネルギーが自然に一点に集中し、超収束状態となる。こうして内部空間の空白地帯に、このエネルギー集中が起きると、太陽で動力源となっているのと同じ核反応が始まる。
 これが「太陽融合反応」と呼ばれる現象である。
 太陽融合反応は中心太陽(セントラルサン)の形を取る。これを取り巻く内部空間の真空によって隔離され、惑星の他の物質とは無関係に自由に回転する。こうして中心太陽は惑星の内部表面に光と熱を供給することになる。(p.201-202)
 「地球の内部が空洞で、しかもその中心に太陽が存在する」などと、いきなり聞かされても誰だって最初は信じられないだろう。しかし、科学的に説明されている本書を読むと、信じるまでもなく、理屈で納得できるはずである。

 

 

【ノアの大洪水】
 地表の人類にとって内側種族は、神々となった。(p.237)
 常に中心太陽に照らされているがゆえに昼夜という現象がなく、月による潮汐力以外に時間を感じることのない恒温状態の地球内部に住む人間は、地球外部世界のように荒々しい環境ではないので、外部地球人たちに比べて遥かに長命である。それ故、知の蓄積が容易である。ゆえに高度な技術力並びに霊力を備えた文明を築いている。内部地球人(アルザル人)は、外部地球人から見るとまさに「神」と言いうる人々なのである。
 神々は二つの世界の間に圧力のバランスがあることを承知していた。
 地球進化の全期間を通じて、自然に蓄積されてきた圧力の不均衡である。
 外側に比べ、内側の海は深く、大気層が厚いことを、神々は知っていた。
 したがって、地球の壁の内面側にその圧力が加わっていた。
 この壁は、地球の膨張により絶えず薄くなりつつあった。
 ひとたび、この避けようのない変事が起こり、壁に亀裂が入ったら、内側からの圧力で内部の海が無理やり押し出され、外側世界を水浸しにしてしまうことだろう。(p.237)
 神々(内部地球人)は、ノアの一族に使命を託していたのだろう。
 ノアの生涯の6百年の2月、その月の17日、この日に至り大深淵のすべての泉が破られ、天の水門が開かれた。(創世記第7章6-11節)
 この部分で、創世記は地球の内側から水が放出されたことを語っている。
 「大深淵のすべての泉」では、下から上にあがってきた水が、泉になぞらえられて述べられている。(p.249)

 創世記は「天」という語を複数形で使っている(heavens)ことは既に述べた。
 これは陸地が内側と外側の、両方の空の下に現れたためである。(p.150)
 地球上に、説明不能な船舶や飛行機の消失事件が生きている海域(例えば、バミューダトライアングル海域や日本の東海岸沖の西太平洋)があるけれど、これらは、
 大洪水で浸食された水路のある場所と正確に一致している。(p.268)

 

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