《中編》 より

 

【蛇と龍】
 中国の仏教説話に、寺院に一緒に住んでいる僧侶たちに関する機知にとんだ文句 ― 「龍と蛇は一体である ― がある。・・・中略・・・。中国の文化では、龍は善なる力と壮大さのシンボルだ。これに対して蛇は、こそこそしてずるがしく、わがままな動物だと考えられている。そこで若い修行僧はこう諫められる。「自分の仲間たちみんながいい人だと思っては駄目だよ」と。
 これは人が集まるところすべてに通じる真実だ。・・・中略・・・。地球外生物たちの愛についても、また同じことが言えるのだ。なぜ?って、それはこうだ。地球は宇宙中からやってきたさまざまな種族たちの学舎だからだ。なかにはまだ愛を学んだことがない連中もいるのだ。それが悪行が絶えない理由なのだ。多数のETたちや人間たちは、愛と思いやりの暮らしを実行している。だが一方では、少数だが愛を知らない、力を持っている悪いグループもいるのだ。この連中は、おのれのなわばりを確保するために手段を選ばないのだ。(p.302)
 世界を混乱させるテロや戦争を企画し実行しようとしている連中こそが、まさに愛を知らないグループのETソウルたち(=レプティリアン)である。<アルシオンープレヤデスのフォルダー にリンクしている動画は、レプたちの悪しき計画をばらす目的のものが少なくない> そして、その配下の人間たちもたくさんいる。日本の官僚、裁判所、警察、軍隊の中枢は、レプとその下僕たちで占められているから、日本の善化が一向に進まない。
 それでも、因果応報という必然の裁きは、それほど時を経ずして敢然と下されるだろう。

 

 

【地球の覚醒に合わせて活発化している、善良なETグループの活動】
 「ETの活動が目立ってきた。そして善良なETのグループが、悪い連中を抑え込もうとしているというたくさんの情報も寄せられている。人々は、ETたちがさらに覚醒して良いグループに加わることを望んでいる。新しい次元への移行のこの時期こそ、1人1人が光と愛に覚醒する絶好の機会だからである」 (p.309)
 世界を善化させようとして活動しながら、闇のETソウル連中に殺されたクリストファー・ストーリーのような、善良なETソウルたちは数知れない。
    《参照》   『宇宙人と闇の権力の闘いが始まりました』 田村珠芳 (ヒカルランド) 《後編》
              【クリストファー・ストーリー暗殺】
 「地球の覚醒、新しい世界への発端とETとの関係は、切り離せないものだ。地球が大きく変わっていくにつれて、より多くの人たちがETの存在を否定するのはばかげたことだと思うようになる。地球規模の星気(感性)体の浄化が始まり、恐怖から解放された人間の新しい誕生が始まるのだ。あるレベルが終わり次のレベルが始まる。そして、ETたちは、地球が宇宙的な精神の存在をホログラフ的に意識するのを助けようとしている」 (p.309)
 ホログラフというのは、“部分=全体”ないしは“一即多、多即一”のような意味だけれど、最後の文章を分かりやすく言えば、“ETソウルたちは、多次元(宇宙の実相)認識に通ずる媒介役になる”ということだろう。
 上記の記述にあるような、“あるレベルが終わり次のレベルが始まる”時期は、今年、今だろうか。地球がドミノ倒しのように急速に善化して行く状況を、誰もがハッキリ分かるようになるのは、今年の秋頃からかもしれない。相当に鈍感な人々でも、数年後には、「最初のドミノが倒れたのは、2016年だった」とはっきり分かるようになるだろう。
 太陽系の真実が明かされ、近未来の地球は、惑星間時代に入って行く。それがETソウル(=スターピープル=スターシード)たちの共通認識である。

 

 

【多くの道がある】
 仏教や道教は、悟りへの大切な教えで、それはまったくETの思想と相反するものではない。しかし、必ずしも悟りを開くためにあなたが東洋の哲学、ETたちの考え、あるいはさまざまなニューエイジ思想に没頭する必要はない。そこには多くの道があるからだ。(p.351)
 既に前世において、宗教的な学びその他の高度な学びを終えているETソウルは、今世において、全く普通に、ないし、奇矯な生き方をしている場合すらあり得る。意識が正しく“ベクトル化(方向付け)”されているなら、どこをどのように歩んでいようと、進化の道を歩いているだろう。

 

 

【ETソウルがしなければならないこと】
 地球上でETの生い立ちを悟った上でしなければならないことは、現実には次のようなことになる。人間の人格との精神面での統合がそれだ。どこか別の場所からきたという認識はその人自身の特別な地球的自我意識と融合されなければならないのだ。個人と宇宙がお互いに寄り添って宇宙のダンスを踊るのだ。そこに、統合された神性 ―― 私たちが「個人的な魂」と呼んでいる ―― の独特な表現が登場してくる。これを達成するには、その人物が強い自立機能を、必要なときにはひとりで大胆に歩む確信を持っていなければならない。(p.353-354)
 魂が帰属できる場所が分らないまま漂っていると、この地球という世界で生きている意味を見失ってしまう。そうならないためにも、意識的に、二つの自我の融合を志す必要があるのだろう。これは、この世で生きる覚悟ができた上で初めて可能になることかもしれない。
 ちょっと、というか、明らかに、逆説的。
 覚悟無き地球上での生は、学びが弱く(ないしは浅く)ならざるを得ないがゆえに、星への帰還が可能となる卒業レベルに至れない可能性を生む。その点においては、ETソウルも普通の人間も全く同じだろう。
 どうかETたちを特別なもの、優れたもの、あるいはエリートグループに類したものと考えないでほしい。ETであることは、エリートの概念とはまったく関係ないことだ。(p.354)
 ETソウルたちに、名誉欲・出世欲・権威欲といった地上的概念に則した欲望はない。魂の生まれ故郷の星は、そのような概念を生む二元性に依存した文明ではないのだから。故にエリート意識など持っていない。持ちえない。
 このことは、地球に住む人間たちが、惑星間文明を開始するにあたって、心得ておくべきことである。

 

 

【ラー文書】
 ラー文書は、ひとまとめに文字で記録されている教えとしては、私が今までに出会ったものの中で、間違いなくもっとも重要なものだ。・・・中略・・・。
 これを読んだ人の宇宙観はすっかり変わってしまうだろう。この充実した内容は、自己認識の助けになるが、私の場合、この地球上には生まれつきのETがいるという、具体的な認識への手引きとなったのだ。
 ラー文書を読んでから、すべてのものが変わってしまった ―― 正確にはすべてのものが、はっきりしたと私は感じている。(p.357-358)
 日本のことを良く知ろうと思うなら、外国人の視点で書かれた日本に関する書物を読むのが手取り早い。同様に地球のことを良く知ろうと思うなら、ETの視点で書かれたものを読めばいい。その最適書籍が『ラー文書』だろう。船井幸雄さんも生前、『ラー文書』を推薦していた。
    《参照》   『二つの真実』 船井幸雄 (ビジネス社)
              【外部知性からの情報】
 ラーは自らを「一者の法(ザ・ロー・オブ・ワン)の謙虚なメッセンジャー」と位置づけ ―― 一者は我々の誤てる二元論を超えたところにあるすべてのものの基本的本性である ――、以前に地球を助けようとした際に生じた「歪みを減らす」ことを求めていた。(p.359)
 『ラー文書』(ナチュラルスピリット)は、今でも販売されているから、誰でも購入し読むことができる。

 

 

【ラー文書からの引用】
 最後に、ラー文書からの引用文を紹介しておこう。
 人類は、私たちが考えるより、はるかに光輝ある、はるかに高潔な神の創造物である。そして、私たちの地球上の指導者たちがいっていることを、はるかに超越した大いなる力を秘めているのだ。あなたが、自己修行に向かって修業を始めるとき、そして、あなたの人生を愛と内面的英知に向かって深めたいと強く願ったとき、この言葉はいつまでも限りなくその余韻を残すだろう。

 すべて、万物は生まれ、そして死ぬように見える。だが、より深い意味では存在に終わりはないのだ。 (p.362)
 これが、本書のクロージング・センテンス。
 人類は、大いなる力を秘めた存在である、という記述は、他の著作でも読むことが少なくない。どのように優れているかは、個々人が進化の過程において、自らの認識によって確認すべきことだろう。
 本書内では、ヘミシンクを開発したロバート・モンローについても言及されているけれど、この装置を用いて、終わりのない存在としての意識領域に参入している人々は、すでに数多存在している。
    《参照》   『究極の旅』 ロバート・モンロー (日本教文社)
 もちろん、ヘミシンクを用いずとも、自らの霊智によって同様なことを成し遂げている人々もたくさんいるだろう。
 存在の本質を体験することができたら、誰であれ、この二元性に基づく地球文明の有り様を、「変えたい」と切実に思うはずである。
 地球に住む人々が望むなら、現在の地球文明の閉塞状態を一挙に突き破り、飛躍的な進化を可能にする技術的サポートは、あまた用意されている。

 

<了>