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 須藤元気のスッピン会話に何度爆笑したことか。ニューサイエンスやエネルギーに関して興味のある人にも有益な情報が記述されている。それ以外は、バシャールと坂本政道さんとの対談や、本田健さんとの対談内容にやや重複している。バシャールは、近未来の地球に関して、どこまでもポジティブな側面を語ろうとする姿勢を変えていない。2007年11月初版。

 

 

【ETとの接触と食の問題】
バ  2015年以降は、地球上の大部分の人々が「ETは存在しているのだ」と認識するようになるでしょう。 ・・・(中略)・・・ 地球全体として公式な形でコンタクトが始まるのが2035年以降です。(p.48-49)
 やがては人間が実際に肉体を持って、私たちと共に私たちの宇宙船に乗り、私たちの惑星を訪れることもできるようになります。それは近い将来のお話です。
 人間を乗せるときには、トイレのついている宇宙船を特に用意しましょう。なぜなら、私たちはトイレを使わないからです。
須藤 排出はしないのですか。そんなアイドルのような発言を・・・。
バ  私たちはみなさんのようには食べ物を必要としないので、排出はしないのです。(p.51-52)
 進化にするに従って、多食から少食へさらには微食から不食へと移行してゆくけれど、人類全体がそうなるのは数百年先だとバシャールは言っている。栄養素が詰まった食品ができれば現在の人類でも少食、微食への移行は十分可能である。口から栄養を摂取しなければしないで空間に存在するエネルギー(マナ)を直接取り込めるようになるのである。
   《参照》   『次元変革と量子跳躍』 フランツ・ヴィンクラー (徳間書店)
             【食べること止めるという選択】

 

 

【人間の意識がポジティブに進化することで・・・】
バ  人間の意識がポジティブに進化することで、いろいろなものが自然発生的に、その場でパッとつくられることが多くなるでしょう。構造や枠組みをしっかり考えて計画してつくるというよりは、シンクロニシティにそって発生することが多くなり、あらかじめプラニングする部分が減っていくのです。(p.66)
 バシャールは左脳・右脳という言葉を使っていないけれど、これを読めば、人類がポジティブを基調とした意識に進化すれば、左脳仕様から右脳仕様の社会発展形式へ変遷して行くということらしい。外資系企業の分別知的能力全開の解析手法と目的達成手法は、ポジティブな発展形態ではないことになる。
 シンクロニシティにそって発生するということは、高次元の情報をキャッチして、それを実現してゆくということである。右脳型人間にはこれが可能な脳の特性(アンテナ)があるけれど、分別知に秀でた左脳型人間は高次元情報を受信するアンテナが退化している。下記の記述もこれに関連している。

 

 

【フィジカルマインドとハイヤーマインド】
バ  フィジカルマインドは、まさにその瞬間の現実、そして、過去を見ることができます。しかし、将来の物事がどのように起きるのかを理解したり、未来をつくることには使えません。それはハイヤーマインドの仕事です。 ・・・(中略)・・・ 。フィジカルマインド、ロジックの部分は、ハイヤーマインドがもたらしてくれたものを認識し、その意味や教訓を学び、現実で生かすために使います。ロジックでものごとを生み出すわけではありません。(p.139)
 通常の精神世界本の中では「ハイアーセルフ」と表現されているけれど、バシャールは「ハイヤーマインド」と表現している。殆ど本を読まない人のために意味を書いておくなら、「高次の自己」ないし「真の自己」という意味。フィジカルマインドは通常の私たちが思っている3次元世界にある「肉体的な自己(意識)」の意。
 この物理的現実での人生という旅は、実は自分たちにはハイヤーマインドがあるのだということを思い出し、ハイヤーマインドと再びつながるための旅でもあるのです。・・・(中略)・・・。
 ハイヤーマインドがフィジカルマインドに語りかけるためのひとつの言葉、それはイマジネーションやインスピレーションです。そして、情熱は、フィジカルマインドがハイヤーマインドの言葉をよく聞き、その実現をつくりだすための周波数です。(p.141)

 ハイヤーマインドはコンシーバー(conceiver)、コンセプトをつくるもの。脳はレシーバー(receiver)、それを受信します。フィジカルマインドはパシーバー(perceiver)、認知するものです。そのコンセプトが物理次元に現われてきたものを認知するのです。(p.143)
 バシャールは、脳機能について、受信器であって記憶の貯蔵庫ではないと言っている。であれば、自ら経験的に学んで蓄えた記憶も高次元からの情報も同様に、外部から脳に受信され認識されることに変わりないことになる。ということは、人間は自分で考えているように思っているけれど、実際は考えをイマジネーションやインスピレーションのパッケージとして受信したものを展開しているにすぎないと言えるだろう。
 そう、人は自分で自分の人生を歩んでいると思っているかも知れないけれど、本当は憑依されているアザーマインド(他の意識)によって人生を歩まされているとも言い得るのである。そのアザーが、執着心に満ちた低救霊や怨念霊だったら、憑依霊にとって未達成な欲望や念の達成代替人間としての向上なき人生を歩まされることになってしまうけれど、高次元のスピリット(霊)に憑依されていれば人類や社会に多大な貢献ができるだろう。どっちのアザーに憑いてもらえるかは、本人の意志(強さ)と情熱(周波数)に依っている。